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この記事では、北海道の札幌から日帰りで楽しめる、動物好きなら絶対に外せない観光スポット、旭山動物園についてご紹介します。
自然に囲まれた広大な敷地と多様な動物たちが魅力のこの動物園は、大人も子供も心躍る冒険が待っています。札幌からアクセスも良く、一日中楽しむことができるため、札幌を拠点とする北海道観光プランに取り入れるのにおすすめです。
今回は、札幌から旭山動物園への行き方や、旭山動物園の魅力的なポイント、旭山動物園内を巡るおすすめルートや季節などを詳しくご紹介します。
ぜひ、旭山動物園の魅力に触れながら、心地よい冒険の旅に出かけましょう!
札幌から旭山動物園へのアクセス方法
札幌から旭山動物園へのアクセスは比較的簡単です。以下に、主なアクセス方法をご紹介します。
公共交通機関を利用する場合
1.鉄道+路線バスを利用
JR札幌駅からJR旭川駅までは、特急ライラックや特急カムイなどが1時間に1~2本の間隔で運行しており、札幌から旭川までの所要時間は約1時間半と便利です。片道の運賃は、乗車券2,860円、自由席特急券1,830円で、合計4,690円となります。
なお、本記事執筆時点(2023年6月)の情報になりますが、JR北海道から「旭山動物園きっぷ」というお得なきっぷが発売されています。これは、札幌から旭川までの往復(特急自由席)、旭川駅から旭山動物園までのバス往復、旭山動物園の入場料、これらが全て含まれて6,830円のチケットです。それぞれバラで支払うよりも4,550円もお得なので、おすすめです。
ちなみに、JR札幌駅からJR旭川駅まで、普通列車を乗り継いで行くことも可能ですが、所要時間が2時間半ほどかかるのと、運行頻度が1時間半から2時間に1本と不便です。片道の運賃も乗車券2,860円かかるので、後述する高速バスと比べても料金的なメリットもありません。普通列車のみ利用できる「青春18きっぷ」を活用する場合を除いては現実的ではないでしょう。
旭川駅から旭山動物園までは、旭川電気軌道社が運行する路線バスを利用します。片道運賃は500円、所要時間は約40分、30分間隔で運行されています。旭川駅北口(東側)を出たバスロータリーの6番のりばから乗車します。
この路線バスで注意すべき点は、運賃の支払方法です。基本的には、乗車時に整理券をとって乗車し、下車時には整理券とともに運賃を現金で支払います。乗降口にはICカードのタッチリーダーが設置されていますが、利用できるのは「Asaca」と「DoCARD」といった特定のICカードのみで、一般的なSuicaやPASMOなどは利用できません。
2.高速バス+路線バスを利用
JR札幌駅からJR旭川駅までは、高速乗合バス「高速あさひかわ号」を使うのも便利です。高速あさひかわ号は30分間隔で運行しており予約は不要、札幌から旭川までの所要時間は約2時間。片道の運賃は2,300円(チケットまたは車内現金支払)、往復チケットを購入すると4,350円とお得です。
なお、本記事執筆時点(2023年6月)の情報になりますが、札幌駅前ターミナル(中央バス窓口)にて「旭山動物園往復バスセット券」というお得なきっぷが発売されています。これは、札幌から旭川までの往復(高速あさひかわ号)、旭川駅から旭山動物園までのバス往復、旭山動物園の入場料、これらが全て含まれて5,200円のチケットです。それぞれバラで支払うよりも1,400円もお得となり、上述したJR特急が利用できる「旭山動物園きっぷ」(6,830円)と比べても1,630円も安くなります。
公共交通機関を利用して札幌から旭山動物園を日帰り観光する場合の最安値は、この「旭山動物園往復バスセット券」であると言えます。
鉄道を利用する場合と同様、高速バスを利用する場合も旭川駅から旭山動物園までは、旭川電気軌道社が運行する路線バスを利用します。片道運賃は500円、所要時間は約40分、30分間隔で運行。旭川駅北口(東側)を出たバスロータリーの6番のりばから乗車します。
車を利用する場合
車を利用する場合、札幌市内から道央自動車道に入り旭川方面へ向かいます。旭川北ICで高速を降り10kmほどで旭山動物園に到着。札幌市内のどこから出発するのかにもよりますが、所要時間は片道2時間前後となります。
旭山動物園には500台駐車可能な無料駐車場が完備されています。周辺にはそのほかの有料・無料の駐車場も多くありますので、激混みするお盆やGW時期でなければ、駐車場の空きが無くて困るということはないように思います。
旭山動物園の魅力を簡単に紹介
旭山動物園は、北海道旭川市にある旭川市が運営する市営の動物園です。入場料は、高校生以上が1,000円で、中学生以下は無料となります。
4月下旬ごろから10月中旬ごろまでは、午前9時30分~午後5時15分(最終入園/午後4時00分)。10月中旬ごろから11月初旬ごろまでは、午前9時30分~午後4時30分(最終入園/午後4時00分)。ただし、8月中旬のお盆あたりの一週間は「夜の動物園」として、午後9時00分(最終入園/午後8時00分)まで営業が延長されます。冬期開園時期となる、11月初旬ごろから4月初旬ごろまでは、午前10時30分~午後3時30分(最終入園/午後3時00分)と、短い時間での営業となります。
旭山動物園の最大の魅力は、自然に近い環境で動物を観察できるということです。
従来の一般的な動物園では、動物の姿形を見せることに主眼を置いた「形態展示」となっていますが、旭山動物園では、動物たちの行動や生活を見せる「行動展示」をいち早く導入したことで注目を集めました。
例えば、ペンギンのプールに水中トンネルを設けたり、ライオンやトラが自然に近い環境の中を自由に動き回れるようにしたりするなど、動物たちが動き、泳ぎ、飛ぶ姿を間近で見られる施設造りとなっています。
また、冬のペンギンの運動不足解消から始められた雪の上の散歩は人気イベントとなっており、積雪時に限り毎日開催されています。このほか、食事時間を「もぐもぐタイム」と称し、食事する動物の行動を展示する催しも行われています。
このように旭山動物園では、自然な環境で暮らす動物たちの仕草を観察することができ、ずっと見ていても飽きることのない、時間が経つのを忘れるくらいの体験ができます。とくに動物好きの方にとっては、これ以上にない楽しい時間を過ごすことができるでしょう。
旭山動物園のおすすめルートや見どころ
旭山動物園は、正門から入場して右手前の「フラミンゴ舎」から、「ととりの村」、「ぺんぎん館」、「もうじゅう館」という具合に、反時計回りのルートで順に見て行けば、全ての動物を一通り見ながら一周できるようになっています。
駐車場の都合で、正門ではなく西門や東門から入場した場合も、同じく反時計回りのルートで一周するとスムーズに動物を見ることができます。
旭山動物園での最大の見どころは、動物たちの食事シーンを見学できる「もぐもぐタイム」です。各動物の「もぐもぐタイム」のスケジュールは公式サイトでも確認できますし、現地にて旭山動物園の正門、西門、東門など入ったところにある掲示板にも掲載されています。まず、旭山動物園に到着したら、見たい動物の「もぐもぐタイム」の時間を確認し、その時間までに動物のところに移動できるようにしましょう。
とくにホッキョクグマの「もぐもぐタイム」は大人気で多くの人が見学しに来ます。混雑状況にもよりますが、ホッキョクグマの食事の様子を写真撮影したい場合は、10分くらい前には場所取りをしておくのがいいでしょう。
また、ペンギンの散歩など、特定の時期にのみ実施されるイベントも掲示板に掲載されていますので、同じくチェックしておきましょう。
休憩や食事
旭山動物園で楽しい時間を過ごすためには、適切な休憩や食事の取り方も重要です。以下に、休憩や食事に関するポイントをご紹介します。
休憩所や屋外ベンチの利用
旭山動物園には無料の休憩所や屋外ベンチが多数設置されています。長い散策の途中で疲れたり、一息つきたい時に利用しましょう。また、お弁当を持参して休憩所や屋外ベンチで食べるのもいいでしょう。
レストランやカフェの利用
旭山動物園にはレストランやカフェが複数あり、昼食や軽食を取ったり休憩するために利用することができます。動物園内で食事を楽しむことで、一日中の観光をスムーズに進めることができます。地元の食材を使ったメニューや季節限定の料理も楽しめることがあります。
まとめ
以上、札幌からの旭山動物園への日帰り観光についてご紹介してきました。以下にまとめを記載します。
公共交通機関を利用する札幌から旭山動物園へのアクセスは、「鉄道+路線バス」と「高速バス+路線バス」との2通りの方法があり、所要時間では「鉄道+路線バス」のほうが短く、交通費では「高速バス+路線バス」のほうが安いです。皆さんのニーズにあわせて最適なアクセス手段を選択しましょう。
旭山動物園での最大の見どころは「もぐもぐタイム」です。旭山動物園に到着したら、掲示板等で各動物の「もぐもぐタイム」の時刻を確認し、「もぐもぐタイム」を見逃さないように気をつけましょう。
旭山動物園では屋外で長時間をすごすことになります。休憩所、屋外ベンチ、レストラン、カフェなどをうまく利用して、自分にあったペースで見学しましょう。とくに夏の時期には水分補給などを忘れないでください。
Have a nice trip!