人気観光列車「海里」の紹介・予約方法と乗車レビュー

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観光列車「海里」は、車窓から美しい日本海を眺めながら、新潟・庄内地方の食材を使った和食の膳を楽しめる人気の観光列車です。本記事では、海里の簡単な紹介、予約方法や、私が実際に乗車した際の乗車レビューをレポートしていきます。

観光列車「海里」とは?

日本各地には、格調高いインテリアを備えた車両で、美味しい食事が車内で楽しめる観光列車がいくつかあります。その一つがJR東日本の観光列車「海里」です。

海里は、金土日祝を中心に新潟駅~酒田駅の間を一日一往復で運行されています海里が走行する新潟県や山形県庄内地方には豊かな海や里があり、その海や里の美味しいものや景色を楽しめるように列車名に「海」と「里」を入れ「海里」とネーミングされたそうです。

観光列車「海里」の列車設備と座席紹介

海里は、HB-E300系気動車というディーゼルハイブリッド車両の4両編成からなります。車両の外観は、「夕日」をイメージしたサンセットオレンジと「新雪」をイメージしたホワイトとのグラデーションで塗装され、屋外の光を取り入れ風景との一体感をつくることを目指したデザインとなります。

4両編成のうち1号車は、「みどりの窓口」などで一般販売される2×2のリクライニング付きクロスシート(普通車指定席)が30席あります。座席番号Aが日本海に面した窓側となります。2号車寄りデッキ付近にトイレが設けられています。また、列車端部には前面/後面展望が楽しめるフリースペースも設置されています。

2号車も「みどりの窓口」などで一般販売される座席ですが、全席4人掛けのコンパートメントシート全32席のみの車両です。日本海に面した側にコンパートメントシートが設置され、反対側は通路となっています。

3号車は、飲み物、お菓子・おつまみなどを販売する売店と、イベントスペースが設けられています。イベントスペースには、ちょうど「立ち食いソバ」のようなカウンター風のテーブルが窓に沿って設けられていて、イベントスペースで車窓を眺めながら売店で購入した飲み物などをいただくことができます。4号車寄りデッキ付近にトイレが設けられています。

4号車は「みどりの窓口」などでは予約できない旅行商品専用車両です。4号車は「ダイニング車両」と呼んでいますが、いわゆる「食堂車」という意味ではなく、旅行商品に食事や飲み物が含まれていることに由来するようです。

日本海に面する側には4人掛け(2×2)のボックス席3組と、窓に向かった2人横並びの展望ペアシート2組。反対側には、2人掛け(1×1)のボックス席が4組設けられています。4号車の列車端部にも前面/後面展望が楽しめるフリースペースが設置されています(ただし、1号車と2号車の乗客は4号車への立入禁止)。

観光列車「海里」の運転区間、運転日、時刻表及び停車駅

 

上述したとおり海里は金土日祝を中心に新潟~酒田の間を一日一往復運行されています。停車駅や時刻は異なる場合もあるようですが、以下、最もオーソドックスな時刻表と停車駅を表にしてみます。

往路便(新潟から酒田)

停車駅
新潟 10:11発
新発田 10:42発
中条 10:55発
坂町 11:03発
村上 11:14発
桑川 11:30着 12:03発
あつみ温泉 12:38着 12:39発
鶴岡 13:04発
余目 13:16発
酒田 13:27着

復路便(酒田から新潟)

停車駅
酒田 15:03発
余目 15:13発
鶴岡 15:26着 15:56発
あつみ温泉 16:20発
桑川 16:55着 17:21発
村上 17:36発
坂町 17:47発
中条 17:56発
新発田 18:07発
新潟 18:38着

桑川駅には、往路便で33分と復路便で26分と、ともに比較的長時間停車します。鶴岡駅には復路便でのみ30分の長時間停車をします。鶴岡駅での停車時間が長い分、復路便のほうが全行程の所要時間が20分ほど長くなっています。

観光列車「海里」へのアクセス

往路便の海里の始発駅である新潟へは、東京からは新幹線を利用すると所要時間1時間30分~2時間ほど。往路便の海里が新潟10:11発なので、例えば、東京7:48発/新潟9:51着の新幹線とき305号を利用すると、当日の早朝に東京首都圏を出発すれば往路便の海里に乗車できるスケジュールとなっています。

復路便の海里の始発駅である酒田へは、東京~新潟までは新幹線、新潟~酒田までは特急いなほ号を利用すると、東京からの所要時間は4時間~5時間ほど。復路便の海里が酒田15:03発なので、例えば、東京10:40発/新潟12:32着の新幹線とき317号から、新潟12:41発/酒田14:50着の特急いなほ5号を利用すると、当日の朝に東京首都圏を出発すれば復路便の海里に乗車できるスケジュールとなります。もちろん、海里を往復で乗車するのでも構いません。

また、往路便の海里は終着駅の酒田に13:27着、復路便の海里は終着駅の新潟に18:38着ですから、いずれの場合でも、新幹線等を使ってその日のうちに東京首都圏に戻ることが可能です。つまり、東京首都圏からなら、往路便だけ、復路便だけ、往復両方のいずれの乗車パターンであっても日帰りで海里に乗車することが可能です。

観光列車「海里」の予約方法

観光列車「海里」は、全車指定席の快速列車として運転されます。4両編成のうち座席がある車両は1号車、2号車、4号車であり、4号車は旅行商品専用の座席、1号車と2号車は一般に予約・購入できる普通車指定席です。

1号車及び2号車の普通車指定席の予約方法

まず、海里の1号車及び2号車、一般に予約・購入できる普通車指定席の予約方法について説明します。この普通車指定席に乗車するには「乗車券」と「指定席券」の2つが必要となります。以下、それぞれについて詳しく説明します。

観光列車「海里」の乗車に便利な乗車券

海里の乗車に必要な乗車券は、全国JR各駅の「みどりの窓口」や指定席券売機、おもな旅行会社などで、乗車1ヶ月前の午前10時から購入が可能です。JR東日本の「えきねっと」などのオンラインサービスでも購入可能です。

海里の乗車券としておすすめなのは「週末パス」8,880円です。「週末パス」は、土日祝日などの連続する2日間有効なJR東日本のフリーパスです。山形・宮城以南エリアのJR東日本線や一部の私鉄線の乗車券として乗り降り自由で利用できます。特急券を追加購入することで新幹線や在来線特急にも乗車できるので使い勝手がいいです。

「週末パス」は、GWの連休期間、お盆の期間、年末年始など例外的に利用できない時期はありますが、それ以外の土日祝日ならOK。海里の運行日のうち平日金曜日以外なら問題なく利用できます。

ちなみに、「週末パス」がどのくらいお得か調べてみましょう。例えば、東京都区内から新幹線で新潟へ行き、新潟から海里の往路便と復路便に乗車して酒田まで往復、そのあと新潟から東京都区内へ新幹線で戻る場合の乗車券は次のようになります。

東京都区内~新潟~酒田(502.1km)の乗車券が8,360円。往復で16,720円となります。「週末パス」8,880円を使うほうが、7,840円もお得です。

また、「週末パス」は連続する2日間有効ですから、例えば1日目は海里に乗車し、新潟などで1泊して、2日目は別の観光列車である越乃Shu*Kura、ゆざわShu*Kura、柳都Shu*Kuraなどに乗車すると、乗車券代は別途追加が発生しないので更にお得になります。

⇒ 人気観光列車「越乃Shu*Kura」に乗ってみた!予約方法と乗車レビュー

観光列車「海里」の指定席券の予約方法

海里の1号車及び2号車は全車指定席のため、乗車するには上述した乗車券のほかに指定席券の予約・購入が必要となります。海里の指定席券は、一般的なJR各社の列車と同様、全国JR各駅の「みどりの窓口」、おもな旅行会社などで、乗車1ヶ月前の午前10時から予約・購入が可能です。

ちなみに、海里の指定席券の料金は乗車距離にかかわらず840円となります。1号車のリクライニングシート及び2号車のコンパートメントシートともに同額です。コンパートメントシートは4人掛け席であるため、1~3人で予約した場合は他の方と相席になる可能性があります。

また、海里の1号車及び2号車の指定席券はJR東日本の「えきねっと」などのオンラインサービスでも予約・購入可能です。なお、1号車リクライニングシートの予約の場合、「えきねっと」では単に「海里」と表示され、2号車コンパートメントシートの予約の場合、「えきねっと」では「海里(コンパートメント)」と表示されますので間違わないように注意しましょう。

オンラインサービスでは基本的には乗車1ヶ月前の午前10時から予約・購入ができますが、オンライン独自のものとして、乗車1ヶ月前+1週間前14:00より予約の受付ができる「事前予約」と呼ばれるサービスがあります。

「事前予約」では、事前に予約を受け付けておいて、乗車1ヶ月前の午前10時のタイミングで実際の予約・購入の処理をしてくれるものです。確実に予約がとれるものではなく(私もこの事前受付を利用して席が取れなかったこともあります)、乗車1ヶ月前の午前10時のタイミングで自分の代わりに予約を代行してくれるサービスくらいの感覚で利用するのがいいでしょう。

食事の予約・購入について

上で説明した方法で海里の1号車または2号車の指定席券を予約・購入する場合、食事は付いていませんので、車内で食べるお弁当が必要な場合は、海里に乗車する前に新潟駅や酒田駅で駅弁を購入したり、「のってたのしい列車」のサイトから「海里特製弁当」を「うけとりっぷ」というオンラインシステムで注文したり、するなどの対策が必要です。

やはりおすすめは、「のってたのしい列車」のサイトで紹介されている「海里特製弁当」です。「海里特製弁当」は1つ2,600円からと少々値段は高くなりますが、地元の食材を活かして海里のコンセプトである「新潟の食」「庄内の食」を感じることのできる、海里車内限定の豪華なオリジナル弁当。値段以上の値打ちはあると思います。

「海里特製弁当」はオンライン(スマートフォン)で予約注文し決済します。当日は3号車の売店での受け取りとなります。スマートフォンから事前予約サービス「うけとりっぷ」を利用して予約・購入してください。予約は乗車日の5日前までとなっていますので、お忘れないようご注意ください。予約なしで当日「海里特製弁当」を購入することは原則できません。

4号車の旅行商品専用座席の予約方法

海里の4号車は旅行商品専用となります。JR東日本の「のって楽しい列車予約サイト」からは「食事付き現地発着プラン」が申込可能です。

金額的には、乗車券と指定席券、それに料理と飲み物が含まれており、乗車の時期や往路か復路かによって差がありますが、12,000円~17,000円くらいになります。新潟~酒田の乗車券が3,080円、指定席券が840円ですから、料理と飲み物などで10,000円くらいになる計算です。

料理は地元の食材を活かした豪華なコース料理です。また、座席や内装も、1号車や2号車の座席に比べると豪華な装備になっていますので、金額相応の満足度は得られるように思います。

旅行商品専用座席を予約する大きなメリットとして、申込受付が出発日の2ヶ月以上前からでも可能な点です。サイト上からも空席の有無が簡単に確認できるので、旅行の計画を立てるのに便利です。

そのほか、クラブツーリズム、日本旅行、読売旅行などで、海里の乗車を取り入れたツアーが企画されることもあるようですので、興味があればチェックしてみる価値もありそうです。

⇒ 人気列車に乗れる鉄道ツアーを提供するおすすめ旅行会社とツアーの申込み方

観光列車「海里」の乗車レビュー

私は2023年6月末に酒田駅から新潟駅まで、海里の復路便(1号車リクライニングシート)に乗車しました。ほんとうは昼食時間に乗車できる往路便に乗車したかったのですが、ちょうど大人の休日倶楽部パスの期間に重なっていて予約がとれず、復路便の海里、しかも通路側の座席をかろうじてゲットしたのでした。以下、乗車してみたレビューをご紹介します。

酒田駅では急いで海里へ乗り換え

私はこの日、当日の朝、東京から新幹線で新潟へ、新潟から特急いなほ5号で酒田へ。遅延があり酒田駅には14:55頃1番のりばに到着しました。15:03発の海里は既に3番のりばに入線しており、8分の乗り換え時間はありましたが、駅で飲み物を買ったり、跨線橋を渡ってホームを移動したりしていると、発車ギリギリで海里に乗車した感じでした。

もう1本早い特急いなほ3号にすると、酒田に13:01着と2時間も早くついてしまうので、往路便の海里には乗車せずに復路便の海里に酒田から乗るための移動手段はなかなかいい時間の列車が無いので困ったものですね。

車窓の見どころは日本海の風景

海里からの車窓は、新潟地方らしい田園や山間も多いですが、あつみ温泉~村上あたりの約50kmにわたる区間では、日本海に沿ったルートとなるため雄大な日本海の眺めを楽しむことができました。

特に、桑川駅から少し北に位置する「笹川流れ」は最大の見どころとなります。「笹川流れ」とは全長11kmにわたる海岸で、日本海の荒波の浸食によりできた奇岩、岩礁や洞穴など、変化に富んだ風景が広がります。国の名勝および天然記念物に指定されている地域であり、日本百景にも選定された海岸景勝地です。

海里が「笹川流れ」付近に近づくと車内アナウンスが流れました。私は車窓を見物するため急いで1号車のフリースペースへ移動し、海側の窓でカメラを構えました。フリースペースも結構混雑していたので、あらかじめ3号車のイベントスペースで飲み物を飲みながら場所取りしておけばよかったかなとも思いました。

海里が「笹川流れ」のビューポイントに来ると徐行運転となりました。ゆっくりと景観を鑑賞し、写真撮影も堪能することができました。

このように海里では車窓の見どころが多く、ほとんどが日本海に面した側の車窓であるため、日本海に面した窓際の座席番号Aが海里の乗車を楽しむうえで最も有利であるには違いありませんが、乗客なら誰でも自由に利用できる1号車のフリースペースや3号車のイベントスペースなど、日本海に面した車窓を楽しめる場所が複数ありますので、ときどき車内を移動する手間を惜しまなければ、山側の座席でも、通路側の座席でも、海里の乗車を楽しむことは全く問題ないように思いました。

比較的長時間停車する途中駅にて

復路便の海里では、鶴岡駅で30分、桑川駅で26分と、長時間停車が2回ありました。鶴岡駅で長時間停車するのは復路便のほうだけで、往路便では鶴岡駅での停車時間が1分未満なので、途中駅での長時間停車を楽しみにされている方には復路便のほうがおすすめかもしれません。

鶴岡駅に到着すると、まずは跨線橋を渡って反対側のホームへ移動して海里の撮影をしました。時間はたっぷりあるので、気の済むまでゆっくりと写真撮影を楽しみました。

その後も時間が余ったので、改札の外へ出て見ることに。外から駅舎を見物したり、駅コンコース内の七夕飾りを見たりと、ぶらぶらしながら時間をつぶしました。地元の方々によるお出迎えや、駅ホームでの特産品の販売などはやっていなかったのは残念でした。

次は、車内から「笹川流れ」を見物したすぐあとに桑川駅に到着。この桑川駅は大きな駅ではありませんが、2面2線で直線的な長めのホームを備えた駅であり、列車の撮影にはいい感じです。桑川駅に到着すると、ここでもすぐに跨線橋を渡って反対側のホームへ移動して海里の撮影をしました。往路便の海里で途中の長時間停車駅はこの桑川駅だけとなるので、往路便での海里の撮影のチャンスは桑川駅だけとなります。チャンスを逃さないように注意しましょう。

この桑川駅は駅舎が「道の駅 笹川流れ」も兼ねており、駅舎内には、レストラン、カフェ、お土産ショップなどがありました。また駅舎の2階から突き出た歩道橋の先は展望テラスのようになっていて、この展望テラスからも「笹川流れ」の眺望を楽しむことができました。

駅舎1階のカフェでは、海里の停車時間限定で販売される「special日本海ソフトクリーム」(300円)というカップ入りのソフトクリームがあったので購入して車内に持ち帰って食べてみました。

「笹川流れ」の塩をベースに使ったソフトクリームだそうで、なかなか美味しかったです。

桑川駅での停車時間中は、列車の撮影、景観の見物、グルメ、ショッピングなど、やることがたくさんありますので楽しいですが、あっという間に時間が過ぎますので、列車に乗り遅れないように常に時間を見ながら楽しむことが大切です。

車内でのサービスやすごし方など

海里ではワゴン販売による車内販売はありませんが、3号車の売店において、日本酒やビール、ワイン、おつまみ、お菓子、コーヒー、りんごジュース、お茶などが販売されています。残念ながら、売店ではお弁当は販売されていません。

復路便の海里は酒田15:03発/新潟18:38着となり、車内で夕食をとるなら最後の1時間くらいになる微妙な時間帯であることから、私は夕食のお弁当などは申し込まず、海里の車内では、売店でお菓子と飲み物などを買って過ごすことにしました。

新潟・庄内地方の食材を使った和食の膳を楽しむというのが観光列車「海里」の特徴でもあるので、海里の楽しみ方としては邪道かなとも思ったのですが、実際には車内では自分の座席にじっと座っていることなく、車窓を見るために車内をウロウロし、途中停車駅で席を立つことも多かったため、豪華なお弁当を目の前においてゆっくり食事を味わうというスタイルでなかったのは、むしろ自分の楽しみ方では都合が良かったように思いました。

あと、海里で良かったと思えるポイントとして、通路の天井に設けられたモニタでした。モニタでは海里の運転席からの前面展望動画が流されていたのですが、自分の席に座っているときにはこのモニタの前面展望動画に見入ってしまったりと、意外に面白かったです。

終着の新潟駅で駅弁を買って新幹線に乗り換え

復路便の海里は定刻の18:38に終着の新潟駅に到着しました。新幹線乗り換え改札のある5番のりばへの到着です。新潟駅ではレストランなども多く便利なのですが、帰りの新幹線が遅くなるのも嫌だったので、駅の売店で駅弁を買って、新潟18:58発の新幹線とき344号に乗車しました。東京の自宅には22時前には到着できました。

まとめ

以上のとおり、観光列車「海里」では、車窓から美しい日本海を眺めながら、新潟・庄内地方の食材を使った和食の膳を楽しむというリッチな旅を体験できます。鉄道好きの方はもちろんですが、観光列車は初めてという方にもきっと満足してもらえると思います。

また、復路便の海里については、私が体験したように、食事よりも車窓や途中停車駅を中心に楽しむという方法でも、観光列車ならではの楽しい旅になることでしょう。

海里は金土日祝の運行となっており、運行本数が多く、一般の普通車指定席で予約する方法だけでなく、2ヶ月以上前から旅行商品として申し込むこともできます。人気列車ではありますが、早めに計画をたてれば予約をとることはそれほど難しい列車ではないと思います。乗車券も「週末パス」などを利用すると大変お得です。

ぜひ一度、海里の列車旅を楽しんでみてください。

Have a nice trip!