中国「アモイ空港(廈門高崎国際空港)」で困らないための知っておくべき4つのポイント

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中国「アモイ空港(廈門高崎国際空港)」で困らないための知っておくべき4つのポイント

アモイ(厦門)は上海や北京に比べると旅行先としてややマイナーなイメージもありますが、世界文化遺産に指定されているコロンス島や福建土楼の観光拠点であり、台湾の金門島とも1時間足らずのフェリー便で結ばれているなど、観光資源はとても豊富なところです。

今回わたしはアモイを旅行し、その玄関口であるアモイ空港(厦門高崎国際空港)を利用しました。この空港について事前にあまり調査しなかったため、現場でちょっと慌てたことや、失敗してしまったことなどがありました。その経験もふまえ、アモイ空港を利用するうえで知っておくべきいくつかのポイントをご紹介したいと思います。

1.ターミナルは3と4だけ!ターミナル1と2は無い?

現在、アモイ空港はターミナル3と4が稼働しています。国際線は全てターミナル3から発着し、国内線はターミナル3又は4からの発着となっています。そう、ターミナル1と2は無いのです。

どうやら、ターミナル3や4ができる前まではターミナル1と2だけが存在し、飛行機はターミナル1及び2から発着していたらしいのですが、その後、ターミナル3及び4の完成とともにターミナル1及び2が廃止(現在倉庫として使われているらしい?)となったようです。

私は成田から往復の全日空だったのでアモイ空港のターミナル3を利用しました。知らないと困るほどの情報ではありませんが、「あれっ、どうしてターミナル3と4の表示しかないのかな?」と一瞬疑問に思いました。予備知識として知っておいて損はないと思います。

2.外貨両替所はターミナル3の2階出発ロビーにある

国際線が発着するターミナル3には外貨両替所があるのですが、1階の到着ロビーではなく2階の出発ロビーのほうにあるので注意が必要です(正確には、両替所は、1階に1箇所だけあり、2階には複数箇所ある。)。

私の場合、アモイ到着後、到着ロビー出口付近に両替所が当然あるものだと思って油断していたところ、到着ロビーをいくら歩き回っても見つからず、手持ちの人民元がまったくないのでこのまま市内に出ることもできず、ずいぶん焦りました。腹をくくって下手な中国語で空港職員らしき人に聞いて、やっと1箇所、到着ロビーの片隅にある両替所を見つけることができました。

帰国時にわかったのですが、2階の出発ロビーには複数の両替所があり、(使えるかどうか試していませんが)ATMも複数台ありました。きっとこれは、海外旅行に出かける中国人が外貨に両替してから出国するという需要のほうが、入国した外国人が外貨から人民元に両替するという需要に比べて相当高いということなのでしょう。

あと、1階から2階へ移動する際の注意点です。1階と2階の間には階段やエスカレーターはなく、数カ所のエレベーターのみなので、エレベーターの場所をよく見渡して探してください。案内標識もありません。帰国時、私はエレベーターをなかなか見つけることができず、1階ロビー内を焦ってぐるぐる歩き回っていました。。。

3.出発時のチェックインカウンターは荷物検査場の先にある

エレベーターで2階の出発ロビーに上がるとチェックインカウンターがたくさん並んでいますが、いずれも国内線のチェックインカウンターばかりで、国際線のチェックインカウンターは見当たりません。国際線のチェックインカウンターの場所に行くには、まず荷物検査場に入って荷物検査(税関検査)を受けた後、その先に行かなければなりません。

荷物検査を受けた先にチェックインカウンターが配置されている空港は他にもあるとは思いますが、アモイ空港の場合、荷物検査場の先が壁で見えなくなっているので非常に不安です。私は、他の人たちが進むあとをぞろぞろついていったのですが、「ほんとうにチェックインカウンターがこの先にあるの?」と不安になっていました。たとえば、成田空港などでチェックインの後に進む出国手続き「保安検査」と雰囲気が近いので、チェックインせずにいきなり出国手続きに進むように思えて、とても違和感がありました。

4.空港と市内のアクセスは空港バスがよい

空港と市内の間のアクセスは、楽だが高いタクシー(50元くらい)と、安いが60~90分時間がかかる路線バス(1元)とを除くと、以下の3つが現実的な方法となります。

  • 空港バス

到着ロビーを出て道を渡るとすぐに空港バスのチケット売場とバス乗場があります。市内7方面ほどのバスがあり、中山路方面だと料金は10元、所要時間は40分前後。私は今回利用しませんでしたが、ほかの方法と比較すると空港バスの利用が最もリーズナブルだと思います。

  • ターミナル間シャトルバス+BRT

BRT(厦門快速公交系統)とは、二両編成の連接バスが専用の高架道路を走る交通手段で、停留所は鉄道駅のようになっているものです。電車の代わりにバスが走る鉄道をイメージすればいいと思います。渋滞がないので時間が読みやすいというメリットがあります。

このBRTの「T4候機楼」駅がアモイ空港のターミナル4に隣接していますので、まず無料のターミナル間シャトルバスでターミナル3から4に移動し、そこからBRTで市内へ出ることができます。T4候機楼駅から中山路方面の第一碼頭駅や開禾路駅までは料金3元、所要時間は30分くらいとなります。

ターミナル間シャトルバスの乗場は、ターミナル3の到着ロビーから建物の外へ出て左方向に歩いていくと、空港ビルの端のあたりに停留所があります。昼間は20分間隔程度で運行されています。ターミナル3~4の距離は地図で見ると3kmほどあって、シャトルバスでの所要時間は5分くらいでした。歩くにはちょっと遠すぎますのでご注意を。

ターミナル4側の停留所は空港ビルの脇にあります。ターミナル4の1階到着ロビーの中にシャトルバスの待合室があり、その待合室にある扉の外にシャトルバスが停車するようになっています。帰国時などターミナル4から3に移動する際は、ターミナル4の到着ロビーから建物の外に出てしまわないようにし、建物内にある待合室を探してください。

T4候機楼駅は、ターミナル4の建物の外に出て、左手に進んでいき、地下道をくぐると駅のホームに出られます。ちょっとわかりにくいので表示を探しながら進んでください。

  • 路線バス+BRT

上でも述べたとおり、ターミナル3~4の間の移動が必ずしも便利ではないので、路線バスでBRTの最寄駅まで移動するという方法でもいいかと思います。路線バスは27番または37番でBRTの「県後」駅(T4候機楼駅の隣駅)に行くことができます。料金は1元で、所要時間は15分程度(5停留所程度)でした。

路線バスで注意すべきは、停留所が少し遠いところにあるという点です。ターミナル3の1階到着ロビーから建物の外に出て、道路を2本渡ると公園のような場所に出ます。その公園をそのまま突っ切って反対側に出ると広い道路に面しているのですが、そこに停留所があります。なお、公園側にある停留所はBRT県後駅とは反対方面に向かうバスの停留所なので、道路を渡って反対側の停留所からバスに乗ってください(私は反対方向のバスに乗ってしまい、途中で降りて引き返しました。。。)。

まとめ

アモイ空港のターミナル3に到着したら、エレベーターを探して2階へ移動し、まずは人民元への両替を済ませ、再び1階へ戻り、建物の外へ出て、空港バスを利用して市内に向かいましょう。あとは、アモイでの観光を楽しんでください。

Have a nice trip!

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