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ミャンマーでは2021年2月のクーデター以降、軍と民主派勢力の衝突が続いており、特に地方部では反政府武装勢力の活動が活発化しています。多くの地域で暴力的な事件やテロが発生しており、旅行者にとっては非常に危険な状況です。2024年10月時点でも日本政府では、ミャンマーへの不要不急の渡航を控えるように勧告しています。
ミャンマーの世界遺産であるバガンは、仏教三大遺跡の一つとして知られ、その壮大な歴史と美しい景観で多くの観光客を魅了しています。本記事では、ミャンマーの世界遺産であるバガンの紹介と、私が実際にバガンを訪れた際の旅行記を紹介します。
バガンを訪れる際のおすすめ観光方法や見どころを網羅し、初めての方でも充実した旅行を楽しめるようにガイドします。ミャンマーの文化と歴史を深く感じることができるバガンの魅力を、ぜひご堪能ください。
- 本記事のポイント
- ・バガンの歴史と世界遺産登録の経緯
・バガンの主要な寺院と遺跡の特徴
・バガンでのおすすめ観光方法と移動手段
・日本語ガイド付きツアーと日本発パッケージツアーの利点
ミャンマーの世界遺産バガンの紹介
ミャンマーの世界遺産バガンの紹介として、バガンの歴史と世界遺産登録の経緯、バガンの主要な寺院と遺跡、バガンでのおすすめ観光方法、日本語ガイド付きツアーの利用について解説します。
バガンの歴史と世界遺産登録の経緯
バガンは、カンボジアのアンコールワットやインドネシアのボロブドゥールと並び、仏教三大遺跡の一つとして知られています。バガンの歴史は9世紀から13世紀にかけてのバガン王朝に遡ります。この時期、バガンはミャンマーの政治、経済、文化の中心地として栄え、多くの寺院や仏塔が建設されました。
バガンが世界遺産に登録されたのは2019年7月のことです。実は、ミャンマー政府は1997年にもバガンを世界遺産に推薦しましたが、その時は失敗に終わりました。理由として、遺跡の修復に近代的な建材を使用してしまったことや、ゴルフ場や高さ60メートルの展望台を建設したことなどが挙げられます。
これらの問題を改善し、再度挑戦した結果、2019年にようやく世界遺産として認められました。このように、バガンの歴史と世界遺産登録の経緯は、ミャンマーの文化遺産保護の努力とその成果を象徴しています。訪れる際には、これらの背景を理解することで、より深い感動を得ることができるでしょう。
バガンの主要な寺院と遺跡
バガンには数千もの寺院や仏塔が点在しており、その中でも特に有名なものをいくつか紹介します。
タビニュ寺院
まず、タビニュ寺院です。オールドバガンの城壁内に位置し、ひときわ高くそびえ立つこの寺院は、バガンで最も早い時期に建立された二層構造の大型寺院の一つです。全高約60メートルのこの寺院は、広大な平原のどこからでも視認することができます。
シュエサンドー寺院
次に、シュエサンドー寺院です。この寺院は、かつてはテラスに登って朝日や夕日を鑑賞することができ、多くの観光客に人気がありました。残念ながら、現在はテラスへの立入りが禁止されています。
ブーパヤー寺院
また、ブーパヤー寺院も見逃せません。この寺院はエーヤワディー川岸の小高い丘に建ち、ひょうたんのような形をした仏塔が特徴です。特にエーヤワディー川に沈む夕日鑑賞のスポットとして人気があります。
これらの寺院や遺跡を訪れることで、バガンの歴史と文化を肌で感じることができるでしょう。観光の際には、ツアーを利用するか、個人で観光する場合には事前に訪れる場所をリサーチし、効率的に回る計画を立てることをおすすめします。
バガンでのおすすめ観光方法
バガンを訪れる際には、限られた日程のなかで、効率的かつ充実した観光を楽しむために、いくつかの方法があります。まず、寺院や遺跡の数が非常に多いため、計画的に回ることが重要です。
日本語ガイド付きツアーの利用
一つ目の方法として、現地の日本語ガイド付きツアーの利用をおすすめします。ガイドが歴史的背景や建築様式、鑑賞ポイントを詳しく説明してくれるため、遺跡に対する理解が深まり、観光がより楽しくなります。また、移動もツアー専用車での移動となるので便利です。特に初めて訪れる方には、ツアーで主要な寺院を効率よく回ることができるので、おすすめです。
サラトラベル:https://www.sara-tour.com/
個人での観光
二つ目の方法として、個人での観光も魅力的です。例えば、初回の訪問ではツアーに参加し、二回目の訪問ではツアーでは訪れなかった場所や、もう一度じっくり見たい寺院を自分のペースで回るなどの利用法がおすすめです。
個人で観光する際の移動手段としては、タクシー、馬車、Eバイク(電動スクーター)、自転車などがありますが、特におすすめなのはEバイク(電動スクーター)です。
バガンのレンタルバイク屋で料金交渉不要、一日レンタルして8,000チャット(日本円で600円くらい)と安価である点も有難いです。ちなみに、タクシーや馬車なら一日3,000円くらいになります。Eバイクの運転には免許証は不要です。注意点として、Eバイクでバガンの街の外に出ることは禁止されている点と、安全のため必ずヘルメットも借りて着用すべき点です。
日の出鑑賞や夕日鑑賞
また、日の出や日没の時間帯に合わせて、日の出鑑賞や夕日鑑賞などの観光スケジュールを組むことも重要です。バガンの広大な平原に無数の寺院が立ち並ぶ光景、それをバックにした日の出や夕日は美しく映えます。日の出や夕日の鑑賞方法として特におすすめなのは、気球に乗るか、バガンビューイングタワーに登ることです。いずれの方法でも素晴らしい眺望を楽しむことができます。
このように、バガンでの観光方法は多岐にわたりますが、予算と自分の興味やスケジュールに合わせて最適な方法を選ぶことが大切です。
日本発のパッケージツアーを利用
バガンへのアクセスは、ヤンゴン空港からバガンのニャウンウー空港まで、ミャンマー国内線のフライトで1時間半かかります。国内線フライトのチケットは上で紹介したサラトラベルなどを通じてオンラインで日本語により手配可能ですが、現地に到着してから自力でフライトを乗り換えたりするのは何かと大変です。また、ミャンマーは政情不安定で治安にも心配があるため、旅慣れていない場合には、日本発のパッケージツアーを利用するのが安心です。
パッケージツアーでは国内移動は添乗員が同行するので安心です。バガン観光では、現地の日本語ガイド付きツアーが、寺院や遺跡の歴史的背景、建築様式、鑑賞ポイントなどを詳しく説明してくれるので、世界遺産の観光をより深く楽しめます。
世界遺産バガンへの旅行記
以前、私は実際にバガンを観光で訪れましたので、そのときの旅行記をご紹介してみようと思います。このときはVELTRAさんのサイトからバガンでの現地日本語ガイドツアー(一日)を申し込みました。午前中はポッパ山という別の観光地を巡り、午後からの半日はバガンの主だった寺院を回るツアーでした。
翌日の二日目は、気になった寺院をもう一度個人でじっくり時間をかけて観光したり、ツアーでは行けなかった場所を訪ねたりしました。やはりツアーでは定番の寺院しか回らず、しかも1つの寺院にかける時間が限られています。ツアー参加した翌日などには、できれば個人で観光できる時間を別途用意しておくほうがいいと思いました。
バガンで立寄ってみたい場所「日本人戦没者慰霊碑」
バガン観光の際に是非とも立寄ってみたい場所があります。タビニュ僧院にある「日本人戦没者慰霊碑」です。一日目のツアーでは立ち寄ることができませんでしたので、二日目に故人で訪問しました。太平洋戦争のビルマ戦線では日本軍約18万人が戦死し、ミャンマーの各地に日本兵の慰霊碑があるそうです。バガンでは大きな戦闘は無かったらしいですが、この僧院で日本兵の英霊を手厚く祀っていただいています。
まず、タビニュ寺院に向かいました。一日目のツアーでは車で来た場所です。さすが全高約60メートルの高さをもつ寺院なので、地図を見ながら歩いていくとすぐに発見できました。
私が行ったときにはタビニュ寺院の二階テラスに登ることができ、そこからの眺めはとても素晴らしかったです。しかし、残念ながら現在は二階テラスには立入禁止となっているようです。
タビニュ寺院の東側奥に少し離れた場所にはタビニュ僧院があり、その入口を入ると左手に日本人戦没者慰霊碑がありました。お坊さんが出てきてお線香を下さいましたので、少々のお布施をお渡しし、参拝させていただきました。どうやら、ここを訪れる日本人は多いようでした。
バガンビューイングタワー
以前はテラスに登ることができる寺院として、私が訪問したタビニュ寺院やシュエサンドー寺院などがありました。これらの寺院はテラスに登って日の出や夕日の鑑賞ができ、とても人気がありましたが、現在はバガン内の寺院はいずれもテラスへの立入りが禁止されています。
となると、現時点でバガンの眺望を楽しむ方法は、気球に乗るか、バガン唯一の展望台「バガンビューイングタワー」に登るかのいずれかです。金額は、気球はかなり高額(30,000円以上)になりますので、気軽に楽しむのであれば、入場料5USドルのバガンビューイングタワーの一択となります。
1997年に世界文化遺産の登録にチャレンジし、結果、失敗だった理由の一つとして、遺跡群の中にこのような展望台を建てたことだとも言われています。そのため、この展望台「バガンビューイングタワー」を利用するのに賛否両論はあるかと思います。ただ、2019年の再チャレンジにあたって、バガンビューイングタワーを撤去するといった動きがないのを見ると、この展望台が決定的な理由ではなかったのかもしれません。
ところで、私はバガンを観光した際に、このバガンビューイングタワーを訪れませんでした。私が訪問した当時はタビニュ寺院のテラスに登ることができ、しかも日本語ガイドさんのお勧めがタビニュ寺院のテラスだったこともあり、バガンビューイングタワーを訪れる考えは無かったからです。しかし、ここを訪れた方々が投稿した写真を後で見ると、その眺望の差に愕然としました。さすが地上60mからの眺望は違います。バガンビューイングタワーに行っておけばよかったな、と後悔しました。
バガンビューイングタワーの場所は上の地図のとおり。日の出や日没の時間には多くの人が来ますが、タワーの屋上は結構広いので心配することはないそうです。日の出や日没はもちろん、日中もバガンの全景を眺められるおすすめの展望スポットです。開館時間は6:00~22:30、入場料は5USドル(近くにあるオウリウム・パレスホテル宿泊者は無料)。
エーヤワディー川での夕日鑑賞
ひょうたんのような形をした仏塔が特徴の「ブーパヤー寺院」は、エーヤワディー川岸の小高い丘に建つ寺院です。場所は以下の地図のとおりで、オールドバガンに位置します。
ブーパヤー寺院は、この寺院そのものが見どころという訳ではなく、この位置からの夕陽鑑賞で人気のスポットとなっています。ここから見たエーヤワディー川に沈む夕日がとても奇麗だそうです。日の出は上でご紹介したバガンビューイングタワーで鑑賞し、日没はこのブーパヤー寺院で鑑賞するのが最もおすすめのスケジュールだと思います。
私は一日目に参加したツアーの最後にここでの夕日鑑賞が組み込まれていたため、ガイドさんが日没時間ちょっと前にここへ到着できるよう、うまくスケジュールを組んでくれました。ただ、残念なことにその日は午後から小雨交じりの天気だったため、雲で遮られて夕日を鑑賞することができませんでした。天気ばかりは思い通りになりませんね。
まとめ:ミャンマーの世界遺産バガンへの旅行記
バガンでの観光について簡単にご紹介しました。やはり、バガンの最大の魅力は、見渡す限りの平原に無数の寺院が建っている眺望を楽しむことではないかと思います。
ハイライトとなるのは日の出と日没のタイミングですから、そこだけは逃さないようにしっかりスケジュールを組み、日中は無理のない観光を楽しむのがいいでしょう。
個々の寺院を観光する場合は、日本語でのガイドがあったほうが何倍も楽しいので、日本語ガイド付きツアーの利用なども検討してみるといいですね。
ミャンマーへの旅行の際は、治安情報「外務省 海外安全ホームページ」をよく確認のうえ慎重に検討してください。
Have a nice trip!