レンタサイクルを利用して小江戸「川越」を効率的に観光する方法

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江戸の風情が漂う蔵造りの町並みや歴史的名所スポット、そしてグルメやショッピングも楽しい小江戸「川越」。新宿からは西武新宿線、池袋からは東武東上線を利用して1時間ほどでアクセスできます。首都圏からの日帰り観光として最もお手軽な観光地のひとつです。

ところで、川越は各観光エリアが微妙に散在しているため、効率的に移動するためには工夫が必要です。そこで今回は、レンタサイクル”HELLO CYCLING”を利用して小江戸「川越」を効率的に観光する方法ご紹介してみたいと思います。

川越にある観光エリアの位置関係を知る

川越には複数の観光エリアがあり、それらの位置関係は下の地図のようになっています(小江戸川越観光協会の「散策ガイドMAP」より引用)。これによると、川越観光の起点となる東武線川越駅や西武線本川越駅のある「駅周辺エリア」、「駅周辺エリア」から北へ1.5kmほど行ったところにある蔵造りの町並みがある「蔵造りの町並みエリア」(蓮馨寺・大正浪漫夢通りのエリアは隣接しているので本記事では「蔵造りの町並みエリア」に含めることとします)、「蔵造りの町並みエリア」から東へ1kmほど行ったところにある川越城本丸御殿がある「川越城エリア」、「川越城エリア」から南へ1kmほど行ったところにある喜多院をはじめ複数の寺社がある「喜多院エリア」、以上の4つのエリアに区分することができます。ちなみに、「喜多院エリア」から「駅周辺エリア」へ戻るには南西方向へ1.5kmほどです。

4つの観光エリア間の移動だけでも合計約5kmとなりますし、各観光エリア内での移動を含めると相当な距離です。一日かけて徒歩で回ることもできなくはないですが(実際やってみましたが)、健脚でないとかなり大変です。

ちなみに、これらの観光エリア間を移動できるイーグルバス社の「小江戸巡回バス」という手段もあります。1乗車200円(交通系ICカードでの支払可)ですが、利用するなら1日フリー乗車券500円(現金のみ、バス車内で購入)がおすすめです。運行頻度は20分~30分に1本となっているため、多少の待ち時間は発生するとしても全て徒歩で回るよりは現実的です(天候が悪く自転車の利用が難しい場合は小江戸巡回バスがベスト)。ですが、「小江戸巡回バス」を使ったとしても各観光エリア内にある名所スポット間の移動は基本徒歩になりますので、もう少し楽をしたいところです。

レンタサイクル”HELLO CYCLING”を利用して効率的に観光

そこで小江戸「川越」の日帰り観光でおすすめしたいのが、”HELLO CYCLING”というレンタサイクル(シェアサイクルともいう)を用いた方法です。以下、詳細に説明していきます。

レンタサイクル”HELLO CYCLING”とは

”HELLO CYCLING”とは、レンタサイクルまたはシェアサイクルとも呼ばれていますが、会員制の貸自転車サービスのことです。全国各地にある「ステーション」と呼ばれる駐輪場に、レンタル可能な電動アシスト付き自転車が駐輪されています。ステーションから自転車を貸出して観光などに利用し、利用が終わったら元のステーション(または別のステーションでも可)に自転車を返却すれば完了。貸出から返却までの時間に応じて課金されます(川越エリアでは、60円/15分、MAX 1,000円/24時間)。

どのステーションも基本無人で運用されていますので、全ての手続きはスマホのアプリからの操作で完結します。スマホアプリ”HELLO CYCLING”を立ち上げ、アプリの地図上から自転車を貸出ししたいステーションを選択、使いたい自転車を選んで予約を実行。予約から30分以内に現地で自転車を貸出して観光などに利用。観光が終わってステーションへ返却すると利用した時間に応じて自動的に料金が課金され、事前に登録しておいたクレジットカードから引き落とされます。

まずは無料の会員登録をしてみてください。川越だけでなく全国で利用できるので、旅行好きの方には役に立つこと間違いありません。私も最初は複雑そうで不安でしたが、実際やってみると意外と簡単なので心配はいりませんよ。

川越に向かう電車の中で自転車を予約しよう

西武線や東武線を利用して川越に到着。観光の起点となる「駅周辺エリア」にある駅に近いステーションから自転車を貸出します。下の地図にあるとおり川越駅や本川越駅の近くには複数のステーションがありますので、なるべく駅から近いステーションより自転車を選びましょう。

自転車の予約のタイミングは電車の中。利用開始30分前より予約できますので、川越に向かう電車の中でスマホアプリ”HELLO CYCLING”を立ち上げ、アプリの地図上から自転車を貸出ししたい駅近のステーションを選択し、使いたい自転車を選んで予約を実行します。自転車を選ぶ際には、なるべく電池残量の多いものを選ぶようにしましょう(最悪、利用中にアシストが切れます)。なお、事情が変更して自転車の貸出しをしない場合でも、実際に貸出しせずに30分が経過すると自動的に予約がキャンセルされて課金されませんので心配はいりません。

各観光エリアでは基本的には自転車を返却せずに乗り続ける

下の地図のとおり「蔵造りの町並みエリア」には2カ所(まつり会館、幸町)、「川越城エリア」には3カ所(氷川神社、博物館・美術館、初雁公園)、「喜多院エリア」には1カ所(喜多院西)のステーションがあります。

観光エリア間の移動はもちろん自転車になりますが、各観光エリア内での名所スポット間の移動も「蔵造りの町並みエリア」以外は自転車の利用をおすすめします。これにより、徒歩移動を減らして効率的かつ楽に観光できるようになります。つまり、「蔵造りの町並みエリア」以外は各ステーションに自転車を一旦返却することなく名所スポット間の移動をするのが効率的で楽だということです。

「蔵造りの町並みエリア」では自転車を一旦返却するのがおすすめ

一方、「蔵造りの町並みエリア」については、2カ所あるステーション(まつり会館、幸町)に自転車を一旦返却して同エリア内の観光をするのがおすすめとなります。というのも、このエリアでは蔵造りの町並みや時の鐘といった歴史的風景を見物するだけでなく、お土産屋や飲食店が立ち並んでいるエリアでもあるためグルメやショッピングを楽しみながら観光するというスタイルになりますので、自転車があると却って邪魔になったりもしますよね。しかも土日祝日になると観光客で混雑することもあり、お店の前に自転車を停めることも難しいです。

ここで、「蔵造りの町並みエリア」での観光に自転車が邪魔というのなら、ステーションに一旦返却しなくても、どこかに自転車を停めておいて観光すればいいのではないかと疑問に思われるかもしれません。実はもう少し詳しく言うと、ここでおすすめする一旦返却の方法は、下の地図の「蔵造りの町並みエリア」に2カ所あるステーション(上が「まつり会館」、下が「幸町」)のどちらか一方に返却して、再度貸出しするときは他方のステーションから貸出しするということを意味しているのです。

最初に少し触れましたが、「蔵造りの町並みエリア」は、北側に蔵造りの町並みのエリアがあり、その南側に蓮馨寺・大正浪漫夢通りのエリアが隣接しています。南北に700mと長い地形になっています。ですので、たとえば南側にある「幸町」ステーションに自転車を返却して、蓮馨寺・大正浪漫夢通りのエリアを観光、そのあと北側の蔵造りの町並みのエリアに徒歩で移動しつつ観光し、北側にある「まつり会館」ステーションから自転車を再貸出しすれば、両ステーション間の距離300m分を歩いて戻る必要がなくなるという訳です。

ただしレンタル料金に関して注意点があります。川越エリアでの1台のレンタル料は、60円/15分、MAX 1,000円/24時間となっています。1台を続けて4時間以上利用すると1,000円になり、それ以上の課金はありませんが、一旦返却すると時間がリセットされてしまいます。例えば、1台目を2時間10分利用して一旦返却(540円)、「蔵造りの町並みエリア」で1時間半観光した後、2台目を再貸出しして2時間10分利用(540円)すると、合計で1,080円となってしまいます。

かといって時間を気にしながら観光するのも楽しくありませんので、コストに配慮するなら「蔵造りの町並みエリア」を観光する順番を、最初または最後に設定するのがいいと思います。こうすることで1台目または2台目での移動が「蔵造りの町並みエリア」と「駅周辺エリア」との間(2km弱)のみとなり、所要時間は10分ほどでレンタル料は60円で済みます。もう一方のレンタル料がMAXの1,000円であったとしても合計1,060円で収まりますから許容範囲なのではと思います。

まとめ

小江戸「川越」を効率的に観光するには、現地にてレンタサイクル”HELLO CYCLING”を利用するのがおすすめです。”HELLO CYCLING”は川越だけでなく全国でも利用できるので、今すぐ会員登録しておいて損はありません。

「駅周辺エリア」から自転車を貸出してスタートし、「蔵造りの町並みエリア」、「川越城エリア」、「喜多院エリア」をまわり、最後に「駅周辺エリア」へ戻ります。「蔵造りの町並みエリア」ではステーションに自転車を一旦返却して観光しますが、それ以外の観光エリアでは自転車を返却せずに乗り続けて観光するのがおすすめ。自転車のレンタル料が高くなりすぎない工夫として、「蔵造りの町並みエリア」を最初または最後に設定するといいでしょう。

なお、天気が崩れて自転車の利用が難しい場合には、次善策として移動手段を「小江戸巡回バス」に切り替えるのがおすすめです。

Have a nice trip!