新千歳空港から札幌市街へのアクセスは?JR線と空港連絡バスを比較

2023年1月19日

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新千歳空港から札幌市街への公共交通機関を使った移動方法には、JR線と空港連絡バスの2通りがあります。

今回は、これらJR線と空港連絡バスの2種類の移動手段について、それぞれの特徴を紹介しつつ、これらを比較することで、自分にとって最適な選択をするためのお手伝いをしたいと思います。

それでは、新千歳空港を利用して札幌への旅行を計画されている方は、ぜひこの記事を最後までご覧ください。

JR線を使ったアクセス

新千歳空港の地下1階にJR新千歳空港駅があります。駅と空港ビルとは屋外に出ることなくアクセス可能なので、雨や雪の日でも気にすることなく便利です。

新千歳空港駅を発着する列車は、早朝の時間帯に普通列車が少しありますが、日中は快速エアポートのみとなります。快速エアポートは、1時間に5本程度と頻繁に運行しており、5本のうち3本は札幌行き、残り2本は札幌の先、小樽まで行く便となります。

新千歳空港から札幌までの所要時間は38分で運賃は1,150円(大人)、新千歳空港から小樽までの所要時間は1時間15分で運賃は1,910円(大人)です。新千歳空港-札幌-小樽の区間ではSuicaやPASMOなどの交通系ICカードが使えますので便利です。

新千歳空港発の列車はすべて札幌を経由しますので、ホームに停まっている電車に乗りさえすれば札幌に行くことができますから、わかりやすいです。逆に札幌から新千歳空港に向かう場合は、「快速エアポート」の表示があることを確認して乗車しなければいけません。

空港連絡バスを使ったアクセス

新千歳空港にある空港連絡バス(エアポートライナー)のバス停は、国内線ターミナルでは1階の到着ロビーを出たところにありあります。国際線ターミナルでも1階からビルを出たところにあります。バス停はいずれも屋外になりますが、屋根がありますので、雨や雪の日でも濡れることはなさそうです。

札幌市街へ向かう空港連絡バスは、国内線ターミナル側では14番(JAL側)か22番(ANA側)どちらか近いほうのバス停より乗車し、国際線ターミナル側では84番のバス停より乗車します。

なお、札幌市街へ向かう空港連絡バスは、22番→14番→84番の順で停車しますので、混雑するような場合には、「バスが来たのに満席で乗れない」ということを回避するためにも、22番のバス停から乗車するほうがいいかもしれません。

新千歳空港と札幌市街を結ぶ空港連絡バスは、「札幌都心線」と「札幌直行便」という2種類の便があります。札幌都心線では、大通公園や札幌駅前のほか、主要なホテルなど多くのバス停に停車し、札幌直行便では、ホテルには停車せず、大通公園や札幌駅前など限られたバス停にのみ停車します。

空港連絡バスの運賃は、新千歳空港から札幌市街にあるほとんどのバス停で、1,100円(大人)となります。新千歳空港から札幌駅前までの所要時間は、札幌都心線で約1時間20分、札幌直行便で約1時間5分です。札幌都心線は15分に1本、札幌直行便は1時間に1本と頻繁にあり、これらをあわせると1時間に5本の頻度で運行されています。

なお、バス運賃の支払方法なのですが、バス停近くの券売機で乗車券を買う方法、車内で現金で支払う方法があります。ただし、SuicaやPASMOなどの交通系ICカードが車内で使えるかどうかには注意が必要です。

空港連絡バスの運行会社が2社あって、そのうち「中央バス」の運行する空港連絡バスであれば交通系ICカードが車内で使えますが、「北都交通」の運行する空港連絡バスでは交通系ICカードを車内で使うことができません。

JR線と空港連絡バスの比較

所要時間で見ると、JR線が新千歳空港から札幌駅まで38分なのに対して、空港連絡バスでは札幌都心線で約1時間20分、札幌直行便でも約1時間5分となり、JR線のほうが20~40分も早いことがわかります。

ただ、空港連絡バスが停車するホテルなどに行く場合には、JR線なら札幌駅から地下鉄などに乗り換えて移動することになるので、最終的には空港連絡バスのほうが早く到着できる可能性もあります。

運賃で見ると、JR線では新千歳空港から札幌までの運賃が1,150円(大人)。空港連絡バスでは新千歳空港から札幌市街地まで1,100円(大人)です。札幌駅までなら50円差なので大差ありませんが、空港連絡バスが停車するホテルなどに行く場合には、JR線なら札幌駅から地下鉄などに乗り換えて移動するための運賃が追加でかかってくるので、地下鉄代210円が加算されて、空港連絡バスよりも260円高いという結果になります。

以上から、所要時間と運賃をあわせて考えると、空港連絡バスが停車するホテルなどのバス停に近い目的地に移動する場合には、空港連絡バスを利用するほうが所要時間でも運賃でも有利であり、札幌駅または空港連絡バスが停車するバス停からは離れた場所にある目的地に行く場合には、JR線のほうが所要時間は短く、運賃はJR線と空港連絡バスとで大差ないので、JR線を利用するほうが有利であると言えます。

次に、快適性についてです。空港連絡バスはかならず着席でき、大きな荷物はバスのトランクに積んでもらえるので、移動中はとても快適です。ただし、乗車定員が決まっているため、混雑時は満席となって、来たバスにすぐに乗車できない場合がある、渋滞にって到着時間が大幅に遅れることもあるというのは注意点です。

一方、JR線の快速エアポートは、乗車しても座席に座れるかどうかは保証されません。混雑時には立ったままの移動もあり得ます。また、スーツケースなどの大きな荷物を置くスペースは一部の車両にしか設置されていないので、基本的には自分で携帯しながらの乗車となります。ただし、乗車定員は決まっていないので、立ってでも乗車できればすぐに札幌まで移動できる点は便利とも言えます。

なお、快速エアポートは大体6両編成なのですが、そのうち1両が指定席である「uシート」の車両となります。確実に座れるとはいえ指定席料金840円が加算されるのは、ちょっと割高です。ちなみに、指定席料金840円は、新千歳空港から札幌まででも、小樽まで乗っても同額ですので、小樽まで利用するのであれば選択肢として考えてもいいかもしれません。

まとめ

今回は、新千歳空港から札幌市街へのアクセスについて、JR線と空港連絡バスをの特徴を紹介しつつ比較してみました。

所要時間と運賃で考えると、空港連絡バスが停車するホテルなどのバス停に近い目的地に移動する場合には、空港連絡バスがおすすめであり、札幌駅または空港連絡バスが停車するバス停からは離れた場所にある目的地に行く場合には、JR線のほうがおすすめという結果になりました。

ただし、移動の快適性を重視するなら空港連絡バスのほうが優れていますし、到着時間の正確性ではJR線のほうが優れています。

今回の記事を参考にしていただいて、自分の旅行計画にあわせた最適な選択をしてみてください。

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Have a nice trip!