成田空港から東京都心への移動は?スカイライナー・成田エクスプレス・リムジンバスなどを比較

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成田空港から東京都心への公共交通機関を用いた移動手段としては、運行主体別で言うと、鉄道として京成電鉄とJR東日本、バスとしてリムジンバス(東京空港交通)とエアポートバス(エアポートバス東京・成田)の主に計4種類があります。

さらに、京成電鉄には、スカイライナー、アクセス特急、京成本線特急という、大きく3つの種別に細分化され、JR東日本には、成田エクスプレスまたは快速という2つの種別があります。

このように成田空港から東京都心への公共交通機関を用いた移動手段は主なものでも7つもありますので、どれを選ぶのが一番いいのか迷ってしまいますよね。

今回は、京成電鉄のスカイライナー、アクセス特急、京成本線特急、JR東日本の成田エクスプレス、快速、そしてリムジンバス、エアポートバスの7種類の移動手段について、それぞれの特徴を紹介しつつ、これらを比較することで、自分にとって最適な選択をするためのお手伝いをしたいと思います。

それでは、成田空港から東京都心への旅行を計画されている方は、ぜひこの記事を最後までご覧ください。

成田空港から東京都心への移動方法

成田空港(正式名称:成田国際空港)は、2004年まで「新東京国際空港」という名称であったことが示す通り、羽田空港に次ぐ首都圏の空の玄関口です。

成田空港には多くの国際線と一部の国内線が就航しており、海外から東京に訪れる旅行者だけでなく、東京から日本各地へと向かう旅行者にとっても、たいへん便利な空港です。

成田空港には、第1ターミナル、第2ターミナル、第3ターミナルの3つのターミナルがあり、スターアライアンス加盟社の多くは第1ターミナル南ウイング、スカイチーム加盟社の多くが第1ターミナル北ウイング、ワンワールド加盟社の多くは第2ターミナル、そしてLCCの多くは第3ターミナルを使用しています。それぞれのターミナルから公共交通手段により東京都心へ移動できるようになっています。

成田空港から東京都心への公共交通手段による主な移動方法には、京成電鉄のスカイライナー、アクセス特急、京成本線特急、JR東日本の成田エクスプレス、快速、そしてリムジンバス、エアポートバスの7種類があります。以下、それぞれの特徴を紹介します。

1.京成電鉄

成田空港から利用できる京成電鉄の駅は、第1ターミナルから最寄りの「成田空港駅」と、第2ターミナル及び第3ターミナルから最寄りの「空港第2ビル駅」とがあります。

東京都心に向かう京成電鉄のスカイライナー、アクセス特急、京成本線特急はいずれも、成田空港駅を起点とし、次の駅である空港第2ビル駅に停車し、日暮里駅そして終着の京成上野駅に行くことができます。日暮里駅からはJR山手線に乗り換えて東京の各主要スポットへ移動可能です。

アクセス特急や京成本線特急の多くは、都営地下鉄浅草線に乗り入れて、浅草や新橋方面へ直通するもの、さらに京急線に乗り入れて、品川などを経由し羽田空港まで直通する便もあります。

京成電鉄の主な移動手段である、スカイライナー、アクセス特急、京成本線特急の特徴について以下のとおり表にしてみました。

成田空港駅から東京駅までの所要時間と運賃 成田空港駅から新宿駅までの所要時間と運賃 特徴や注意点など
スカイライナー 日暮里でJRに乗換えて1時間10分程度、2,730円 日暮里でJRに乗換えて1時間10分程度、2,770円 全車指定席、大型荷物スペースあり、全ての便が日暮里、京成上野に行く。
アクセス特急 東日本橋/馬喰町でJRに乗換えて1時間20分程度、1,450円 東日本橋/馬喰町で地下鉄に乗換えて1時間30分程度、1,410円 日暮里、京成上野に行く便は少なく、多くは、浅草、日本橋、新橋方面に行く便。ちなみに、新橋までは直通で1時間10分程度(1,344円)
京成本線特急 日暮里でJRに乗換えて1時間30分程度、1,210円 日暮里でJRに乗換えて1時間50分程度、1,250円 日暮里、京成上野に行く便のほか、浅草、日本橋、新橋方面に行く便も多い。ちなみに、新橋までは直通で1時間35分程度(1,149円)

2.JR東日本

成田空港から利用できるJR東日本の駅は、上述の京成電鉄と同じく、第1ターミナルから最寄りの「成田空港駅」と、第2ターミナル及び第3ターミナルから最寄りの「空港第2ビル駅」となります。いずれも京成電鉄の駅と隣接して設けられています。

東京都心に向かうJR東日本の成田エクスプレスと快速は、いずれも成田空港駅を起点とし、次の駅である空港第2ビル駅に停車し、千葉、東京、品川、横浜、大船と停車して行きます。一部の成田エクスプレスは、東京から先、渋谷、新宿と停車する便もあります。

JR東日本の強みとしては、東京駅などからJR山手線に乗り換えて東京の各主要スポットへ移動できるだけでなく、新幹線に乗り換えて遠方へ移動する場合もスムーズである点です。

JR東日本の主な移動手段である、成田エクスプレスと快速の特徴について、以下のとおり表にしてみました。

成田空港駅から東京駅までの所要時間と運賃 成田空港駅から新宿駅までの所要時間と運賃 特徴や注意点など
成田エクスプレス 直通で1時間程度、2,870円 直通で1時間20分程度、3,050円 全車指定席、大型荷物スペースあり、新宿方面のほか横浜方面に行く便もあり
快速 直通で1時間30分程度、1,340円 東京で中央線に乗換えて1時間50分程度、1,520円 ちなみに、新橋までは直通で1時間40分程度(1,518円)

3.リムジンバスとエアポートバス

成田空港から利用できるリムジンバス(東京空港交通)とエアポートバス(エアポートバス東京・成田)の停留所は、第1ターミナルと、第2ターミナルと、第3ターミナルにそれぞれあります。

東京都心に向かうリムジンバスとエアポートバスは、いずれも第3ターミナルを起点とし、第2ターミナル、第1ターミナルの順に停車して、東京都心の各スポットまで行くことができます。

リムジンバスとエアポートバスの特徴について、以下のとおり表にしてみました。

成田空港駅から東京駅までの所要時間と運賃 成田空港駅から新宿駅までの所要時間と運賃 特徴や注意点など
リムジンバス 東京シティエアターミナル/水天宮前から地下鉄利用で1時間30分程度、2,970円 直通で1時間50分程度、3,200円 自由席(着席保証の定員制)、手荷物預け可、主要ホテルへの停車あり
エアポートバス 直通で1時間30分程度、1,300円 東京駅で中央線に乗換えて1時間50分程度、1,500円 自由席(着席保証の定員制)、手荷物預け可、エアポートバスの行先は東京駅前のみ

自分にあった最適な選択

以上のとおり、例えば成田空港から東京駅への所要時間が最も短いのは成田エクスプレスの1時間程度(2,870円)、運賃が最も安いのは京成本線特急で日暮里からJR山手線に乗り換える場合で1,210円(1時間30分程度)です。

成田空港から東京駅まで乗り換えなしで行けるのは、成田エクスプレスのほか、JR東日本の快速(1時間30分程度、1,340円)とエアポートバス(1時間30分程度、1,300円)です。

成田空港から東京駅までの移動で言うなら、やはり乗り換えが不要な、成田エクスプレス、JR東日本の快速、またはエアポートバスから選びたいところです。おすすめはエアポートバスです。最速の成田エクスプレスよりも30分余計に時間がかかりますが、費用は半分以下の1,300円、手荷物はバスのトランクに預けることができるし、自由席ですが着席は保証されますので、移動は快適です。

一方、成田空港から新宿駅への所要時間が最も短いのはスカイライナーで日暮里からJR山手線に乗り換える場合で1時間10分程度(2,770円)、運賃が最も安いのは京成本線特急で日暮里からJR山手線に乗り換える場合で1,250円(1時間50分程度)です。

成田空港から新宿駅まで乗り換えなしで行けるのは、成田エクスプレス(1時間20分程度、3,050円)と、リムジンバス(1時間50分程度、3,200円)です。

成田空港から新宿駅までの移動についても、やはり乗り換えが不要な、成田エクスプレスか、リムジンバスから選びたいところですが、運賃がちょっと高めなのが気になります。

おすすめなのはアクセス特急で東日本橋/馬喰町で地下鉄に乗換える方法です(1時間30分程度、1,410円)。乗り換えは発生しますが、最速のスカイライナーからJR山手線に乗り換える方法に比べて20分遅いだけです。費用は成田エクスプレスやリムジンバスの半分以下で済みます。さすがに快適性では成田エクスプレスやリムジンバスに劣りますが、コスパの高い移動方法だと言えます。

まとめ

今回は、京成電鉄のスカイライナー、アクセス特急、京成本線特急、JR東日本の成田エクスプレス、快速、そしてリムジンバス、エアポートバスの7種類の移動手段について、それぞれの特徴を紹介しつつ、成田空港から東京駅や新宿駅に行く場合を例にあげて比較してみました。

今回の記事で紹介した事例が必ずしもベストな選択になるとは限りませんので、参考程度にしていただいて、自分の旅行計画にあわせた最適な選択をしてみてください。

Have a nice trip!