「阿里山森林鉄道」をネット予約する方法・自由席で当日乗車する方法

2022年12月4日

台湾で人気の高い「阿里山森林鉄道」(=阿里山森林鐵道/阿里山林業鐵路)は、嘉義駅から十字路駅までの本線と、山の上にある阿里山駅からの、沼平線、神木線、祝山線の3つの支線とで運行されています。

今回は、阿里山林業鐵路の本線(嘉義駅~十字路駅)をネット予約する方法、および自由席などで当日乗車する方法について解説します。ちなみに、沼平線、神木線、祝山線の3つの支線については、基本的に自由席のみとなっています(こちらの記事『阿里山森林鉄道の支線「祝山線」、「神木線」、「沼平線」の乗車方法』にて解説します。)

本線の主要駅である奮起湖駅については、こちらの記事『奮起湖で観光やグルメを楽しみながら阿里山行きバスへ乗継ぐ方法』もどうぞ。

本線(嘉義駅~奮起湖駅・十字路駅)をネット予約するには

本線の時刻表を調べましょう

まず、阿里山林業鐵路の日本語版ホームページにある時刻表のページをあけてみます。「林鉄本線」つまり、嘉義駅~奮起湖駅・十字路駅の間の本線、上り(十字路方面行き)と下り(嘉義方面行き)の時刻表が表示されます。

ちなみに、阿里山に行くバスは奮起湖駅だけでなく十字路駅からも出ていますが、観光やグルメも楽しめる奮起湖駅でバスに乗り換えるのをおすすめします。もちろん、本線の終点となる十字路駅まで乗り通したいという場合には、十字路駅でバスに乗り換えても問題ありません。

上段(上り便)の時刻表の一番上の行には、列車の名前が並んでいます。左から「中興號 311車次」、「阿里山號 1車次」、「阿里山號 3車次」、「阿里山號 11車次」、「阿里山號 13車次」となっています。スマホ画面では矢印「<」と「>」をタップして画面を左右に移動させてください。

このうち、奮起湖駅を経由して十字路駅まで行く列車は「阿里山號 1車次(No. 1)」と「阿里山號 3車次(No. 3)」の2本、奮起湖駅が終点となる列車は「中興號 311車次」の1本です。「阿里山號 11車次」と「阿里山號 13車次」は、嘉義駅から次の北門駅までの列車で、所要時間6分間ほどのものとなります。

「中興號 311車次」は全席自由席であり、以前はネット予約できなかったのですが、現在はネット予約が可能となっております(座席は指定されないが乗車定員分のみ切符が発行される)。

下段(下り便)の時刻表についても同様に、左から「阿里山號 10車次」、「阿里山號 12車次」、「中興號 312車次」、「阿里山號 2車次」、「阿里山號 6車次」となっています。こちらもスマホ画面では矢印「<」と「>」をタップして画面を左右に移動させてください。

このうち、十字路駅から奮起湖駅を経由して嘉義駅まで行く列車は「阿里山號 2車次」と「阿里山號 6車次」の2本、奮起湖駅始発で嘉義駅まで行く列車は「中興號 312車次」の1本です。「阿里山號 10車次」と「阿里山號 12車次」は北門駅始発で嘉義駅までの列車となっています。

なお注意すべきは、時刻表にある列車の名前の下にカッコ書で「毎週土、日運行される」や「毎日運行される」などの運行日が記載されている点です。例えば、上り便で毎日運行されているのは、「阿里山號 1車次」と「阿里山號 11車次」だけ、下り便で毎日運行されているのは、「阿里山號 10車次」と「阿里山號 2車次」だけです。

その他は、土曜と日曜(あるいは祝日)だけの運行ですので注意が必要です。つまり、土曜・日曜・祝日以外の平日で、嘉義駅~奮起湖駅・十字路駅間をネット予約可能なのは、上りの「阿里山號 1車次」と、下りの「阿里山號 2車次」との1日1往復便だけとなります。

ちなみに運賃ですが、嘉義駅~奮起湖駅間の大人片道運賃は、阿里山號(座席指定)で384TWD(≒1,800円)、中興號(自由席)で345TWD(≒1,600円)です。

ネット予約をしてみましょう

阿里山林業鐵路のインターネットによる予約は乗車する日の15日前(当日を含むので正確には14日前)から可能です。ただし、金曜日に限り15日後の次の土曜日と日曜日(つまり16日後)まで予約可能となっています。なお、受付可能時間は、06:00~24:00です。

では、阿里山林業鐵路のネット予約のページを開きますと、「一般予約」という題名のページが表示されます。もし、日本語の表記になっていなかったら、PCの場合は画面右上の「Language」から「日本語」を選択してください。スマホの場合は画面左上のメニューアイコンをタップして「日本語」を選択してください。

下記の画像はPCで表示される画面ですが、スマホの場合も項目は同じですので、以下、とくに区別せずに説明します。

日本語表記なので説明は不要かもしれませんが、各項目への入力は以下のとおりです。

  • 乗車日:予約したい乗車日をカレンダーから選択します。右横の「復路を予約する」にチェックを入れると往復での予約ができるようになります。行きの日にちは「往路」に入力し、帰りの日にちは「復路」に入力します。なお、往復で予約する場合は、往路と復路ともに乗車区間は同じである必要があります。例えば、行きは「嘉義から十字路」で、帰りが「奮起湖から嘉義」という乗車をしたい場合は、片道ずつの予約となります。
  • 路線:予約したい路線を選択します。「祝山線」「神木線」「沼平線」の3支線は自由席なので当日または前日に駅で購入しても問題ありません。今回は本線の予約ですので、「本線(嘉義-十字路)」を選択します。
  • 乗車区間:「乗車駅」は出発駅を、「降車駅」は到着駅をプルダウンで選びます。往復で予約する場合の復路については、乗車駅」が到着駅となり、「降車駅」が出発駅となります。
  • 枚数:ここは利用者の数です。「おとな」と「こども(6-11才)」の利用者数をそれぞれ入力します。なお、片道につき一度に6人分までの予約が可能です。
  • 認証コード:以上の項目が入力できたら、右横の画像の英数文字を入力します。

最後にページ下の「検索する」のボタンを押します。すると以下の画面のように、利用可能な列車の一覧が表示されます。往復の場合は、上段に行きの列車が、下段に帰りの列車が表示されます。ちなみに、空席のある列車(中興号は自由席なので乗車定員に空きがある場合)のみ表示されるようになっており、表示されなかった列車は空席が無いものとなります(「残りのシート/票」が空席数を示す)。

希望する列車の左端にあるラジオボタンを押して選択し、ページ一番下の「確認する」ボタンを押します。するとページが切替わり、さきほど選択した列車の内容と、その下に赤字で金額が表示されます(スマホの場合は画面を右にスライドすると表示)。

内容が間違いなければ、ページ下に「きっぷの受取人情報」を入力していきます。日本語表記なので問題ないとは思いますが、一応、下に解説を記載します。

  • 国籍 :日本国籍の場合にはプルダウンで「Japan 日本」を選択します。
  • パスポート番号:パスポート番号を入力してください。
  • 電話番号:台湾の電話番号を入力することが推奨されていますが、日本の携帯電話番号でOKです。たとえば090-1234-5678の場合、819012345678と入力します。
  • メールアドレス:メールアドレスを入力します。必須の入力項目にはなっていませんが、予約や支払完了の確認メールが届くので記入しておきましょう。

以上を入力し、ページ下のほうにある個人情報取扱いのチェックボックスをチェックし、ページ一番下の「予約する」のボタンを押します。

すると画面が切替わって下の図のようになります。座席指定のある阿里山号の場合は「座席」のところに何号車何番と号車番号および座席番号が表示されます。

この内容で問題なければ、これで予約の仮押さえができました。さきほど入力したメールアドレスのほうにも、「阿里山林業鉄道ネットワーク予約システム」から予約完了のメールが入っているはずです。

支払をしましょう

きっぷの支払期限は翌日の24:00までです。一旦サイトから離れても、「予約検索/払戻し/支払い/電子チケット」のページより、メールに記載された「予約番号」の8桁の数字とパスポート番号からネット決済をすることが可能ですが、さきほどの画面から続けてネット決済してしまうのが便利です。

なお、往復で予約した場合でも、往路と復路とをまとめて支払できず、1つの列車ごとの支払になる点、注意が必要です。

支払する列車の左側ラジオボタンを選択して、画面下の「ネット決済をする」ボタンを押します。

すると、ページが変わり、料金の表示と、クレジットカードでの支払いを示す画面になります。クレジットカードの銘柄は、VISA、MasterCard、JCBが使えるようです。「VISA、MasterCard、JCB」のラジオボタンをチェックして「ネット決済の内容を見る」のボタンを押します。

画面が切替わり、クレジットカードの情報を入力します。カード番号、有効期限(月/年)、カード裏の3桁の番号を入力し、下の「confirm」のボタンを押します。画面が切替わり、しばらく認証処理を行い、決済が完了します。

さきほど入力したメールアドレスのほうに支払完了のメールが入っているはずです。つまり、予約完了のメールと計2通のメールが届いているはずです。メールに記載された「予約番号」の8桁の数字が予約番号です。予約番号は、切符の受取でも使いますので、忘れずにメモしておきましょう。

ネット予約完了後の切符の受取り方法

ネット予約及び支払が完了したら、あとは台湾に入国した後、阿里山森林鉄道に乗車する前に紙のきっぷを受取るか、あるいは電子チケット(eチケット)を発行してもらうことになります。少々味気は無いですが、電子チケットを発行するほうが便利です。

電子チケットは、「予約検索/払戻し/支払い/電子チケット」のページより、メールに記載された「予約番号」の8桁の数字とパスポート番号から発行することが可能です。

次に紙のきっぷについてです。紙のきっぷの受取り(発券)は、阿里山森林鉄道の駅か、台湾のセブンイレブン(「ibon」というマルチメディア機)かのどちらかとなります。旧システムでは台鉄の駅や郵便局でもきっぷが受取れたのですが、現在のシステムでは阿里山森林鉄道の駅かセブンイレブンだけですので注意が必要です。

阿里山森林鉄道の駅では切符の受取りに手数料は不要ですが、セブンイレブンでは1枚につき10TWDが必要となります。セブンイレブンでは店内にあるマルチメディア機の「ibon」を操作して、以下の図のような流れで伝票を出力し、レジカウンターに持って行って支払をすることになります。

サイトでは発車30分前までなら駅で発券できると書いてありますが、乗車前日までにチケットを受取っておくことをおすすめします。というのも、阿里山森林鉄道の嘉義駅の窓口は混雑していることが多いので、当日直前に発券する場合、発車30分前を過ぎてしまい、最悪の場合、乗車できなくなることがあります。

また、当日、台中や台南から嘉義まで台鉄で移動し、嘉義駅で阿里山森林鉄道に乗換える場合、電子チケットをもっていたり、紙のきっぷを前もって発券していれば嘉義駅で一旦改札を出ることなくそのまま阿里山號のホームに行けるので便利です。(阿里山森林鉄道のホームは台鉄嘉義駅の中にある)

本線(嘉義駅~奮起湖駅)を予約なしで乗車するには

もし、何らかの理由で座席の予約ができなかったが、絶対に阿里山森林鉄道本線に乗ってみたい場合、次のような方法を試してみてはいかがでしょうか?

  1. 阿里山森林鉄道の切符売り場(嘉義駅東口の駅舎外側/奮起湖駅の駅舎内)に早めに行って阿里山號の当日指定席券を購入する。意外と直前にキャンセルが出るらしいです。
  2. 阿里山森林鉄道の切符売り場で中興號(ただし土日のみ運行)の自由席券を購入し、早めにホームに行って席をとる。中興號も乗車定員数を超えてのチケット発行はされないのですが、自由席であるため阿里山號に比べると人気が落ちるため、乗車できる可能性は高い。

土日以外の平日では上記1の方法しか使えませんので、当日、阿里山號の空席がなければ絶望的です。ただ未確認情報ですが、空席が無い場合でも「立席」として切符を購入できるという話もあるようです(立席なので2時間20分ずっと立ったままです。相当辛いので覚悟は必要ですが。)。

土日であれば全席自由席の中興號が運行していますので、まず阿里山號の空席があるかどうかを問合せ、空席があれば阿里山號の切符を買い、なければ中興號の切符を買います(中興號さえも完売という可能性はあるが)。中興號の切符を買ったら、早めにホームに行って席を確保する、という手順がお勧めです。

ちなみに、2019年10月以降の新システムからは、中興號や阿里山の3支線についてもネット予約・購入ができるようになりました。ただし、自由席であることには変わりないので、座席の予約はできません。

まとめ

以上ご紹介したように、阿里山森林鉄道のネット予約・支払及び切符の受取りは意外と簡単ではないでしょうか?

人気のある鉄道です。シーズンによっては予約が非常にとりにくい時期もありますので、早めの予約が肝心です。満席だった場合でも、あきらめず毎日トライすれば、キャンセルが入って予約できることもあります。

そして、それでも予約ができなかった場合にも自由席で当日乗車という可能性が十分ありますので、最後まであきらめないでください。

阿里山森林鉄道の支線「祝山線」、「神木線」、「沼平線」の乗車方法

奮起湖で観光やグルメを楽しみながら阿里山行きバスへ乗継ぐ方法

Have a nice trip!