夜行列車「特急アルプス号」の魅力と予約のコツ・乗車レビュー

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夜行列車「特急アルプス号」の魅力と予約のコツ・乗車レビュー

「特急アルプス号」は、2024年夏に復活した臨時夜行列車で、新宿駅から白馬駅までを結びます。この列車は、登山客や観光客にとって非常に便利な交通手段であるとともに、鉄道ファンにとっても魅力的な列車です。

本記事では、特急アルプス号の魅力を詳しく紹介します。まず、列車紹介として使用される車両や設備について説明し、運行スケジュールや主要な停車駅を一覧でご紹介します。また、特急アルプス号の予約のコツや、賢いきっぷの買い方についても詳しく解説します。

さらに、特急アルプス号で白馬に行く際の観光スポットや、白馬からの帰路の選択肢についても触れ、最後に、わたしが2024年9月に特急アルプス号に乗車したときの乗車レビューをご紹介します。

これから特急アルプス号を利用しようと考えている方にとって、役立つ情報が満載です。

本記事を読んでわかること
・夜行列車「特急アルプス号」の列車紹介、使用車両の特徴、運行スケジュールや主要な停車駅
・夜行列車「特急アルプス号」の予約のコツと賢いきっぷの買い方
・夜行列車「特急アルプス号」を利用した白馬での観光
・夜行列車「特急アルプス号」の乗車レビュー

 夜行列車「特急アルプス号」の魅力と特徴

新宿駅の列車票

夜行列車「特急アルプス号」は、2024年7月12日に新設された新宿発・白馬行きの臨時列車ですが、かつて、2002年までは「急行アルプス号」という名称の夜行列車が新宿から白馬まで運行されていました。

「急行アルプス号」が廃止された後、「快速ムーンライト信州」となり、新宿発・白馬行きの臨時夜行列車として2018年まで運行されていました。

つまり、今回新設された「特急アルプス号」は、「アルプス」という名称の列車としては22年ぶりの復活であり、新宿発・白馬行きの夜行列車としては6年ぶりの復活となるのです。

参考: えきねっとマガジン(2024/07/05付記事)

特急アルプス号の列車紹介

アルプスの普通車座席

特急アルプス号に使用される車両は、E257系2000番台の9両編成で、普段は伊豆急下田方面の特急踊り子号で使用されている車両です。特急踊り子号での運用と同様、4号車がグリーン車、4号車以外の8両が普通車となっています。

この車両の特徴として、各座席の窓側に電源コンセントが設置されており、夜行列車のように長時間乗車する際には有難い装備となります。ただし、通路側の座席からは基本的にはこの電源コンセントを利用できないようになっている点は要注意です。

特急アルプス号では、特急踊り子号の車両をそのまま使用しているため、例えば、各座席前のポケットには、伊豆方面への観光客向けパンフレット「伊豆navi」が置かれています。

一方、特急踊り子号との違いとしては、車両前面LEDには「特急」と「Limited Express」の交互表示となり、「アルプス」といった列車愛称名の表示はされません。車両側方のLED表示にも「号車番号」と「特急/Limited Express」のみとなり、列車愛称名や行き先の表示はありません。

更に、細かい違いを挙げると、座席上方にある「指定席発売状況確認ランプ」は、特急アルプス号では全て消灯した状態で使用されておらず、車掌さんが乗客全員の検札をする運用となっています。

特急アルプス号の運行スケジュール

新宿駅に入線

特急アルプス号の2024年度夏・秋における運行スケジュールは、三連休やお盆休みの前夜に限定されています。具体的には、7月12日(金)、8月9日(金)、9月13日(金)、9月20日(金)、10月11日(金)、11月1日(金)に運行されています。いずれも新宿駅を金曜日の23:58に出発し、翌朝土曜日の06:22に白馬駅に到着します。

なお、特急アルプス号は新宿発・白馬行きの下り便しかなく、白馬から新宿へ向かう上り便の特急アルプス号は運行されていません。例えば、白馬からの帰路を往路と同じJR線で乗車する場合は、特急あずさ号などを利用する必要があります。

特急アルプス号の停車駅一覧

 
新宿 23:58
立川24:3324:33
八王子24:4324:44
松本05:0305:10
信濃大町05:5205:53
白馬06:22 

上の表は特急アルプス号の停車駅一覧です。詳細については、以下に説明します。

  1. 新宿駅: 特急アルプス号は23:40頃に新宿駅7番線に入線します。発車まで20分弱の時間がありますが、通勤列車も発着するホームであるため混雑しており、列車の撮影にはあまり適していないように思います。
  2. 立川駅: 停車時間は1分もありません。立川から乗車する人もまあまあいるようでした。
  3. 八王子駅: 停車時間は1分ほど。八王子から乗車する人もまあまあいるようでした。八王子で下車した人も2,3人見かけました。八王子駅を出た後に「おやすみ放送」があり、車内の照明が減光されます。
  4. 松本駅: 停車時間は7分と比較的長いので、ホームに降りて飲み物を買ったり休憩に利用できます。列車の撮影にも適しています。松本駅に到着する15分前くらいに「おはよう放送」があり、車内の照明が点灯されます。
  5. 信濃大町駅: 停車時間は1分ほど。立山黒部アルペンルートへの入口であることから、乗客の半分近くが信濃大町で下車しました。
  6. 白馬駅: 終点駅であり、北アルプスの登山や観光の拠点となります。ここで多くの乗客が降車します。

特急アルプス号での乗降可能な停車駅は以上のとおりですが、これ以外に扉の開かない運転停車が、甲府駅、富士見駅、上諏訪駅などであります。

特急アルプス号は人気の臨時列車ではありますが、いわゆる「観光列車(のってたのしい列車)」の扱いではないため、始発駅の新宿駅、終着駅の白馬駅、長時間停車する松本駅などでも、駅での「お出迎え」や「おもてなし」といったイベントはありませんでした。

特急アルプス号のきっぷの買い方

アルプス特急券

特急アルプス号のきっぷの買い方は、他のJR特急列車と同様です。つまり、きっぷは、「乗車券」と「特急券」の2種類が必要となります。具体的な購入方法は、以下のとおりです。

  1. インターネット: JR東日本「えきねっと」など、JR各社が運営するインターネットの予約サイトから「乗車券」や「特急券」の予約・購入が可能です。予約・購入が完了したきっぷは、乗車までに駅のみどりの窓口か指定席券売機で発券が必要です。
  2. みどりの窓口: 全国JRの主要駅にあるみどりの窓口でも「乗車券」や「特急券」を予約・購入できます。みどりの窓口での購入は、直接スタッフに相談できるため、鉄道に詳しくない人にも安心です。
  3. 指定席券売機: 全国JR駅に設置されている指定席券売機でも「乗車券」や「特急券」を予約・購入可能です。機械の操作は複雑で難しいと感じるかもしれませんが、オペレーターと会話できる「話せる指定席券売機」であればスタッフに相談しながら予約・購入ができるので安心です。

賢いきっぷの買い方

JR東日本の”おトクなきっぷ”「週末パス」というのがあります。これは土日祝などの連続する休日二日間、秋田・岩手よりも南側のJR東日本エリアで乗り放題となる乗車券です。値段は8,880円です。

週末パスは、「青春18きっぷ」や「秋の乗り放題パス」とは違って、特急券を別途購入すれば在来線特急や新幹線にも乗車できます。通常の乗車券の代わりとして利用できるものです。例えば、特急アルプス号で新宿駅から白馬駅まで乗車する場合には、乗車券については普通に購入せず、この週末パスを利用するほうが安くなる場合があります。

注意点として、週末パスは、土曜日から有効となるので、特急アルプス号の金曜日23:58新宿発から24:33立川着までの区間では利用できません。そのため、新宿駅から立川駅までの金曜日有効となる乗車券(490円)は別途購入する必要があります。

つまり、特急アルプス号を新宿から乗車するケースで週末パスを利用する場合、乗車券部分は、新宿駅から立川駅の乗車券(490円)と土日有効の週末パス(8,880円)を購入する必要があり、乗車券部分の合計は9,370円となります。

例えば、特急アルプス号に新宿駅から白馬駅まで乗車する場合、乗車券については、普通に購入すると5,500円です。土曜または日曜の帰路で、特急あずさ号などを使って白馬駅から新宿駅まで戻る場合、帰路分の乗車券を普通に購入すると、同じく5,500円かかります。このように、往復の乗車券を普通に購入すると11,000円ですが、週末パスを利用する方法では乗車券部分が9,370円となり、1,630円もお得です。

あるいは帰路で、白馬駅から長野駅までアルピコ交通の特急バスを使い、土曜または日曜に長野駅から東京駅まで北陸新幹線を利用すると、長野駅から東京駅までの乗車券は4,070円となります。往復の乗車券を普通に購入すると5,500円+4,070円=9,570円ですが、週末パスを利用する方法では乗車券部分が9,370円となり、200円お得です。

特急アルプス号の予約のコツ

立川駅のアルプス

特急アルプス号はとても人気が高いため早めの計画が必要です。以下に、予約を成功させるためのコツを紹介します。

まず、予約開始日時は運行日一ヶ月前の午前10時からです。例えば、9月13日23:58新宿発の特急アルプス号の指定席予約は、8月13日10:00からとなります。特急アルプス号の運行日が決まったらすぐにカレンダーに予約開始日時を記入しましょう。

上でも紹介したとおり、予約方法は、インターネット、みどりの窓口、指定席券売機と、大きく3通りありますが、おすすめは「えきねっと」などインターネットの予約サイトを使う方法となります。確実性が最も高いのは、予約開始日の朝10時前に駅のみどりの窓口に並んでおき、10時ぴったりに予約をとってもらう「10時打ち」という方法ですが、最近はみどりの窓口が少なくなって、「10時打ち」もなかなか難しくなってきました。

なお、「えきねっと」などの予約サイトでは、「事前受付」といって、予約開始日の一週間前より希望する予約内容を受付けるサービスがあります。事前受付をしておくと、予約開始日時の到来によりシステムが自動的に予約取得を行ってくれるものです。ただ、事前受付をしても予約開始日の10時ぴったりに予約取得処理がなされるわけではないので、人気列車の場合は、事前受付をしても予約が取れないことが多いのも事実です。ですので、より確実に予約を取りたいのであれば、事前受付は利用しないことをおすすめします。

予約開始日は朝10時前に「えきねっと」などの予約サイトへのログインを済ませておきます。クレジットカード払いの場合は、クレジットカードの情報などをすぐに入力できるように手元にカードを準備しておきましょう。

希望する列車が「残席〇」の表示であれば、シートマップを使って希望する位置の座席を予約すればいいでしょう。一方、「残席△」の表示であれば、ぐずぐずしているとすぐに満席になってしまうので、「どの座席でもよい」を選んで一秒でも早く予約確定するようにします。

以上の方法を実践したとしても、どうしても予約が取れないこともあります。そのような場合、キャンセル待ちを狙う方法もあります。どのような人気列車であっても、全くキャンセルが出ないということはありません。「えきねっと」などの予約サイトで毎日こまめに空席状況をチェックしていると、キャンセル待ちが出て予約を取れることがあります。最後まであきらめないことが肝心です。

本記事の執筆時点では、特急アルプス号の乗車を組み込んだパッケージツアーは無いようですが、今後は各旅行会社などからそのようなツアーが企画される可能性があるかもしれません。

パッケージツアーの場合、人気列車の乗車以外にもホテルでの宿泊や食事、観光などが組み込まれており、総額が高くなりやすいのですが、一般予約が開始されるよりも何ヶ月前より予約確定できるようになっているため、予約が取りやすくなっています。

人気列車などを組み込んだツアーは、クラブツーリズムなどからよく出ていますので、興味がある方はときどきチェックしてみるといいでしょう。

夜行列車「特急アルプス号」で楽しむ白馬の旅

特急アルプス号に乗車して夜行列車の旅情を味わうだけでも価値ある体験ではありますが、せっかくなら白馬を楽しんでみたいものです。

白馬での観光スポット紹介

白馬は、北アルプスの美しい自然に囲まれた観光地で、多くの魅力的なスポットがあります。ここでは、特急アルプス号で白馬を訪れる際におすすめの観光スポットを紹介します。

1.白馬八方尾根

八方池

最初におすすめなのが、白馬八方尾根です。冬はスキーやスノーボードが楽しめる人気のスポットですが、6月から10月にかけての夏・秋には登山やハイキングが楽しめます。白馬駅から路線バス等で八方ゴンドラリフト乗り場へ、3本のリフトを乗り継いで、標高1,838mの八方池山荘までは片道1時間程度です。八方池山荘からは、白馬三山の絶景を楽しめる八方池まで往復3時間程度のハイキングがおすすめです。

2.白馬ジャンプ競技場

白馬ジャンプ競技場

次におすすめなのが白馬ジャンプ競技場です。1998年の長野オリンピックで使用されたこの競技場は、現在も多くの観光客が訪れます。展望台からは白馬の街並みや北アルプスの山々を一望でき、迫力あるジャンプ台を間近で見ることができます。リフトでスタートタワーの入り口まで登ることができます。アクセスは白馬駅から路線バスと徒歩で片道30分程度です。

3.白馬大雪渓

 

白馬大雪渓

白馬大雪渓は、全長3.5km、標高差600mある日本では最大規模の雪渓です。白馬岳(2,932m)と杓子岳(2,812m )により形成される谷にあたり、登山口の猿倉から大雪渓までは白馬大雪渓遊歩道になっており約1時間半で到着するため大雪渓ケルンまでは手軽にハイキングが楽しめます。白馬駅から猿倉までは路線バスで30分程度です。ただし、近年は猛暑によるクレバス崩壊などにより通行止めとなることが多いので、事前に白馬村の公式サイトなどで最新情報を確認しておいてください。

4.白馬村の温泉

八方の湯

さらに、白馬村の温泉も見逃せません。白馬八方温泉白馬塩の道温泉など、リラックスできる温泉施設が多数あります。登山や観光で疲れた体を癒すのに最適です。

特急アルプス号の帰路について

特急あずさ

特急アルプス号で白馬に行った後の、白馬から東京への帰路についても、事前に計画を立てておくことが重要です。主な選択肢としては以下の3つがあります。

1.JR在来線の中央本線経由

最もオーソドックスな方法としては、特急アルプス号での往路と同じルートであるJR在来線の中央本線経由で白馬駅から新宿駅へ戻る方法です。この方法は、乗車券に週末パスを利用する場合、一番お得になります。一日一便ですが、白馬15:16発の特急あずさ46号を利用すると、乗り換えなしで白馬から新宿まで行けて便利です(*所要時間3時間50分、特急料金2,550円)。そのほか、白馬から松本まで普通列車、松本から新宿まで特急あずさ号を利用する方法が選択可能です。松本から新宿行きの特急あずさ号は一時間に一便運行されているので便利です。

2.特急バスと北陸新幹線

次におすすめな方法としては、白馬駅から長野駅までをアルピコ交通の特急バス(長野ー白馬線)に乗車し(*予約不要、所要時間1時間10分、料金2,500円)、長野から東京までは北陸新幹線の「かがやき」、「あさま」、「はくたか」を利用する方法です。長野から東京までの所要時間は「かがやき」が約1時間20分、「あさま」と「はくたか」は1時間40分~50分程度です。特急料金は、全車指定席の「かがやき」が普通車指定席4,470円で、「あさま」と「はくたか」が自由席3,740円です。

3.高速バス

また、アルピコ交通では白馬から新宿への高速バスも一日二便運行しています。白馬町15:20発・バスタ新宿20:28着と、白馬町17:25発・バスタ新宿22:33着です。所要時間は約5時間、要予約、運賃はWEB決済の場合は変動制で4,300円からとなっています。高速バスは乗車時間が長いですが、直通で運行されるため乗り換えの手間がなく、大きな荷物も車両下のトランクルームに保管できるので便利です。途中、高速道路のサービスエリアで何度か休憩時間もあるので、リラックスして移動できます。

夜行列車「特急アルプス号」の乗車レビュー

私は、2024年9月13日の特急アルプス号に新宿から白馬まで一人旅で乗車しましたので、そのときのレビューを紹介します。

新宿駅での様子

アルプスの発車標

新宿駅には出発45分前の23:15頃に到着しました。すでに7番線の発車標には「特急アルプス」が表示されていました。これから特急アルプス号に乗車すると思われる人たちが、スマホで「特急アルプス」の表示を撮影していました。

さすが新宿駅、夜11時を過ぎても駅構内は人が多いです。ただ、構内のショップはNewdays以外すべて閉店していました。この時間、駅構内のコーヒーショップも営業終了しているので、あまり早く到着しすぎると、やることがなくなるので注意が必要です。

23:30頃、もうすぐ7番線に特急アルプス号が入線するとのアナウンスがあったのでホームへ移動。E257系2000番台9両編成の特急アルプス号は23:40頃に新宿駅7番線に入線しました。通勤列車も発着するホームであるため混雑しており、そのうえ列車の入線シーンを撮影する人も多かったので、写真撮影はやめておきました。

特急アルプス号は人気の臨時列車ではありますが、いわゆる「観光列車(のってたのしい列車)」の扱いではないため、始発駅である新宿駅のホームでも、横断幕を出したりといったイベントはありませんでした。

夜の車内での様子

アルプス車内の様子

私の座席は普通車指定席の通路側B席。電源コンセントが窓側のA席とC席にしかないので、できれば窓側をとりたかったのですが、そう簡単にはいきませんでした。予約は争奪戦だったので、座席が取れただけでもラッキーだったと思います。ただ、夜行列車の場合は車窓の風景も楽しめませんし、トイレに行くために気兼ねなく席を立つ利便性を考えると、むしろ通路側の座席のほうでよかったかな、とも思います。

ネットの情報では、ほとんどの乗客は鉄道ファンだと聞いていました。確かに鉄道ファンらしき人は多かったのですが、登山装備を持っている人もそれなりに多かったです。もしかすると、鉄道旅行が好きで登山もするという属性の人が多いのだろうな、という気がしました。ちなみに、私を含めて大人の鉄道ファンは騒がないし会話もしない人が多いので、大人の鉄道ファンが多いと車内は静かです。

新宿を出発して、立川、八王子に停車。立川や八王子から乗車する人も、まあまあありました。その間に車掌さんによる検札がありました。検札では、特急券と乗車券を提示します。私は週末パスを利用したので、特急アルプス号の特急券と、週末パス、そして「新宿→立川」の乗車券(490円)の3枚を提示しました。3枚とも入鋏印をもらいました。

八王子駅を出てから、車内アナウンスで特急アルプス号の簡単な紹介などがあり、24:50頃、「おやすみ放送」で車内の照明が減光されました。減光したとは言っても気持ち暗くなったかなという程度なので、本を読んだりするのも全然可能な明るさです。私は問題なく眠れましたが、もし気になる場合にはアイマスクなどを持参するといいでしょう。

その後、02:00から02:30くらいに甲府駅で扉の開かない運転停車があり、少し目が覚めました。車内はとても静かだったので、ほとんどの人はぐっすり眠っています。窓から見える誰も人のいない深夜の甲府駅ホームを見ていると、これが夜行列車だなという情緒を感じます。

普段は特急踊り子用の昼行用の座席ですが、長時間座っていても疲れにくい、意外と快適な座席だなと思いました。リクライニングの角度が浅く、熟睡するのが難しいという噂もありますが、私はそうでもありませんでした。

松本駅と信濃大町駅に停車

松本駅での停車

翌朝04:50頃に「おはよう放送」があり車内の照明が点灯。その後、松本駅に05:03定刻どおりに到着。松本駅では7分間停車なので、ほとんどの人たちはホームへ出て列車の撮影をしたり、体を伸ばして休憩などしていました。、松本駅でも「お出迎え」や「おもてなし」といったイベントはありませんでしたので、ちょっと寂しいなと思いました。

その後、信濃大町駅では乗客の半分近くが下車しました。立山黒部アルペンルートへ向かう人が多いようです。私は空いた窓側の席に移動して車窓を楽しむことができました。朝の6時で明るくなってきたところで車窓の景色も楽しめたので、ラッキーだったようです。

白馬駅に到着

JR白馬駅

列車は終点の白馬駅に定刻06:22に到着しました。列車は回送されるまで暫く3番線ホームに停車していますが、白馬駅の3番線ホームもあまり撮影に適していないので、皆さん早々に改札外に移動。改札口では駅員の方がきっぷの回収をしていますが、ほとんどの人はきっぷを記念に持ち帰るので、実際に回収しているきっぷはほとんどなかったようです。ちなみに、無効印は押さず、提示のみで改札通過という運用でした。

白馬駅でも、地元の方による「お出迎え」や「おもてなし」といったイベントはありませんでした。ただ、駅前にある「FUJIYA」というお土産と喫茶のお店が、特急アルプス号にあわせて臨時営業していました。私は、朝食のパンなどを持参していたので利用はしませんでしたが、特急アルプス号からのお客さんで「FUJIYA」で朝食をとっていた人もいるようでした。

以上のとおりですが、特急アルプス号の乗車は快適で情緒もあって最高の体験でした。

まとめ:夜行列車「特急アルプス号」の魅力と予約のコツ・乗車レビュー

本記事をまとめると次のとおりです。

  • 夜行列車「特急アルプス号」は2024年夏に復活した新宿駅から白馬駅までを結ぶ夜行列車
  • 夜行列車「特急アルプス号」の使用車両は普段は特急踊り子号で使用されているE257系2000番台の9両編成
  • 夜行列車「特急アルプス号」は予約が困難なため、早めの計画が必要
  • 夜行列車「特急アルプス号」の予約は「えきねっと」などのインターネット利用がおすすめであり、予約開始日時である朝10時にあわせてログインしてすみやかに予約取得することが重要

私は2024年9月に夜行列車「特急アルプス号」に乗車しましたが、予想通り特急アルプス号の乗車は快適で情緒もあって最高の体験でした。予約は難しいですが、ぜひチャレンジして特急アルプス号での夜行列車の体験をしてみてください!

Have a nice trip!

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