JR北海道「SL冬の湿原号」はネット予約かツアー参加、どちらがお得か?

2023年12月7日

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JR北海道で毎年1月~3月の土日祝日を中心に運行している観光列車「SL冬の湿原号」が人気です。各運行日には、釧路~標茶の間を一日一往復し、雪景色の中を黒い煙を吐いてSLが疾走する姿は感動ものです。

SLがけん引するレトロな客車の車窓からは、銀色に輝く釧路湿原とそこをゆるやかに蛇行する釧路川の絶景を眺めたり、タンチョウヅルやエゾシカなど珍しい野生動物にも出会えたりします。北海道の自然の美しさ豊かさを感じることができます。

本記事では、お手軽に、そしてお得にSL冬の湿原号に乗車するための予約方法の紹介、SL冬の湿原号の簡単な紹介、SL冬の湿原号に乗車してみて気づいたことについてご紹介します。

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*サイト内にてフリーワード「SL冬の湿原号」等で検索
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SL冬の湿原号の予約方法

SL冬の湿原号の予約方法としては、SL冬の湿原号の乗車が組み込まれた各旅行会社が提供するツアーを予約・購入する方法と、全国JR駅の「みどりの窓口」やJR東日本のネット予約サービス「えきねっと」による一般販売にてチケットを予約・購入する方法との2通りがあります。

SL冬の湿原号に乗車するツアーを予約

最初にご紹介するのは、SL冬の湿原号の乗車が組み込まれた各旅行会社が提供するツアーを予約・購入することによりSL冬の湿原号の予約をする方法です。お手軽かつお得という点で、このツアーで予約する方法が最もおすすめです。

まずSL冬の湿原号に乗車するためには、SL冬の湿原号のチケットだけでなく、現地までのフライト往復と現地で宿泊するホテルの手配などがあわせて必要となります。これらを別々に手配するのは手間がかかって大変ですし、料金という点でも内容に対して割高となってしまいます。

一方、SL冬の湿原号に乗車するツアーで予約すると、SL冬の湿原号のチケットだけでなく、現地までのフライト往復と現地で宿泊するホテルの手配などをまとめてやってくれますのでお手軽です。とくに、SL冬の湿原号の予約は一般販売よりずっと早い数ヶ月前から確定できるので安心です。

また、SL冬の湿原号に乗車するだけでなく、タンチョウを見に行ったり、船に乗って流氷を見たりと、冬の北海道ならではの観光が組み合わせられており、盛沢山な内容に対して割安でお得な料金になっています。

私からのおすすめはSL冬の湿原号に乗車するツアーを予約する方法となります。

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一般販売でSL冬の湿原号を予約

次に、ツアーではなく一般販売でSL冬の湿原号を予約する方法について説明します。SL冬の湿原号の乗車だけで手短に釧路に旅行したい場合や、ツアーで予定される観光とは違う内容の自分なりの観光をしたい場合などは、ツアーの利用をせず、SL冬の湿原号の予約とともに、現地までのフライト往復と現地で宿泊するホテルの手配などを別々に自分で手配することになります。

SL冬の湿原号の指定席券を予約・購入

SL冬の湿原号は全車指定席のため、乗車するためには乗車券(釧路~標茶の片道:大人1,290円)とは別に指定席券(乗車区間にかかわらず片道:大人1,680円)が必要です。SL冬の湿原号を予約するということは、SL冬の湿原号の指定席券を予約することを意味します。

SL冬の湿原号の指定席券は先述したツアー以外に一般販売での予約・購入が可能。全国JR駅にある「みどりの窓口」や指定席券売機での予約・購入、あるいはJR東日本のネット予約サービス「えきねっと」によるオンラインでの予約・購入が可能です。

ほかのJR線の指定席券と同様、一般販売によるSL冬の湿原号の指定席券も、乗車一ヶ月前の午前10時から予約・購入が可能となります。東京や大阪など全国JR駅にある「みどりの窓口」や指定席券売機で予約・購入することができます。

また、ネット予約サービス「えきねっと」によりオンラインで予約・購入することも可能。一般販売を利用する際のおすすめは、このネット予約サービス「えきねっと」の利用です。「えきねっと」のメリットは、JR駅に出かける必要がなく、自宅からでもPCやスマホで指定席券を予約・購入できる手軽さにあります。

「えきねっと」では、乗車日の一ヶ月と一週間前(同曜日)の14時受付開始の「えきねっと事前受付」という制度があります。「えきねっと事前受付」をしておけば、乗車一ヶ月前の午前10時のタイミングにあわせて指定席券の予約処理が進むようになっています。午前10時のタイミングは学校や仕事でPCやスマホをさわれないというような場合には、「えきねっと事前受付」を利用するのが便利です。なお、予約が殺到するような場合には「えきねっと事前受付」でも予約できないことがあります。

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「えきねっと事前受付」のデメリットは、シートマップで座席を選ぶことができないという点です。ただし、「えきねっと事前受付」で予約成立して指定席券を購入した後、「えきねっと」上の予約変更の操作で、シートマップを見ながら空きがあれば好みの座席に変更することも可能なので(変更手数料なし)、ひと手間かかりますが、全く予約がとれなかったという最悪の事態を回避する保険として「えきねっと事前受付」を利用しておくほうがいいと思います。

ネット予約サービス「えきねっと」の注意点としては、オンラインで予約・購入した指定券を駅の「みどりの窓口」や指定席券売機で紙のきっぷとして発券しておかなければなりません。自宅から最寄りのJR東日本やJR北海道の駅で事前に発券しておいてもいいですし、現地に到着して釧路駅の「みどりの窓口」や指定席券売機で発券することもできます。

また、SL冬の湿原号に乗車するためには「指定席券」のほかに「乗車券」もあわせて必要となります。釧路~標茶の間ではSuicaなどの交通系ICカードが使えません。乗車券は駅の券売機などで紙の切符として購入しなければいけません。

釧路駅や標茶駅にも乗車券の券売機はありますが、当日はSL冬の湿原号に乗車する人で混在しますので、指定席券を購入・発券する際に乗車券もあわせて購入・発券しておくことをおすすめします(指定席券と乗車券どちらも「えきねっと」で購入することが可能)。

ちなみに、「えきねっとアプリ」からSL冬の湿原号の指定席券を予約・購入する場合、「えきねっとチケットレス座席指定券」として予約・購入することも可能です。「えきねっとチケットレス座席指定券」なら、紙のきっぷとしてSL冬の湿原号の指定席券を発券しなくても、アプリの画面を提示するだけでいいのです。

一見、「えきねっとチケットレス座席指定券」は便利に見えますが、乗車券のほうはチケットレスで購入できないため、結局、駅での発券の手間は必要です。ですので、指定席券のほうだけチケットレスにするメリットはあまりありません(値段も発券する場合と同額です)。

指定席券を紙のきっぷで発券しておけば、乗車後に改札口で券面に「無効印」スタンプを押してくれて記念に持ち帰ることもできるので、SL冬の湿原号の指定席券はチケットレスにはせず紙のきっぷにしておくことをおすすめします。

フライト往復とホテルの手配

一般販売でSL冬の湿原号を予約する場合、SL冬の湿原号の指定席券の予約・購入に成功したあとは、現地までのフライト往復と現地で宿泊するホテルの手配を行います。

一般的には、フライト往復と宿泊するホテルの手配は、バラバラで予約するよりも、じゃらん.net、HIS、楽天トラベルなどから提供されているダイナミックパッケージ、つまり「航空券+宿泊」のセットで予約・購入するのがお得になる場合が多いです。じゃらん.netでは「JR列車+宿泊」のセット(ただし道内移動で設定可)も選ぶことができます。

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「航空券+宿泊」のセットや「JR列車+宿泊」のセットを利用する場合、宿泊するホテルを予算とニーズにあった様々な候補から選ぶことができるとともに、交通手段であるフライトやJR列車も出発地やどの便にするかなども選択できるので便利です。以下では、釧路への交通手段について説明します。

① 釧路へのフライトについて

釧路市街からの最寄り空港である釧路空港(たんちょう釧路空港)には、2023年12月時点で、東京(羽田)との間ではJAL、ANA、AIR DOが計6往復、大阪(関西)との間ではPEACHが1往復、札幌(千歳/丘珠)との間ではJAL、ANAが計6往復が運行しています。とくに、東京や札幌からのアクセスには便利です。

ダイナミックパッケージの「航空券+宿泊」のセットは、東京(羽田)や札幌(千歳/丘珠)を出発地とした場合は直行便のフライトで設定し、大阪や名古屋など釧路までの直行便が無い場合も東京(羽田)などで乗り継ぎすることで設定可能です。

釧路空港から釧路市街へのアクセスは釧路空港連絡バスを利用します。釧路空港から出発するバスは、各飛行機便が到着後10~25分で出発しています。所要時間は、釧路空港から釧路駅前までで約50分です。釧路駅前をはじめ釧路市街までの運賃は大人950円。バス乗車券は、釧路空港では空港ビル出口横の自動券売機で購入、釧路駅前では釧路駅前バスターミナル横のチケットセンター(下の写真にあるスーパーホテルの建物の1階)の中にある自動券売機で購入します。

釧路空港に午前9時台に到着するフライトを利用すれば、釧路駅11:05発のSL冬の湿原号に時刻表どおり行けば接続可能となります。しかし、冬季は積雪などの影響で飛行機は遅延や欠航のリスクがありますので、釧路に到着した日のSL冬の湿原号への乗車は避け、できればSL冬の湿原号に乗車する前日までに釧路へ到着しておくことをおすすめします。

ただ、どうしても休みがとれないなどの事情がある場合、例えば、東京(羽田)7:40発・釧路9:15着のAIR DO71便や、東京(羽田)8:05発・釧路9:45着のJAL541便などを利用すれば、定刻運行なら当日に釧路に到着して、釧路11:05発のSL冬の湿原号に乗車することも可能です。

また、SL冬の湿原号で標茶から折り返して釧路(15:42着)に戻った後、釧路18:30発・東京(羽田)20:20着のAIR DO74便や、釧路19:55発・東京(羽田)21:45着のJAL544便などを利用すれば、その日のうちに東京へ戻ることが可能なので、あまりおすすめはできませんが、無理をすれば東京から日帰りでSL冬の湿原号に往復乗車することも可能となります。

② 釧路へのJR列車について

鉄道による札幌方面からの釧路へのアクセスは、JR北海道の特急おおぞら号の利用となります。特急おおぞら号は、札幌~釧路の間を毎日6往復しており、札幌~釧路の間の片道所要時間は約4時間です。

ダイナミックパッケージの「JR列車+宿泊」のセットは、函館や札幌を出発地とした場合は釧路を目的地として設定可能です。札幌にお住いの場合や、新千歳空港を出発地として旅行するような場合には「JR列車+宿泊」のセットを選択するのもいいと思います。

特急おおぞら号は飛行機に比べて時間はかかりますが、飛行機で札幌~釧路を移動するのに比べて運賃も安いので、札幌からのアクセスであれば検討の価値は十分あります。北海道内のフリーきっぷを購入しているような場合には、ダイナミックパッケージではなくホテルを別途予約して交通手段に鉄道を積極的に利用するのもいいでしょう。

ちなみに、札幌6:48発・釧路10:57着の特急おおぞら1号は、釧路11:05発のSL冬の湿原号に接続可能となります。仮に特急おおぞら1号の釧路への到着が30分くらい遅れたとしても、SL冬の湿原号は特急おおぞら1号からの乗り継ぎを待ってくれるので、札幌から釧路への移動が当日であっても安心できます。鉄道を利用する大きなメリットの1つです。

SL冬の湿原号の簡単な紹介

SL冬の湿原号」とは、JR北海道で毎年1月~3月の土日祝日を中心に運行している観光列車です。各運行日には、釧路~標茶の間を一日一往復し、往路;釧路11:05発・標茶12:35着、復路;標茶14:00発・釧路15:42着のスケジュールとなっています。

釧路~標茶の間は48.1kmで、通常はディーゼルの普通列車で50分程度ですが、SL冬の湿原号はその1.5倍の1時間30分かけて景色を眺めながらゆっくりと走行するようになっています。

SL冬の湿原号に乗車する区間や、往復乗車、片道乗車など方法はいろいろあります。釧路と標茶の間を日帰りで往復乗車する方法や、釧路から標茶まで片道だけ乗車して、帰りは普通列車で釧路に戻ったり、あるいは釧路から標茶まで片道だけ乗車して、さらに普通列車を乗り継いで網走まで行くといった方法なども面白いです。ツアー参加であれば、釧路から標茶まで片道だけ乗車し、標茶で待機しているツアー専用バスに乗り換えて観光に向かうという場合もあります。

列車はC11型というSL(蒸気機関車)が、5両の旧型客車(14系客車4両と43系カフェカー1両)をけん引する編成。4人掛けのボックス席をメインにしたレトロな雰囲気の車内です。

旧型客車とはいっても内装はリニューアルされていて不便はありません。1号車、3号車、5号車には洋式トイレ、1号車、3号車、4号車、5号車にはスーツケースなど大きな荷物を収納できる荷物置場、1号車、5号車にはスマホなどの充電ができる電源が設置されています。

1号車と5号車は特別仕様の「たんちょうカー」となっており、釧路川に面した側、つまり標茶方面に向かって進行方向左手側(釧路方向に向かっては進行方向右手側)の座席が、窓に向かって一列に並んだカウンター席になっています。ひとり旅なら、1または5号車「たんちょうカー」のカウンター席(座席番号に“D”がつく席)を狙ってみることをおすすめします。

また、1号車と5号車の端部には、釧路川に面した側、つまり標茶方面に向かって進行方向左手側(釧路方向に向かっては進行方向右手側)に車窓を眺めることができる大きな窓のある展望通路がそれぞれ設けられており、展望通路の先には列車の前面展望または後面展望を楽しめる窓もあります。

2号車、3号車、4号車には昔なつかしい「ダルマストーブ」が設置されています。ダルマストーブは暖房設備であるだけではなく、その上では、2号車カフェカーの売店で購入したスルメやコマイを焼いて食べることもできます。

2号車の売店では缶ビールや釧路の地酒「福司」のカップも売っていますので、焼いたスルメで一杯やりながら車窓からの釧路湿原を見物という楽しみ方がおすすめです。

SL冬の湿原号に乗車してみて気づいたこと

私の場合は一人旅で、金曜日に東京から飛行機で釧路に到着し、翌日の土曜日、SL冬の湿原号に釧路~標茶を往復乗車、さらに翌日の日曜日に飛行機で東京に戻るというスケジュールでした。以下、SL冬の湿原号に乗車してみて気づいたことについてコメントしたいと思います。

SL冬の湿原号のおすすめ座席は?

釧路湿原の美しい景色を楽しむためには、釧路湿原を流れる釧路川に面した側の窓際の席が有利です。釧路川に面した側は、標茶方面に向かって進行方向左手側、釧路方向に向かっては進行方向右手側となります。

1または5号車「たんちょうカー」では、座席番号に“D”がつく席(3Dや10Dなど)がカウンター席となり釧路川に面した席となります(往路、復路とも)。2、3,4号車「ストーブカー」では、すべて4人掛けのボックス席となり、座席番号が奇数となるほうが釧路川に面したボックス席となり、そのうち座席番号に“A”または“D”がつく席(3Aや7Dなど)が釧路川に面した窓際の席となります(往路、復路とも)。

ひとり旅や2人連れの旅であれば、「たんちょうカー」のカウンター席がおすすめです。3人以上であればボックス席のほうが楽しいと思いますので、「ストーブカー」のボックス席で座席番号が奇数となるほうがおすすめです。

私は、往路では「たんちょうカー」のカウンター席、復路では「ストーブカー」のボックス席で釧路川に面した窓際の席となりました。

車窓の景色を楽しむという意味では良かったのですが、ボックス席の窓際の席は、トイレや売店に行くときにいちいち隣の人に声をかけないと通路側に出られないので、そこが不便でした。一人旅でボックス席になってしまう場合は、通路側の席のほうが気兼ねなくてよかったかもしれません。

SL冬の湿原号の車内での過ごし方

SL冬の湿原号の車内での過ごし方のメインは、何といっても座席で美しい車窓を眺めるということになります。また、ガタゴトという列車の音、SLのエンジンや汽笛の音などに耳を澄ませるというのも、鉄道旅ならではの楽しみ方です。

ただ、こういった人気観光列車ではよくあることですが、車内が騒々しくて、景色や列車の音を静かに味わうことができない場合がほとんどだと思います。私が乗車したときも、子供たちが終始はしゃぎまわっていて、かなり車内は騒々しい状態でした。

車内が騒々しい場合は、1号車または5号車の端部にある展望通路に行って車窓を眺めるか、デッキ部分にある車両扉の窓から車窓を眺めて過ごすというのもいいかもしれません。

そのほか、売店で購入したスルメやコマイを、2号車、3号車、4号車にある「ダルマストーブ」で焼いて食べてみるのも面白い体験となります。焼いたあとは売店でお酒を購入し、車窓からの釧路湿原を見物しながら一杯やるのも楽しいと思います。

SL冬の湿原号の写真や動画の撮影

雪景色の中、黒い煙を吐いて走るSLは迫力がありますし、何といっても絵になります。旅の記念にもなりますし、SL冬の湿原号のカッコいい写真や動画を撮影しましょう。写真や動画の撮影タイミングは、出発前の釧路駅、標茶駅、復路の塘路駅、到着後の釧路駅などとなります。

出発前の釧路駅で撮影

SL冬の湿原号は、10:35頃に「3番のりば」に入線して来ます。3番のりばからの撮影は人で混雑するのでいい写真が撮れないということと、動いている列車のすぐ横からの撮影となるので危ないという理由から、あまりおすすめできません。地下通路を通って隣の「4番のりば」に移動し、4番のりばから撮影することをおすすめします。

なお、4番のりばから撮影する際の注意点ですが、SL冬の湿原号が3番のりばに入線すると、先頭のSL機関車部分は4番のりばの端部から少し先の位置で停車します。

つまり、SL冬の湿原号が3番のりばに入線し終わって停車してしまうと、4番のりばからでは先頭のSL機関車部分を前から撮影することができなくなってしまうので、必ず停車前の走行している状態を撮影するようにしましょう。

標茶駅に到着してからの撮影

釧路を出発したSL冬の湿原号は12:35に標茶駅の「1番のりば」に到着します。SL冬の湿原号は10分ほどこのまま停車しています。1番のりばでSL冬の湿原号の撮影をするのもいいのですが、混雑してまともに撮影できません。時間はありますので、跨線橋を通って隣の「2番のりば」に移動し、反対側からSL冬の湿原号を撮影するのがおすすめです。架線柱があるのが少し邪魔になりますが、1番のりばからの撮影に比べれば全然マシだと思います。

その後、12:45頃に、SL冬の湿原号は一旦バックで1番のりばを出て行き、ポイントを切り替えて2番のりばに入線し直してきます。SL冬の湿原号が2番のりばに入線してくるときが撮影のチャンスです。やはり、動いている列車のすぐ横からの撮影は危ないので、跨線橋を通ってもう一度隣の1番のりばに移動し、1番のりばからの撮影をおすすめします。

さらに13:35頃、給水と整備を終えたSL機関車が、2番のりばに停車している客車の釧路側に連結する作業が行われます。動きが面白い作業なので動画での撮影がおすすめです。このときも混雑するので反対側の1番のりばから撮影したほうがいいでしょう。

復路の塘路駅での撮影

標茶を出発したSL冬の湿原号は14:38に塘路駅に到着します。SL冬の湿原号は塘路駅で反対方面の列車との行き違いにより12分間と長時間停車します。長時間停車は復路のときだけです。塘路駅に到着したら構内踏切からSL冬の湿原号を至近距離からほぼ真正面で撮影することができます。

少しすると構内踏切の警報機が鳴って反対方面の列車が到着しますが、SL冬の湿原号は反対方面の列車が出発した後、少したってからの発車となるので、あわてる必要はありません。

到着後の釧路駅での撮影

塘路を出発したSL冬の湿原号は15:42に釧路駅の3番のりばに到着します。SL冬の湿原号は10分ほど停車し、乗客が全て降車したことを確認すると回送として釧路駅を前進して出て行きます。

この場合も、動いている列車のすぐ横からの撮影は危ないので、地下通路を通って隣の4番のりばに移動し、4番のりばから撮影することをおすすめします。

まとめ

以上のとおり本記事では、お手軽に、そしてお得にSL冬の湿原号に乗車するための予約方法の紹介、SL冬の湿原号の簡単な紹介、SL冬の湿原号に乗車してみて気づいたことについてご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか?

SL冬の湿原号は、ネット予約かツアー参加、どちらがお得か?に対する私の答えは、SL冬の湿原号の乗車が組み込まれた各旅行会社のツアーに参加することでした。旅行全体を見た場合にコスパが高くてお得なのは、やはりツアー参加となります。

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ツアー内容がどうしてもニーズに合わない場合には、ツアーの利用をせず、SL冬の湿原号を「えきねっと」などで予約・購入し、現地までのフライト往復と現地で宿泊するホテルの手配はダイナミックパッケージの「航空券+宿泊」のセットで手配することになります。

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レトロな客車の車窓から眺める釧路湿原の雪景色とタンチョウヅルやエゾシカなどの動物たち、旅情あふれる鉄道の旅、雪景色の中を黒い煙を吐いて走るSL、どれも日常では体験できないものばかりです。

「SL冬の湿原号」で行く冬の釧路湿原の旅は、きっと忘れられない思い出になるはずです。

↓ 釧路での最終日に空港へ移動する前に撮影した動画です。

Have a nice trip!