「東武博物館」は鉄道ファン必見の鉄道博物館

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「東武博物館」は鉄道ファン必見の鉄道博物館

東武博物館は、東武鉄道が運営する鉄道博物館です。大宮の鉄道博物館に比べると規模は小さいですが、都内にあってアクセスがよく、しかも入場料がリーズナブルな値段なので、気が向いたときにふらっと立ち寄ることのできる気軽に楽しめるスポットです。

にもかかわらず、歴史的に貴重な東武鉄道の実物車両がいくつも展示されていて、大人の鉄道ファンにとっても十分満足できる展示内容となっています。

本記事では、鉄道ファン必見の鉄道博物館である東武博物館を詳しく紹介します。東武鉄道に興味のある鉄道ファンや鉄道好きのお子様のいるご家族にとっては参考となる情報になります。

本記事で説明するポイント
・鉄道ファンや子供連れが楽しめる鉄道展示と見どころの紹介
・東武博物館の見学に必要な所要時間
・ミュージアムショップやランチスポットの紹介
・東武博物館へのアクセス、営業時間、休館日、入場料などの情報

東武博物館の鉄道展示と見どころ

東武博物館みどころ

まずは東武博物館の鉄道展示と見どころについて、鉄道ファンと子供連れとの視点から、それぞれ解説します。あわせて、東武博物館を見学する際の所要時間の目安、ミュージアムショップやランチスポットについても紹介します。

東武博物館:公式サイト

鉄道ファン必見の展示

東武博物館は、鉄道ファンにとって見逃せない展示が多数あります。館内には、蒸気機関車をはじめ歴代の実物車両が多数展示されており、1897年の創立より120年以上にわたる東武鉄道の歴史を感じることができます。

ここでは大人の鉄道ファンにも満足できる歴史的にも貴重な東武鉄道の鉄道展示、すべて実物車両7つを簡単にご紹介します。

5号蒸気機関車

5号蒸気機関車

東武鉄道が1899年の開業のために、英国のべヤーピーコック社から購入した蒸気機関車12両のうちの1両です1898年にベヤーピーコック社(英国)で製造、東武鉄道での形式は「東武鉄道B1形」となっています。東武鉄道記念物12号に指定されており、東武鉄道の原点とも言える歴史的な展示物です。

なお、5号蒸気機関車と同形式(東武鉄道B1形)の6号蒸気機関車も展示されていますが、東武博物館の館内ではなく、東武博物館の建物から200mほど離れた「東武博物館SLスクエア」という屋外の場所に展示されています。東武博物館を見学した後は、徒歩3分ほどなので、東武博物館SLスクエアのほうにも行ってみましょう。

デハ1形5号電車

デハ1形5号電車

デハ1形5号電車は、東武鉄道が初めて1924年10月1日に浅草駅(現:とうきょうスカイツリー駅)と西新井駅との間を電化した時に走った木造の電車です。1924年に日本車輌株式会社で製造され、廃車は1981年です。この電車も東武電車の原点となった車両として、東武鉄道記念物32号に指定されています。

ED101形101号電気機関車

ED101形101号

ED101形101号電気機関車は、東武鉄道最初の電気機関車です。1928年にイングリッ シュ・エレクトリック社(英国)で製造、1930年2月に東武鉄道に就役。 当初は貨物列車や客車をけん引するために使用されました。1972年まで東武鉄道で活躍した後、同年7月近江鉄道に譲渡され運用された後、1988年に廃車。その後、2009年1月に東武鉄道に里帰りしたものです。

ED5015号電気機関車

ED5015号

ED5015号電気機関車は、東武鉄道に在籍した電気機関車43両のうち14両を占める最も多い形式の車両で、東武鉄道の電気機関車の標準形とされています。展示されている車両は坂戸機関区に所属し、東上線で活躍していたものです。1959年3月に日立製作所水戸工場で製造され、1984年9月に廃車となったものです。

日光軌道203号

日光軌道203号

東武日光軌道線とは、かつて日光駅と馬返(いろは坂の手前)との間の約10kmにわたって東武鉄道により運行されていた路面電車。1968年に廃線となりました。展示されている日光軌道203号は2車体3台車連接式の珍しい車両です。1954年4月に汽車会社で製造され、1968年2月に廃車となりました。

この日光軌道203号は、東武博物館の屋外すぐ横に展示されており、外観を見る場合は、東武博物館を出る必要があります。一方、東武博物館の内部からは日光軌道203号の車内に入ることができるようになっています。まず、東武博物館の内部から車内を見学し、帰りに東武博物館の外から車両外観を見学するのがいいでしょう。

1720系デラックスロマンスカー

1720系デラックスロマンスカー

現100系特急スペーシアの先代にあたる東武鉄道フラッグシップ特急車両。私も昔この車両の「特急けごん」や「特急きぬ」に乗ったことがあり、とても懐かしいです。展示されている車両、モハ1720系先頭部は1960年9月にナニワ工機で製造されたもので、1991年8月に廃車となりました。

この1720系デラックスロマンスカーも、東武博物館の屋外すぐ横に展示されており、外観を見る場合は、東武博物館を出る必要があります。一方、東武博物館の内部からは1720系デラックスロマンスカーの車内に入ることができるようになっています。まず、東武博物館の内部から車内を見学し、帰りに東武博物館の外から車両外観を見学するのがいいでしょう。

5700系5701号電車

5700系5701号

5700系5701号電車は、戦後最初に新造された日光・鬼怒川線用の特急車両です。5700系車両は1951年および1953年に計12両が製造され、このうちモハ5700系2両とクハ700系2両の計4両は、正面2枚窓で通称“湘南型”の変形ともいえる独特の流線形になっており、前面の飾り金の形から“ネコひげ”の愛称で親しまれました。東武博物館に展示されているのは、このネコひげ5700系5701号の1両です。1951年に汽車会社東京で製造され、1991年7月に廃車となりました。

子供連れに優しい施設

プロムナード
ウォッチングプロムナードからの風景

東武博物館は、鉄道好きの子供連れにとっても満足でき、快適に過ごせる施設です。館内には、乳幼児向けの授乳室や子供用トイレが完備されており、小さなお子様を連れていても安心。館内には休憩スペースもあり、お弁当や飲み物を持ち込むことができるため、家族でのんびり過ごすことも可能です。

一方、館内には電車やバスの運転を体験できるシミュレーターがあり、乗り物好きなお子様には大人気です。ほかにも、ジオラマ展示や模型電車の運転体験、パンタグラフを動かしたりして電車の仕組みなどを楽しみながら学べる環境が整っています。もちろん、上で紹介した実物車両の展示についても、鉄道好きなお子様には喜んでもらえます。

あと、おすすめしたいのが「ウォッチングプロムナード」です。これは東向島駅のホーム下を窓ガラス越しに観察することができる「のぞき窓」のようなものです。東向島駅を発着したり、高速で通過したりする電車の車輪側を至近距離から観察できます。このような位置から電車を見ることはなかなか体験できないので、大人から子供まで大興奮は間違いありません。

所要時間の目安

東武博物館を訪れる際の所要時間は、全体を一通り見るだけで1時間くらい、じっくり見る場合は2時間程度かかります。シミュレーターや体験型のコーナーが混雑していて順番待ちがある場合には、さらに時間がかかることもあります。特に、子供連れの場合は、子供が興味を持つ展示に時間をかけることが多いため、余裕を持ったスケジュールを組むことをおすすめします。

また、営業時間中であれば滞在時間の制限はありませんので、休憩スペースで昼食を取りながらゆっくり過ごすことも可能です。このように、訪問者の興味や状況に応じて、所要時間は変動しますが、全体的にはリラックスして楽しめる時間を確保するのがおすすめです。

ミュージアムショップのおすすめ

東武博物館には、オリジナルグッズを取り扱う「ミュージアムショップ」があります。ここでは、鉄道に関連したさまざまな商品が販売されており、特に子供向けの玩具や文房具が充実しています。例えば、スペーシアXの形をした貯金箱やペンケースなどが人気のようです。

また、鉄道ファンにはたまらない、歴代の列車のヘッドマークをモチーフにしたピンバッジやキーホルダーも取り揃えています。これらのグッズは、訪問の記念やお土産としても最適です。このように、グッズショップは博物館の訪問をより特別なものにしてくれる場所となっています。

ランチスポットの紹介

東武博物館内には飲み物の自動販売機はありますが、レストランやカフェなどの飲食施設はありません。東武博物館での滞在中に昼食をとる計画であるなら、お弁当を持参して館内の休憩スペースで昼食をとることをおすすめします。もちろん、休憩スペースには飲食の持ち込みが可能です。

一方、東武博物館の周辺にはレストランやファーストフード店などランチスポットは多数ありますが、東武博物館から一旦出場すると再入場ができません。東武博物館の外で外食するのであれば、昼食を済ませたあとで東武博物館に入場するか、あるいは東武博物館での見学を終えた後で昼食をとるかの、どちらかになるので注意が必要です。

鉄道の博物館「東武博物館」の情報

東向島駅

続いて、気軽に楽しめる鉄道の博物館、東武博物館についての情報です。東武博物館へのアクセス方法と最寄り駅、車を利用する場合の駐車場の情報、東武博物館の営業時間と休館日そして入場料の詳細について紹介します。

アクセスと最寄り駅

東武博物館へのアクセスは東武鉄道を使うと非常に便利です。最寄り駅は、東武鉄道の東武スカイツリーラインの東向島駅で、東向島駅から東武博物館までは徒歩約2分の距離にあります。東向島駅を出たら右に進むと、すぐに東武博物館の入口が見えてきます。東向島駅は各駅停車だけでなく、区間急行や区間準急も停車するため、アクセスの選択肢が豊富です。

駐車場の情報

小さな子供連れの場合は車の利用が便利な場合もあります。東武博物館には専用の駐車場があり、訪問者は無料で利用できます。駐車場は博物館の入口から約150mの高架下に位置しています。また、駐輪場も併設されているので、自転車でのアクセスも便利です。無料の駐車場の利用は、博物館を訪れる際の大きなメリットとなりますが、混雑時には早めに到着することをおすすめします。なお、東武博物館の周辺にはコインパーキングも複数あります。

営業時間と休館日

東武博物館の営業時間は、午前10時から午後4時30分までです。入館は午後4時まで可能なので、訪問する際は時間に余裕を持って行くことをおすすめします。休館日は毎週月曜日ですが、月曜日が祝日の場合は翌日が休館日となります。また、年末年始の期間(12月29日から1月3日)も休館となるため、訪問予定の方は事前に確認しておくと良いでしょう。このように、営業時間や休館日を把握しておくことで、スムーズに訪問できるでしょう。

入場料の詳細

東武博物館の入場料は非常にリーズナブルです。大人が200円(交通系IC利用時)または210円(現金利用時)、子どもは100円(4歳から中学生まで)で入館できます。上でも触れましたが、東武博物館から出場した後の再入場はできませんので、東武博物館の屋外にある展示を見学する場合や、外で昼食をとる場合には注意が必要です。もちろん、再度入場料を支払って再入場することは可能です。比較的安価な入場料となっているので、場合によっては再度入場料を支払うようなスケジュールを組むのもいいかもしれません。

まとめ:「東武博物館」は鉄道ファン必見の鉄道博物館

以上のとおり、東武博物館は、鉄道ファンや子供連れにとって魅力的な鉄道の博物館です。東武博物館の館内には、歴代の実物車両や蒸気機関車が展示されており、訪れる人々は東武鉄道の歴史を身近に感じることができます。

電車やバスの運転を体験できるシミュレーターや、東向島駅に来る電車を至近距離から観察できるウォッチングプロムナードなど、お子様にも楽しんでもらえる施設がそろっています。

見学の所要時間は1時間から2時間程度が目安ですが、ゆっくりと余裕をもった滞在がおすすめです。また、東武博物館の館内にはレストランやカフェなどが無いので、必要に応じてお弁当や飲み物を持参し、館内の休憩スペースを利用するようにしましょう。

東武博物館への最寄り駅は、東武スカイツリーラインの東向島駅で、アクセスも非常に便利なので気軽に立ち寄ることができます。また、東武博物館専用の駐車場・駐輪場も完備されており、駐車場代も無料で利用できるため、車での訪問も安心です。

東武博物館の営業時間は午前10時から午後4時30分までで、入館は午後4時まで可能。ただし毎週月曜日は休館日。入場料は大人200円、子ども100円とリーズナブルなので、お金をかけずに家族で楽しむのにも適しています。

このように、東武博物館鉄道は多くの見どころが詰まった場所なので、鉄道ファンや、鉄道好きお子さんのいる家族連れにとっては、一度は訪れてみる価値がある鉄道博物館です。

Have a nice trip!

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