台鉄のチケットをネットで予約・購入してアプリで発券する方法

2023年4月28日

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台湾での国内移動では使い道の多い台鉄。正式名称は「台湾鉄路管理局」。いわゆる台湾国鉄(在来線)のことです。台北~高雄での中長距離は新幹線が便利ですが、短距離利用の場合や、台北から花蓮や台東方面へ行くには台鉄が便利です。

今回は、台鉄のチケットをネットで予約・購入する方法と、台鉄のアプリへチケット情報を取込んで、eチケットとして発券する方法についてご紹介したいと思います。

台鉄のチケットをネットで予約・購入する方法

インターネットで台鉄のチケットを予約・購入するには、台鉄のWEBサイトから予約・購入する方法と、iPhoneアプリAndroidアプリから予約・購入する方法との、大きくこの2通りが存在します。どちらでもいいのですが、現状アプリは日本語版が無く、おすすめは台鉄のWEBサイトです。台鉄のWEBサイトは日本語で表示されますので、とても分かりやすいです。なお、台鉄のWEBサイトは、PCだけではなくスマホにも対応していますので、パソコンは持っていないという方でも大丈夫。以下、台鉄のWEBサイトからのチケットの予約・購入方法を解説します。

希望する列車を照会する

まず台鉄のWEBサイトにアクセスします。すると下の画面が表示されますので、「出発駅」に乗車駅を、「到着駅」に降車する駅を、「日付」に乗車する日を、「時間帯からまで」に調べたい時間帯を入力します。最後に画面右下の「照会」を押します。

「出発駅」や「到着駅」には、直接漢字を入力すると候補駅名が出てくるので、そこから選択してもいいですし、入力欄の右端にある「三本線のアイコン」を押すと、駅が属する市や県、あるいは支線から選んで行くこともできます。あるいは、「三本線のアイコン」の右横の位置マークを押すと、地図や路線図が表示されて、そこから駅を選ぶこともできます(なお、スマホで表示した場合には地図や路線図からの選択はできないようです。)。

予約する列車を決める

上記の「照会」を押すと画面が切替わり、画面下のほうにスクロールすると、下の画面のように利用可能な列車のリストが表示されます(スマホではスクロールしなくても表示されています。)

リストの一番左端に列車の名前があり、「普悠瑪」、「太魯閣」、「自強」、「莒光」というのが特急や急行に相当する列車で、座席指定が可能なものです。一方、「区間快」や「区間」というのは、快速や普通に相当する列車で指定席はなく、予約はできません。

予約可能な列車にはリストの一番右端に青色のマークが表示されますので、予約をしたい列車が決まれば、この青色のマークを押します。なお、スマホでは、リストアップされた各列車の下に「乗車券を予約」というボタンが表示されるので、予約をしたい列車が決まれば、このボタンを押します。

注意点として、チケットの予約は基本的に2週間前からの開始となっています(金曜日は例外で、翌々週の土曜日・日曜日のチケットも予約可)。予約可能期間より先の列車も照会して、リストアップさせることはできますが、予約には進むことができません(青色のマークが出ない)のでご注意ください。

パスポート番号の入力を行う

予約に進むと画面が切替わり、下の図のようにパスポート番号を入力するページとなります。

左上にある「パスポート番号」という欄に英文字と数字からなるパスポート番号を入力します。スマホでは、スクロールした下のほうに「身分証番号」と「パスポート番号」というボタンがありますので、必ず「パスポート番号」というボタンを押したうえで、その下の欄に英文字と数字からなるパスポート番号を入力します。入力ができたら画面右下の「照会」を押します。

ちなみに、上の画面で「座席位置の希望」ができます。「指定しない」、「窓側」、「通路側」、「親子車両を優先」から希望する座席位置を選択することができます。スマホの場合は、「座席位置の希望」というボタンを押すと同様の選択ができる画面になりますので、そこで座席位置を選択できます。

列車の予約を確定させる

続いて画面が切替わり、さきほど選択した列車の詳細やチケットの金額等が表示されますので、間違いなければ「次へ」を押します。スマホの場合は、列車のところをクリックすると画面が切替わるので、切り替わった先のページで「確定」を押します。

すると、「座席予約成功」という表示が出ますので、これでひとまず予約のほうは完了となります。

クレジットカードでの支払い

続いて支払いに進みます。さきほどの「座席予約成功」の画面の下の「次へ」のボタンを押します。すると下の図のような画面になりますので、画面下段の「支払方法」にてプルダウンで希望する支払方法を選択します。

デフォルトではVISA、MasterCard、JCBになっていますが、アメックスで支払う場合には、プルダウンからアメックスを選択します。その後、「次へ」を押します。

なお、スマホの場合には「座席予約成功」の画面を下にスクロールすると同様に「支払方法」を選択する欄があります。支払方法の選択後、スマホの場合は「支払へ進む」のボタンを押します。

すると画面が切替わり、クレジットカードの情報を入力する場面になりますので、指定された情報を入力して決済を実行します。決済が完了すると下のような画面が表示されます。

これで予約・購入が完了しました。この画面にある「予約番号」は下で説明するアプリでのeチケットの発券で必要ですので、メモをするか画面を保存するようにしてください。

予約・購入したチケットをアプリでeチケットとして発券する方法

予約・購入した台鉄のチケットは、そのままでは乗車することができません。オーソドックスな方法としては、台鉄の駅にある券売機で発券する、現地台湾のオンライン受付対応の郵便局で発券する、あるいは現地台湾のコンビニに設置されたマルチメディア端末(ファミポートなど)で発券する、といった方法があります。

しかし現地で発券する方法では、券売機などの操作がうまくできるかどうか不安もあるでしょうし(実際は難しくありませんが)、台湾に到着した日に列車に乗る場合には、出発直前の発券となって不安だと思います。そこで、おすすめしたいのが、紙のチケットで発券するのでなく、台湾に行く前に日本に居ながらアプリに取込んでeチケットとして発券する方法です。

注意点として、台湾現地でネット接続したスマホをもって行けることが必要となります。というのも、ネット接続していないとアプリを起動することができないからです。ネットへの接続方法は、現地SIMやモバイルWifiなどどちらでも可能です。わたしは試していませんが、裏技としてeチケットのQRコードを表示させた画面をスクショで保存しておき、改札でそのスクショ画像を使うことが可能かもしれません。しかし、車内で検札があったときにトラブルとなる可能性もありそうですので、あまりおすすめはできないでしょう。以下、予約・購入したチケットをアプリに取込んで、eチケットとして発券する方法について解説します。

台鉄の公式アプリ「台鐵e訂通」をスマホにインストールする

iPhoneアプリは下のリンク先からインストール

Androidアプリは下のリンク先からインストール

あるいは、iPhoneのApp StoreやAndroidのGoogle Playの検索で「台鉄」と入れると、トップかその次あたりに「台鐵e訂通」が表示されますので、そこからインストールしてください。

アプリへのチケット情報の取込み

続いて、インストールしたアプリ「台鐵e訂通」のアイコンをタップして起動します。初回起動時はいろいろな画面が出るかもしれませんが、落ち着いた後のページ(或いは2回目以降の起動後トップページ)で、左上にある三本線(メニュー展開アイコン)を押します。

すると左サイドからメニューが出てきますので「訂票記錄查詢」ちう項目を選びます。「訂票記錄查詢」ではネット予約されたチケットの情報をサーチすることになります。

「訂票記錄查詢」の画面では、まず左右に並ぶ「身分証號」と「護照號碼」のボタンのうち、「護照號碼」を押して選択状態(黄色の状態)にします。これは個人識別情報としてパスポート番号を利用するという意味です。続いて、その下の欄「訂票人證號」に予約時に使用したパスポート番号を入力し、さらにその下の欄「訂票代碼」に予約完了時に発行された予約番号を入力して、一番下の「查詢」を押します。

続いて画面が切替わり、予約・購入した列車情報が表示されるはずですので、画面下の「加入待處理車票」を押します。これでアプリへのチケット情報の取込みが完了しました。eチケットの発券まであと一歩です。

eチケットの発券

アプリのトップページに戻ります。画面上段に左から「電子車票」、「未付款」、「未取票」と3つのアイコンが並んでおり、「電子車票」の下に「0」、「未付款」の下に「0」、「未取票」の下に「1」という数字が表示されています。「未取票」つまり未発券のチケットが1つあるということを意味しています。そこで、「未取票」のアイコンを押します。

すると画面が切替わり、予約した列車の概要情報が表示されますので、それを選択するとその列車の詳細情報が表示されます。問題なければ、画面下の「立即取票」を押します。注意事項が表示されますが、中国語なので読めません。とりあえず、画面下の「確定取票」を押します。画面が切替わってeチケットの発券が完了しました。

eチケットの表示方法と使い方

アプリのトップページに戻ります。画面上段に並ぶ「電子車票」、「未付款」、「未取票」のうち、「未取票」の下の数字が「0」に変わり、「電子車票」の下の数字が「1」に変わっているはずです。eチケットを表示するには「電子車票」のアイコンを選択します。

すると画面が切替わり、うす黄色の背景に列車情報が記載されたページが表示されます。これがeチケットの表紙です。これを押しますと画面が切替わって、QRコードが表示されます。乗車当日は、このQRコードを表示させた状態で駅の自動改札機を通ります。自動改札機にはQRコードを読み取るセンサーがありますので、そこにQRコードを表示したスマホの画面をピッとあてます。これで無事に改札を通過できるはずです。

まとめ

以上、台鉄のチケットをネットで予約・購入してアプリでeチケットを発券する方法は、想像以上に簡単だったのではないでしょうか?現状ではアプリの日本語版が無いので、予約・購入まではWEBサイトをおすすめしていますが、将来、アプリの日本語版が出れば、予約・購入から発券まで全てをアプリでやったほうが絶対便利ですよね。台鉄をフル活用して台湾の旅を楽しんでください。

Have a nice trip!