佐渡島観光その1:「トキの森公園」や佐渡の田んぼやで本物のトキを見る方法

2024年5月4日動物を観る佐渡

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両津港フェリーターミナルにてサドッキー
佐渡のゆるキャラ「サドッキー」

佐渡金山が世界遺産登録を目指すなど話題の多い佐渡島ですが、佐渡島観光の目玉として忘れてはならないのが、本物のトキ(朱鷺)を見ることができることです。

佐渡島には野生で暮らすトキが500羽(2023年時点)ほどおり、田んぼなどで自然に暮らす本物のトキを見ることができるのも佐渡島ならではの体験。

また、佐渡トキ保護センター併設のトキの森公園には40羽(2023年時点)ほどのトキが飼育されており、このトキの森公園に行けば、ほぼ100%の確率で本物のトキを見ることができます。

今回の記事では、「トキの森公園」や佐渡の田んぼやで本物のトキを見る方法について詳しくご紹介します。これから佐渡島への旅行を検討している人や、トキに興味のある人には参考になると思います。

佐渡島でトキを見ることができるところ3箇所の紹介

佐渡島でトキを見ることができるところは3箇所あります。トキの森公園と、佐渡トキ保護センター観察棟、そして佐渡島の中央部に広がる国中平野の東側(新穂地区を中心)の田んぼです。以下、これら3箇所それぞれについて説明します。

トキの森公園

トキの森公園」は佐渡島の中央部東寄りに位置する観光施設であり、トキの森公園とはざっくり言うと「トキ(だけ)を見ることができる動物園」です。

トキの森公園の概要

トキの森公園の敷地内には、「トキ資料展示館」、「観察回廊」、「飼育ケージ1、2」、「トキふれあいプラザ」などの施設があり、このうち本物のトキを見ることができるのが、観察回廊とトキふれあいプラザとになります。

「観察回廊」はトキの森公園に併設する佐渡トキ保護センター(一般の立入は不可)に隣接した建物となっており、この建物の窓越​しに、佐渡トキ保護センターの飼育ケージにいる多数のトキを肉眼で観察できるようになっています。

ただし、トキのいる飼育ケージまで少し距離があるのと、飼育ケージの金網が邪魔になって、トキの様子を詳しく観察することは難しいです。

「トキふれあいプラザ」は、トキの森公園の目玉となる施設です。トキふれあいプラザにはトキを飼育する大型ケージがあり、この大型ケージ内ではトキが飛翔可能、また草木や水辺など自然に近い環境を再現しているので、トキが採餌、巣作り等、自然のままの生活ができるようになっています。

 

 

トキふれあいプラザでは、大型ケージに隣接する建物の一階と二階の窓から大型ケージ内で生活するトキを観察できるようになっています。とくに一階の窓はマジックミラーになっているので、臆病なトキも至近距離まで近づいてきます。本物のトキが目の前まで近づいて来るというのは、なかなかできない体験です。

そのほか、「トキ資料展示館」では、保護増殖、野生復帰の取り組みなどの資料が多数展示されており、トキ保護の取り組みについて学ぶことができます。

また、「飼育ケージ1、2」には、ショウジョウトキやクロトキといったトキの仲間を4種類飼育しており、これらを観察することができます。ショウジョウトキやクロトキも「本物のトキ」と言えるのかもしれませんが、佐渡で保護しているトキとは見た目も違った種類です。

トキの森公園へのアクセス

トキの森公園は両津港フェリーターミナルから比較的近く、距離は8kmほどのところに位置します。両津港フェリーターミナルからトキの森公園まで移動するための所要時間は、路線バスで約30分(450円)、レンタカーなら約15分、レンタサイクルなら約40分です。

トキの森公園の営業情報

トキの森公園の開館時間は、午前8時30分~午後5時(入館締切は午後4時30分)。休館日は毎週月曜日(3月~11月までは無休)と年末年始です。

トキの森公園に入場するには「協力費」という名目で料金を支払い、入場券を購入します。協力費とは、全額「佐渡市トキ環境整備基金」に入り、トキの野生復帰の取り組みに使われるものです。入場券は、大人(高校生以上):1人400円、小人(小中学生):1人100円です。

佐渡トキ保護センター観察棟

観察棟から見た順化ケージの様子
観察棟から見た順化ケージの様子(新潟県ホームページより引用)

佐渡トキ保護センター観察棟」とは、佐渡トキ保護センターが運営する「野生復帰ステーション」という施設の中にある建物です。

佐渡トキ保護センター観察棟の概要

佐渡トキ保護センター観察棟のある野生復帰ステーションでは、飼育ケージの中で100羽ほどのトキが暮らしており、飼育したトキを野生に戻す取り組みを行っています。野生復帰ステーション内は、この観察棟を除いて一般の見学者は立入禁止となっています。

一般の見学者は、佐渡トキ保護センター観察棟より、野生復帰ステーション全体を見渡すことができ、また観察棟内にあるモニターから野生復帰ステーション内の飼育ケージで暮らす多数のトキの様子を、カメラ映像という形ではありますが観察することができるようになっています。

観察棟内のモニターで飼育しているトキを観察(新潟県ホームページより引用)

トキの姿を直接見ることができないということからも、佐渡トキ保護センター観察棟は観光用の施設というより、トキの生態、保護と野生復帰の取り組みなどを学び理解するための施設と考えていいでしょう。トキについて学びを深めたい方におすすめの施設です。

佐渡トキ保護センター観察棟へのアクセス

佐渡トキ保護センター観察棟は、上で紹介したトキの森公園から5kmほど離れたところに位置しています。両津港フェリーターミナルから佐渡トキ保護センター観察棟までの距離は10kmほど。

佐渡トキ保護センター観察棟は、路線バスの停留所が近くに無いので路線バスを利用して行くことは難しく、レンタカーやレンタサイクルを利用する必要があります。両津港フェリーターミナルから佐渡トキ保護センター観察棟まで、レンタカーなら約20分、レンタサイクルなら約50分です。

佐渡トキ保護センター観察棟の営業情報

佐渡トキ保護センター観察棟の開館時間は、午前9時00分~午後4時30分(12月~3月までは午後3時00分まで)。休館日は無く、入場は無料です。

佐渡島中央部の田んぼ

佐渡島の中央部に広がる国中平野の東側、つまり上で紹介したトキの森公園や佐渡トキ保護センター観察棟などを含む新穂地区を中心とした地域では、放鳥して野生化した500羽ほどのトキが暮らしています。この新穂地区の田んぼでは、運が良ければトキを見ることができます。天候にもよりますが、朝夕などにトキを発見しやすいようです。

野生化したトキですから、「ここに行けば必ず見ることができる」という場所はありませんが、野生のトキ探しの目的で行ってみる価値のある場所はあります。野生トキ観察・展望施設として設けられた「トキのテラス」という施設です。

トキのテラスの概要

トキのテラス
トキのテラスの外観(新潟県ホームページより引用)

トキのテラス」は、上で紹介した佐渡トキ保護センター観察棟から徒歩5分ほどの位置にある一般見学者が自由に入館できる建物です。

トキのテラスには屋内観察室があり、屋内観察室に設けられた大きな窓からは、周辺の野山を見渡すことができます。この屋内観察室の窓のところには望遠鏡も設置されているので、野生のトキがいた場合は望遠鏡を使ってトキの様子を観察することができます。

また、トキのテラスには屋上テラスがあり、屋上テラスからは周囲360度を見渡すことができます。トキ探しだけでなく、佐渡島の美しい自然を眺めることのできる展望台としても楽しむことができます。

トキのテラスへのアクセス

トキのテラスは、上で紹介した佐渡トキ保護センター観察棟から徒歩5分ほどの位置にあります。佐渡トキ保護センター観察棟と同様、路線バスの停留所が近くに無いので路線バスを利用して行くことは難しく、レンタカーやレンタサイクルを利用する必要があります。

両津港フェリーターミナルからトキのテラスまで、レンタカーなら約20分、レンタサイクルなら約50分です。ちなみに駐車場は、佐渡トキ保護センター観察棟とトキのテラスとで共通の駐車場を利用することになります。

トキのテラスの営業情報

トキのテラスの開館時間は、午前9時00分~午後5時00分(12月~3月までは午後4時00分まで)。なお、屋上テラスは開館時間外も利用可能(ただし、降雪の状況等により予告なく閉鎖する場合あり)。休館日は無く、入場は無料です。

佐渡島でトキを見るおすすめな方法

上で紹介したとおり、佐渡島でトキを見ることができるところは3箇所ありますが、以下では、どういう旅行スタイルで佐渡島を旅行するのかに応じて、佐渡島でトキを見るおすすめな方法につきコメントいたします。

路線バスを使った自由旅行で佐渡島を旅行する場合

路線バスを使った自由旅行で佐渡島を旅行する場合は、トキを見るために訪れる施設はトキの森公園だけにするのがおすすめです。

佐渡トキ保護センター観察棟やトキのテラスは、施設の近くに路線バスの停留所が無いため、路線バスを利用して行くにはとても不便だからです(最寄りの停留所から30分くらい歩く必要がある)。

路線バスを使った自由旅行の場合は、トキの森公園のトキふれあいプラザにて、ゆっくり時間をとって、本物のトキを目の前で観察して楽しむのがコスパもいいし、思い出にも残ることでしょう。

もちろん、野生のトキを見ることができるのは佐渡島ならではの体験ですから、路線バスでの移動中に車窓からトキを探してみたり、トキの森公園のバス停でバスを待つ時間を利用して、付近の田んぼまで散策してトキを探してみたり、といったチャレンジはおすすめします。

路線バスを使って両津港フェリーターミナルからトキの森公園へのアクセスは、「両津港佐渡汽船」バス停から「南線」バスに乗車、「トキの森公園」バス停で下車となり、所要時間は26分(450円)です。

トキの森公園以外には観光スポットに行かないという場合は、バスの運賃を個別に支払えばいいですが、他の観光スポットも路線バスで訪問する場合には、路線バス乗り放題の、「佐渡1dayパス(1,500円)」、「佐渡2dayパス(2,500円)」、「佐渡3dayパス(3,000円)」などを購入するのがお得です。

佐渡島の路線バス: 新潟交通佐渡

レンタカーを使った自由旅行で佐渡島を旅行する場合

レンタカーを使った自由旅行で佐渡島を旅行する場合の説明ですが、もちろんレンタカーではなくマイカーを使う場合も同じです。

レンタカーを使えば、両津港フェリーターミナルからトキの森公園まで約15分(約8km)、トキの森公園からトキのテラスまで約10分(約5km)、トキのテラスから佐渡トキ保護センター観察棟までは徒歩移動となり徒歩約10分(約500m)なので、一度に全て回ってもそれほど時間はかかりません。

トキの森公園には広い駐車場があるので便利です。また、トキのテラスと佐渡トキ保護センター観察棟には、共通で利用する駐車場があります。この駐車場の場所は、トキのテラスの前を通り過ぎて少し行ったところ右方向に入ったところです。

以上のとおり、レンタカーを使った自由旅行で佐渡島を旅行する場合のおすすめは、トキの森公園、佐渡トキ保護センター観察棟、トキのテラスの3つの施設を全部回る方法となります。ただ、3つの施設を回る順番は工夫が必要です。

野生のトキは朝や夕方に見つけやすいことを考えると、例えば、午前中、最初にトキのテラスと佐渡トキ保護センター観察棟を訪問し、次にトキの森公園を見学。午後からは、佐渡金山や小木町のたらい舟などを観光するといったプランがおすすめです。

佐渡島でのレンタカー予約:じゃらん経由でニッポンレンタカー佐渡営業所のレンタカーを予約できます。

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レンタサイクルを使った自由旅行で佐渡島を旅行する場合

レンタサイクルを使う場合、両津港フェリーターミナルからトキの森公園まで約40分(約8km)、トキの森公園からトキのテラスまで約20分(約5km)、トキのテラスから佐渡トキ保護センター観察棟まで約5分(500m)なので、レンタカーほどではありませんが、これら施設を全て回ってもそれほど時間はかかりません。

自転車の場合、駐車場の問題もなく小回りが利きますし、例えば通りすがりの田んぼでトキを見つけた場合も、すぐに自転車を停めて観察することができるので、佐渡島でトキを見るということに目的を絞った場合には、レンタサイクルが最もおすすめな移動手段となります。

 

もちろん、悪天候や積雪には弱いというデメリットもあるので、旅行前には天気予報のチェックは十分に行う必要があります。

あと、レンタサイクルのデメリットとしては、トキ以外の観光、例えば佐渡金山や小木町のたらい舟などは、自転車だと両津港フェリーターミナルから片道2~3時間はかかりますので、あまり現実的ではありません。佐渡島で2日間観光する予定で、1日目をレンタサイクルでトキを見て、2日目に路線バスで佐渡金山や小木町のたらい舟などを観光するといったスケジュールなどがおすすめです。

以上のとおり、レンタサイクルを使った自由旅行で佐渡島を旅行する場合のおすすめは、トキの森公園、佐渡トキ保護センター観察棟、トキのテラスの3つの施設を全部回る方法となります。レンタサイクルの場合、同日中に佐渡金山や小木町のたらい舟なども観光するのは無理なので、終日トキに時間を使うと割り切って、田んぼでのトキ探しなどにゆっくり時間を使うといいでしょう。

野生のトキは朝や夕方に見つけやすいことを考えると、例えば、朝早い時間からスタートし田んぼでトキを探しながら移動。最初にトキのテラスと佐渡トキ保護センター観察棟を訪問し、次にトキの森公園を見学。時間が余れば加茂湖を見たり日帰り温泉に入ったりしたあと、夕方に再度トキのテラスを訪問するといったプランがおすすめです。

佐渡島でのレンタサイクル: エコだっチャリ

ツアーに参加する場合

自由旅行の場合は自分で予定を立てて行動しなければいけないので、移動手段のことや、観光したい場所のことなどを事前によく調べて準備しなければいけませんし、旅行当日もそれなりに緊張感をもってスケジュールをこなす必要があります。こういうのが好きな人はいいですが、大変と言えば大変です。

事前の調査や準備など苦手で、旅行当日もリラックスして過ごしたい、という場合には、トキの森公園などでのトキ見学が組み込まれたツアーに参加するのもおすすめです。

例えば、佐渡島までの往復と現地宿泊、そして佐渡島での観光がセットになったツアーなどは、トキの見学だけでなく、佐渡島の観光地を効率的にまわることができるのでおすすめです。

クラブツーリズムさんからは以下のようなツアーが提供されています。

⇒ クラブツーリズム国内ツアー :”MENU” クリック → キーワード「佐渡」で検索

読売旅行さんからは以下のようなツアーが提供されています。

⇒ 読売旅行【公式】 :”フリーワード”をクリック → キーワード「佐渡」で検索

ほかの旅行会社からのツアーもありますので、気に入ったものを探してみてはいかがでしょうか?

まとめ

まとめますと、佐渡島でトキを見ることができるところは3箇所、トキの森公園と、佐渡トキ保護センター観察棟、そして佐渡島の中央部に広がる国中平野の東側(新穂地区を中心)の田んぼです。

このうち佐渡島でトキを見るなら絶対外せないのがトキの森公園。さらにトキの森公園の中のトキふれあいプラザは必見。特にトキふれあいプラザ一階の窓からは本物のトキを至近距離で観察することができるので、貴重な体験になるはずです。

また、野生のトキを見ることができるのは佐渡ならではの体験となりますので、田んぼでのトキ探しにチャレンジしたいところではありますが、トキを見ることができるかどうかは運に左右されます。

トキのテラスへ行っても確実にトキを見ることができるわけではないので、移動手段や旅行スケジュールにもよりますが、田んぼでのトキ探しのためには時間をかけず、移動中のバスや車の車窓から田んぼを注意深く観察する、くらいがコスパとしてちょうどいいかもしれません。

以上が、「トキの森公園」や佐渡の田んぼで本物のトキを見る方法についてのご紹介でした。本記事がこれから佐渡島への旅行を検討している人や、トキに興味のある人にとって参考になれば幸いです。

Have a nice trip!

Posted by mikeneko