アフィリエイト広告を利用しています
盧溝橋は1192年(金の時代)に建造された古い橋で、マルコポーロの著書「東方見聞録」では、“世界中どこを探しても匹敵するものがないほどの見事な橋”として紹介されている有名な橋です。日本人にとっては、日中戦争の発端となった発砲事件「盧溝橋事件」の名でよく知られていますね。
今回は、北京近郊にあるこの盧溝橋を訪ねてみましたので、ご紹介してみたいと思います。
盧溝橋へのアクセスは少々不便
盧溝橋の位置は、北京の南西で、天安門から20kmほどの距離にあります。まず、地下鉄を乗継いで、地下鉄14号線の大瓦窯駅で下車します。
大瓦窯駅から盧溝橋までは2.5kmほどなので、歩くと20~30分ほどかかります。盧溝橋まで行くバスはありません。途中まで行くバスはあるのですが、降りてから盧溝橋までの道がややこしいので、お勧めできません。
大瓦窯駅と盧溝橋の間は、うまくタクシーがみつかれば、タクシーを使うのがお勧めですが、ある程度頑張って見つからなければ、あきらめて歩いたほうが早いと思います。
私の場合、大瓦窯駅前でタクシーを捕まえようとしました。駅前の大通りには結構タクシーが走っていたのですが、なぜか手をあげても全然止まってくれません。中国のタクシー配車アプリ「DiDi」を使ってみましたが、こちらも全くドライバーが応答しませんでした。そのとき、気温がマイナス5度と寒く、雪もちらちら降っていたので、じっと立っているのも辛く、すぐにあきらめて歩くことにしました。
盧溝橋の東側には明代に建設された城郭都市「宛平城」が隣接しており、城門をくぐって城内を通っていきますので、少々長い道のりですが、あまり退屈はしなかったです。
ちなみに、盧溝橋から大瓦窯駅に戻るときは「DiDi」ですぐにタクシーが捕まりました。タイミングによって違うようですね。
盧溝橋の見物
宛平城の西端の城門を出ると道を挟んで正面に盧溝橋(博物公園)の正面入口があります。入口横の切符売場で入場券(20元)を買い、入場します。入場すると広場があり、その先に盧溝橋があります。
イメージしていたよりも長くて、幅も広い大きな橋です。
欄干にはたくさんの獅子が並んでいます。全部で500個ほどあるそうです。
橋の中央には、建造当時の石の路面が復元されていました。
橋の中央付近から東側へ向かうアングルは、宛平城の城門が入ってとても奇麗です。
盧溝橋を側面から見るには一旦外に出る
盧溝橋は側面から見ると、半円状のアーチが連なった美しい姿なので、是非側面からも見ていってください。ただ、博物公園の中からでは川岸に下りることができないので、一旦、博物公園の外に出なければなりません。
博物公園の出入口は、入場した正面入口のほか、橋を渡った対岸にある出入口と、橋より南側にある川辺の出入口との3ヶ所となっているのですが、川辺の出入口から出ると、すぐ横に川岸に下りる階段があります。その階段を下りると川辺の散策道に出ますので、そこから盧溝橋の側面を見物することができます。やはり側面からの姿も美しいですね。
問題はここからどうやって帰るか、です。というのは、川辺の出入口から外に出ると、自動車専用道路のような道に出ます。とても徒歩で移動できるような道ではありませんので、ここから大瓦窯駅まで戻るにはタクシーを捕まえるしかありません。私の場合、運よく「DiDi」でタクシーを呼べたので助かりましたが、もしタクシーが来なかった場合は困ります。
そのような場合、もう一度20元払って博物公園に入場し(あるいは入場券の半券を見せれば再入場できるかも?)、正面入口にまわって外へ出なければならないかもしれません。ご注意ください。
まとめ
盧溝橋はとても美しい橋でした。また、歴史的な「盧溝橋事件」の現場を訪れることができて、とても感慨深かったです。
タクシー配車アプリ「DiDi」はインストールしておいたほうがいいですね。初めて使うときは勇気がいりますが、利用してみると意外と簡単です。中国語がしゃべれなくても、まず問題ないと思います。
あとは、最悪タクシーが捕まらなかったときは歩く覚悟でいきましょう。片道20~30分なので、往復歩いてもそれほど大変ではないと思います。
Have a nice trip!