歴史あるホテル「北京飯店」(北京ホテル)に泊まってみたレビューとお役立ち情報

2023年5月6日

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中国北京の「北京飯店」(「北京ホテル」とも呼ぶ)と言えば、ニュースなどで中国を訪問する外国の要人がここで晩餐会をしたとか、皆さんもその名前は耳にしたことがあるかと思います。

清朝時代(1900年開業)に開業し、以来100年以上の歴史を持つ高級ホテルなので、手が出ないような値段だろうなと思っていましたが、意外にも手頃な料金の部屋もありました。そこで、今回、北京滞在にこのホテルに宿泊してみましたので、少しご紹介してみようと思います。

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北京飯店のロケーション

長安街という東西に伸びる大きな道路と、長安街から北に向かって伸びる王府井大街という歩行者天国になっている繁華街の通りとが交わる角に位置します。

地下鉄1号線の王府井駅からは、北側の出口を出てすぐ目の前が北京飯店です。

北京首都空港からなら、空港線、地下鉄2号線、地下鉄1号線と乗り継いで、約1時間で着きますので、交通の便は非常に良いと思います。

地下鉄の駅のそばということもあり、地下鉄を使って北京市内を観光するには非常に便利なロケーションとなっています。また、天安門や紫禁城なら徒歩10分ほどです。

清朝の王宮である紫禁城に近く、繁華街である王府井大街のすぐそばというロケーションも、清朝時代に開業したホテルだからこそ、ということなのでしょう。

北京飯店の構造

北京飯店はA棟からE棟までの5つの棟からできています。東から西に向かって、A棟、B棟、C棟と長安街に面して順番に並んで建っており、B棟の裏側にはD棟とE棟があります。

A棟が北京飯店の中で最も歴史のある本館で、もともとは5階建ての建物であったのですが、1974年に20階建ての高層ビルになり現在に至っているものです。今回、私が泊まった部屋はこのA棟の12階でした。

B棟は、1917年にA棟の隣に建てられた7階建てのホテルで、北京飯店のなかで現存する最古の建物となっています(ただし内部は改修されています)。

現在はシンガポール資本のラッフルズインターナショナル社が「ラッフルズ北京ホテル」として運営されているそうです。ちなみに、D棟のオフィスビルとE棟の「ラッフルズ北京新館」もラッフルズインターナショナル社による運営です。

C棟は、1954年にB棟の隣に建てられた新館で、巨大なバンケットホールが設けられています。

外国の要人をもてなす晩餐会などはこのC棟で行われるものと思われます。A棟からE棟までは内部でつながっており、巨大な空間となっています。お店やレストランなどはB棟側にたくさんありました。

北京飯店のうち、100年前と同じ部分はB棟の外観だけではあるのですが、増築を繰り返して巨大化した建物群には確かに歴史が感じられました。館内の内装は、中国から見た西洋風というか、いい意味で古く落ち着いた仕上がりになっており、古くから続いているのだな、という雰囲気でした。

お部屋の一例

今回泊まったA棟のお部屋をご紹介します。まず玄関を入り1階ロビーはこんな感じ。

エレベーターで12階へ。廊下には、これまでに北京飯店に宿泊した著名人の写真が飾ってありました。

館内は重厚感ある落ち着いた感じになっています。

今回の部屋はデラックスツイン(1人1泊17,000円くらい)で、シングルベット2台のお部屋でした。

クラッシックな感じもしますが、綺麗で、広さもまあまあな部屋です。

トイレ・バスルームはこんな感じ。綺麗ですが、こちらもやや古さが感じられました。歴史があるので仕方ないか。

南側の長安街に面した12階の部屋で、陽当たりはよく、眺望はそれなりにいいのですが、王府井大街や天安門広場、紫禁城とかは全然違う方向なので見えません。夜景もそれほどすごくはないです。予約サイトには紫禁城が見える部屋もあるようなことは書いていました。

食事について

朝食については、A棟の1階にあるレストランでビュッフェ式の朝食をとるのが便利です。洋食と中華があり、品数も豊富、結構おいしかったです。ただ、朝食が始まる時間が6:30なのですが、出発が早い場合は、前日にパンなどを買っておき、お部屋で食べるという方法になるかと思います。

ホテルの申込時に朝食をオプション(2,000円くらい)で付けることができますが、予約なしで当日現金払い(120元≒2,000円)でもOKです。私はホテルの外で朝食を食べるつもりで朝食オプションをつけていなかったのですが、ホテルの近所には朝食を食べることができるお店を探せなかったため、結局、当日現金払いで利用することとなりました。

昼食や夕食は、北京飯店内のレストランもありますが、北京飯店のすぐ隣に接する王府井大街に出かけてみるのがお勧めです。

北京ダックで有名な「全聚徳」や、包子で有名な「天津狗不理」(テイクアウトも可)なども北京飯店から徒歩5分くらいの距離にあります。

一人旅でレストランにはちょっと入りにくい、といった場合は、北京飯店から王府井大街を挟んで向かい側にあるショッピングモール「東方新天地」の地下にフードコートがありますので、ここがお勧めです。

あるいは、ケンタッキーの向かい側に「王府井小吃街」という路地があり、たくさんの露店が集まっています。

そこで、包子や羊の串焼きなどを食べるのも面白いかもしれません。

まとめ

今回は、清朝時代から続く100年の歴史を感じてみるために宿泊した北京飯店でしたが、随所に歴史を感じさせられ、また品の良い老舗ホテルだなあと感じることができました。

高級ホテルではあるもののリーズナブルな値段の部屋もあり、安心して泊まれる快適なホテルであることに間違いはないでしょう。特に、その抜群のロケーションから、観光にも大変便利なので、北京ではお勧めのホテルのひとつだと思います。

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Have a nice trip!

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Posted by mikeneko