ひとり参加でも安心「黄浦江ナイトクルーズ」で上海外灘の夜景を楽しむ

2019年7月24日

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長江の支流である黄浦江の河畔は、西岸には租界時代のビル群が建つ外灘に面し、東岸には高層ビルが並ぶ浦東に面しており、人気の高い観光スポットです。夜になると両岸のビルがライトアップされ、幻想的な夜景を楽しむことができますので、とくにお勧めです。

今回、そんな上海での夜景の楽しみ方のひとつとして、黄浦江の遊覧船(夜便)に乗ってみました。私は、「黄浦江ナイトクルーズ」と呼んでいますが、以下、簡単にご紹介したいと思います。

黄浦江ナイトクルーズのチケット購入方法

インターネットの現地オプショナルツアー(VELTRAなど)からもナイトクルーズの予約・購入は可能です。このようなネット予約の方法なら、出発前に確実に予約を押さえることができることが最大のメリットです。金額はやや高くなりますが、ホテルからの送迎付きや、豫園など他の観光とセットになった便利なツアーなどがありますので、状況によってはお買い得になる場合もあるかもしれません。

一方、今回私の選んだ方法は、当日現地で遊覧船(夜の便=「ナイトクルーズ」)のチケットを購入する方法です。金額を安く抑えたかったということと、万一、チケットの購入ができず、遊覧船に乗れなかったとしても、河畔から十分夜景を楽しむことができるだろうと思ったからです。ですので「どうしてもナイトクルーズは外せない」という方にはネット予約をおすすめします。

さて、当日購入する場合の遊覧船のチケット販売所ですが、外灘河畔の外灘遊歩道沿いに複数のチケット販売所があります。キオスク風の小さな建物で「黄浦江遊覧」などの文字が出ているので、見ればすぐにわかると思います。私は、下の地図にあるとおり、外灘遊歩道の北の端、外白渡橋の近くにあるチケット販売所でチケットを購入しました。料金は120元でした。

なお、この日は平日ではあるものの金曜日の夜ということもあってか、午後6時出発の遊覧船は超満員でした(1月19日、日没時間は午後5時15分ごろ)。チケット販売所でチケットを購入した時刻は当日午後2時頃で、結果的にはこの時間でも間に合ったのですが、あまり遅くなるとチケットが売切れとなる場合もありますので注意が必要です。

ナイトクルーズ出発までの時間つぶし

今回はナイトクルーズ出発までの4時間を外灘あたりで時間つぶしする羽目になり、失敗してしまったと反省。まず朝一で遊覧船のチケットを購入しておき、ナイトクルーズ出発の時間まで他の観光スポットをまわるべきでした。

「外灘観光トンネル」はイマイチかも

外灘は、景色はいいのですが、特にすることがありません。対岸の浦東側に渡ってみようと思い、ちょうど近くに乗場があった「外灘観光トンネル」を使ってみることにしました。

外灘観光トンネルとは、外灘と浦東との間を結ぶ河底トンネルのことで、このトンネル内に敷かれたレールの上を、ガラス張りのカプセルのような車両が走行し、両岸を往復するというものです。片道の所要時間は約5分、料金は片道50元。トンネル内は様々な色の光線が変化し、きれいな模様が映し出され、それを車内から鑑賞するといった、遊園地の”アトラクション”のようなものでした。

現地の小学生くらいの子供は喜んでいるようでしたが、大人向けではないことは確かです。さすがに帰りも外灘観光トンネルを使うのはもったいないので、外灘側への戻りには渡し船を利用しました。

「渡し船」は眺め良し、遊覧船に乗れないときの代替手段として利用可

浦東をぶらぶらし、おしゃれなカフェで休んだ後、渡し船で外灘側に戻りました。この渡し船は、外灘と浦東を結ぶ地元民のための交通手段であり、観光用ではないのですが、意外と眺めが良く、おすすめできる観光スポットのひとつと言えます。当然ですが、ひとりで利用しても全く問題ありません。

渡し船の運賃は片道2元で、片道の所要時間は約10分。時間は短いですが、2階のデッキに出ると外灘や浦東の景色を楽しむことができます。

夜10時頃まで運行しているようなので、渡し船に乗って外灘の夜景を鑑賞することもできそうです。万一、ナイトクルーズに乗れなかった場合には、代替手段としてこの渡し船を利用してもいいと思います。

PM2.5のため上の写真はかなり曇っていますが、夜景ならもうちょっと奇麗に見えると思います。

黄浦江ナイトクルーズ(夜の便の遊覧船)の乗船レビュー

出発時間の20分ほど前に「十六鋪旅遊碼頭」というところへ集合しました。

下の地図のとおり、場所的には外灘遊歩道の南側で豫園に近いところにある建物(ターミナルビル)です。外灘遊歩道の外に出て、道路(中山東二路)側に入口がありますので、ややわかりにくい場所となっています。

入口を入るとセキュリティチェックがあり、その先に待合室がありました。遊覧船の座席は自由席なので、早い者勝ちです。私が到着した時点(出発20分前)では既に乗船待ちの人で混雑していましたので、良い席をとるためにはもう少し早めに行って並ぶ必要がありそうです。ただ、結局、遊覧船に乗ると皆さん船内の座席には座らず、屋外のデッキに出て写真を撮るので、天気の良い日には座席をとるために並ぶ必要はないかもしれません。

その後、長い列に並んで順次乗船し、定刻より少し遅れて出発。時間は午後6時過ぎで、既に日は沈み、外灘の建物でもライトアップが始まり、夜景には絶好のタイミングとなりました。乗船客のほとんどが現地中国の方々で、家族連れやグループでの参加が多いようでした。

私のように外国人で、しかもひとりで参加しているのはあまり見かけませんでしたが、皆さん屋外のデッキに出て写真を撮るのに夢中になっており、ひとりで参加しているから目立つということは全くありませんでした。

まずは南に向かって出航です。少し行くとすぐに折り返して今度は北へ向かいます。さすが、外灘のライトアップは壮観です。昼間はPM2.5で曇った景色になりますが、夜はむしろ幻想的な光になって奇麗かも、です。

上海大厦を過ぎて更に北へ向かいます。まだ進むのかというくらい進んでから、そのあと、再び折り返して外灘へと戻ります。

上海と大阪を結ぶ新鑑真号が停泊していました。天気は良かったですが1月で、しかも風があるので結構寒いです。冬物のジャンバーなどは必須です。

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まとめ

約1時間の黄浦江ナイトクルーズで外灘の夜景を十分に楽しむことができました。ひとりで参加しても全く目立つことなく安心です。昼間はPM2.5のせいで景色全体に霞がかかっていましたが、夜景になるとライトアップもくっきりと見え、とても綺麗な景色でした。

上海に行かれる際には黄浦江ナイトクルーズをおすすめします。

Have a nice trip!

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Posted by mikeneko