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「ポッパ山」(または「ポパ山」)とは、ミャンマーのバガン近郊にある小さな山で、ミャンマーの土着信仰である「ナッ信仰」の聖地、総本山となっています。コブのような山の頂上に寺院があるその不思議な景観にインパクトがあり、人気観光地バガンから約60km(車で1時間半ほど)と比較的近いこともあって、バガン観光とあわせて利用する人が多い観光地となっています。
今回は、このポッパ山への行き方・ツアーの選び方と、バガン発のポッパ山半日観光現地ツアーに参加した際のレビューをご紹介してみたいと思います。
ポッパ山への行き方:現地ツアー参加がおすすめ
ツアーに参加せず、バガンからポッパ山に公共交通手段を使って自力で行く方法もあります。しかし、現地の人の生活の足となっている乗り合いトラックなど、観光客の利用を想定していない交通手段となるので、よほど旅慣れた人でない限り難易度が高く、あまり現実的ではなさそうです。現地ツアーを利用することをおすすめします。
ポッパ山へのツアーは、例えば「トリップアドバイザー」で調べると、下のようなツアーがいくつかヒットします。いずれも1人参加ではちょっと割高になり、ガイドの言語が英語のみというのが残念ですが、ホテルまで車で送迎してくれるので大変便利です。
ちなみに私が利用したのは、現地法人の「サラトラベルミャンマー」という旅行会社が主催しているツアーで、ポッパ山への半日観光ではここが一番のおすすめです。金額的にはトリップアドバイザーで紹介されているツアーと大差ありませんが、ガイドの使用言語が日本語である点が非常に有難いです。
サラトラベルミャンマーは、バガンに本社のある日本人経営の旅行会社で、現地ツアーの申し込みだけでなく、国内航空便やバガンでのホテルの手配もできるので、ミャンマー旅行では何かと便利です。ツアーの日本語ガイドさんはこちらの旅行会社専属の方らしく、そういった点でも信頼できそうな気がしました。
バガン発のポッパ山半日観光現地ツアーの参加レビュー
サラトラベルミャンマーさんで申込んだ「ポッパ山半日観光」に参加しましたので、以下、そのレビューをご紹介いたします。
ニャウンウー空港からツアー出発
今回は、バガンへの空の玄関口「ニャウンウー空港」からのツアー出発となりました。ヤンゴンで前日泊し、当日の朝、ヤンゴン空港7時発のエアカンボーザ(Air KBZ)便にてニャウンウー空港に定刻どおり朝8時半ごろに到着。
荷物を受け取り到着ロビーに出るとガイドさんがお出迎え。”おじいさん”に近いご年齢だと思いますが、日本語はとてもお上手でした。空港出口で入域料(2018年11月現在、25,000チャットで3日間有効)を支払い、駐車場で待機していたセダンタイプの乗用車(トヨタ車)に乗り込みツアー開始です。
運転手さんと、助手席にガイドさん、そして後部座席に私の計3名です。荷物のスーツケースは車のトランクにしまっておけたので、ツアー中は持ち歩くことなく便利でした。
ポッパ山への道中2ヶ所に立寄る
ガイドさんの流暢な日本語によるバガンの歴史についてのお話を聞きながらポッパ山に向かいました。道路は舗装されているとはいえ所々デコボコの悪路もありましたが、車が日本車なので乗り心地はよく、車酔いなどの心配はなさそうです。
30~40分行ったところで途中休憩。砂糖菓子やヤシ酒を製造実演・販売しているお店に立寄りました。ツアーではお約束と言っていいお土産物屋への立ち寄りですが、ここはしつこい売り込みがあるわけでもなく、心配は無用でした。ヤシから砂糖を作る昔ながらの工程が再現され、実演もされており、なかなか興味深いものを見学できたと思います。
無料でお茶を出してくれて、出来立ての砂糖菓子を試食もできます。結局、試食して美味しかった砂糖菓子を一袋買いました。
お店で30分ほど休憩した後、再び車に乗って1時間ほど走り、ポッパ山近くの集落に到着。ここでまた途中下車。集落の中にある小さな市場を見学しました。バンレイシ(釈迦頭)という日本では見たことも無い珍しい果物を売っている果物屋さんに立寄りました。(ここでもバックマージンがはいるのかと、ついつい疑いの目で見てしまいましたが…)初めて見る果物だと言うと、お店のご主人は味見もさせてくれました。とても甘い果物ですが、種が多くて食べにくいので、結局何も買わずに終了。いい体験ができました。
また車に乗って5分くらい走るとポッパ山が見えてきました。まずはポッパ山が奇麗に見えるというビュースポットで下車して写真撮影タイムです。リアルに見るとほんとに神秘的、聖地と呼ぶにふさわしい姿です。ポッパ山、すごい!
ポッパ山に登り寺院を参拝
写真撮影を終え、出発から2時間をすぎてようやくポッパ山のふもとへ到着。山のふもととは言っても村のような感じのところ。車を降り、ここからは階段でポッパ山の頂上にある寺院を目指します。入口は狛犬ならぬ白い象さん。寺院の入口ですね。登山口のような感じとは全然違います。
象さんの入口を入って行くと、ずらりとお土産物屋が並ぶ参道が続いています。参道というよりもアーケードというか、雰囲気的には日本の古びた観光地といった感じです。
次第に階段が多くなり登山が続きます。さすがは「山」というだけあって、階段は果てしなく続きます。ところどころ、仏像ではないと思うのですが、人形のようなご本尊が安置された祠のようなものもありました。
お祈りする人たちがいたり、集まってお弁当を食べている人たちがいたり、と様々です。また途中、野生の猿がたくさんいました。人には慣れていなようなので、近寄ると逃げていきます。
息がきれそうになりながら、最後のキツイ階段を上ると頂上につきました。ガイドさんは私よりもかなりご年齢でしょうが、確実に体力は上のようです。私のペースにあわせてくれましたが、全く疲れた様子はありません。
そして、とうとうポッパ山の頂上です。山の頂上とは言っても普通の山とは違い、地面があるわけではなく、寺院の屋上テラスにいるような感じです。
というか、これまで登ってきた階段も普通の山登りのような「自然」は全く無く、山全体が寺院として要塞化されているといった感じでした。
頂上からの眺めは最高でした。ナッ信仰の聖地にふさわしい、そんな美しい場所でした。
頂上で参拝などを済ませた後、来た道の階段を下りてポッパ山のふもとに戻りました。上から見ると参道(アーケード)の屋根がすごい。
待機していた車に乗り、帰りは休憩なしでバガンへ直行、お昼過ぎにはバガンに到着しました。私の申し込んだツアーには昼食が含まれていたので、バガンの地元料理のお店に入って昼食をし、その後、宿泊先のホテルに送ってもらって終了となりました。
まとめ
神秘的なポッパ山の姿は感動でした。半日のツアーでしたが、ガイドさんがおもしろく親切な方であったので、観光だけでなく車での移動中も楽しむことができました。バガン滞在にはポッパ山の半日ツアーを入れるのはおすすめです。
Have a nice trip!