首都圏発なら草津温泉は日帰り観光でも十分楽しめる

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首都圏発なら草津温泉は日帰り観光でも十分楽しめる

日本を代表する名湯、草津温泉。薬湯としても名高く、恋の病以外は全て効くとも言われています。そう言えば、あの新型ウイルスにも効果があるとか、そんなニュースも見た覚えがあったような気がします。

草津温泉の場所は群馬県ではありますが、草津白根山の中腹、標高1,200mという奥まった位置に温泉街があることから、アクセスには時間がかかり、基本的には現地で宿泊して観光するのが一般的です。しかし、宿泊するとなると出費もかさみますよね。

 

今回は、そんな草津温泉を首都圏発で日帰り観光を試してみましたので、うまくいったスケールをご紹介してみようと思います。

今回の草津温泉日帰り観光で出来たこと

今回ご紹介する草津温泉の日帰り観光では以下のことができました。草津温泉を楽しむには十分な内容だと思います。これに似た内容で日帰り観光を計画するのであれば、この記事を読み進めることが有益です。

1.昼食「舞茸天ざるそば」を食べる:13:30~14:00

2.「湯畑」を見物し「湯けむり亭(足湯)」につかる:14:00~15:00

3.「熱乃湯」で「湯もみと踊り」を見物:15:00~16:00

4.「光泉寺」をお参り:16:00~16:30

5.「西の河原」を見物し「西の河原露天風呂」に入浴:16:30~18:00

6.お土産屋でお土産を買う:18:00~18:30

7.「湯畑」のライトアップを見る:18:30~19:00

行きは「特急草津号」、帰りは「普通電車+新幹線」がおすすめ

草津温泉の現地において上のスケジュールでの観光を可能とするためには、草津温泉に13:00頃までに到着し、草津温泉を少なくとも18:30以降に出発するアクセス手段が必要となります。

行きのアクセス手段について

まず、行きのアクセス手段として選ぶことのできる3つをご紹介します。私は、行きは「特急草津1号」を利用しました。

最も早く草津温泉に到着できる「普通電車+新幹線」

東京から最も早く草津温泉に到着できる方法は「普通電車+新幹線」となります。例えば、新幹線「とき301号」東京6:08発・高崎6:57着、JR吾妻線「長野原草津口行き普通電車」に乗り換え、高崎7:26発・長野原草津口8:51着、JRバス関東「草津温泉行き」に乗り換え、長野原草津口8:54発・草津温泉9:22着が最も早い便です(運賃総額6,300円)。

 

このように午前中のうちに草津温泉に到着すれば、時間もたっぷりあるので日帰り温泉を何軒もはしごをしたり、「三國家」や「柏香亭」など行列のできる人気ソバ屋にも早めに並ぶことができるなど、メリットは大いにあります。ただし、必見であるところの「湯畑のライトアップ」を見るためには、日没時間まで待つことになり、部屋で休んだりできない場合は結構たいへんかもしれません。

最も安く草津温泉に行ける「高速バス」

東京から草津温泉まで最も安く行ける方法は「高速バス」を利用する方法です。例えば、JRバス関東の「ゆめぐり号」では、バスタ新宿8:05発・草津温泉バスターミナル12:05着や、バスタ新宿9:05発・草津温泉バスターミナル13:10着などが、草津温泉に13:00頃までに到着できる便となります(運賃はシーズンにより3,510円~3,800円、早割は3,060円)。

高速バスのメリットはその運賃の安さと、草津温泉まで乗り換えが不要という便利さにあります。ただ、乗車時間が4時間と長いので、途中のSAで20分ほどの休憩時間はあるものの、狭い車内ではたいへんかもしれません。また、連休などでは高速道路で渋滞が発生しますので、予定通りの時間に到着できないというリスクもあります。

いいとこどりの「特急草津号」がおすすめ

例えば、上野から「特急草津1号」を利用する場合はこうなります。「特急草津1号」上野10:00発・長野原草津口12:18着、JRバス関東「草津温泉行き」に乗り換え、長野原草津口12:31発・草津温泉12:53着(運賃総額5,550円)。土日祝日なら1時間早い「特急草津31号」上野9:00発・長野原草津口11:24着なども利用可能です。

 

特急草津号を利用すれば、草津温泉への到着時刻が早すぎず遅すぎない丁度いい時間となることと、運賃は高速バスほどではないけれど「普通電車+新幹線」よりちょっと安く、草津温泉まで乗り換えは1回で済みます。上野10:00発という時間もゆっくりできて有難いです。乗車時間は2時間ちょっと、連休時でも渋滞の心配はありません。そして、特急列車というのは旅情があっていいものです。

帰りのアクセス手段について

帰りのアクセス手段として選ぶことのできるのは、「草津温泉を18:30以降に出発」してその日のうちに東京に戻れるものでなければいけません。高速バスでは、JRバス関東「ゆめぐり号」の最終が、草津温泉バスターミナル16:00発なのでこの条件に合いません。特急草津号も、長野原草津口15:43発の特急草津4号が最終なので、これまた条件に合いません。となると、帰りのアクセス手段として選ぶことのできるのは「普通電車+新幹線」しかありません。

草津温泉を18:30以降に出発して東京に戻れるアクセス手段

例えば、JRバス関東「長野原草津口行き」草津温泉19:50発・長野原草津口20:15着、JR吾妻線「高崎行き普通電車」に乗り換え、長野原草津口20:33発・高崎21:55着、新幹線「あさま632号」に乗り換え、高崎22:08発・東京23:00着です(運賃総額6,300円)。草津温泉を18:30に出ることができれば新幹線の利用無しでも可能です。JRバス関東「長野原草津口行き」草津温泉18:30発・長野原草津口18:55着、JR吾妻線「新前橋行き普通電車」に乗り換え、長野原草津口19:18発・新前橋20:31着、JR両毛線「熱海行き普通電車」に乗り換え、新前橋20:34発・東京22:50着です(運賃総額3,790円)。

新幹線を利用すれば約3時間、利用しなければ約4時間です。帰りは疲れているので、運賃は高くはなりますが、新幹線を利用するほうがいいと思います。私は、草津温泉19:50発で新幹線を利用する方法をとりましたが、「湯畑のライトアップ」を見物したあと、湯畑の付近で夕食をとってからバスターミナルへ向かいました。

草津温泉の日帰り観光で気づいた点

以下、今回の草津温泉の日帰り観光で気づいた点などを簡単に列挙してみました。ご参考にしていただけると幸いです。

特急草津号について

651系という1989年に運用を開始したちょっと古めの車両です。乗り心地は悪くありませんが、電源コンセントなど今どきの装備はありません。気になる方は予備バッテリーなどを持っていくことをおすすめします。

始発の上野駅には発車20分前の9:40頃に「スワローあさま号」として入線して来ます。そのあとすぐに「草津」のヘッドマークに表示が切り替わりますので、上野駅で「特急草津号」として車両の撮影をする時間はたっぷりあります。

終点の長野原草津口駅では、下車した際にヘッドマークを見ると消えて真っ黒になっていました(消えない場合もああります)。このあと折り返し「特急草津2号」として出ていくので、しばらく待てば「草津」のヘッドマークが点灯するはずですが、草津温泉行きのバスには早めに行って並んだほうがいいので、ここであまり時間をとらないほうがいいと思います。長野原草津駅の改札を出る人が長蛇の列を作っていることもありますので、要注意です。

長野原草津口~草津温泉のJRバス関東について

途中のバス停に停車しない直通便と、全てのバス停に停車可能な普通便とがあります。途中のバス停で乗降するのは地元の方だけでしょうから、実際には普通便でもほとんどのバス停を通過することになり、時刻表でもそうですが直通便との差は数分しかありません。直通便に乗るのがベストですが、普通便であっても先に出発する便を選ぶのがいいでしょう。

料金は直通便でも普通便でもどちらも同じ710円です。交通系ICカードでの支払いが可能です。なお、特急草津号に連絡する便は混雑しますので、早めにバス停に移動して並んでおくことをおすすめします。

草津温泉バスターミナルについて

長野原草津口駅からの路線バスだけでなく、東京からの高速バスもこのターミナルに乗り入れています。湯畑から徒歩5分なので便利です。ターミナルビルの1階に観光案内所と飲食店、2階に土産物の売店、バスの切符売り場、待合室、バス乗り場、3階には温泉図書館が入っています。 しかし、18時すぎになると2階の待合室とバス乗り場以外は全て閉まっていますので、帰りの際にここで食事や買い物をすることは期待できません。

買い物するにはターミナルビルを出て向かい側にあるローソンが利用できます。ただし、草津のお土産物はほとんどありません。ターミナルビルの玄関前には小さな「足湯」があります。バスの待ち時間がある場合には、ここで足湯につかっていくのもいいのではないでしょうか。

「湯もみと踊り」の見物について

湯畑の前の「熱乃湯」で1日6回の公演がありますが、午後は15:30開始、16:00開始、16:30開始の3回。チケット(700円)は公演開始の30分前から販売開始となります。

チケットを購入したあと、公演開始まで30分あるので時間をつぶしてから入場することも可能ですが、よく見えるポジションの座席はすぐにとられますし、最悪の場合、立ち見となる可能性もあります。チケットを購入してすぐに入場して座席を確保しておくのがおすすめです。

日帰り温泉について

草津温泉には私が選んだ「西の河原露天風呂」のほかにも、「大滝乃湯」「御座之湯」など泉質の異なる日帰り温泉が複数ありますので、たっぷり時間がある場合には温泉のはしごをするのも楽しいと思います。

「西の河原露天風呂」は「西の河原公園」の中に位置しており、ここは湧き出た温泉が湯気を出しながら川となって流れているというユニークな景観を楽しむことができます。

西の河原露天風呂は自然に囲まれた中にあるとても広々とした温泉です。少々混雑する時期であってもゆっくりできそうなのがおすすめです。ただし、洗い場は無く、温泉につかるだけなので注意は必要です(入浴料600円、タオルは別料金)。

夕食について

帰りに草津温泉18:30発のバスを利用する場合には、タイミング的にお店に入って夕食をとる時間がありませんので、夕食は帰りの電車内などでお弁当を食べることになります。ただし、お弁当を購入できるのは、草津温泉バスターミナルの向かいにあるローソンくらいしかありませんので注意が必要です。長野原草津口駅の売店もこの時間には営業終了していますので、駅弁を買うこともできません。

帰りに草津温泉19:50発のバスを利用する場合には、お店で夕食をとる余裕はあります。この場合は湯畑周辺で食事をするのがいいでしょう。バスターミナルのほうへ行くと開いているお店がほとんどありませんので注意が必要です。

まとめ

草津温泉を首都圏発で日帰り観光を楽しむことは十分可能です。行きは「特急草津号」、帰りは「普通電車+新幹線」を利用することで、湯畑の見物、「湯もみと踊り」の見物、温泉への入浴、草津のグルメとお土産物の買い物、そして最後の締めくくりに「湯畑のライトアップ」の見物と、ひととおりの観光ができます。

疲れたなと思ったら一日休んで、恋の病以外は全て効く名湯でリラックスしてみてはどうでしょうか。

Have a nice trip!

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