羽田空港から東京都心への移動は?京急線・モノレール・リムジンバスを比較

2023年1月12日

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羽田空港から東京都心への移動手段としては、京急線、モノレール、リムジンバスと選択肢がたくさんありますが、どれを選ぶのが一番いいのか迷ってしまいますよね。

今回は、京急線、モノレール、リムジンバスそれぞれのメリットとデメリットを紹介しつつ、これらを比較することで、自分にとって最適な選択をするためのお手伝いをしたいと思います。

それでは、羽田空港から東京都心への旅行を計画されている方は、ぜひこの記事を最後までご覧ください。

羽田空港から東京都心への移動方法

羽田空港(正式名称:東京国際空港)は、東京都心に最も近い主要空港であり、日本最大の空港でもあります。羽田空港には多くの国内線と国際線が就航しており、東京へ向かう旅行者だけでなく、東京を基点として日本各地へと向かう旅行者にとっても、たいへん便利な空港です。

羽田空港には、主にJALの国内線が発着する第1ターミナル(T1)、主にANAの国内線が発着する第2ターミナル(T2)、主に国際線が発着する第3ターミナル(T3)の3つのターミナルがあり、それぞれのターミナルから公共交通手段により東京都心へ移動できるようになっています。

羽田空港から東京都心への公共交通手段による移動方法には、京急線(京浜急行電鉄)、モノレール(東京モノレール)、リムジンバス(東京空港交通)の3種類があります。以下、それぞれのメリット・デメリットを紹介します。

1.京急線(京浜急行電鉄)

羽田空港から利用できる京急線の駅は、第1ターミナル(T1)および第2ターミナル(T2)から最寄りの「羽田空港第1・第2ターミナル駅」と、第3ターミナル(T3)から最寄りの「羽田空港第3ターミナル駅」とがあります。

東京都心に向かう京急線の列車は、羽田空港第1・第2ターミナル駅を起点とし、次の駅が羽田空港第3ターミナル駅、京急蒲田駅を経て、品川駅、都営地下鉄浅草線に乗り入れて、新橋、日本橋、浅草などに乗り換えなしで行くことができます。

羽田空港第1・第2ターミナル駅から最も近い東京都心の駅である品川駅までは、所要時間が15分~20分程度で、運賃は292円(交通系IC利用時)となります。

京急線のメリット

京急線の最大のメリットは、羽田空港から東京都心への最速(快特利用時15分)かつ最安(交通系IC利用時292円)のルートであることです。

また、品川駅から先は都営地下鉄浅草線に乗り入れているので、たとえば新橋駅、日本橋駅、浅草駅などへも乗り換えなしで行くことができ便利です。

さらに、羽田空港側から出発する列車のうち、1時間に2,3本の列車(「逗子・葉山行き」など)は、京急蒲田駅から先、横浜方面へ向かうものもあります。京急線を利用すれば、東京都心方面だけでなく、横浜方面へも乗り換えなしで行くことができるのは大きなメリットとなります。

京急線のデメリット

京急線を利用すれば、羽田空港側から東京都心方面だけでなく横浜方面へも乗り換え無しで行くことができるのはメリットでもありますが、列車の行先をよく確認しなければ目的地とは違う方向に行ってしまうというリスクがある点はデメリットでもあります。

品川駅など東京都心から羽田空港へ向かう場合も同様で、京急蒲田駅から先、羽田空港には行かずに横浜方面へ行ってしまう列車があるので注意が必要です。

また、スーツケースなどの大きな荷物をもって混雑する列車に乗らなければならないのも、京急線のデメリットと言えるでしょう。

2.モノレール(東京モノレール)

羽田空港から利用できるモノレールの駅は、第1ターミナル(T1)から最寄りの「羽田空港第1ターミナル駅」と、第2ターミナル(T2)から最寄りの「羽田空港第2ターミナル駅」と、第3ターミナル(T3)から最寄りの「羽田空港第3ターミナル駅」とがあります。

東京都心に向かうモノレールの列車は、羽田空港第2ターミナル駅を起点とし、次の駅が羽田空港第1ターミナル駅、その次が羽田空港第3ターミナル駅、そして終点の浜松町駅まで行くことができます。

羽田空港第2ターミナル駅から東京都心の駅である終点の浜松町駅までは、所要時間が19分~27分で、運賃は492円(交通系IC利用時)となります。

なお、土曜・日曜・祝日など限定発売ですが、「モノレール&山手線内割引きっぷ」という切符があります。これは、モノレールの羽田空港第3ターミナル駅、羽田空港第1ターミナル駅、羽田空港第2ターミナル駅から、浜松町駅で乗り換えて、JR山手線内の各駅どこで降りても500円というお得な切符です。羽田空港第3ターミナル駅、羽田空港第1ターミナル駅、羽田空港第2ターミナル駅の自動券売機で購入できます。

例えば、羽田空港第3ターミナル駅からモノレールに乗車して浜松町駅でJR山手線に乗り換えて池袋駅まで行く場合、交通系ICを利用すると756円ですが、「モノレール&山手線内割引きっぷ」を使うと500円となり、256円お得になります。

モノレールのメリット

モノレールの行先は、羽田空港側からは全ての列車が浜松町駅に行きます。逆に、東京都心側の浜松町駅からは全ての列車が羽田空港の各ターミナルに行きます。従って、いちいち列車の行先を確認する必要はなく、どの列車に乗っても必ず目的地へ行ってくれます。

また、東京都心側の行先が浜松町駅1つしかないので、東京について土地勘が無い場合でも迷うことなく、わかりやすいとも言えます。

京急線に比べて運賃が高いからなのかもしれませんが、モノレールは京急線に比べて空いていることが多いです。スーツケースなどの大きな荷物をもって列車に乗る場合、モノレールのほうが、京急線ほどは苦労せずに済むことが多いです。

私が考えるモノレールの最大のメリットは、景色がいいという点です。眺望の良い高架上を走行し、東京湾に通じる運河に沿った区間も多く、とくに夜景などはとても綺麗です。先頭車両からは前面展望も楽しむことができます。

モノレールのデメリット

モノレールのデメリットの1つは、東京都心までの所要時間が京急線とそれほど変わらないにもかかわらず運賃が高いという点です。(ただし「モノレール&山手線内割引きっぷ」を使って池袋駅などが目的地になる場合には、逆にモノレールのほうが割安になるケースもあり)

また、羽田空港側からの行先が浜松町駅しかなく、横浜方面へ行く場合はかなりの遠回りになってしまうという点もモノレールのデメリットと言えます。

3.リムジンバス(東京空港交通)

羽田空港から利用できるリムジンバスの停留所は、第1ターミナル(T1)から最寄りの「羽田空港第1ターミナル」と、第2ターミナル(T2)から最寄りの「羽田空港第2ターミナル」と、第3ターミナル(T3)から最寄りの「羽田空港第3ターミナル」とがあります。

東京都心に向かうリムジンバスは、羽田空港第3ターミナルを始発のバス停とし、次のバス停が羽田空港第2ターミナル、その次が羽田空港第1ターミナルとなり、その先は、新宿駅および新宿の主要ホテルに向かう便、池袋駅および池袋の主要ホテルに向かう便、その他、東京の各主要スポットやホテルへ向かう便があります。

例えば、羽田空港第3ターミナルから新宿バスターミナル(バスタ新宿)までは、所要時間が約1時間で、運賃は1,300円となります。

リムジンバスのメリット

リムジンバスは、羽田空港側から、新宿、池袋をはじめ東京都心の主要なスポット、主要なホテルに行く便があるため、乗り換えなしで様々な目的地へ行ける点が大きなメリットです。

また、リムジンバスは必ず座席に着席でき、スーツケースなどの大きな荷物もリムジンバスのトランクに預けておくことができるので、京急線やモノレールに比べて乗車が非常に快適です。

リムジンバスのデメリット

リムジンバスのデメリットは、ずばり運賃が高いということと、時間がかかるとともに交通渋滞により遅延が生じやすいということです。羽田空港へ向かう場合には、フライト時間に対して余裕をもったスケジュールでリムジンバスを利用することをおすすめします。

自分にあった最適な選択

以上のとおり、羽田空港と東京都心との間の公共交通手段による主なアクセス方法には、京急線、モノレール、リムジンバスの3種類があり、それぞれのメリット・デメリットがあることがわかりました。

例えば、運賃が安く時間に正確なことを重視したいなら、京急線やモノレールがいいと思いますし、とにかく快適に移動したいのならリムジンバスがおすすめです。

あるいは、車窓の景色を楽しみたいのならモノレールがおすすめですし、銀座や浅草などの観光スポットへ直行したいのなら京急線がおすすめとなります。

自分の旅行計画にあわせて最適な選択をすることをおすすめします。

まとめ

今回は、京急線、モノレール、リムジンバスそれぞれのメリットとデメリットを紹介しました。

これらメリットとデメリットを比較することで、自分の旅行計画にあった最適な選択をしてみてください。

Have a nice trip!