アモイ(厦門)と金門島とを結ぶフェリーのチケットをネット予約・購入する方法及びフェリーの乗り方をご紹介

2019年6月24日

台湾の金門島は、かつて国共内戦の最前線の地でしたが、現在では中台交流の最前線として「小三通」の名のもと、中国のアモイ(厦門)からのフェリー航路が就航しています。この航路は、中国籍や台湾籍の人だけでなく外国人にも開放されており、大変人気があります。実際、アモイから金門島まではほんとうに目と鼻の先で、フェリーで1時間以内(正味乗船時間30分ほど)の距離にあります。

今回は、アモイ(厦門)と金門島とを結ぶフェリーのチケットを予約・購入する方法及びフェリーの乗り方を、私の体験をもとにご紹介したいと思います。

フェリーのチケットを予約・購入する方法

アモイ―金門島のフェリーのチケットは、フェリー乗場で当日購入する方法、外国人向け旅行代理店で予約・購入する方法、ネットで予約・購入する方法、の3通りが可能です。以下、それぞれについて説明いたします。

フェリー乗場で当日購入する方法(予約なし)

私は実際に利用していないので、現場で見聞きした範囲での情報となります。フェリー乗場で当日購入するためには、まずカウンター(アモイ側の五通ターミナルではお問合せカウンター)に並んで「補候単」という番号札を受け取り、自分の番号が呼び出されるのを待ちます。つまり、残席(またはキャンセル?)のある便から、補候単の番号順に座席が割り当てられるという仕組みのようでした。

私がフェリー乗場に行ったのは休日(土曜日)ということもあり、始発便からほぼ満席。チケットを当日購入するのは、相当時間がかかりそうでした。もしかすると平日などは混雑せず空席が多いのかもしれません。空席があるような状況であれば、「補候単」でキャンセル待ちすることなく、乗りたい便のチケットをチェックイン窓口で直接購入できたのかもしれません(残念ながら検証できていませんが)。

以上のような状況ですので、少なくとも土日祝日などの混雑する日には、フェリー乗場でチケットを当日購入する方法は非常に難易度が高く、極力避けたほうがいいと思われます。

外国人向け旅行代理店で予約購入する方法

別の記事『アモイ(厦門)から世界遺産「福建土楼」への行き方と、日帰り現地ツアー参加レビュー』でご紹介した”AmoyTrip” などの外国人向け旅行代理店でも、アモイ―金門島のフェリーのチケットを、メールにより手配できます。私は今回この方法は利用しなかったのですが、難易度的には最も簡単で、かつ費用もリーズナブルな方法だと思います。

AmoyTripへの費用の支払いは、ペイパル決済(クレジットカード利用)が対応しています。日本からの利用は難しいですが、Wechat Payでも支払可能なようです。

ネットで予約・購入する方法

今回私が利用したのがこの方法でした。アモイ―金門島のフェリーのチケットを、ネットで予約・購入できるのは「i海台」というサイトです。ただし、中国人向けのサイトであるため中国語表記しかなく、中国語がわからない場合には翻訳サイトを駆使し悪戦苦闘することが必至です。私も中国語はよくわかりませんが、なんとか無事に予約購入することができましたので、やる気のある方はチャレンジしてみてください。

予約をするには、まずは「i海台」の会員登録をします。会員登録をしてログインすると予約の画面に進むことができます。予約画面では、乗船する日をカレンダーで選択し、「アモイから金門島」または「金門島からアモイ」を選択すると、始発便から最終便までのフェリー便が、出発時刻順に表示され、予約可能な残座席数なども表示されます。だいたい2ヶ月先くらいまでの予約が可能のようです。

予約したいフェリー便を選択すると支払画面に進みます。支払は、日本のクレジットカードが使えず、銀聯カード(たぶん中国で発行された銀聯カードのみ。私は日本で発行した銀聯カードで試しましたがエラーとなって使えませんでした。)、アリペイ、WeChat Payなどの中国での決済方法のみとなります。私はWeChat Pay で支払をしました。

支払が完了すると、「i海台」で登録した自分のメールアドレスに、支払完了のメールが届きます。当日はそのメールをプリントアウトしたものとパスポートを持ってフェリー乗場のチェックイン窓口に提示すればボーディングパスを発券してもらえます。

フェリーの乗り方

事前に予約をしたうえで、当日のフェリーの乗り方をご紹介します。

フェリー乗場へのアクセス

アモイ側の五通ターミナルはやや辺鄙な場所にあり、空港からは直通バスがあるのですが、私が泊まったホテルがある中山路方面からは、地図検索するとBRTや路線バスを乗り継がなければならず、時間も1時間半以上かかるようでした。当日は朝9時発の便を予約しており、遅くとも8時には五通ターミナルに到着していたかったので、私は、まずBRTで金山駅まで行き、そこからタクシーで五通ターミナルへ行きました(配車アプリ「滴滴出行/中国版DiDi」を利用、乗車時間約10分、料金18元)。

金門島側の水頭ターミナルは、金城方面からの路線バス(7、7A、7B)の利用が便利です。金城からの所要時間は30分足らずで、料金は12元でした。私は、金城から水頭ターミナルに戻る際に途中の水頭集落でバスを降りて観光し、水頭集落から水頭ターミナルまで歩いてみました。地図上では1.6kmで徒歩20分となっていましたが、途中にある家屋やお寺などを見学しつつ歩いたこともあり、1時間弱ほどかかってしまいました。歩く場合にはフェリーの時間に遅れないよう気を付けましょう。

チェックイン及びボーディングパスの発券

ネットで予約購入した場合は、支払完了のメール(予約番号などが記載)をプリントアウトしたものとパスポートをチェックイン窓口に提示すればチェックインでき、ボーディングパスが発券されます。旅行代理店で予約購入した場合にも、支払完了メールの控えなどが事前に旅行代理店から転送されていると思われますので(今回利用しなかったため確認できていませんが)、基本的には同様の手続きになるものと思われます。

五通ターミナルでも水頭ターミナルでも同様ですが、チェックイン窓口の上の電光掲示板に現在手続中の便名(フェリーの船名と出発時刻)が表示されますので、自分が予約した便が表示されたのを確認し、その窓口でチェックイン手続きをしてください。だいたい、フェリー出発時刻の1時間前くらいに表示されるようです。ですので、フェリー乗場には、出発時刻の1時間前を目安に到着すればいいと思います。

出国手続き及び乗船

チェックイン及びボーディングパスの発券が済んだら、セキュリティチェックに進み、続いて出国審査となります。アモイから金門島、金門島からアモイ、いずれの場合も、ターミナル内は人で混雑していたものの、セキュリティチェックや出国審査にはさほど時間がかからず、スムーズに通過できました。1便の乗船人数が350人程度なので、フェリーが満席であっても出国手続きはそれほど混まないのかもしれません。

乗船は出発10分前頃から開始となりますので、出国手続きが終わった後は乗船口の前で並んで待機します。必ずしも並んで待つ必要はないのですが、フェリーの座席が自由席となっており、早い者勝ちであることから、窓際の席、友人と並んで座れる席、スーツケース置場に近い席などを確実に確保するためには並んだほうがいいでしょう。

下船及び入国手続き

フェリーが動いている時間は正味30分ほどなので、あっという間に到着となります。多少揺れますが、時間も短いですし船酔いする人はいないのではないかと思います。下船後は入国審査を受けるのですが、台湾に入る場合、中国に入る場合、いずれも入国カードを記入しなければなりませんので注意が必要です。入国カードは船内で配布されることはありませんので、到着後、入国審査のところに備え置いてある入国カードを記入してから入国審査の列に並んでください。

フェリー乗場でのアドバイス

フェリー乗場でのアドバイスを少し記載しておきます。

外貨両替窓口

アモイ側の五通ターミナルには中国銀行の両替窓口とATMが、金門島側の水頭ターミナルには台湾銀行などの両替窓口とATMがそれぞれありました。私は、水頭ターミナルの両替窓口で中国人民元から台湾ドルへの両替をしました。日本円やその他の外貨は扱っていないようなので注意が必要です。

外貨両替窓口の営業時間には注意が必要です。五通ターミナル側、水頭ターミナル側、いずれも早めに閉まってしまうようです。私は16時半ごろに水頭ターミナルに着いたのですが、その時点ではすでに両替窓口が閉まっていました。五通ターミナルには18時半ごろに着いたのですが、その時点で両替窓口が閉まっていました。フェリー便の発着があったとしても、それより早い時間に両替窓口は閉まってしまうようです。

レストランやお土産屋

五通ターミナル側は、ターミナルの建物内に小さなお土産屋とコーヒーショップがありました。出国後に免税店もありましたが、さほど大きなものではありませんでした。

水頭ターミナル側は、ターミナルの建物外にお土産屋やレストランなどが充実しています。また、出国後にある免税店も複数店舗あり、五通ターミナルに比べると品ぞろえも断然豊富でした。

まとめ

アモイから金門島はフェリーで1時間以内と近いこともあり、アモイから金門島への日帰り旅行も十分楽しめます。金門島に行くなら台湾本島からではなくアモイ経由がおすすめです。

フェリーのチケットは旅行代理店などを通じて事前に予約購入しておきましょう。当日購入は、希望する時間の便に乗れない場合もあります。

夕方以降に到着する場合には両替窓口が閉まっている可能性もあるので、当面の現地通貨を予め用意しておく必要もありそうです。

 

Have a nice trip!