伊豆の「河津桜まつり」日帰りガイド:東京からのアクセス方法と現地の魅力をレビュー

2024年2月16日

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河津桜その1

毎年2月になると美しい早咲きの桜、河津桜の季節が到来します。今回は、河津桜の本場、伊豆の河津で開催される「河津桜まつり」の魅力と、河津桜まつりを楽しむ方法、そして私が河津桜まつりに東京から日帰りで行ってきた体験レビューなどをご紹介します。

東京からのおすすめは、団体専用列車や定期特急列車など鉄道を利用した日帰りツアーや、平日の日帰りバスツアーになります。詳細は記事の本文をお読みください。

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はじめに:河津桜まつりとは

ほぼ満開の河津桜

河津桜まつり」とは、静岡県賀茂郡河津町において毎年2月に開催されるイベントです。河津桜まつりは、伊豆急行線の河津駅すぐ横を流れる河津川沿いの道を中心に、河口から約4km上流のあたりまでのエリアが会場となっています。早咲きの河津桜が、この河津桜まつり会場のエリア全体で約8,000本、河津川沿いだけでも約850本も植えられています。

2月とはいえ比較的温暖な気候でもあることから、この時期に河津町の河津桜が一斉に開花します。河津桜まつりの期間中は、河津町が美しいピンク色に染まるほどで、とても美しい景色を楽しめます。イベントや多くの屋台なども出店しており、地元の食べ物や特産品なども満喫でき、毎年多くの見物客が河津桜まつりに訪れます。

東京から河津桜まつりへのアクセス方法

特急踊り子

東京から河津桜まつりへのアクセス方法は、鉄道やバスを利用したツアーに参加する方法と、鉄道または車を利用して個人で行く方法との2通りがあります。以下、それぞれについて説明します。

ツアーに参加する方法

東京から河津桜まつりに参加する日帰りツアーは各旅行会社から提供されています。東京と河津との間の往復交通手段に昼食がついて1万円~1万3千円くらいです。河津桜まつりのほか周辺の観光もプラスされたプランもあります。

個人で鉄道を利用して東京から河津まで往復しても1万円以上の運賃がかかってしまいますから、昼食や周辺の観光などがプラスされることを考えると、金額的な面からもツアーに参加するのがお得です。

また、東京と河津との間の往復交通手段としては、JRの特急踊り子号(定期列車)や特急型車両による団体専用列車など鉄道を利用するツアーと、大型バスを利用するツアーとがあります。

河津桜まつりの開催期間中、とくに河津桜が開花した土日祝日は道路の渋滞などが予想され、スケジュールどおりの観光ができない可能性もありますので、旅行日が土日祝日なら道路の渋滞とは関係ない鉄道を利用するツアーがおすすめです。

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平日であれば、道路の渋滞もそれほどではないので、高速バスを利用したツアーでも快適に楽しむことができるでしょう。

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鉄道や車を使って個人で行く方法

ツアーの予約ができなかった場合や、自分にあったスケジュールで観光したい場合には、鉄道や車を使って個人で行く方法となります。

 鉄道を利用する方法

鉄道を利用すれば、土日祝日など道路の渋滞が予想される日でもスケジュールどおりに観光ができるので便利です。

東京など首都圏から鉄道で河津に行く場合、最も便利なのが、特急踊り子や特急サフィール踊り子を利用する方法になります。特急踊り子、特急サフィール踊り子ともに、河津桜まつりの最寄り駅である河津駅に停車し、しかも乗り換え不要です。

特急踊り子や特急サフィール踊り子は全車指定席で便数も限られているため、満席で予約がとれない場合や、自分のスケジュールとあわない場合もあります。そのような場合は、新幹線で熱海まで行き、熱海から伊豆急行線直通の普通列車に乗り換えて河津駅を目指すといいでしょう。

東京と熱海の間の新幹線は特急踊り子や特急サフィール踊り子に比べて本数も多く、自由席で予約なしに乗車できるので便利です。普通列車+新幹線なら、夜の時間まで運行しているので、河津桜のライトアップを鑑賞してからその日のうちに東京へ戻ることも可能です。

鉄道を利用したアクセス方法については以下の記事も参考にしてください。

 車を利用する方法

自動車で東京から河津までの最短ルートは、東名高速道路/新東名高速道路から沼津IC/長泉沼津ICより伊豆縦貫道を経由して河津町へと向かうルートになります。所要時間は約3時間半ほどですが、河津桜まつりの開催期間中にあたる土日祝日では渋滞が予想されるため、時間に余裕をもって出発することが肝心です。

河津桜まつりの会場には車やバイクを駐車できる駐車場が設けられていますが、やはり河津桜まつりの開催期間中にあたる土日祝日は混雑が予想され、時間帯によっては満車で駐車が難しいケースもあります。

河津町内の駐車場や道路が大変混雑する土日祝日などは、伊豆高原駅の大型駐車場に車を駐車し、パーク&トレインの割引往復切符を購入して、伊豆高原と河津との間を鉄道で往復するという方法もおすすめです。

河津桜の咲き具合を事前にチェック

河津桜の咲き具合や見頃を事前に把握しておくことは、河津桜まつりを存分に楽しむためのポイントです。もちろん、催行日が限られている団体専用列車を利用するツアーなどは、早期に予約しなければ参加できないものもあるので、どうしようもない場合もありますが、平日も催行するツアーに参加する場合や、鉄道や車を使って個人で行く場合にはとても有効です。

インターネットを利用して最新の情報を集める方法としては、河津桜まつりの公式サイトにある開花情報のページがおすすめです。現在の開花状況や満開になる予想日などの情報が掲載されており、現地のリアルタイムの状況をライブカメラの動画映像でも確認できるので便利です。

また、河津町観光協会の公式サイトfacebookも情報収集には有効です。河津桜まつりだけでなく、河津町周辺の宿泊施設やイベントに関する情報も提供されています。

あと、ユニークなところでは、「河津桜開花情報ダイヤル(Tel:0558-34-1560)」という電話での自動音声による情報提供サービスもあります。

河津桜まつりの楽しみ方

河津桜まつりの楽しみは、何といっても日本有数の早咲き桜「河津桜」が満開となる中で、河津桜のトンネルを歩きながら、ピンク色に染まる河川沿いの景色を堪能し、独特の風情を味わうことです。

しかし、河津桜まつりの楽しみは河津桜の鑑賞だけではありません。以下、河津桜の鑑賞以外の河津桜まつりの楽しみ方をご紹介します。

屋台の食べ歩き

屋台のお店

河津桜まつりでは、数多くの屋台が出店しています。お花見だけあってメニューには「桜〇〇」というものが多いです。おすすめは「桜ビール」と各種おつまみを買って、河原に座って桜を見ながら一杯やるという感じでしょう。

お酒が苦手な人もご安心ください。「桜甘酒(ノンアルコール)」もなかなか美味しいです。温かいので体もあたたまります。

 地元の特産品やお土産選び

河津桜まつりの会場エリアには、地元特産品やお土産のお菓子などを売る屋台のお店も充実しており、柑橘類など新鮮な農産物や桜餅、桜まんじゅうなどのお菓子まで、多彩な商品が揃います。お土産にはやはり桜にちなんだ名前のものが多く、散策しながらお気に入りの品を見つけることができるでしょう。

 涅槃堂を参拝

涅槃堂

河津桜まつり会場エリアの一番西側あたりににある涅槃堂は、江戸時代初期の創建で、日本三大涅槃のひとつである、ヒノキの一本木から掘り出された涅槃像がまつられている有名なお寺です。普段は予約がなければ拝観できませんが、河津桜まつりの期間中は予約なしで拝観できます。ちなみに、お堂内や涅槃像などは写真撮影OKです。

お堂から少し登ると見晴台があり、ここから河津川に沿った桜並木を眺めることができます。涅槃堂には御朱印(300円/書置き)もありますので参拝の記念になります。

河津桜まつりを日帰りする際の注意点

東京など首都圏からであれば、河津桜まつりを日帰りで訪れる人が多くいます。日帰りであれば現地では限られた滞在時間となるので、河津桜まつりを十分に満喫するためには、事前の準備が重要です。

天候や服装に関するアドバイス

温暖な気候の河津町では2月でも日差しがあれば日中15度を超える気温になりますが、朝夕や雨が降る場合には5度くらいまで冷えることもあります。また、現地では少なくとも5km程度は歩くことになりますので、温度調節できる服装と動きやすい靴を選ぶことをおすすめします。天気予報を確認し、雨が降る可能性があるなら、折りたたみ傘やレインコートも持参するようにしましょう。

時間管理と最終交通手段の確認

河津桜まつりを訪れる際には、特に時間管理を意識する必要があります。河津桜まつり会場エリアはとても広いので、写真撮影や食べ歩きなどに夢中になり、現在位置を把握しつつツアーの集合時間や帰りの電車の時間に遅れてしまわないように、常に時間を確認するようにしましょう。

特に18時以降に始まる河津桜のライトアップを鑑賞する場合は要注意です。東京方面に戻れる最終が河津駅20:40発となるので、河津駅に徒歩で戻る所要時間(30分くらい)も計算に入れておくように気をつけましょう。ライトアップは館橋から下流の河口付近のエリアで鑑賞するほうが河津駅から近いのでおすすめです。

体験レビュー:河津桜まつりに訪れた感想

2024年2月15日(木:平日)に鉄道を利用して個人で河津桜まつりに参加しました。ちょうど満開といったところ。天気は曇りで風が強く、ときおり小雨が降るといった、ちょっと残念なコンディション。気温は高くて最高気温20度くらいになりました。

平日で、しかもあまりお天気が良くなかったこともあり、それほどの混雑もなく、のんびりと河津桜のお花見や食べ歩きなどを楽しむことができました。

 新幹線と普通列車で河津駅へ

今回はライトアップ鑑賞まで見届けたかったので少し遅めに出かけました。東京から新幹線こだま号で熱海へ、熱海から伊東線の普通列車に乗り換えて、河津駅に13:00ちょうどに到着しました。

河川敷の河津桜並木を鑑賞

駅前どおりの桜

河津駅の駅舎を出て横断歩道を渡ると、いきなり線路沿いに河津桜の並木道。もうここで河津桜の美しさに感動。

線路沿いの並木道を5分ほど歩くと河津川に出ました。お昼ご飯がまだだったので、近くの屋台で焼きそばと桜ビールを購入。さっそく、川沿いの桜並木のところに座って昼食です。

そのあと河津川沿いに上流方向に歩きます。この河津川沿いの道が「お花見ウォーキングコース」となります。もう、全体的に満開でしたので、どこもかしこもピンク色。河津川の河川敷にできた河津桜並木は息をのむ程の美しさでした。

菜の花と桜

笹原公園付近の「菜の花ロード」では、黄色い菜の花とピンクの河津桜とのコラボがとても綺麗でした。

屋台を食べ歩き

さっき屋台で焼きそばを食べましたが、見ていると食べたくなって、じゃがバタやイカ焼きなど、ついつい買ってしまいました。あとはデザートで桜甘酒と桜饅頭を食べました。どれも美味しいです。「桜饅頭」はお土産として買って帰るのもいいと思います。

ちなみに、河津川沿いの「お花見ウォーキングコース」には所々トイレがありますが、結構混雑しているので(特に女性)、河津駅や、河津桜まつり本部のある河津桜観光交流館なども積極的に利用するようにしましょう。

河津桜の原木を見て涅槃堂を参拝

河津桜の原木

食べ歩きのあとは、河津川から山側に歩いて河津桜の原木を鑑賞。原木も見事な満開の状態で感動でした。交通量の多い道路に面しているので、写真撮影する際は車に気を付けましょう。

更に河津桜の原木の道沿いを歩いて涅槃堂へ。一般開放された涅槃像を拝観し、御朱印をいただきました。涅槃堂の横から見晴台に上がると河津桜まつりのエリアが一望できます。

河津駅から涅槃堂までは3km以上歩きますので、厚着をしていると結構汗ばんできます。更に、帰りはここから河津駅まで折り返すことになるので、合計で6~7km歩くことになります。ハイキングみたいなものですね。

河津桜のライトアップを鑑賞

ライトアップ

昨年は見ることのできなかったライトアップ。今回は少々小雨が降っていましたが、無事に見ることができました。ライトアップは河津駅から近い館橋から下流の河口付近のエリアで18時から実施されていました。幻想的で感動的な光景でした。頑張って18時まで粘った甲斐がありました。

普通列車と新幹線で東京へ

帰りは河津駅18:47発の普通列車に乗車し熱海で新幹線こだま号に乗り換えて東京駅21:18着。お昼の花見とライトアップの夜桜とどちらも堪能できたので、とても満足な一日になりました。

ライトアップは18時からなので、ライトアップの鑑賞をしたい場合は、現地に14時ごろ到着するくらいのスケジュールがちょうどいいのではないかと思いました。

まとめ

伊豆の河津桜まつりは、東京からのアクセスも良く、日帰りで十分に楽しめるイベントです。美しい早咲きの河津桜を鑑賞するだけでなく、屋台を食べ歩くなど楽しみがいっぱいです。

東京からのアクセスでおすすめなのは、鉄道を利用した日帰りツアーや、平日の日帰りバスツアーになります。

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ツアーの予約ができなかった場合や、自分にあったスケジュールで観光したい場合には、鉄道や車を使って個人で行くことも可能です。

河津桜まつりで一足早い春を楽しんでみてください。

Have a nice trip!