モントリオール国際空港からモントリオール市内へのおすすめアクセス方法をご紹介

2019年9月25日

2018年6月からは成田―モントリオールのエアカナダ直行便も就航しており、旅行先としての人気がますます上昇中のモントリオール。今回は、カナダ・モントリオールの玄関口となるモントリオール国際空港(正式名称は「モントリオール・ピエール・エリオット・トルドー国際空港」と長い名前)からモントリオール市内へのおすすめアクセス方法についてご紹介したいと思います。

準備編:「アクセス方法の種類」と「OPUSカード」について

モントリオール国際空港からモントリオール市内中心部までは、下の地図のとおり、約20kmと比較的近距離にあります。現在、空港に乗り入れるための鉄道「REM」が建設中であり、2023年の開業予定。REMが開業すれば、もっとアクセスが便利になることでしょう。

現在、モントリオール国際空港からモントリオール市内へのアクセス方法としては、747エクスプレスバス(空港バス)、タクシーまたはUber、路線バス+鉄道の3種類があります。以下でこれらについて説明していきますが、便利で金額もリーズナブルという点で747エクスプレスバスが最もおすすめであり、モントリオールに来る旅行者の大部分は747エクスプレスバスを利用するようです。

また、モントリオールには、日本のスイカやパスモに似たICカード「OPUSカード」があります。路線バス(747エクスプレスバスも含む)と地下鉄を運営するstm(モントリオール交通局)が発行しており、これら交通手段で利用可能です。だいたい私は、どの都市を旅行する場合でも、その都市の交通系ICカードを購入することにしているのですが、モントリオールではこのOPUSカードを購入したことがありません。

後でも説明しますが、stm運営の路線バス(747エクスプレスバスも含む)と地下鉄では、1回ごとの乗車券以外に、1 dayチケット(24時間乗り放題)や3 dayチケット(72時間乗り放題)が発行されており、モントリオールで3泊4日までの滞在なら空港往復だけでも元が取れる3 dayチケットが断然お得です。この1 dayチケットや3 dayチケットは、紙のチケットとしても購入できるし、OPUSカードに記録してもらうこともでき、どちらでも金額は同じです。しかも、紙チケットにはICチップが付いているので、まさにICカードと同様、そのまま改札でタッチすればよく、便利さという点においてもOPUSカードと全く差がありません。

更に言うと、OPUSカードは、stm運営の路線バス(747エクスプレスバスも含む)と地下鉄でしか利用できません。VIA鉄道では利用できず、もちろんコンビニなどでの物販系の支払手段として利用することもできません。紙チケットで発行される1 dayチケットや3 dayチケットに比べて、特段のメリットがありません。そればかりか、OPUSカードは発行手数料として6カナダドルかかり、これは払戻不可となっており、一般的な短期旅行者としては、OPUSカードはデメリットしか無いようにも思えます。

ただ、モントリオール在住の人は、皆さんほとんどの方がOPUSカードを持っています。というのも、3 dayチケットより長い期間(1週間、1ヶ月、4ヶ月など)のチケットは、紙チケットとしては購入できず、OPUSカードに記録する方法しかないからです。ですので、モントリオールに1週間以上滞在する予定で、かつ毎日バスや地下鉄に乗る予定があるような場合には、OPUSカードで1週間チケットを購入するほうがお得な場合もあるかもしれません。また、詳細については調査していませんが、OPUSカードを提示すれば入場料が割引となる美術館などの施設があるようです。1週間未満の滞在であっても、割引額が6カナダドル以上ある場合には、OPUSカードを購入するという選択肢もありそうです。

モントリオール国際空港からモントリオール市内へのアクセス方法

前置きが長くなりましたが、早速、モントリオール国際空港からモントリオール市内へのアクセス方法をご紹介していきます。上でも触れましたとおり、アクセス方法は、747エクスプレスバス(空港バス)、タクシーまたはUber、路線バス+鉄道があります。ただし、路線バス+鉄道の方法は、747エクスプレスバスに比べて2カナダドル程度節約できるというメリットはあるものの、バスから鉄道への乗り換えがあり、モントリオール駅に着いた後も、地下鉄などに乗り継いでホテルへ移動しなければならず、あえてこの方法を選択するメリットがありません。以下では、747エクスプレスバス、タクシーとUberについてご紹介することといたします。

747エクスプレスバスでモントリオール市内へ移動

モントリオール国際空港からモントリオール市内への移動手段として、最もおすすめなのが、この747エクスプレスバス(空港バス)です。モントリオール国際空港からモントリオール市内まで、40分~1時間くらいでアクセス可能です。料金はどこまで乗っても10カナダドル。24時間運行。モントリオールを訪れる大部分の旅行者はこの747エクスプレスバスを利用すると言われています。

乗り場は、モントリオール国際空港1階の到着ロビーからそのまま外へ出て、道路沿いを歩くと「747」という標識がありますので、すぐわかります。運賃はどのバス停まで乗っても10カナダドルです。コインしか受付けてもらえませんが、現金でも乗車できます。ただ、予めチケットを購入しておくほうがお得です。チケットは、1階の到着ロビーから外に出る手前あたりにある、青とオレンジ色の「Billetterie Ticket」と書かれた券売機で購入できます。

券売機はデフォルトではフランス語表示になっているので、まず最初の画面で左下の「English」を選択。タッチパネルではなく、ボタン式なので表示の横にあるボタンを押します。続いて右下の「Non-reloadable card」を選択します。これは、上で紹介したOPUSカードではなく紙チケットでの購入を選択するという意味になります。次の画面で、「STM 3 concec. days」や「STM 1 day」などの表示が出ます。モントリオールで3泊4日以内の滞在をする場合は「STM 3 concec. days」(19.5カナダドル)をおすすめします。1泊だけの滞在や、4泊以上する場合は、一旦「STM 1 day」(10カナダドル)を購入しておくのでもいいと思います。滞在日が、金曜午後4時~月曜午前5時までなら、「STM Unlim. Weekend」(14カナダドル)を選ぶ方がさらにお得です。

上でも触れましたが、「STM 1 day」とは、stmが運営するバスや地下鉄に24時間乗り放題の1 dayチケットのことで、「STM 3 concec. days」は72時間乗り放題の3 dayチケットのことです。747エクスプレスバスはこの乗り放題が適用される路線であるのです。1回ごとの乗車が10カナダドルであることから、1 dayチケットと同額であり、従って、現金で支払うよりも1 dayチケット以上のチケットを買っておく方がお得だということです。そのため券売機では、そもそも1回ごとの乗車を選択するボタンすら存在しません。

ということで、券売機で「STM 3 concec. days」(19カナダドル)や「STM 1 day」を選択し、次の画面で購入枚数(人数)を選択、最後に支払を、キャッシュ(現金化)かクレジットカードから選んで支払が完了するとチケットが出てきます。ICチップの付いた紙チケットです。バス乗車時に運転席横の機械にタッチして乗車します。降りるときは後方のドアからとなり、そこでのタッチは不要です。

バスには、それほど収納能力はありませんが、スーツケース置き場が設けられています。運転手がスーツケースをそこに収納してくれます。次に停車するバス停は、アナウンスとともに車内のディスプレイにも表示されますが、予め降りるべきバス停を路線図で確認したうえで、Googleマップなどで確認しながら乗車することをおすすめします。日本のバスと同様、降車時は予め赤いボタンを押して運転手に知らせます。

747エクスプレスバスは2つの路線があります。1つは、「Terminus Lionel-Groulx」行きのもの、もう1つは「Terminus Berri-UQAM, Centre-ville (downtown)」行きのもの。バス停「Terminus Lionel-Groulx」は、モントリオール国際空港からの最寄りの地下鉄駅となっており、「Terminus Berri-UQAM, Centre-ville (downtown)」行きのバスもここには停車します。モントリオール市内は時間帯によって交通渋滞することも多く、そのような場合、「Terminus Lionel-Groulx」で下車して地下鉄に乗り継いで市内へ移動するほうが早く移動できるというメリットがあります。さきほど購入した紙チケットは地下鉄でもそのまま利用できますので、地下鉄の切符を改めて購入する必要もなく便利です。

一方、「Terminus Berri-UQAM, Centre-ville (downtown)」行きのバスは、モントリオール市内の11ヵ所に停車しますので、滞在予定のホテルの近くまでそのまま行くことができます。渋滞で時間がかかる場合もありますが、乗り換えが不要なので楽ちんです。夕方の渋滞時間帯以外はこちらのほうが便利だと思います。

最後に、帰国時に747エクスプレスバスを利用してモントリオール国際空港に向かう場合の注意点です。渋滞などによりバスは時刻表通りに来ないことも多いです。また、まれにスーツケース置き場が一杯になっている状態で、大きな荷物をもった人は乗車拒否される場合もあると聞いています。時間に余裕をもった移動を心がけてください。また、有効なチケットが無い場合には現金払いとなりますが、現金払いはコインしか受付けてもらえません。コインを準備するか、前日までに地下鉄駅などで1 dayチケット以上のチケットを買っておくことをおすすめします。

タクシーやUberでモントリオール市内へ移動

料金は高くなるものの、全く外を歩くことなく直接目的地のホテルまで行けるのが魅力です。冬のモントリオールはマイナス10度にまで冷えることもあるので、少しの距離とはいえ歩くのは大変です。また、大きな荷物があるような場合、深夜、早朝など、治安のいいモントリオールであるとはいえ、やはり不安はありますので、そんなときは、タクシーあるいはUberを利用してもいいと思います。

タクシー乗り場は、モントリオール国際空港1階の到着ロビーからそのまま外に出たところにあります。一方、空港からUberも利用可能ですが、Uberの乗り場は出発ロビーのある2階に専用乗り場が設けられていますので、2階に上がってからスマホでUberを呼び出すことになります。

所要時間はどの位置にあるホテルかにもより、また渋滞の状況にもよりますが、40分~60分くらいです。料金は、タクシーの場合、モントリオール市内の中心部(ダウンタウン)までは40カナダドルの固定料金制となっており、そこに10%~15%のチップをプラスするので、45カナダドルほどの支払いとなります。現金またはクレジットカードが使えます。一方、Uberのほうは距離制ですが、30カナダドル~40カナダドルとなり、タクシーよりも若干安くなるようです。

まとめ

モントリオール国際空港からモントリオール市内までのアクセスをご紹介しましたが、深夜であったり、荷物が大きいとか、または3人以上のグループだったりとかでない限りは、747エクスプレスバスの一択だと思います。

また、モントリオールの交通系ICカード「OPUSカード」は、1週間以上の長期滞在でない限りは、あまり購入のメリットが無さそうなので、紙チケットでの1 dayチケットや 3 dayチケットあたりにしておきましょう。

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