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竹原は「安芸の小京都」と呼ばれる歴史ある街で、2000年には古民家が立ち並ぶ町並み保存地区が「都市景観100選」に選定されています。
今回は、竹原の町並み保存地区での散策と、私が利用してみて良かった、お好み焼・カフェをご紹介したいと思います。
竹原及び町並み保存地区へのアクセス
まず、竹原へのアクセス方法何通りかあります。最もオーソドックスなのがJR呉線を利用して竹原駅で下車する方法。広島駅から竹原駅までは1時間半~2時間程度です(1,140円)。JR三原駅からなら同じく呉線で35分なので、大阪、東京方面から新幹線を利用して行く場合には三原で呉線に乗り換える方法が便利です。
また、広島駅前からは高速バス「かぐや姫号」が出ています。「うさぎ島」として有名な大久野島へのフェリー乗り場がある忠海駅前まで行くバスですが、途中、竹原駅前にも停車します。所要時間は広島駅前から竹原駅前まで約1時間なので(1,180円)、広島からの場合は鉄道よりもバスのほうが速いようです。
広島空港からなら更に近くて便利です。実は、広島空港は竹原のすぐ北側に位置しており、意外と近いです。広島空港からのリムジンバス(ジャンボタクシー)を利用すると、竹原駅前まで約25分です(1,000円)。ちなみに、このリムジンバスは竹原フェリー乗り場行きで、竹原駅前に途中停車します。
ちょっとマイナーなアクセス方法になりますが、瀬戸内海に浮かぶ大崎上島から竹原までのフェリーがあります。フェリーを乗り継いで四国方面から竹原まで行くことも可能です。大崎上島側の港は垂水(所要時間20分、340円)と白水(所要時間30分、350円)の2か所となります。ただ、竹原のフェリー乗り場は竹原駅から1.4km離れており、歩くと20分ほど、竹原駅前から路線バスを利用すると10分弱かかります。
さて、それでは竹原駅から町並み保存地区への行き方ですが、下の地図のとおり、竹原駅からの距離が約1km、歩くと15分ほどです。路線バスは400mほど手前の新港橋というバス停までしか行かないので、歩いてしまったほうが便利だと思います。
竹原駅前から向かって正面から入る「あいふる通り」を歩いて行きます。「あいふる通り」の途中には、下の写真のようなオブジェ「ももねこ様」がありますので、目印にしてください。
「あいふる通り」の突き当りは国道185号線に出るので、そこを右手方向に進みます。本川にかかる橋の手前に来たら、渡らずに路地を左側(北側)に入り、信号を右に曲がって住吉橋を渡ると、その先が町並み保存地区です。
町並み保存地区での散策、見どころ紹介
町並み保存地区を散策する際の見どころをご紹介したいと思います。町並み保存地区は、事前情報なしに訪れても風情のある町並みを十分堪能できる観光スポットではありますが、下でご紹介する「竹鶴酒造」はNHK朝の連続テレビ小説「マッサン」のロケ地として登場していたり、またアニメ「たまゆら」では町並み保存地区全体が物語の舞台となっていたりと、いわゆる“聖地”として訪れる方も多いのではないでしょうか。
旧日の丸写真館
上のアクセスで説明した住吉橋を渡った真正面が旧日の丸写真館です。1932年頃に建てられた写真館。町並み保存地区の入口にある個性的でランドマーク的な建物です。登録有形文化財となっています。現在は写真館としての営業はやっておらず、館内に入ることもできませんので、外観の撮影のみ可。アニメ「たまゆら」でも紹介されている場所です。
竹鶴酒造
旧日の丸写真館の脇の路地を進んで50mほど行くと突き当り正面に竹鶴酒造があります。「小笹屋」の屋号で古くから酒造りを営んでいる竹鶴酒造は、ニッカウヰスキーの創業者で、「日本のウイスキーの父」と呼ばれる竹鶴政孝の生家でもあります。NHK連続テレビ小説「マッサン」でも登場しています。私が訪問した際には中に入ることができませんでしたが、現在は中に入ってお酒の試飲などもできるという情報があります。興味のある方は行かれる前に現地へ確認してみてください。
旧笠井邸
旧日の丸写真館からの路地と直角に交わる、さきほどの竹鶴酒造の前の道は町並み保存地区のメインストリートです。竹鶴酒造を出て左手側に50mほど行くと、このメインストリートの突き当りに旧笠井邸があります。ここは、浜だんな(塩田経営者)の家として明治5年に建てられたものだそうです。無料で中を見学できます。本瓦葺の大屋根、袖壁を設けた造り、2階から見える梁は見事なものです。
松阪邸
旧笠井邸を出てさきほどのメインストリートを戻り、竹鶴酒造の20mほど先、左手側にあるのが松阪邸です。江戸末期(1820年頃)に建設され、明治12年(1879年)に全面的な改造を行ったもののようです。唐破風の屋根や庇、出格子など、堂々とした構えが印象的です。入場料200円で中も見学することができます。
西方寺・普明閣
さきほどのメインストリートを松阪邸よりさらに40mほど行くと、右手側に「初代郵便局跡」という表示のある古民家があります。
その脇の路地を進み階段を上がっていくと西方寺というお寺があります。
ここ西方寺の本堂横の高台に位置する普明閣は1765年に建立され、京都の清水寺を模して造られたとされています。
普明閣からの見晴らしは良く、竹原の町並みが見渡すことができます。アニメ「たまゆら」でも紹介されている場所です。
竹原まちなみ竹工房
再びメインストリートに戻り、「初代郵便局跡」から130mほど行くと右手側に「竹原まちなみ竹工房」があります。ここでは予約なしで竹細工体験が可能です。職人さんに教えてもらいながら、40分~1時間程度で完成できるとのこと。四海波かご(トラ竹1,500円、白竹1,400円)、風車一連800円、風車二連1,000円、竹とんぼ500円、一日体験2,000円。その他、工房では職人の製作した竹製品を展示販売しています。
お抱え地蔵
竹原まちなみ竹工房の脇の路地を入って50mほど行くと急な階段の先に「お抱え地蔵」があります。こぢんまりとしていい感じのお地蔵様ですが、願い事を思いながらこのお地蔵様を抱えてみて、思ったより軽ければ願いが叶うとのこと。運試しにやってみてはいかがでしょうか?
胡堂
再びメインストリートに戻り、通りを見通すと、その突き当りには小さなお堂の胡堂(えびす堂)が見えます。町並み保存地区ではこの眺めが一番絵になるように思います。アニメ「たまゆら」でもよく出てくる場面ですが、町並み保存地区のシンボル的存在でもありますので、是非ここで記念写真をとってください。
町並み保存地区にあるお好み焼とカフェをご紹介
町並み保存地区には食事ができるお店やカフェは何軒かありますが、ここでは私が利用して良かったお店を簡単にご紹介いたします。
お好み焼「ほり川」
上で説明した「初代郵便局跡」の斜め向かいにあるお好み焼「ほり川」は、大正8年に創業した90余年の歴史を持つ老舗醤油醸造元でもあり、お好み焼の店舗は、築200年を超える醤油蔵を一部改装したものとなっており、町並み保存地区らしい建物です。
いわゆる広島の「お好み焼」とはひと味違いますが、ふんわりとして優しい味がとても美味しかったです。お好み焼スペシャル1,100円、お好み焼肉玉800円、純米吟醸たけはら焼1,000円など。アニメ「たまゆら」とのタイアップメニューとして、真・ほぼろ焼き1,150円もあります。
カフェ「茶房ゆかり」
お好み焼「ほり川」の30mほど先にあるカフェ「茶房ゆかり」です。
ここは古い蔵をリノベーションしてできた雰囲気のいいカフェです。
テーブル席のほか、囲炉裏の席などもあって、いかにも古民家といった感じです。
お店の方もとてもフレンドリーで、2階の屋根裏部屋も自由に見学させてもらえました。
ここもアニメ「たまゆら」で紹介されている場所です。
まとめ
いかがでしたでしょうか?竹原の町並み保存地区は意外と見どころ豊富で、結構楽しめる観光スポットだと思いませんか?アクセスも便利な竹原に是非一度訪れてみてください。
Have a nice trip!