米子空港を利用する際のプチ観光や時間つぶし5選

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東京方面などから米子への出張や、皆生温泉、隠岐の島などを観光する場合、現地へのイン/アウトで米子空港(米子鬼太郎空港)を利用するのが便利です。

ただ、米子空港は国内線だけでなく国際線まで発着はするものの、それほど大きな空港ではなく、お土産ショップやレストランなどが少しあるくらいなので、時間つぶしには向いていません。

幸い、米子空港はJR境線の米子空港駅に直結しておりアクセスが便利なので、近場で出発前までプチ観光や時間つぶしも可能です。今回は、米子空港を利用する際のプチ観光や時間つぶし5選についてご紹介することにします。

米子空港に近い見どころ紹介

米子空港から片道1時間以内にある主な見どころは、おすすめ順に、①米子城址、②水木しげるロード、③夢みなとタワー、④美保神社、⑤皆生温泉があります。これらは米子空港から出発する前までのプチ観光や時間つぶしなどに利用することができます。

米子城址

米子城址は下の地図のとおりJR米子駅から徒歩15分程度(1.2km)と近い位置にあります。ちなみに、米子駅から米子空港駅まではJR境線で27分(240円)、空港連絡バスで25分(600円)になります。米子空港でのチェックインが出発の20分前までとなりますので、鉄道やバスのタイミングにもよりますが、うまくいけば出発の1時間前くらいに米子駅を出発すれば間に合いそうです。

米子城址の頂上に登ると360度の眺望が楽しめます。天気のいい日には米子の市街地をはじめ大山や隠岐の島までも見えることがあります。

ただ注意点として、米子城址に登る際には山道や石段を上る必要があるため、キャリーバックなど大きな荷物を持っていると大変です。JR米子駅にあるコインローカーなどに荷物を預けてから米子城址に行くようにしましょう。

米子城址でプチ観光する大きな利点のひとつとして、米子駅周辺にある多数のレストランで食事できるということ。米子空港にも食事をする店はありますが、ラーメン屋とカフェくらいしかありませんので、米子城址を観光する際には、食事は米子駅周辺で済ませておくことをお勧めします。

水木しげるロード

「水木しげるロード」とは、下の地図のとおりJR境港駅の駅前ロータリーから水木しげる記念館まで伸びる通りのことです。漫画家、水木しげる先生の代表作「ゲゲゲの鬼太郎」をテーマにした商店街になっており、至る所に「ゲゲゲの鬼太郎」に登場する妖怪のイラストやブロンズ像などを見ることができます。

ちなみに、米子空港は「米子鬼太郎空港」という愛称名がついており、もちろん「ゲゲゲの鬼太郎」の主人公である「鬼太郎」からつけられたものです。また、JR境線の列車も「ゲゲゲの鬼太郎」に登場する妖怪たちのイラストでラッピングされていたり、列車内のアナウンスもアニメ「ゲゲゲの鬼太郎」に登場する妖怪たち(声優さんたち)によるアナウンスになっていたりと、この地域全体が「ゲゲゲの鬼太郎ランド」といっても過言ではないほどに、ゲゲゲの鬼太郎一色となっています。

境港駅から水木しげる記念館までは徒歩10分(800m)ほどの距離となります。平坦な道で往復でもそれほど長い距離ではないのでキャリーバックなどを持って歩いても大丈夫でしょう。荷物を預けておきたいという場合は、境港駅の改札外と境港駅横のフェリーターミナル内にコインロッカーがあります。

通りには多くのお店が立ち並んでおり、お土産物やテイクアウトのスイーツなどを販売するお店が目立ちます。「ゲゲゲの鬼太郎」の世界観からなのか、お店の雰囲気はどことなく懐かしさを感じる昭和レトロなものが多くあります。「妖怪神社」という小さな神社があるのも面白いです(隣のお店で御守りなど購入可能、御朱印はなかった。)。

水木しげるロードは、「ゲゲゲの鬼太郎」のファンであればもちろん大満足することに間違いありませんが、「ゲゲゲの鬼太郎」をよく知らないという人であっても、通りのレトロな雰囲気を味わいながらテイクアウトのスイーツなどを楽しむことができるので(通りには座ってスイーツを食べることのできるベンチが所々に設けられている)、満足度は低くないだろうと思います。

日中の明るい時間はもちろん楽しいですが、夕暮れ時や日没後もライトアップによる装飾がなされて、通り全体が幻想的な雰囲気につつまれますので、遅い時間を狙って訪れてみるのもいいかもしれません。

境港駅から米子空港駅まではJR境線で約15分(190円)、本数は少ないですがバスでは約10分(390円)になります。米子空港でのチェックインが出発の20分前までとなりますので、鉄道やバスのタイミングにもよりますが、うまくいけば出発の45分前くらいに境港駅を出発すれば間に合いそうです。水木しげるロードなら、結構ギリギリまで滞在が可能のようです。

水木しげるロードでの注意点としては、昼食や夕食などの食事ができるお店は、意外にも水木しげるロード沿いにはほとんどありません。境港駅横のフェリーターミナル1階にある回転寿司か、水木しげるロード沿いから少し外れたところにある数件のレストランで食事をとることになります。事前にリサーチしておかれることおすすめします。

夢みなとタワー

夢みなとタワーは下の地図のとおり、JR境線の高松町駅から徒歩25分程度(1.8km)と、鉄道と徒歩で行くとやや不便な場所にあります。2時間に1.5本くらいの頻度ですが、「はまるーぷバス」という境港市のコミュニティバスも運行されており、この「はまるーぷバス」を利用できれば、夢みなとタワーから米子空港までは約15分(100円)となりますので、バスのタイミングにもよりますが、うまくいけば出発の45分前くらいに夢みなとタワーを出発してもフライトに間に合うという場合がありそうです。

夢みなとタワーは高さ43mとあまり高くないタワーですが、最上階の展望室では360度の眺望が楽しめます。天気のいい日には、大山をはじめ、美保湾から島根半島、境水道大橋、弓ヶ浜、中海、米子市街、皆生温泉までを一望できます。

あと、夢みなとタワーに隣接する施設に「境港さかなセンター」「みなと温泉ほのかみ」があります。境港さかなセンターでは、新鮮なお魚やカニなどを購入することができ、お土産として持ち帰ることはもちろんですが、隣接するレストラン「美なと亭」に持ち込んで調理してもらい、その場で味わうこともできるのが面白いです。みなと温泉ほのかみは、日帰り温泉となっています。

美保神社

美保神社は、下の地図のとおり米子空港から少し遠くなってしまいます。基本的にはJR境港駅からコミュニティバスに乗り、宇井渡船場で別のコミュニティバスに乗り換えて美保関まで行く方法となります(所要時間30分弱、200円+200円=400円)。土日祝日には、米子空港からの直通バス「ゑびすライナー」が運行しており、1日3往復と限られてはいますが、乗り換えなしで米子空港まで行けるので便利です(米子空港~美保神社の所要時間は40分で700円、JR境港駅~美保神社の所要時間は25分で500円)。

美保神社でお祀りしているのは、出雲大社の主祭神である大国主神の妻、三穂津姫命(みほつひめ)と大国主神の息子、事代主神です。そのため、出雲大社を参拝した後に美保神社も合わせて参拝する「両参り」により、大きなご利益が得られると言われています。また、事代主神は七福神の一人である「えびす神」とも言われ、美保神社ではえびす様による商売繁盛が代表的なご利益となっています。

美保神社を参拝した後、帰りのバスまでに時間があれば、美保神社から仏谷寺を結ぶ約250mの「青石畳通り」を散策してみることをおすすめします。石畳の細い路地ですが、歴史を感じる旅館、旧家、商店が並んでいてレトロな風情を感じることができます。

なお、美保神社には多少の石段があり、青石畳通りも石畳の路面なのでキャリーバックなどを持って歩くのは大変だと思います。美保神社の入口近くにある無料休憩所内にコインロッカーがありますので、大きな荷物はそこで預けてから参拝するのがいいでしょう。

美保神社に行く場合、帰りはバスや列車のタイミングにもよりますが、コミュニティバスを利用すると遅くともフライト出発の1時間30分前くらいに、ゑびすライナーを利用してもフライト出発の1時間10分前くらいには美保神社を出発する必要がありそうです。

ですので、出雲大社との両参りで美保神社にお参りに行きたいという場合には、できれば半日くらい時間の余裕を見たほうがよく、フライトまでの時間つぶしという感じでは難しいかもしれません。

皆生温泉

皆生温泉は、下の地図のとおり米子空港から直接アクセスできる公共交通手段がなく、JR米子駅からバスに乗り換えることになるので、少し不便にはなりますが、日本交通の皆生温泉観光センター行きの路線バスで、米子駅から皆生温泉観光センターまで約20分(300円)と時間的にはすぐの距離となります。

皆生温泉では、多くのホテルや観光旅館が日帰り温泉をやっているので、それぞれの好みに応じて選ぶことができますが、バス停から近く、営業時間が10:00~23:00と利用しやすく、しかも料金も大人450円と低価格な「おーゆ・ランド」はとくにおすすめしたいです。

皆生温泉に行く場合、帰りはバスや列車のタイミングにもよりますが、うまく接続できても、遅くともフライト出発の1時間30分前くらいには皆生温泉を出発しておく必要がありそうです。温泉でゆっくりくつろぐことを考えると、できれば半日くらい時間の余裕を見たほうがよく、フライトまでの時間つぶしという感じでは難しいかもしれません。

まとめ

以上、米子空港を利用する際のプチ観光や時間つぶし5選として、①米子城址、②水木しげるロード、③夢みなとタワー、④美保神社、⑤皆生温泉をご紹介しました。

④美保神社と⑤皆生温泉は、プチ観光や時間つぶしとしては、あまり楽しめない可能性もありますので、半日ほど時間がとれるという場合の選択肢として、ご参考程度にしていただければと思います。

やはり、おすすめなのは①米子城址と②水木しげるロードです。渋滞などがなく時間に正確な鉄道で米子空港に移動できるので、無駄な時間がなくスケジュールが組める点で安心感がありますね。

Have a nice trip!