サフィール踊り子はプレミアムグリーンがおすすめ:便利でお得な予約方法と乗車レビュー

2024年4月1日

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サフィール踊り子01

JR東日本が運行するサフィール踊り子は、定期列車として東京~伊豆方面で毎日運行されている、全席グリーン以上(グリーン車、プレミアムグリーン、グリーン個室)からなる豪華特急列車です。

本記事では、サフィール踊り子の簡単な紹介と、おすすめする座席「プレミアムグリーン」などをご紹介。また、サフィール踊り子の便利でお得な予約方法と、実際に私が乗車したときの乗車レビューもご紹介します。

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現地で宿泊する場合には旅行会社各社の「JR+宿泊パック」で予約するのが便利でお得です。「えきねっと」で予約が難しい場合も「JR+宿泊パック」なら予約がとりやすい。なかでも東武トップツアーズの「JR+宿泊パック」がとても便利でした。

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サフィール踊り子の簡単な紹介

サフィール踊り子02

サフィール踊り子はJR東日本のE261系電車。先代の251系「スーパービュー踊り子」の置き換えとして2020年3月14日に営業運転を開始した比較的新しい車両です。

サフィール踊り子のトータルデザインは、TRAIN SUITE 四季島、E6系・E7系新幹線などのデザインを手がけた工業デザイナー奥山清行氏が担当したことでも話題を呼びました。

サフィール踊り子の「サフィール」とは、「サファイヤ」を意味するフランス語です。宝石のサファイヤのような青く輝く美しい伊豆の海と空をイメージさせ、上質・高級で優雅な旅を楽しんでもらいたいという願いから命名されています。

このように高級で優雅な旅がコンセプトのサフィール踊り子では、洗練された格好いい車両の外観はもちろんのこと、座席やカフェテリアなど車内設備があらゆる点で上質かつ高級に作られています。以下、座席や車内設備を簡単に紹介します。

1号車プレミアムグリーン

プレミアムグリーン

1号車のプレミアムグリーンは、1人用2席×10列、シートピッチは1,250 mmという贅沢な配置。各座席はバックシェル付きの電動リクライニング本革シート。すっぽりと包まれるように、1人1人のプライベートな空間が確保されています。読書灯、インアームテーブル、コンセントなどの基本的な装備も完備です。

またプレミアムグリーンでは、座席下に荷物スペースを設けることで頭上の荷棚が省略され、天窓から青空を眺めることができるようになっているのが大きな特徴です。各座席横の大きな車窓と天窓からの採光によって、トロッコ列車に乗っているのに近い解放感があります。

そして、プレミアムグリーンは1号車であり、車両の伊豆方面側に向かって運転席越しに展望を楽しめるようになっています。特に、東京から伊豆方面に向かう下り列車では、プレミアムグリーンの1号車が先頭車両となるので、座席の前方より前面展望を楽しむことができます

5~8号車グリーン車

グリーン車内部

5~8号車はグリーン車です。グリーン車は2×1のリクライニング・クロスシートで、シートピッチは1,160 mm。プレミアムグリーンには及ばないものの、ゆったりくつろげる空間となっています。

電動レッグレストが装備され、座席上部の読書灯が手元のスイッチで操作可能です。背面式テーブルとインアームテーブルが装備。もちろんコンセントも完備されています。

またグリーン車では、頭上に荷棚が配置されていますが、この荷棚は透明な強化ガラスでできており、天窓からできるだけ太陽光を取り入れることができるように設計されています。

東京方面に向かう上り列車では、8号車のグリーン車が先頭車両となるので、8号車のグリーン車からは前面展望も楽しむこともできます。東京に向かう上りのサフィール踊り子の8号車グリーン車はコスパの良い「乗り得な列車」です

2~3号車グリーン個室

グリーン個室02

友人どうしや家族連れなど、周囲を気にせずに楽しめるのがグリーン個室です。どの個室もすべて海側の眺望がよい配置です。

グリーン個室の場合は、4号車カフェテリアで注文した料理や飲み物が、ホテルのルームサービスのように個室にデリバリーされるので、とても快適で優雅な旅となるでしょう。

グリーン個室には1~4名用と1~6名用との2タイプあり、利用者数に応じて選ぶことができます。

4号車カフェテリア

カフェテリア

サフィール踊り子で人気のある特徴の1つが4号車のカフェテリア。このカフェテリアは座席指定して予約できる「座席」ではなく、いわゆる「食堂車」のことです。最近は食堂車のある列車が少なくなり残念なことですが、サフィール踊り子のカフェテリアでは、列車内の食堂車で食事を楽しむという旅情あふれる貴重な体験を今でもすることができます。

しかも、サフィール踊り子のカフェテリアは、目の前で調理するオープンキッチンスタイルなので、列車内でありながら高級レストランのような優雅な雰囲気を楽しめます。

カフェテリアで提供される料理はその時期によって違いますが、2024年4月時点では、中国料理「美虎-Miyu-」の五十嵐美幸氏監修のワンタンメンやチャーシュー丼などの中華料理が中心。そのほかスイーツ、各種サイドメニューやアルコールとソフトドリンクが提供されます。

なお、カフェテリアの利用は、専用サイト「サフィールPay」より事前にメニューや飲み物などを注文する必要があります。詳しくはサフィール踊り子の公式サイトをご確認ください。

サフィール踊り子のおすすめ「プレミアムグリーン」

上の「サフィール踊り子の簡単な紹介」でも説明したとおり、サフィール踊り子の座席;「プレミアムグリーン」、「グリーン車」、「グリーン個室」はどれも魅力的ですが、サフィール踊り子を何度も乗車した私から特におすすめしたいのはプレミアムグリーンです。

プレミアムグリーンをおすすめする理由

プレミアムグリーンをおすすめする理由は、座席装備の豪華さ、ゆったりとしたプライベート空間、大きな車窓と天窓と前面/後面展望からなる大パノラマビューを体験できることです。特に、東京から伊豆方面に向かう下りのサフィール踊り子では座席前方から景色が展望できるのでプレミアムグリーンが断然楽しめます。

プレミアムグリーンの料金は、東京~伊豆急下田でグリーン車に比べて2,400円ほど高く設定されています。人それぞれ考え方は違いますが、私の場合、2時間半も乗車できるアトラクションだと考えるととてもコスパの良い金額だと思います。

その他のおすすめ座席について

サフィール踊り子にてプレミアムグリーンの次におすすめできるのは、東京に向かう上りサフィール踊り子の8号車グリーン車です。サフィール踊り子の東京方面に向かう上り列車では、8号車のグリーン車が先頭車両となるので、8号車のグリーン車内からは座席の前方より前面展望を楽しむことができるからです。

もし、サフィール踊り子の乗車目的が車内からの展望を楽しむということであれば、東京から伊豆方面に向かう下りのサフィール踊り子では1号車プレミアムグリーンで予約し、帰りの伊豆から東京方面に向かう上りのサフィール踊り子では8号車グリーン車で予約するというのもいいと思います。

サフィール踊り子の便利でお得な予約方法

サフィール踊り子02

サフィール踊り子は、全車指定席の特急列車として運転されます。サフィール踊り子の予約方法は、全国のみどりの窓口やオンライン予約システム(JR東日本の「えきねっと」など)を利用して自分で直接予約購入する方法と、各旅行会社から提供される「JR+宿泊パック」(JR特急や新幹線での往復と現地での宿泊がセットになったプラン)で予約購入する方法との2通りあります。

グリーン車またはプレミアムグリーンを予約したい場合

グリーン車チケット

全国のみどりの窓口(指定席券売機)やオンライン予約システム(JR東日本の「えきねっと」など)を利用すれば、サフィール踊り子のグリーン車およびプレミアムグリーンの予約・購入が可能です。

一方、JR東日本びゅうダイナミックレールパックJTB日本旅行近畿日本ツーリスト東武トップツアーズ等より提供されている「JR+宿泊パック」を利用し、往路および/または復路の列車にサフィール踊り子を設定することも可能です。

もし、現地で宿泊しないのであれば、「JR+宿泊パック」は利用できないので、サフィール踊り子のグリーン車およびプレミアムグリーンの予約・購入は、全国のみどりの窓口(指定席券売機)やオンライン予約システム(JR東日本の「えきねっと」など)を利用して自分で直接予約する必要があります。

サフィール踊り子で伊豆方面に行き、現地で少なくとも一泊は宿泊するのであれば、サフィール踊り子のグリーン車およびプレミアムグリーンの予約・購入は、「JR+宿泊パック」を利用したほうが金額的にも安くなります。しかも、JRきっぷとホテルの予約とをバラバラで手配するのに比べて、旅行会社でまとめて手配できるのでとても便利です。

さらに、旅行会社の「JR+宿泊パック」を利用する場合、一般予約開始となる乗車一ケ月前よりずっと早いタイミングで予約可能なので、混みあう時期でも予約が取りやすいという大きなメリットがあります。特に、私がおすすめするプレミアムグリーンは、一列車に一両しか設定されておらず、もともと座席数が少ない割に人気が高いため、自力ではなかなか予約するのが難しいことも少なくありません。プレミアムグリーンをより確実に予約したい場合には、旅行計画を早めに立てて「JR+宿泊パック」で予約するのがおすすめです。

そして、サフィール踊り子を「JR+宿泊パック」で利用する中でも、私からのおすすめは、東武トップツアーズの「【スゴ得】サフィール踊り子号で行く伊豆」です。

東武トップツアーズの「【スゴ得】サフィール踊り子号で行く伊豆」では、往復にサフィール踊り子のグリーン車を利用した場合の料金がデフォルトで表示されるので、とてもわかりやすくなっています(*サフィール踊り子での料金がデフォルトなのは東武トップツアーズだけ)。

また、東武トップツアーズの「【スゴ得】サフィール踊り子号で行く伊豆」では、サフィール踊り子の座席でプレミアムグリーンを選択することも可能です(*プレミアムグリーンを選択可能なのは東武トップツアーズと近畿日本ツーリストだけ)。もちろん、往路か復路のどちらかを「特急踊り子」に変更することも可能です。

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東武トップツアーズの「【スゴ得】サフィール踊り子号で行く伊豆」は出発日の21日前まではキャンセル料がかかりません。とにかく予約が取れるときに取っておくべきでしょう。

グリーン個室を予約したい場合

グリーン個室01

サフィール踊り子の2号車および3号車には、1~4名用のグリーン個室と1~6名用のグリーン個室が設けられています。

これらグリーン個室の予約は、全国のみどりの窓口(指定席券売機)で予約・購入する以外の方法はなく、オンライン予約システム(JR東日本の「えきねっと」など)や旅行会社各社が提供する「JR+宿泊パック」では予約することができません。

サフィール踊り子のグリーン個室は人気が高いうえ、室数も多くないため、土日祝日にかかる場合には予約をとるのが難しいことも少なくありません。

サフィール踊り子のグリーン個室をなるべく高い確率で予約するためには、乗車一ケ月前の午前10時にあわせて、みどりの窓口に並んで予約・購入(いわゆる「10時打ち」)するのが最善策となるでしょう。

サフィール踊り子の乗車レビュー

私は2021年から2023年にかけてサフィール踊り子に何度か乗車しました。利用したのはグリーン車とプレミアムグリーンです。以下、乗車してみたレビューをご紹介します。

安く乗るなら横浜駅から乗車がおすすめ

横浜駅ホーム

サフィール踊り子1号~4号は全て東京~伊豆急下田での運行になっており、下り列車のみ設定されている臨時便のサフィール踊り子5号のみが新宿始発の伊豆急下田行きとなります。

ですので、東京都内からの利用であれば、始発の東京駅あるいは品川駅から乗車が便利ですし、サフィール踊り子5号なら始発の新宿駅あるいは渋谷駅から乗車が便利です。

ところが驚くことに、特急料金を調べてみると、東京・品川(新宿・渋谷)~伊豆急下田でのグリーン車特急料金は6,060円(通常期)なのに対して、横浜~伊豆急下田でのグリーン車特急料金は3,900円(通常期)。大人一人あたりの運賃が2,160円も安くなるのです。往復なら4,320円の節約になります!

横浜から乗車するなんて大変だなあ、と思うかもしれませんが、全然そんなことはありません。例えば、東京駅11:00始発のサフィール踊り子1号に横浜駅(11:24発)に乗車する場合は次のようになります。

東京駅から東海道本線10:57分発の平塚行き普通列車に乗車します。サフィール踊り子1号より3分早い列車です。この普通列車は11:22に横浜駅の5番のりばに到着します。

その1分後、後を追いかけてきたサフィール踊り子1号は横浜駅の6番のりばに11:23に到着。横浜駅の5番のりばと6番のりばとは同じホームの反対側なので、余裕で乗り換え完了。(注意:列車の運行時刻は変更される可能性があるので、旅行に出る前には必ずご自身で時刻表を確認してください。)

もちろん始発駅から乗車するなら、入線してから発車までに時間があるのでホームで記念撮影など楽しめますし、出発までの停車時間がワクワク感があって好きなのですが、2回目の乗車以降は安さに心が動いて横浜駅発着を選んでいます。

サフィール踊り子の車内の様子

座席背面

サフィール踊り子のグリーン車もプレミアムグリーンも、どちらの座席も快適であることは言うまでもありません。特にグリーン車のほうは、E257系の特急踊り子のグリーン車と比べると、同じランクの座席とは思えないほど豪華で広々としていることがわかります。

高級で優雅な旅がコンセプトのサフィール踊り子なので、乗客も中高年層が多いのは確かですが、小さなお子様連れの家族も少なくはありませんでした。東京行き上りで先頭車となる8号車グリーン車などは、前面展望を楽しむ子供さんたちで少々にぎやかになることもありました。

静かな雰囲気で落ち着いた旅を楽しみたい場合は、やはりプレミアムグリーンで予約をとるのがいいでしょう。1号車プレミアムグリーンは乗客数が少ないことに加えて、1号車以外の人が立入禁止になっているので、前面展望のギャラリーで騒々しくなることはないでしょう。特に伊豆方面行き下りで先頭車となる1号車プレミアムグリーンでなら、映画館のように静かな雰囲気の中で左右・上・前面の大パノラマ展望を鑑賞することができます。

伊豆半島に入ってからの車窓については、網代~伊東(10分弱)と伊豆高原~河津(20分強)あたりで海が見えます。もちろん海側の座席であることに越したことはありませんが、サフィール踊り子は窓が大きく開放感ある車両なので、車窓から写真や動画をとりたいというのでなければ、山側の座席からでも伊豆の美しい海と青空を十分感じることができます。

実際、私も最初は海側の座席にこだわっていましたが、下り列車の場合、熱海を過ぎるまでは海側の座席が直射日光を浴びてまぶしいので、あえて山側の座席をとることもあります。海が見える時間帯にあわせてカフェテリアを利用するなど、いろいろ工夫してみるといいでしょう。

4号車カフェテリアで昼食

私は、列車の食堂車で食事をすることに旅情を感じます。列車内でランチやディナーが提供される観光列車もありますが、ほとんどは自分の座席に食事を運んできてくれるもの。昭和では当たり前にあった、食堂車に行って食事をするという体験が最近では難しくなってしまいました。

サフィール踊り子のカフェテリアは、食堂車で食事をするという今ではレアな体験を、定期列車で実現できるのですから、私は、サフィール踊り子に乗車すれば必ずカフェテリアを利用するようにしています。

サフィール踊り子のカフェテリアの利用方法は公式サイトにあるように、「サフィールPay」というシステムを使ってスマホで事前予約するようになっています。「サフィールPay」にログインして、列車情報と座席情報、利用者数、注文したい料理などを選びます。利用する時間帯である「予約時間」を選んでクレジットカードでの決済をすればOKです。

「予約時間」がどこも20分枠しかないので、時間を気にしながらの食事となる点が少々残念ですが一人でも多くの人がカフェエリアを利用できるためには仕方ないですね。ちなみに、サフィール踊り子1号の場合は、12:50~13:10の時間帯が車窓から海を眺めながら食事ができるのでおすすめです。

カフェテリア内での座席は利用者数などに応じて係の人が割り振りしていますが、おひとり様の場合は海側のカウンター席、3人以上の場合は山側の4人用テーブル席に案内されるようです。

伊豆急下田駅での記念撮影など

伊豆急下田駅にて

伊豆急下田駅は、線路の終端にあたるターミナル駅で、いわゆる頭端式ホームになっています。ですので、サフィール踊り子を下車した後や、サフィール踊り子に乗車する前に、列車の正面から記念写真を撮ることができます。

始発駅の東京を除けば、記念写真のチャンスはこの伊豆急下田駅しかないので、このチャンスを逃すことなく写真撮影をするといいでしょう。伊豆急下田駅が始発の列車については発車時刻の15分前からホームへの入場が可能です。

あと、思い出になりますのでサフィール踊り子のキップは記念に持ち帰るようにするといいでしょう。改札を出るときに「無効印を押してください」と言えば、キップにスタンプを押してくれて持ち帰ることができます。

まとめ

以上のとおり、サフィール踊り子は、クオリティの高い座席や車内設備、カフェテリアの利用など、そのコンセプトどおり高級で優雅な旅を体験できる列車です。鉄道ファンのみならず、旅行好きの多くの人におすすめできます。特に、プレミアムグリーンは、豪華な座席と大パノラマの展望が楽しめる点でおすすめです。

サフィール踊り子の予約方法は、全国のみどりの窓口(指定席券売機)やオンライン予約システム(えきねっと)を利用するほか、旅行会社各社の「JR+宿泊パック」でも予約することが可能です。

現地で宿泊する場合や、直接ネット予約で予約が取れない場合は、便利でお得、しかも予約が取りやすい「JR+宿泊パック」がおすすめです。

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Have a nice trip!