料金もリーズナブル、シアトルにて水上飛行機での遊覧飛行を体験

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料金もリーズナブル、シアトルにて水上飛行機での遊覧飛行を体験

水上飛行機、水上機、あるいはシープレインなど、いろいろな呼び方はありますが、プロペラの小型飛行機で、足元には車輪ではなくカヌーのようなフロートをつけて、水の上に浮かぶようになっている乗り物。水面の上を滑走して離着陸する飛行機です。

一般人が搭乗できる水上飛行機は、日本国内では広島県尾道市で定期運行している「せとうちSEAPLANES」が有名ですが、海外でも水上飛行機に搭乗できる場所があり、米国シアトルはそのうちのひとつです。

今回、シアトルのレイク・ユニオンにて、リーズナブルな料金で水上飛行機での遊覧飛行を体験できましたので、そのレビューをご紹介したいと思います。

水上飛行機での遊覧飛行の申込み方

シアトルで利用可能な水上飛行機による遊覧飛行は、Viatorさんなどから申込みが可能です。

水上飛行機による遊覧飛行は、レイク・ユニオン(ユニオン湖)発のものとレイク・ワシントン(ワシントン湖)発のものとがありますが、シアトル市内から乗り場までの交通の便がいいのはレイク・ユニオン発のものとなります。料金も少し安くなっています。

ちなみに、シアトルからバンクーバーまで行く国際水上飛行機便や、カナダとの国境近くにあるサンフアン島に水上飛行機で往復する日帰りツアーなども紹介されていますので、興味のある方はそちらを利用してみてもいいかもしれません。

また、Viatorで申込んだレイク・ユニオン発の遊覧飛行はKENMORE AIRという会社が実施しているのですが、こちらのサイトから直接予約購入することも可能です。このサイトでは、シアトルでの遊覧飛行以外にも、バンクーバー便などいろいろなフライトを予約できます。ただし、シアトルでの遊覧飛行については、KENMORE AIRから直接予約購入するよりも Viator経由で予約購入するほうが料金は若干安いようです。

正面からの水上飛行機

レイク・ユニオン発の遊覧飛行体験レビュー

今回は、Viator経由でレイク・ユニオン発の遊覧飛行を申込み、20分間の遊覧飛行を体験しました。実施会社はKENMORE AIRさんでした。

ユニオン湖のほとりの乗り場「KENMORE AIR」へ

遊覧飛行の乗り場は、シアトル市内北側にあるユニオン湖南岸の「KENMORE AIR」です。ウェストレイク・センターなどダウンタウンの中心からは、路線バスを利用して30分かからないという好アクセスです。

KENMORE AIR

ダウンタウン方面からなら62番バスが便利です。62番バスの「Dexter Ave N & Aloha St」というバス停で下車し、下の地図のとおりユニオン湖畔に向かって徒歩5分です。KENMORE AIRは小屋といった感じの小さな建物ですが、横に大きな看板が出ていますのですぐわかると思います。

実は天候に弱く、欠航は頻繁にあるらしい

当日は朝11時発の遊覧飛行でした。出発30分前までのチェックインとなっていたので、10時20分くらいにKENMORE AIRに到着してチェックイン。ほかの乗客5人くらいとともに建物内の待合室(10人分くらいの椅子が置いてあるスペース)でしばらく待っていると、何やらスタッフが騒がしい。

スタッフの1人がやって来て、天候不良のため11時発の遊覧飛行は欠航となるらしく、午後からのフライトに変更して欲しいとのことでした。仕方がないので、2時間後の13時発の遊覧飛行に変更してもらいました(英語がわかりにくかったが、なんとか伝わった。。。)。

水上飛行機は有視界飛行で飛ぶため天候が良くないと飛べないらしいです。当日、午前中は曇り空でしたが、雨も降っておらず、それほど悪い天候でもなかったのですが、上空には霧がかかっていたためなのか欠航となったようでした。シアトルは雨が多い街だと言われています。ということは、欠航は頻繁にあるということでしょうね。皆さんも天気予報には十分注意しておきましょう。

いよいよ水上飛行機に搭乗

フライトの時間を変更し、約2時間をつぶすため、近所の産業歴史博物館(Museum of History & Industry (MOHAI))やスターバックスでぶらぶら、公園のベンチでのんびり。近くに時間をつぶせる場所があって幸いでした。そのうち空の雲は消えて太陽が顔を出してきました。

12時30分少し前に再びKENMORE AIRに戻りチェックイン。13時発のフライトを予約していた乗客も全て揃ったのでスタッフ先導のもと桟橋に移動。2機の水上飛行機が係留されており、1つは私たちが搭乗するもの、もう1機はバンクーバー方面へ行くもののようでした。

搭乗前

水上飛行機への搭乗は、桟橋からかけ渡されたタラップで乗り込みます。湖だからか波もないため、水上飛行機の揺れは感じられず、水上飛行機への乗り込みはタラップを歩いてもグラグラすることなく、問題ありませんでした。ただ、入口や機内の天井は低いため、背の高い人はかがんだ姿勢をとる必要があり、多少窮屈かもしれません。座席は自由席なので早い者勝ちです。とはいえ1列×1列の全席窓際となっているので、どの席でも最高の眺めを楽しめます。

機内の様子

10人乗り程度の小さな飛行機でした。客室と操縦席との間は仕切りがないので、操縦席がよく見えました。飛行機好きな人にとっては嬉しいポイントだと思います。座席につくとシートベルトを締めるように指示がありました。また、各座席には大型のヘッドフォンが装備されており、遊覧飛行中はこのヘッドフォンから流れる説明を聞くことができるようになっています。ただし、説明は英語のみであり、しかも飛行機の騒音のため聞き取りにくく、相当な英語力がなければ全く役に立たないレベルと思われます。

操縦士

遊覧飛行は最高、スリルあり、眺めは素晴らしい

乗客全員が席についたので、出発時刻10分前ですがドアを閉めて出発となりました。プロペラが回り、飛行機が船のように桟橋からスーッと離れて行きます。

しばらく湖面を進んだ後、急に速度を上げて滑走し離陸しました。滑走距離はとても短く、5秒ほどでフワッと宙に浮いた感じでした。窓の外の景色が水面から空に変化するというのが、なかなか新鮮な感覚でした。

飛行機はユニオン湖から東のワシントン湖に向かい、時計回りにダウンタウン方面をまわってユニオン湖の北側から戻ってくるコースをとりました。天候が良くなるのを待った甲斐あって、眺めは最高。ダウンタウン付近では、高層ビルの近くを飛んでスリルもありました。

シアトルのビル

20分のフライトと聞くと短いように思いますが、体感的には1時間くらい飛んでいたような気がします。いろいろな景色を見ることができて終始充実した時間でした。ちなみに、小さい飛行機ですが揺れることもなく、乗り物酔いの心配はないと思います。

海が見える

遊覧飛行のあと、チップは不要なのでご心配なく

そうこうしているうちにユニオン湖に戻り着水。着水時の衝撃もほとんどなく、あれっと思う間にもう水面に浮かんでいました。

終了後は操縦士の方とあいさつをかわして飛行機を降りました。心配していたチップですが、誰もチップを渡している人はいませんでしたので、不要ということでいいみたいです。

まとめ

とくに飛行機好きの方なら水上飛行機は新鮮な感覚なので機会があれば一度体験されることをおすすめします。シアトルに行く機会がありましたら、レイク・ユニオン発の遊覧飛行を試してみてください。

Have a nice trip!

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