【長崎観光】対馬(その3)、路線バスで厳原から比田勝へ

前々回の記事『【長崎観光】対馬(その1)、空港から「レンタカー」で観光』、前回の記事『【長崎観光】対馬(その2)、厳原での滞在』の続きです。対馬の北部にある比田勝港から韓国の釜山港へ行くジェットフォイル便に乗るため、厳原から比田勝への路線バスでの移動と、比田勝でのプチ観光をご紹介いたします。

対馬交通バス

厳原~比田勝の間を結ぶ唯一の公共交通手段は対馬交通のバスとなります。「厳原」から比田勝の終点「国際ターミナル」までは約2時間半の乗車。1日に上下5便ずつとなっています。運賃は、厳原から国際ターミナルまで整理番号どおりに乗車すると3,350円になりますが、1,000円で「1日フリーパス券」を買うと1,000円で乗車できるので断然お得です。

「1日フリーパス券」は、厳原のショッピングセンター「ティアラ」1階にある対馬交通厳原支所または、バス車内でも購入できます。厳原側の始発バス停は、観光情報館「ふれあい処つしま」の正面「厳原」となります。

「ティアラ」の前のバス停(「交流センター」)にも比田勝行きのバスは止まりますが、「厳原」の次のバス停なので、バスを待つのは「厳原」のほうがいいと思います。

2時間半のバス旅

2時間半ただひたすら忍耐するといった感じです。途中、見どころと言えば「万関橋」を渡るところくらいです。バスの車両も一般的な路線バスと同じなので(違う点と言えば、座席前方にスーツケースを2,3個置ける棚があるくらい)、座り心地はあまり快適とは言えません。

私が乗車したのは平日の朝10:58厳原発の便でしたが、私を含めて乗客は4人だけ。全員、比田勝の国際ターミナルへ行く人ばかりでした。途中で何度か、買い物や病院に行くご老人が乗降しましたが、バス内は終始ガラガラの状態でした。

もし混雑するようなことがあり、立ったまま2時間半乗ることになると大変です。韓国の連休にぶつかるような場合は要注意です。

比田勝国際ターミナルとその周辺

バスは終点「国際ターミナル」に到着。韓国釜山へのジェットフォイルが発着する比田勝の国際ターミナルの真正面にバス停があります。ここは釜山への国際航路のターミナル(一部、博多便もあるようですが)で、博多への国内航路のターミナルは別の場所なので注意が必要です。

国際ターミナルの建物は2階建ての奇麗な建物です。1階は、チェックインカウンターと、お土産などを売っている小さな売店があります。2階はたくさんの椅子がある待合室で、コーヒーやジュースを売っている売店がありました。ちなみに、ターミナル内には免税店や両替コーナーはないようです。

国際ターミナルの周辺には、食堂、ホテル、コンビニ、免税店などがたくさんあります。外貨の両替やレンタサイクルもあります。国際ターミナルから比田勝の中心まで往復するには2kmほどありますので、ジェットフォイルの出発便を待つ時間を利用して出かけるのであれば、レンタサイクルを借りるのもいいかもしれません。

国際ターミナルの周辺で観光というほどの見どころはないのですが、バスで来た道を国際ターミナルから300mほど戻ると、大きな崖があり、その崖を登る階段があります。

その階段の途中には多数の赤い鳥居が立っており、上まで登ると「比田勝金毘羅神社」の小さな祠がありますので、バス移動で疲れた体をほぐすための軽い運動として、ここでちょっとお参りして来るのもいいでしょう。

祠のすぐそばにはベンチとテーブルがある休憩所が設けられており、そこからは比田勝の港が見渡せます。天気のいい日には、コンビニで買ったお弁当をここで食べるのもいいかもしれません。

まとめ

厳原~比田勝のバス移動は2時間半の辛い旅となるので覚悟が必要です。当然ですがトイレ休憩などもありません。

国際航路の港であるということで比田勝は栄えており、比田勝に観光スポットがあるという訳ではなさそうでした。ここでの観光にはあまり時間をとる必要はないかもしれません。

Have a nice trip!