観光列車「SAKU美SAKU楽(さくびさくら)」に乗車する際の注意点と乗車レビュー

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観光列車「SAKU美SAKU楽(さくびさくら)」に乗車する際の注意点と乗車レビュー

岡山駅と津山駅との間を結ぶ津山線の観光列車「SAKU美SAKU楽(さくびさくら)」が、2022年7月より土日祝を中心に運行されています。

今回は、観光列車「SAKU美SAKU楽」の簡単な紹介、アクセス方法や予約方法とその際の注意点、そして私が実際に乗車した際のレビューについてご紹介します。

「SAKU美SAKU楽」を簡単に紹介

観光列車「SAKU美SAKU楽」は、土日・祝日を中心にJR津山線の岡山駅~津山駅の間を、片道約1時間半かけて1日1往復する全車指定席の列車です。往路のSAKU美SAKU楽2号は岡山10:50発・津山12:28着、復路のSAKU美SAKU楽1号は津山12:58発・岡山14:30着です。

JR津山線は下の地図のように、岡山駅から中国山地の交通の要所である津山駅との間を南北に結ぶ路線距離58.7kmのローカル線です。おもに自然豊かな山間を通る路線であるため、ここを走るSAKU美SAKU楽からは美しい車窓を楽しむことができます。

SAKU美SAKU楽は、キハ40型というディーゼル列車の1両編成。ピンク色をベースに塗装されたとても可愛い外観です。「SAKU美SAKU楽(さくびさくら)」の列車名は、美しさ、楽しさを「作」る、笑顔・花が「咲く」、その地の美しさや楽しさを探し求める「索」という3つの「SAKU」を取り入れ、淡いピンク色の車体カラーにマッチしたネーミングによるそうです。

座席については下の図のとおり、4人掛け固定ボックスシート(2人ずつ向かいあって座る座席)が車両左右2区画ずつ、4人掛けロングシート(4人が窓を背にして横並びに座る座席)が車両左右3区画ずつとなります。列車は1両しかなく総定員40名なので小さな列車と言えます。

通勤型列車を改造したものなので、座席間隔はやや狭さを感じます。リクライニングもありませんので、座席での座り心地にはあまり期待できないかもしれません。乗車時間が1時間半程度と観光列車ではそれほど長時間ではなく、途中停車駅で席を立つことも多いので、それほど苦にはならないと思います。

荷物は座席の上の網棚に収納できます。ボックスシートはスペースが限られているので、足元に荷物を置くのは難しいでしょう。網棚に収まらない大型スーツケースなどは車内アテンダントさんに相談して預かってもらうこともできます。

車両には洋式トイレが一箇所設けられています。そのほか、記念グッズなどの車内販売もあります。

SAKU美SAKU楽の車内では、サイトから事前予約(「tabiwa by WESTER」での予約)することで岡山県産の素材を活かしたお弁当やスイーツを注文し、車内で食べることができます。ちなみに、お弁当やスイーツは車内販売をしていないのでご注意ください。

お弁当やスイーツを食べるためのテーブルは、ボックスシートおよびロングシートのどちらにも設置されています。テーブルはそれほど大きくないので、ちょっと窮屈かもしれません。

「SAKU美SAKU楽」へのアクセス方法

上述したとおり、SAKU美SAKU楽の運行スケジュールは、往路のSAKU美SAKU楽2号が岡山10:50発・津山12:28着、復路のSAKU美SAKU楽1号が津山12:58発・岡山14:30着となります。日帰りで往復乗車する場合は、例えば以下のようになります。

東京からは、東京7:21発の新幹線のぞみ109号に乗ると岡山10:36着なので、岡山10:50発のSAKU美SAKU楽2号に十分間に合います。大阪からであれば、新大阪9:50発の同じく新幹線のぞみ109号で岡山10:36着です。

帰りはSAKU美SAKU楽1号が岡山14:30着なので、例えば、岡山14:58発の新幹線のぞみ32号に乗ると新大阪15:45着、東京18:15着となります。SAKU美SAKU楽に往復乗車するだけなら、東京などからも日帰りで十分楽しむことができます。

また、せっかく岡山まで遠征するからには、東京~岡山の移動をサンライズ瀬戸・出雲にしてみたり、岡山のホテルで一泊したりするというのもいいでしょう。岡山のホテルで宿泊する場合は、新幹線を使って岡山を東京や大阪から往復する「JR・新幹線+宿泊」パックプランも検討してみてください。

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「SAKU美SAKU楽」の予約方法

SAKU美SAKU楽の予約は、全国のみどりの窓口、主な旅行会社、JR西日本e5489、JR東日本えきねっと、などで、乗車日の一ヶ月前朝10時から可能です。人気列車であるうえ、1両40名分しか座席指定ができないので、時期によっては、なかなか予約がとれないかもしれません。

こうしたJR人気列車の予約全てに言えることですが、予約が取れなくても毎日空席を確認していれば、ポコッとキャンセルが発生して予約が取れることがよくあるので、あきらめずに毎日チェックを続けるといいでしょう。たとえば、私の経験からは、乗車日の一ヶ月予約開始日の夜とか、乗車一週間前や三日前とかに、キャンセルが発生しやすいようです。

また、読売旅行さんやクラブツーリズムさんなどの旅行会社では、SAKU美SAKU楽に乗車するツアーを販売していることもありますので、どうしても難しそうならツアーとして参加するほうが、確実かもしれません。また、SAKU美SAKU楽のほか、おもしろい臨時列車に乗車できるツアーがいろいろと紹介されています。

人気列車に乗れる鉄道ツアーを提供するおすすめ旅行会社とツアーの申込み方

クラブツーリズムの鉄道旅

ちなみに、SAKU美SAKU楽は必ずしも往復で乗車する必要はありません。例えば、往路のSAKU美SAKU楽2号で岡山10:50発・津山12:28着を乗車、津山では「津山まなびの鉄道館」を訪問し、鉄道遺産として有名な「旧津山扇形機関車庫」などを見学するといいでしょう。

その後、津山15:03発の普通列車で岡山16:37着、岡山17:20発の新幹線のぞみ44号に乗り、新大阪18:06着、東京20:33着など。往路が普通列車となり少し退屈するかもしれませんが、津山で観光する時間ができるうえ、その日のうちに大阪や東京に戻ることもできます。

「SAKU美SAKU楽」の乗車レビュー

私は、また今回も一人旅。2023年4月にSAKU美SAKU楽2号で岡山10:50発・津山12:28着を片道のみ乗車。津山で「津山まなびの鉄道館」を観光して、津山からは快速ことぶき号で岡山まで戻りました。そのときの「SAKU美SAKU楽」の乗車レビューをご紹介します。

岡山駅からSAKU美SAKU楽に乗車

乗車当日の朝、東京7:21発の新幹線のぞみ109号に乗り岡山10:36着。在来線9番のりばに行くと、既にSAKU美SAKU楽がホームに入線していました。9番のりばではSAKU美SAKU楽に乗車する人たちが列車の記念写真などを撮っていて、ごった返しな状態でした。

このあと途中停車駅などで列車を撮影するチャンスは何度もありますので、ここで焦る必要はありません。

そして、いよいよ待ちに待ったSAKU美SAKU楽へ乗り込みます。私はボックスシートの通路側、進行方向逆向きの座席でした。通路側の座席は車窓が見にくいというデメリットはありますが、ボックスシートは座席幅が狭くて窮屈なので、快適性という点では奥まった窓側よりも、すぐに外に出ることのできる通路側のほうがおすすめかもしれません。

車内では注文していたお弁当やスイーツが配られる

指定された席に着席してしばらくすると、別途注文していたお弁当やスイーツなどが車内アテンダントさんから配られました。

私は、「岡山美作かえし寿司」(3,200円)というバラ寿司のお弁当を注文していたので、目の前のテーブルに届けられました。「仕掛けがあるので、まだ蓋を開けてはいけない」と言われたので、ビニール袋から出した状態でお預け。

SAKU美SAKU楽2号が岡山10:50発、津山12:28着という微妙な時間帯であるせいか、おあるいは値段が高いせいか、お弁当を注文していたのは私以外2人。

あとの半数は「岡山のスイーツセット」(2,400円)、残りの半数は何も注文していなかったようです(何も注文せずに乗車することはとくに問題ありません。)。

「岡山のスイーツセット」は外箱がSAKU美SAKU楽の車体をイメージした可愛いデザインになっていて、次回はこの「岡山のスイーツセット」にしたいなあと思いました。

「tabiwa by WESTER」で注文するお弁当やスイーツは、豪華で美味しく、SAKU美SAKU楽の乗車の楽しみの1つですが、それに相応して結構値段が高いです。

予算的に厳しいという場合には、無理せず注文なしで乗車するという選択もありでしょう。なお、外部からの飲食の持ち込みは特に禁止されていないようでしたので、自分で駅弁などを買って来て車内で食べてもいいでしょう。

賑やかな雰囲気の車内

列車が岡山駅を出てしばらくすると、車内アテンダントさんより、さきほどお預けになっていた「岡山美作かえし寿司」の開封が許可されました。包装紙を外してみると、なんと!錦糸たまごしか具の無い質素なバラ寿司の姿が現れました。

一瞬、えっ!と思いましたが、車内アテンダントさんより「お弁当箱ごと裏返しにしてください」とのアナウンスがあり、裏返しにしてみると、海鮮や山菜がふんだんに盛られた豪華なバラ寿司が現れました。これが「仕掛け」だったようです(お弁当箱の表裏には透明なビニールの膜が貼ってあるので、裏返してもこぼれないようになっています)。

岡山地方に伝わるこういう仕掛けがあるバラ寿司を「返し寿司」と呼ぶのだそうです。その昔、備前岡山の藩主池田光政候は「食膳は一汁一菜」として贅沢を禁じていました。そこで住民たちは、役人に見つからないように、表面は錦糸たまごだけの質素なバラ寿司の姿、裏返せば豪華な具が盛られた贅沢なバラ寿司という「返し寿司」を発明したのだとか。

そのあとも車内アテンダントさんから、津山沿線の紹介や、車窓から見える風景の紹介などを聞きながら、ローカル線の列車旅を楽しみました。ちょうど私が乗車したときは台湾からの15名ほどの団体さんが同乗していたこともあり、車内は中国語の会話が飛び交って賑やかな雰囲気でした。

私は、人の話し声が聞こえない、静かな雰囲気の列車旅が好みで、賑やかな車内というのは苦手だったのですが、今回は車内アテンダントさんが楽しいトークで車内を盛り上げようと努力されていて、好感が持てましたし、観光バスのような雰囲気のこういう列車旅も楽しいなと思えました。

牧山、福渡、亀甲に途中停車

岡山駅を出発して20分ほどで牧山駅に到着。この牧山駅で8分ほど停車となりました(復路のSAKU美SAKU楽1号は牧山駅に停車しません)。まだお弁当を食べきっていませんでしたが、写真撮影のためにホームへ降りました。

牧山駅は2面2線の何もない小さな駅ですが、津山方面へむかう列車が停車する側のホーム(つまりSAKU美SAKU楽2号が停車したホーム)は、コンクリートで補強された山の斜面に接しているという圧迫感のある構造になっているのが特徴です。山深いところまで来たんだなあという実感がわく駅でした。

小雨の降る中でしたが、急ぎ足で跨線橋を渡って対向側のホームへ移動して写真撮影。天気が悪いせいで乗客の皆さんはあまりホームへ出てこなかったので、いい感じで写真撮影ができました。そうこうしているうちに発車3分前になると、車内アテンダントさんがカランカランとベルを鳴らして、もうすぐ発車の合図。

牧山駅を出て20分ほどで、次は福渡駅に到着。この福渡駅では6分ほど停車です。またまた停車とともにホームへ降りました。福渡駅は2面3線のちょっと大きな駅。

駅名標に七福神のイラストが描かれているのが印象的です。福渡駅でも跨線橋を渡って対向側のホームへ移動して写真撮影。

この福渡駅では地元住民の方々による盛大なお出迎えがありました。旗やら横断幕やら、そしてシャボン玉を飛ばしての大歓迎。小雨の降る中にもかかわらず、なんだか嬉しくなりますね。

福渡駅を出て15分ほどで弓削駅へ。弓削駅ではドアを開けない運転停車のみ。対向列車との交換待ちを行いました。弓削駅は2面2線の駅。立派そうな駅舎が見えました。復路のSAKU美SAKU楽1号はこの弓削駅に停車してホームへ降りることができるそうです。

弓削駅を出て10分弱で最後の停車駅である亀甲駅へ到着。この亀甲駅でも6分ほど停車です(復路のSAKU美SAKU楽1号は亀甲駅に停車しません)。停車とともにホームへ降りました。亀甲駅は2面2線の山間の小さな駅。

駅のいろんなところに亀のオブジェがあって、極めつけは駅舎が亀の甲羅の形をしていて、そこから亀の首がニュッと飛び出ているのが特徴。

跨線橋を渡って対向側のホームへ移動し、駅舎と列車のツーショットで写真に収めました。これが今日最高の一枚?になりました。

津山駅に到着

亀甲駅を出て10分ほどで終着の津山駅に定刻に到着です。SAKU美SAKU楽2号での旅はここで終了。乗客の大部分は復路のSAKU美SAKU楽1号で岡山へ折り返す予定のようでした。12:58発のSAKU美SAKU楽1号までちょうど30分の待ち時間。中途半端な時間なので皆さん待合室で待っているようでした。

私は、SAKU美SAKU楽1号には乗車せず、岡山への戻りは津山13:53発の快速ことぶきにしました。その間、1時間半弱ありましたので、津山駅から徒歩10分ほどのところにある「津山まなびの鉄道館」を観光。鉄道遺産として有名な「旧津山扇形機関車庫」などはなかなか一見の価値ありでした。

まとめ

以上、観光列車「SAKU美SAKU楽」の簡単な紹介、アクセス方法や予約方法とその際の注意点、そして私が実際に乗車した際のレビューについてご紹介しました。

1両編成でピンク色をベースにした可愛い列車なので、写真を撮っているだけでも楽しかったです。途中の停車駅ごとに、次はどんな写真が撮れるかなとワクワクする気持ちでし。

観光列車なので団体さんと一緒になることも多く、車内が騒がしくなることもありますが、そこは運次第、仕方ありません。でも、実際に乗車してみてとても楽しい鉄道旅でした。総合的な満足度は高かったです。機会があれば是非乗ってみられることをおすすめします。

Have a nice trip!

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