仁徳天皇陵など「百舌鳥・古市古墳群」のおすすめ遊覧飛行と、ヘリコプターでの遊覧飛行レビューをご紹介

世界遺産への登録に伴い、仁徳天皇陵など「百舌鳥・古市古墳群」の人気が高まっています。仁徳天皇陵などは「前方後円墳」と呼ばれ、上から見ると特徴的な鍵穴の形をした古墳となっています。日本古来のこの造形美を鑑賞することが、古墳観光の魅力のひとつであると思います。

これら古墳の多くはあまりにも巨大であることから、地上から鍵穴の形を見ることが容易ではありません。現時点では、飛行機やヘリコプターによる遊覧飛行が、古墳の造形美を鑑賞できる唯一の方法となっています。今回は、仁徳天皇陵など「百舌鳥・古市古墳群」のおすすめ遊覧飛行と、ヘリコプターでの遊覧飛行レビューをご紹介したいと思います。

なお、別の記事「堺市役所展望台を利用して仁徳天皇陵を格安で見物する方法」では、お金をかけずに仁徳天皇陵を見物する方法を紹介していますので、ご興味があればそちらも読んでみてください。

おすすめの遊覧飛行

現時点(2019年6月22日)で、遊覧飛行により仁徳天皇陵など「百舌鳥・古市古墳群」の遊覧を実施している会社はいくつか存在しますが、セスナ機(小型飛行機)による遊覧飛行をリーズナブルな価格で提供しているのが、大阪八尾空港からの「朝日航空」です。いろいろな遊覧コースがありますが、例えば仁徳天皇陵などを遊覧する18分のコースは、2名又は3名での申込みとなり、大人1名につき8,400円です。

このように朝日航空は金額的にかなりお得な遊覧飛行なのですが、難点もあります。現状、予約は受付けておらず、当日問合わせてフライト可能であれば搭乗できるというシステムになっています。今後、古墳観光の需要が高まれば改善されるかもしれませんが、現状では遠方から大阪に訪れて利用する人にとっては、残念ながら使いにくいシステムでもあります。

もうひとつのおすすめは、同じく大阪八尾空港からの「第一航空」です。こちらはセスナ機(小型飛行機)だけでなくヘリコプターでの遊覧飛行も利用可能です。いろいろな遊覧コースがありますが、例えばセスナ機での仁徳天皇陵などを遊覧する15分のコースは、1名~3名での申込みとなり、大人1名につき22,500円です。ヘリコプターでの仁徳天皇陵などを遊覧する10分のコースは、同じく1名~3名での申込みとなり、大人1名につき28,000円です。

朝日航空に比べると一人あたりの料金が倍以上となりますが、こちらは3日前からの予約が可能で、1名でも同じ料金で搭乗できるなど、かなり利用はしやすいものとなっています。今回、私は第一航空のヘリコプターでの遊覧飛行を利用しました。

なお、VELTRAのサイトからも、飛行機による以下の遊覧飛行が申し込めます(ツアー運行業者は、第一航空です。)。

仁徳天皇陵の全景をのぞむ、大阪市内・堺コース(約30分)

ヘリコプターでの遊覧飛行レビュー

第一航空のヘリコプターによる「百舌鳥・古市古墳巡り(ショート:10分)」を体験しましたので、簡単にご紹介いたします。

事前予約について

サイト上では予約は3日前からとなっていましたが、実際には一週間前に電話で予約可能かどうかを問合せしました。その際、搭乗日の2日前に、もう一度電話で再確認して欲しいとのことでした。予約は、2日前に電話で再確認することで「確定」ということになりました。

2日前に再確認する理由としては天候です。若干の雨風ならフライト可能とのことでしたが、雨が降ると窓ガラスに水滴がついて景色がよく見えないという問題があり、遊覧に適した天候であるかどうかを直近の天気予報で再確認するとのことでした。

搭乗場所「第一航空八尾事業本部オフィス」へのアクセス

当日、予約した時間の午前11時までに、第一航空の八尾事業本部というオフィスで受付とのことでした。

下の地図のとおり大阪市営地下鉄の八尾南駅から1.1kmで、少し歩きますが徒歩15分くらいみておけば十分です。ちなみに、上でご紹介した朝日航空のオフィスはこの第一航空のオフィスのすぐ隣にあります。

受付から搭乗までの流れ、格納庫の見学

道路に面した第一航空の八尾事業本部オフィスに入ると、すぐ正面に受付カウンターがあるので、そこで搭乗の受付と料金の支払いを行います。私は、予約時間の10分前に到着し、受付を行いました。ちなみに、料金の支払いは、現金のほか、クレジットカードの利用も可能でした。

予約時間は11時でしたが、その前のスケジュールが押していて、機体の準備等もあり、30分遅れの11時30分の出発ということでした。コーヒーやお茶などの飲み物も出していただき、受付カウンターのそばにあるソファーでしばし待機ということになりました。ちなみに、受付カウンターのそばにはトイレもありますので、心配な方は搭乗前に済ませておくといいでしょう。

15分前の11時15分になると、ヘリコプターの出発までに飛行機の格納庫を見学できるとのことでしたので、早めに飛行場へ向かうことにしました。ボディーチェックを行い、カメラや貴重品以外、カバンなどの手回り品は受付の方に預けたうえで、案内の方とともに飛行場へ向かいます。ちなみに第一航空のオフィスの裏側が飛行機の格納庫になっており、飛行場に面していました。

飛行場に出ると、屋外には多数のセスナ機が駐機されており、飛行場に面して各社の格納庫がずらっと並んでいます。

私はあまり詳しくないのですが、いろいろな種類の飛行機やヘリコプターがありました。好きな方にとっては、たまらない光景ではないかと思いました。

第一航空が所有する飛行機とヘリコプターの操縦席に座ってみてもいい、ということなので、人生初体験となる操縦席を体験しました。

10人乗り程度のやや大きな飛行機の操縦席と、2人乗りの小型ヘリコプターの操縦席に座らせてもらい、隣で案内の方が、これはどういうレバーで、これはどういう計器だとか、詳しく説明してくださいました。

ヘリコプターに搭乗、テイクオフ

そうこうするうちに、今回登場するヘリコプターの準備ができたという連絡が入り、飛行場の片隅に駐機しているヘリコプターへ向かいました。今回のヘリコプターは、前後2席×2席の4人乗り、前の右側は操縦席なので、お客さんは3人まで搭乗できるタイプです。私ひとりでしたので、迷わず前の左側、助手席に座らせていただきました。

座席に座りシートベルトを締め、マイク付きの大きなヘッドフォンをかけます。エンジン音がうるさいので、パイロットとの会話はこのマイクとヘッドフォンで行うことになります。ちなみに、この機体にはエアコンがありませんでしたので、当日の気温が30度近くあったため出発前はかなり暑かったです。航行時は風が入ってくるので、エアコンなしでも全然問題ありませんでした。冬はかなり寒くなりそうなので防寒対策は必要かもしれません。

エンジン始動、ローターが回り始めると機体が大きく揺れ始めます。そして、少し浮かび上がった状態で、飛行場の誘導路に沿って滑走路まで地を這うように移動し、滑走路から上空へ舞い上がりました。ヘリコプターの場合も飛行機と同じように滑走路から離陸するんだなあ、と今回初めて知りました。

みるみるうちに上空へ上がり、西方面の百舌鳥古墳群を目指しました。ちなみに、今回のショートコース(10分)は高度300mでの遊覧で、ロングコース(18分)は高度600mでの遊覧だそうです。地図上の航行コースはほぼ同じですが、古墳近くで旋回しながら高度を上げるため、その分時間がかかるのだそうです。しかし、高度300mでも十分高いし、古墳見物にはショートコースで十分な気がしました。

遊覧飛行の流れ

八尾空港を離陸してから4分ほどで、仁徳天皇陵の近くにやって来ました。当日は天候にも恵まれ、前方後円墳の鍵穴の形がはっきりとわかりました。感動です!

しばらく百舌鳥古墳群のあたりを遊覧。ヘリコプターの助手席に座ったのは大正解でした。前面が足元までガラス張りになっているため、景色の見え方が全然違います。ただし、高いところが苦手な人は要注意かもしれません。

続いて、東方面へ進路をとり2分ほどで古市古墳群の上空へ。仁徳天皇陵に次いで大きな応神天皇陵(誉田御廟山古墳)もはっきりと見えました。

古市古墳群をひととおり遊覧したあと、北に進路をとり八尾空港に戻りました。八尾空港を出発してから到着するまでの時間は13分でしたので、遊覧時間としてはぴったり10分だったようです。

まとめ

はじめ、遊覧時間10分というのは短いように思っていましたが、思っていたコースは一通り回ることができ、感動する景色も見ることができて、特に物足りなさは感じることなく、大満足でした。体感的には30分以上楽しめたような気がしています。

また、今回たまたまであって、毎回同じサービスがあるとは限りませんが、第一航空の方のおもてなしにより、飛行機やヘリコプターの操縦席に座ってみることができ、とても貴重な体験となりました。

Have a nice trip!