アフィリエイト広告を利用しています

ハワイの新鉄道「スカイライン(Skyline)」の 路線図やその利用方法をお探しの皆さんへ。この記事では、ハワイのオアフ島南部で運行されている新鉄道「スカイライン」について詳しくご紹介します。スカイラインとは何か、モノレールではない電車としての特徴、そして路線図や延伸計画、料金や時刻表など、知っておきたい情報を網羅しています。
さらに、スカイラインの乗り方と観光でのスカイライン利用方法や、気になるアラモアナや空港駅へのアクセスなどについても解説します。これからハワイを訪れる方や、現地での移動手段を検討している方にとって、役立つ情報が満載です。ぜひ最後までお読みいただき、快適なハワイ旅行をお楽しみください。
- 本記事で説明するポイント
- • ハワイの新鉄道「スカイライン」の概要と特徴
• スカイラインの路線図と延伸計画の詳細
• スカイラインの料金と時刻表の情報
• スカイラインの乗り方や観光利用についての情報
ハワイの新鉄道「スカイライン」の概要と路線図

ホノルル市郡交通局:スカイライン公式サイト
スカイライン(Skyline)とは
スカイライン(Skyline)は、ハワイのオアフ島南部で運行されている高架鉄道です。2023年6月30日に最初の営業区間が開業し、運転手や車掌が乗車していないアメリカ初の完全自動運転の新鉄道として注目を集めています。スカイラインは、ホノルル市の郊外と中心部を東西に結ぶことにより、交通渋滞の緩和や環境負荷の軽減を目的としています。
2025年2月現在、スカイラインは9駅、約17.7キロメートルの区間で運行されています。2025年度中にはダニエル・K・イノウエ国際空港を経てカハウイキミドルストリート-カリヒトランジットセンター駅まで延伸される予定であり、さらに2031年までにホノルル市庁舎近くのシビック・センター駅まで延伸される計画となっています。全線開業後の総距離は約30キロメートルとなり、所要時間は約40分を予定しています。
スカイラインの運行は、ホノルル市郡交通局が担当しており、日立レールが提供する自動運転システムを採用しています。車両は4両編成で、ラッシュ時には17本が運行されます。乗車にはハワイの交通系ICカードである「HOLOカード」が必要で、ハワイの路線バス「TheBus」と運賃システムが統一されています。
モノレールではない標準軌の鉄道
新鉄道であるスカイラインは「モノレール」ではなく、標準軌(1,435mm)のレールと車輪で運行する鉄道です。また、電気で走行する電車ですが、架線やパンタグラフはなく、第三軌条方式で電化されています。そのため全線が高架鉄道となっていますが、線路沿いに架線や架線柱がないことから、観光地のハワイにマッチしたすっきりとした景観が保たれています。
スカイラインの車両は、日立レールが設計・製作したドライバーレス・メトロを採用しており、完全自動運転が特徴です。最高速度は約88キロメートル毎時で、約30キロメートルの全線開業後に始点から終点まで乗り通す際の所要時間は約40分を予定しています。
また、スカイラインはホノルル市の交通渋滞を緩和するために計画されました。複数のルートが検討されたようですが、最終的にはホノルル市中心部やダニエル・K・イノウエ国際空港を含むルートが選ばれました。これにより、観光客も含めて地元住民にとっても便利な交通手段となることが期待されています。
路線図と延伸計画

スカイラインの路線図は、上の写真のとおり、ホノルル市の郊外と中心部を東西に結ぶ形で設計されています。2025年2月現在、営業運行されているのは、スカイラインのセグメント1で、クアラカイイーストカポレイ駅からハラワアロハスタジアム駅までです。上の写真の黒い太線で駅名の下に赤い下線がついていない区間を指します。
また、2025年度中には、スカイラインのセグメント2が開業予定です。セグメント2は、マカラパ統合基地パールハーバー-ヒッカム駅からカハウイキミドルストリート-カリヒトランジットセンター駅まで区間です。上の写真の黒い太線で駅名の下に赤い下線がついている区間を指します。セグメント2では、ダニエル・K・イノウエ国際空港駅が開業するため、空港へのアクセスが便利になり、観光客の利便性向上が期待されます。
さらに、今後の延伸計画として、上の写真のうち点線で示した区間、すなわちモカウエア・カリヒ駅からカアカウククイ・シビックセンター駅までの区間であるセグメント3は、2031年に開業する予定となっています。シビック・センター駅はホノルル市庁舎などに近く、開業すると地元住民の通勤にも便利になり、ホノルル市内の交通渋滞が大幅に緩和されることが期待されています。
料金と時刻表

スカイラインの料金は、TheBusと統一されており、ハワイの交通系ICカード「HOLOカード」を使用して支払います。日本の鉄道と同様、駅の改札口にHOLOカードをタッチして入出場できるゲートがあります。料金は、乗車区間にかかわらず2時間半以内であれば、大人3ドル、子ども(6~17歳)1.50ドル、シニア(65歳以上)1.25ドルです。時間内であれば途中下車も可能、またTheBusとの乗り継ぎも追加料金なしで可能となります。
また、HOLOカードによる一日の課金上限は大人$7.5ドルまで、一ヶ月の課金上限は大人80ドルまでという設定もTheBusの場合と共通です。HOLOカードをタッチして利用するだけで、一日または一ヶ月の上限額は自動で設定されるようになっています。


上に表示する緑色の表は、スカイラインの東方面行きの時刻表です。平日と土日祝日に分かれており、表にはクアラカイイーストカポレイ駅からの初電と終電が、途中各駅での発車時刻とともに記載されています。初電と終電との間では10分間隔での運行となっています。
また、上に表示する赤色の表は、スカイラインの西方面行きの時刻表です。こちらも平日と土日祝日に分かれており、表にはハラワアロハスタジアム駅からの初電と終電が、途中各駅での発車時刻とともに記載されています。同じく、初電と終電との間では10分間隔での運行となっています。
以上の時刻表を見ると、平日は朝5時からの運行開始で、土日祝日は朝8時からの運行開始となっています。終電については、平日と土日祝日ともに午後6時台であり、午後7時までには全ての運行が終了します。日本に比べると終電の時間がかなり早めなので、スカイラインを使って外出する際には帰りの時間に注意する必要があります。
ハワイの新鉄道「スカイライン」の乗り方と利用方法

HOLOカード:日本語公式サイト
スカイラインの乗り方
スカイラインに乗るためには、まず「HOLOカード」を入手する必要があります。HOLOカードは、オアフ島の公共交通機関TheBusと共通で使用できる電子乗車カードで、ABCストアやスーパーなどで購入できます。またスカイライン駅構内の券売機でも購入およびチャージすることができます。
スカイラインの駅に入場する際には、改札口のゲートでHOLOカードをタッチして通過します。改札口から出場するときも同様にゲートでHOLOカードをタッチして通過します。そしてホームに上って電車を待ちます。スカイラインの車両は4両編成で、車内には無料のWi-Fiやエアコンが完備されています。また、車内には自転車を収納できるラックが用意されています。
スカイラインに乗車する際には以下の行為が禁止されていますので注意してください。特に、飲み物などについては日本よりも厳しいルールとなります。
- 車内での飲食・喫煙
- 携帯電話の使用(マナーモードを設定すればOK)
- リードを外したペット(介助動物を除く)の持ち込み
- 鋭利な物体、銃器および弾薬の持ち込み
観光でスカイラインを利用
スカイラインは観光客にとって非常に便利な交通手段です。ホノルル市内の主要観光スポットを効率的に巡ることができ、渋滞を避けて快適に移動できます。例えば、アロハスタジアムやパールリッジセンターなどの観光スポットはスカイラインの駅から簡単にアクセスできます。
また、スカイラインの車窓からは美しいハワイの景色を楽しむことができます。高架鉄道であり架線柱など視界を遮るものがあまりないため、海や山の眺望が広がり、移動中も観光気分を味わえます。しかも、スカイラインは運転手や車掌がいない自動運転の電車であるため、運転席がなく、車両の前方や後方の展望を楽しむことができます。単なる移動手段にとどまらず、ちょっとしたアトラクションの気分で楽しむことができます。
観光での利用に際しては、HOLOカードによりTheBusとの乗り継ぎがスムーズに行える点も便利です。これにより、観光地間の移動が一層便利になります。スカイラインを利用することで、ハワイの観光をより充実させることができるでしょう。
アラモアナと空港駅
スカイラインは、2025年度中にダニエル・K・イノウエ国際空港駅を含む区間が開業予定となっています。これにより、観光客やビジネス利用者にとって、さらに便利な交通手段となることが期待されています。
一方、現在計画されているスカイラインの最東端駅は、2031年開業予定のカアカウククイ・シビックセンター駅となっており、カアカウククイ・シビックセンター駅よりもさらに東側に位置するアラモアナまで延伸される計画はありません。
しかし、アラモアナセンターは、ハワイ最大のショッピングモールであり、多くの観光客が訪れる人気スポットでもあるので、スカイラインがアラモアナセンターまで延伸される計画がなされても不思議ではないでしょう。今後の動向に注目したいところです。
注意点と未開通区間
スカイラインを利用する際には、いくつかの注意点があります。まず、駅や車内にはトイレが設置されていないため、事前にトイレを済ませておくことが重要です。非常時には駅員に相談することでトイレを利用できる場合もありますが、基本的には利用できないと考えておきましょう。
また、現在のところ駐車場が併設されている駅は少なく、車寄せができる駅も限られています。車でスカイラインの駅まで送ってもらう際には、事前に駐車場や車寄せの有無を確認しておくと良いでしょう。
さらに、スカイラインはまだ全線開通していないため、未開通区間に注意が必要です。2025年度中には第2セグメントが開業予定で、ダニエル・K・イノウエ国際空港を含む区間が延伸されます。最終的には2031年に第3セグメントが開業し、ホノルル市庁舎近くのシビック・センター駅までの全線が完成する予定です。ハワイ旅行に行く際には、スカイラインの営業状況についての最新情報をスカイライン公式サイトなどで確認しておくことをおすすめします。
まとめ:ハワイの新鉄道「スカイライン」の路線図と利用方法を解説
本記事の内容をまとめると次のとおりです。
- スカイラインはハワイ州ホノルル郡のオアフ島南部で運行されている高架鉄道である
- 2023年6月30日に最初の営業区間が開業した
- アメリカ合衆国初の完全自動運転の都市鉄道である
- 現在、スカイラインは9駅、約17.7キロメートルの区間で運行されている
- 将来的にはダニエル・K・イノウエ国際空港やホノルル市庁舎近くのシビック・センター駅まで延伸される予定である
- 全線開業後の総距離は約30キロメートル、所要時間は約40分である
- スカイラインの運行はホノルル市郡交通局が担当している
- 日立レールが提供する自動運転システムを採用している
- スカイラインはモノレールではなく、高架鉄道である
- 標準軌の複線を使用し、第三軌条方式で電化されている
- スカイラインの車両は日立レールが設計・製作したドライバーレス・メトロである
- 工事計画は3つのセグメントに分かれている
- 第2セグメントは2025年後半に開業予定である
- 最終的には2031年に全線が完成する予定である
乗車にはHOLOカードが必要で、TheBusとの運賃が統一されている