【秋季】皇居乾通り一般公開、「紅葉の通り抜け」は12月初旬が見頃

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春と秋、年に2度実施される「皇居乾通り一般公開」。今回(令和元年12月)は、秋季の皇居乾通り一般公開についてご紹介したいと思います。なお、春季の「皇居乾通り一般公開」については以下の記事をご覧ください。


皇居乾通り一般公開の実施期間や詳細については、宮内庁のページで掲示されますので、お出かけされる前には必ずチェックしておいてください。

皇居乾通りへのアクセス

皇居乾通り一般公開の入場口は一カ所のみとなっています。下の地図にあるとおり皇居外苑の坂下門です。坂下門には、東京駅、有楽町駅、二重橋前駅、大手町駅、日比谷駅、霞が関駅、桜田門駅などから徒歩でアクセスできます。混雑が無ければ徒歩で10分~15分程度です。

乾通りというのは、この坂下門から北へ延びる約750mの皇居内の並木道のことです。北の突き当りには乾門があり、ここが皇居乾通り一般公開の出口のひとつとなっています。乾門からの最寄り駅は竹橋駅となります(徒歩5分くらい)。

また、乾通り途中を右手に曲がって西桔橋を渡り、皇居東御苑に出るコースも可能です。私が行ったときは、ちょうど皇居東御苑で令和元年秋季限定での「大嘗宮」の一般公開が行われていましたので、ほとんどの人は乾通り途中を曲がって皇居東御苑に出るコースを進んでいました。ただ、「大嘗宮」の一般公開といった特別の催しが無い場合は、そのまま乾門まで進むコースをおすすめします。皇居東御苑は常時公開されているのに対し、乾通りは公開される期間が限定されていますから。

皇居乾通りの紅葉

今回も私は東京駅から徒歩で坂下門に向かいました。12月6日(木)だったのですが、東京駅の丸の内駅前から皇居に向かって伸びる行幸通りのイチョウ並木が黄金色に輝いていて、素晴らしい眺めでした。

人の流れに沿って皇居外苑に入り、二重橋の前を通って坂下門に向かいます。平日の午前中ということで、前回と同様、人ごみはそれほどでもありませんでしたが、やはり土曜・休日は相当な混雑となりますので、覚悟が必要です。人の流れの先に見える白いテントが手荷物検査場です。平日だったこともあり、手荷物検査場では待ち時間が2、3分といったところです。手荷物が無い人はそのまま通過できるレーンを通れますので待ち時間はありません。土日など相当な混雑が予想される日にはカバンを持たず、カメラやスマホなどをポケットに入れて行くと、荷物検査で待たされないのでおすすめです。

手荷物検査のあとはボディーチェックがあります。こちらはカバンのある人も無い人も同じくチェックを受けることになります。今回、私はポケットにスマホとデジカメを入れていたのですが、注意されずそのまま通過できました。ボディーチェックのあとは、列に並んで坂下門を通り皇居の中に入ります。乾通りは、坂下門を入ったところにある宮内庁の庁舎前から、北の乾門に向かって真っすぐに伸びた並木道です。

乾門に向かって右側には江戸城のお堀「蓮池濠」が通りに沿って続いていて、お城の石垣をバックに紅葉が見物できますので、なかなかいい写真を撮ることができます。

蓮池濠とは反対側(進行方向左手)には、「局門」や「道灌濠」などの見どころがあり、紅葉とのコンビネーションでなかなかいい味を出していました。やはり12月初旬ごろが皇居の紅葉の見頃のようですね。

ちなみに、乾通りにはトイレも設置されていますが、数が限られていますので、特に女性用はかなりの混雑のようです。トイレは皇居に来る前に済ませておくのがおすすめです。

途中、そのまま真っすぐ乾門に行くルートか、右に折れて皇居東御苑に行くルートかを選ぶ分かれ道があります。ただし、一方通行なのでどちらかに行くと戻って来ることはできませんのでご注意ください。皇居東御苑は常時一般公開されているので、通常ならば、そのまま乾門へ進むのがおすすめです。

ただ、私が訪れた令和元年秋季の一般公開では、皇居東御苑のほうで令和元年秋季限定での「大嘗宮」の一般公開も行われていましたので、ほとんどの人は乾通り途中を右手に曲がって西桔橋を渡り、皇居東御苑に出るコースを進んでいました。私も「大嘗宮」のほうへ行くことにしました。

おまけ:「大嘗宮」と皇居東御苑の紅葉

令和元年12月に解体撤去され、残念ながらもう見ることはできませんが、「大嘗宮」について少し触れておきます。「大嘗宮」とは、天皇が新たに即位された際に大嘗祭を行うとても重要な儀式の場です。常設の施設ではなく、このときのために建立され、儀式が終了すると解体撤去されるもののようです。今回の徳仁天皇陛下が即位された際の大嘗宮は、皇居東御苑に建立されました。

平日の午前中とはいうものの、大嘗宮前は長蛇の列でした。とてもゆっくり観覧するという雰囲気ではありませんでしたが、そのスケールの大きさには圧倒され、神聖な儀式が行われた厳かな雰囲気の余韻を感じることができました。

中央には鳥居が立っていて、神社だな、という印象を受けました。建前として政教分離とは言いますが、やはり日本人の文化や歴史は神道と切り離すことはできないように思いました。2000年前の伝統を現在に至るまで受け継いでいることに、日本人として誇りを感じることができました。

大嘗宮を見た後は、皇居東御苑の紅葉を堪能しました。乾通りよりもはるかに樹木は多いので、単に紅葉見物が目的なら皇居東御苑をまわってみるだけでも十分楽しめそうでした。

まとめ

皇居の中を見ることができる機会はなかなかありません。皇居乾通り一般公開は絶好の機会ですので、春や秋に是非一度訪れてみてください。これを通して、天皇陛下や皇室のことを身近に感じ、伝統ある日本文化に誇りを感じることのできる良い機会になることと思います。

Have a nice trip!