【運行終了】観光列車「SL人吉」のネット予約・ツアー参加の方法と乗車レビュー

2024年4月6日

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*2024年3月24日をもって観光列車「SL人吉」の運行は終了しました。

あなたは、大正時代に製造され100歳を超えたSL(蒸気機関車)が今も現役で動いているのをご存じでしょうか?

九州の熊本~鳥栖の間で運行されている観光列車「SL人吉」、これを引っ張るSL(蒸気機関車)「ハチロク」がそれなのです。正式名称「8620形蒸気機関車58654号機」であるこのハチロクは1922(大正11)年に製造された国内最古の現役蒸気機関車です。

しかし、そんなハチロクが現役で動く姿を見ることができるのも、そう長くはありません。老朽化のため2024年3月をもって運行を終了することが決まったからです。

今回は、国内最古の現役蒸気機関車「ハチロク」がけん引する観光列車「SL人吉」について、ネット予約やツアー参加の方法などを、私の乗車レビューも交えてご紹介したいと思います。この記事を参考に、ハチロクを堪能できる最後のチャンスを計画してみてください。

SL人吉を自分で直接ネット予約する人はこちら

⇒ JR九州「インターネット列車予約

 

旅行会社のツアー参加で予約する人はこちら

⇒ クラブツーリズム がおすすめ

*サイト内にてキーワード「SL人吉」等で検索

観光列車「SL人吉」の予約方法

SL人吉は全車指定席のため、乗車するには指定席券の予約・購入が必要となります。SL人吉の指定席券の予約・購入は、一般的なJR各社の列車と同様、全国JR各駅の「みどりの窓口」、JR九州「インターネット列車予約」、その他おもな旅行会社などで、乗車1ヶ月前の午前10時から予約・購入が可能です。

ただし、SL人吉の引退が近づくにつれて上記のような一般販売での予約・購入は難しくなりつつあります。SL人吉により確実に乗車するにはツアー参加をおすすめします。

より確実にSL人吉に乗車するにはツアー参加がおすすめ

SL人吉の乗車が組み込まれたツアーが、各旅行会社より提供されています。ツアーとなると、SL人吉に乗車する以外にその他の観光や宿泊などもセットになっているため、内容的にはお得な金額ではあるものの、観光や宿泊が不要と考える人にとっては余計な出費になることもあり、考え方によっては割高とも言えます。

ただ、割高とも言えることから予約の争奪戦になりにくく、一般販売に比べるとかなり予約しやすい傾向にあります。また、ツアーの場合は一般販売よりもずっと早い時期(数ヶ月前とか)に予約確定できるので、計画も立てやすいと言えます。

たとえば、クラブツーリズムや読売旅行の「鉄道の旅ツアー・旅行 特集」などで、「SL人吉」に乗車するツアーが紹介されています。

旅行会社のツアー参加で予約する人はこちら

⇒ クラブツーリズム がおすすめ

*サイト内にてキーワード「SL人吉」等で検索

 

人気列車に乗車できるツアーの参加方法については以下の記事でも詳しく紹介していますので、ご参考にしてください。

⇒ 人気列車に乗れる鉄道ツアーを提供するおすすめ旅行会社とツアーの申込み方

「SL人吉」をネット予約でチャレンジ

ツアーではなく一般販売でSL人吉の予約をより確実にとるためには、やはり一般販売が始まるタイミングである乗車1ヶ月前の午前10時にあわせて駅の「みどりの窓口」に並ぶ方法となります。しかし、この方法でも100%とは言えず、しかも午前10時というのは仕事や学校がある人も多く、誰でもが可能な方法でもありません。

先述したとおり、JR九州「インターネット列車予約」でも乗車1ヶ月前の午前10時からネット予約・購入ができます。ネット予約なら「みどりの窓口」へ出かけて並ぶ必要がなく、自宅や外出先にいながらPCやスマホで空席確認し、空席があればすぐに予約・購入ができるので便利です。

また、ネット予約独自のサービスとして、乗車1ヶ月前+1週間前より予約の受付ができる「事前予約」と呼ばれるサービスがあります。事前に予約を受け付けておいて、乗車1ヶ月前の午前10時のタイミングで実際の予約・購入の処理をしてくれるものです。

ただし、「事前予約」は、乗車1ヶ月前の午前10時で申し込む人に優先して予約を取るというものではなく、乗車1ヶ月前の午前10時のタイミングで「みどりの窓口」に並ぶのを代行してくれるサービスといったものになります。

SL人吉のような人気列車であれば乗車1ヶ月前の午前10時のタイミングで「みどりの窓口」に並んでも予約がとれないことは多々あるのと同様、「事前予約」でも予約がとれないことはよくあります。私もこの事前受付を利用して席が取れなかったことが何度もあります。

そこで、一般販売でSL人吉の予約にチャレンジする場合、ネット予約の事前予約を乗車日を変えてどんどん入れてみるという方法が有効であると思います。数打てば当たるので、やればやるほど可能性は高くなるでしょう。

なお、SL人吉をネット予約する場合、事前の予約受付や実際の予約いずれの場合であってもシートマップによる座席の選択ができません。どうしても座席を選びたいという場合は、「みどりの窓口」やおもな旅行会社などで予約・購入することになります。

SL人吉を自分で直接ネット予約する人はこちら

⇒ JR九州「インターネット列車予約

【注意】ネット予約で「SL人吉」が表示されない場合の対処法

JR九州「インターネット列車予約」、JR東日本「えきねっと」、JR西日本「e5489」などのネット予約システムを使って「SL人吉」を検索しても検索結果に「SL人吉」が表示されないことがあります。

そのような場合には、JR九州「インターネット列車予約」で列車名を指定すれば「SL人吉」が表示されます。

まず、JR九州「インターネット列車予約」の検索画面の下のほうにある「詳細検索はこちら」をクリックします。下の図の青い丸で囲んだボタンです。

遷移したページの上段部分、「出発・到着日時選択」には、下の図のように「SL人吉」の乗車予定日と出発時間(図の例では熊本発の上り便)などを入力します。

続いてページの下段部分では、下の図のように「出発駅」と「到着駅」に駅名を入力し、青い丸で囲んだ「列車名を指定する」をクリックします。

すると「列車名を指定する」の表示が「列車指定を解除する」に切り替わりますので、続いて「指定なし」のところをクリックします。するとプルダウンメニューから「SL人吉」が表示されますので、「SL人吉」を選択して、画面下の「検索する」のボタンを押します。これで検索結果に「SL人吉」が表示されるはずです。

ネット予約によるキャンセル待ちの方法

ネット予約を利用すると、いつでもどこでもスマホさえあれば手軽に空席確認できるので、キャンセル待ちを狙ってみるという方法もあります。

JRの人気列車全般に言えることですが、仮に乗車1ヶ月前の午前10時のタイミングで予約が取れなくても、そのあと毎日空席を確認していれば、ポコッとキャンセルが発生して予約が取れることがよくあります。あきらめずに毎日サイトでチェックを続けるという作戦も有効でしょう。

たとえば、私の経験からは、乗車1ヶ月前予約開始日の夜とか、乗車1週間前や3日前とかに、キャンセルが発生しやすいように思います。今回、私が乗車したSL人吉の指定席も乗車1週間前に出たキャンセルを見つけて予約したものでした。

観光列車「SL人吉」について

観光列車SL人吉は、JR九州が運行している臨時快速列車で、SL+客車という昔懐かしいレトロな編成により、のんびりと沿線の風景を楽しみながら鉄道旅行ができる人気の列車です。

もともとは、熊本駅と人吉駅間を鹿児島本線および肥薩線を経由し運行していましたが、2020年7月の豪雨による被災で、肥薩線の八代~吉松間が不通となり運休。その後、2021年5月1日より、熊本駅と鳥栖駅との間において、土休祝日を中心に1日1往復での運行を開始して現在に至っています。

国内最古の現役蒸気機関車「ハチロク」

SL人吉の最大の特徴は、客車をけん引するSL(蒸気機関車)に国内最古の現役蒸気機関車であるハチロク(8620形蒸気機関車58654号機)が使用されている点にあります。このハチロクは1922(大正11)年に製造され、引退して保存展示されていた時期もありましたが再復活し、100年以上過ぎた現在でも動き続けている”動く鉄道遺産”とも言えます。

また、このハチロクが現役で動く姿を見ることができるのも、そう長くはなく、老朽化のため2024年3月をもって運行を終了することが決まっている点も、今、SL人吉が注目されている大きな理由の1つとなります。

観光列車「SL人吉」の車両とサービス

SL人吉の車両編成は、SL(ハチロク)+50系客車3両+DL(DE10型ディーゼル機関車)、となっています。熊本から鳥栖に向かうときは、ハチロクを先頭に運転して最後部よりディーゼル機関車が押して補助します。鳥栖から熊本に戻るときは、ディーゼル機関車が客車をけん引し、ハチロクが最後部から推進運転します。

3両の50系客車は国鉄時代に製造された古いものですが、内装はレトロな雰囲気は残しつつも快適な旅ができるように大きくリニューアルされています。客車3両は、熊本側から順に1号車、2号車、3号車となっており、1号車には座席のほか展望ラウンジ、フリースペース、多目的トイレ、2号車には座席のほかビュッフェ(売店)、3号車には座席のほか展望ラウンジ、フリースペース、トイレなどが設置されています。

ビュッフェ(売店)では、お弁当、飲み物(アルコールとソフトドリンク)、おつまみ・スナック、デザート、そしてキーホルダーなどのオリジナルグッズが販売されています。なお、私が乗車したときは予約なしでもお弁当を購入できましたが、サイト上ではお弁当は事前予約制となっていますので、確実に購入したい場合は事前予約をしておくことをおすすめします。

観光列車「SL人吉」を利用する場合の旅行予定の立て方

土日祝日を中心とした運行日における、SL人吉のスケジュールは次のとおりです。

上り(鳥栖行き): 熊本10:25発 ― 鳥栖13:21着

下り(熊本行き): 鳥栖15:47発 - 熊本18:31着

たとえば、典型的な例として熊本→鳥栖に乗車し、当日折り返しの鳥栖→熊本も乗車するという場合ですが、東京や大阪など九州外からのアクセスであれば、前日に熊本駅の近くで一泊するのがおすすめです。一方、九州内で小倉や博多などからのアクセスであれば、熊本などで一泊する必要はなく、日帰りでも十分余裕で利用できます。

東京から熊本へのアクセスは、新幹線も可能ですが所要時間が6時間ほどになりますので、空港からのアクセス時間を含めても所要時間4時間ほどの飛行機がおすすめです。

また、大阪から熊本へのアクセスは、新幹線も飛行機(空港からのアクセス時間を含む)も所要時間は3時間半ほどと同じくらいなので、料金の安いほうで選ぶといいでしょう。

熊本への往復に新幹線を利用し、熊本でホテルを予約する場合は、格安のJRフリーパスなどが利用できる場合を除いて、新幹線とホテルを別々で購入するよりも「じゃらん」などで「新幹線+宿泊」のセットとして予約・購入するほうがお得な場合が多いです。

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熊本への往復に飛行機を利用し、熊本でホテルを予約する場合も、飛行機チケットのタイムセールなどが利用できる場合を除いて、別々で購入するよりも「じゃらん」や「楽天トラベル」などで「航空券+宿泊」のセットとして予約・購入するほうがお得な場合が多いです。

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楽天トラベル

おすすめではありませんが参考までに紹介すると、無理をすれば東京や大阪からも当日の朝に出発して熊本10:25発のSL人吉に間に合うことができ、SL人吉の熊本~鳥栖での往復乗車を日帰りで利用することも可能です。

例えば、東京からのアクセスでは次のような予定が考えられます。

06:30 羽田空港 発 JAL623便
08:25 熊本空港 着
08:45 熊本空港 発 空港リムジンバス(西部車庫行き)
09:46 熊本駅前 着

例えば、大阪からのアクセスでは次のような予定が考えられます。

06:50 新大阪 発 さくら543号(鹿児島中央行き)
10:06 熊本 着

また、SL人吉の上り便は乗車せず、下り便(鳥栖15:47発 - 熊本18:31着)のみに乗車する場合は、東京や大阪からの日帰り利用はもっと現実的なものになります。

新幹線なら博多で在来線の特急に乗り換えて鳥栖まで、飛行機なら福岡空港着を利用し、博多から在来線の特急で鳥栖まで移動する方法がおすすめです。午前中に出発すれば、鳥栖15:47発のSL人吉に十分間に合います。

なお、以上の運行スケジュール、発着時刻などは、本記事の執筆時点のものとなりますので、ご自身の予定を組むうえでの参考程度としていただき、旅行される時点の最新情報は必ずチェックいただくようお願いします。

観光列車「SL人吉」の乗車レビュー

私は、2022年11月26日(土)のSL人吉「上り(鳥栖行き): 熊本10:25発 ― 鳥栖13:21着」に乗車しました。もともと、鳥栖から折り返しの下り便も乗車する予定でしたが、諸々の事情から上り便のみの乗車となりました。

実はSL人吉の指定席を予約するのに苦戦し、乗車1ヶ月前の午前10時のタイミングでは、SL人吉の上り便も下り便もどちらも予約が取れず、焦りましたが乗車1週間前あたりでキャンセルが発生し、なんとか上り便の予約がとれたといった感じでした。

熊本駅でSL人吉に乗り込む

東京から前日金曜日に熊本入りし、熊本駅前のホテルで宿泊、2022年11月26日(土)当日の朝10時前にホテルをチェックアウトして熊本駅に行きました。

観光列車SL人吉は10:07頃に鹿児島側から6番ホームに入線するという情報をつかんでいましたので、10:00頃には熊本駅の6番ホームへ到着。すでに乗車待ちの人や撮影目的の人でホームは混雑していました。

熊本駅の6番ホームは、最も外側のホームになり、線路をはさんだ反対側ホームというのが無いので、列車の撮影にはあまり向いていません。人だかりで混雑しすぎて、残念ながら良い写真は撮れませんでした。

なかには黄色い点字ブロックの外に出て動画を撮っている人もいて、ちょっと危険な感じでした。写真撮影のチャンスは玉名駅や鳥栖駅でもありますので、ここでは無理しないこと。皆さんもお気をつけください。

早速、客車に乗り込みます。私は、4人掛けボックスシートの窓側の席で、進行方向とは逆向き。当日はほぼ満席だったのですが、座席幅はそれほど広くなく、結構窮屈でした。

荷物棚はありますが、スーツケースなど大きな荷物を収納するスペースは無く、1号車や3号車のフリースペースを大きな荷物置き場として利用している人もいました。

SL人吉の車内で3時間を過ごす

結局、私は座席に座っていても窮屈で落ち着けないので、荷物だけ荷物棚に置いて、弁当を食べるとき以外は、車内をうろうろしたり、展望ラウンジで過ごしたりしていました。熊本から鳥栖までの乗車時間は3時間弱ありますが、座席にいなくてもそれほど苦にはなりませんでした。

車窓からの風景についは、野山あり、市街地ありと変化ある車窓を楽しむことができるものの、これといった見せ場が無いのも事実です。沿線住民の方々のお出迎えなども特にないようでした。

ですので、ずっと車窓だけ眺めているのは退屈してしまうでしょう。とくに私のような一人旅の場合は、座席でじっとしているのは窮屈であり退屈するので、車内を移動してまわるのが正解だったように思います。

特に3号車の展望ラウンジはおすすめです。前面の大きな展望窓からは、ハチロクのお尻の部分が目の前に見えます。シュシュシュという蒸気エンジンの音や振動、時折聞こえる汽笛の音など、ハチロクの力強い動きを感じることができます。

展望ラウンジには常に何人かの人がいますが、小さいお子さんが騒いでいるような場合を除けば静かですので、音や振動を楽しむことができます。また、スマホの動画や録音機能などでハチロクの音を録音できれば旅の記念にもなると思います。

ハチロクのお尻には下の写真のようなプレートがありました。ほんとうに「鉄道遺産」という感じですね。

3号車とは反対側の1号車の展望ラウンジでも楽しめます。後面の大きな展望窓からは、DE10型ディーゼル機関車の顔が目の前に見えます。動いているディーゼル機関車をこんな至近距離から見ることはありませんでしたので、とても興味深かったです。

また、1号車の展望ラウンジは、3号車の展望ラウンジに比べると人も少ないので、展望ラウンジにあるシートに座ってゆっくりすることもできます。列車側方の車窓もよく見えますので、4人掛けボックスシートの座席に戻るよりも、こちらのほうがくつろげる空間でした。

1号車や3号車の展望ラウンジで過ごす合間には、2号車のビュッフェ(売店)でお弁当や飲み物、そしてキーホルダーなどのオリジナルグッズを買いました。ビュッフェ(売店)には結構たくさんの人が並んでいて、待ち時間は10分くらいかかりました。下の写真は「86(ハチロク)弁当」です。

玉名駅と久留米駅で10分停車があり、駅のホームに降りて写真撮影をしますので、玉名駅発の11:23から久留米駅着の13:00までの間にビュッフェ(売店)でのもろもろ購入と、お弁当を食べ終えておくほうがいいでしょう。

私は、11:58に大牟田駅を発車した直後あたりでビュッフェ(売店)に並び、12;40くらいには自分の席に戻ってお弁当を食べました。ちなみに、お弁当を食べるためのテーブルは4人掛けボックスシートに設置されています。展望ラウンジなどにはテーブルはありませんので、お弁当をは自分の席で食べましょう。

玉名駅と久留米駅ではSL人吉の撮影タイム

SL人吉は、熊本を10:25に出発した後、玉名駅に11:13に到着して10分停車し、玉名駅を11:23に発車。続いて大牟田駅に11:58に到着してすぐの発車。そのあと久留米駅に13:00に到着して10分停車し、久留米駅を13:10に発車。終着の鳥栖駅に13:21に到着、となります。

途中、玉名駅と久留米駅ではそれぞれ約10分間停車しますので、ホームに降りてSL人吉のハチロクや車両を写真撮影するチャンスです。とくに、玉名駅では降りたホームから跨線橋を渡って反対側ホームに行くとSL人吉やハチロクを線路越しにいい感じで撮影できます。

なお、駅への到着時刻が遅れて本来よりも短い停車時間になることもありますので、ホームに降りる際は常に時間を確認し、決して乗り遅れないように注意してください。とはいえ、跨線橋の階段を走って上り下りするなどで、転んでケガをすることがないように慎重な行動も心掛けてください。

鳥栖駅でSL人吉をお見送り

終着の鳥栖駅には13:21に到着です。久留米駅を出発して約10分で鳥栖に着きますので、久留米駅のホームから列車に戻ると席に戻って下車の準備を始めました。約3時間の乗車もあっという間に感じ、とても名残惜しかったです。

鳥栖駅に着いたSL人吉は、10分少々停車した後で回送として駅を出て行きます。ここは上り便SL人吉の写真撮影の最後のチャンスなので、すぐに下車して鳥栖駅ホームの地下通路を通り、SL人吉が停車しているホームとは反対側のホームへ移動しました。反対側のホームからSL人吉およびハチロクのいい感じの写真を撮影することができました。

そのあと13:35頃にSL人吉はDE10型ディーゼル機関車を先頭に回送で鳥栖駅ホームを出て、引き込み線に入って行きますので、SL人吉をお見送り。ここも見どころのひとつなので動画撮影しておくといいですよ。

まとめ

以上、2024年3月での引退が発表されている国内最古の現役蒸気機関車「ハチロク」および観光列車「SL人吉」について、ネット予約やツアー参加の方法などを、私の乗車レビューも交えてご紹介しました。

まさしく動く鉄道遺産を肌で感じることのできた忘れられない体験となりました。座席はやや窮屈なボックスシートではありましたが、展望ラウンジなどを利用すれば楽しく快適に3時間を過ごすことができますので、最後のチャンスに是非乗ってみられることをおすすめします。

Have a nice trip!