アモイ(厦門)から金門島への日帰り観光、おすすめ観光スポットのご紹介

前回は、別の記事『アモイ(厦門)と金門島とを結ぶフェリーのチケットをネット予約・購入する方法及びフェリーの乗り方をご紹介』にて、アモイから金門島へフェリーで往復する場合のチケットの予約・購入方法などをご紹介しました。今回は私の体験をもとに、金門島を日帰りで観光する場合の、おすすめ観光スポットをご紹介したいと思います。

フェリーで金門島に着いたら、まずは小金門島へ

アモイ9:00発のフェリーで金門島に到着、入国審査を経て到着ロビーに出たのが10:00ちょうど。アモイから1時間以内で到着するとは意外な早さでした。

金門島は、四国のような形をした大金門島と、その西にある小さな島である小金門島(烈嶼とも呼ぶ)とから構成されています。アモイからのフェリーは大金門島の西岸にある水頭港という港に到着しますが、大金門島から小金門島へのフェリーも同じく水頭港から運航されています。

水頭港へ来たので、まずはフェリーで小金門島に行ってみることにします。小金門島行きのフェリーは、アモイからきのフェリーのターミナルを出て、すぐ横に乗場があるので便利です。ちなみにフェリーの船体には風獅爺(沖縄で言うシーサーみたいな金門島の守り神)のエンブレムが。

小金門島へのフェリーは30分に1本の間隔で運行しているようで、待つこと約15分でフェリーが到着し乗船。片道の料金は60元です。支払いは、現金か悠遊カードでの支払となります。私は、以前台北で買った悠遊カード(300元ほど残額あり)を使いました。フェリー乗場の桟橋を渡る手前に悠遊カードをタッチする機械がありますので、忘れずにタッチしましょう。

フェリーは15分ほどで小金門島の九宮港に到着。10月半ばで天気は晴れ、気温も25度ほどで、過ごしやすくいい天気なのですが、風がとても強いのにびっくりでした。離島なので風が強いのかもしれません。

小金門島では九宮坑道を見学

九宮坑道は小金門島の九宮フェリーターミナルから150mほど。国共内戦時に作られた水路を備えた軍事用トンネルのことで、小型船舶で戦備補給品を輸送するために利用されていたそうです。小金門島の観光名所のひとつになっています。入場料は無料です。

入口でヘルメットを着用、中に進むと、真っ暗なトンネルの中を巨大な水路添いに200~300mほど歩くようになっています。平日であったためか観光客は私ひとり。薄暗い洞窟なので、ちょっと怖かったです。足元を見るとすぐ横に水路があり、引き込まれそうな感覚になるので、なるべく水路は見ないよう最後は速足で駆け抜けました。

九宮坑道の出口近くにはお寺があり、癒し系の風獅爺を発見してほっと一息。その後、町を歩きながら小金門島の九宮フェリーターミナルに戻り、再び大金門島へ向かいました。

金城バスターミナルの「金城民防坑道」に立ち寄る

大金門島の水頭港でフェリーを降りると、ちょうど目の前に金城行きのバス(7番バス)が止まっていたので乗車。バスの支払いでも悠遊カードでOKでした。金門島でも悠遊カードはかなり普及しているようです。

バスに乗ること20分ほどで終点の金城バスターミナルに到着。ふと見るとバスターミナルの建物に何かの入口がありました。国共内戦時に造られた「金城民防坑道」というトンネルを見学できる施設です。ちょっと覗いてみることにしました。

入口から入って階段を上がると、玄関ホールには写真パネルや説明パネル(中国語)が展示されており、トンネル全体の模型などから、国共内戦時代に作られた巨大な防空壕(地下トンネル)であることがわかりました。

入場料も無料なので少し見学していこうと思いましたが、入口のゲートで係のおじさんに止められました。どうやら、「今は昼休みなので13:30以降に来て欲しい」ということのようでした。「金城民防坑道」のWEBサイトには昼休みの情報は無いようですが、案内の人が昼休み中ということなのかもしれません。念のため見学される予定の方はお昼時間帯(12:00~13:30?)は避けたほうがいいかもしれません。ここでじっと待っているのも時間がもったいないので、とりあえず次の目的地へ向かうことにしました。

なお、見学する場合は、ボランティアのガイドさんとともに実際のトンネルの中を歩くことができるようです。見学される場合の所要時間は1時間を見ておけば大丈夫のようです。

観光名所「模範街」・「金城老街」へ

金城バスターミナルを出て、金城の観光名所でもある模範街の方へ向かうことにしました。金城バスターミナルから模範街までは、下の地図のとおり200mもなく、徒歩2,3分という至近距離です。

ちなみに模範街とは、1924年、当時の金門県商會會長の傅錫琪氏が、地方紳士である翁同文氏とともに「この美しい通りを模範に足る街道にしよう」ということで「模範街」と命名したものです。

全長75mほどの短い通りではありますが、両側が赤レンガで統一されたデザインとなっており、その名の通りとても美しい通りです。

模範街の突き当りにT字状に伸びる通りが「莒光路」です。ちなみに、模範街を含めこのあたり周辺は昔からの古い町並みが残る「金城老街」と呼ばれています。模範街から莒光路を右手に進むと、「邱良功母節孝坊」があります。清朝時代にできた牌坊だそうです。いかにも中華風の、なかなか趣がある構造物です。

邱良功母節孝坊をくぐって100mほど進み右手に向かうと、下の地図にあるとおり、清金門鎮総兵署(清朝の時代の警察?のようなところ)があります。ここも入場無料なので見学していくことにしました。

その後、金城では、昼ご飯に蚵仔麺線(カキ入り麺線)を食べたり、ちょっとおしゃれなカフェでコーヒーを飲んだりした後、金城バスターミナルに戻りました。

金城バスターミナルからはバスでフェリーターミナルの手間にある水頭集落に向かいました(ここで金城民防坑道に戻って見学すべきでしたが、うっかり忘れてしまいました。時間的には余裕があったのですが。。。)。

水頭集落を散策してフェリーターミナルへ

金城バスターミナルから7番バスに乗り、フェリーターミナル方面へ15分ほどで「水頭円環」というバス停に到着、下車しました。

乗車時に運転手さんに紙に書いた行先を見せていたので、「水頭円環」のバス停に着いたら声をかけてもらい、おかげで無事に下車できました。バス内には次の停留所の表示が一応出るのですが、正確ではありません。運転手さんに声をかけておくか、Googleマップで確認することをおすすめします。

ここが水頭集落の入口となります。水頭集落は水頭埠頭に隣接しており、かつては金門とアモイの貿易の中心だったそうです。

そのため、貿易を営んでいた人々が水頭に多くの洋館を建設したようで、水頭集落は閩南風の家屋とともに洋館に溢れた集落となっています。

水頭集落では、得月楼などの洋館群や、周辺の閩南風の家屋を歩いて見学しました。

得月楼の横には古い洋館を利用した「風獅爺文物坊」という雰囲気の良さそうなお店があり、店内には風獅爺も一体置かれていました。

店外の壁には毛沢東の肖像画がありましたが、このお店で「毛沢東ミルクティ」なるものを提供しているからのようです。

店内満席のため「毛沢東ミルクティ」を飲んでいくことはやめましたが、後で後悔しました。時間的にはまだ余裕があったので、多少待ってでも飲んでいけばよかったです。結局、なぜ「蒋介石」ではなくて「毛沢東」なのか、という疑問は謎のままです。

水頭集落の観光を終え、時間的に余裕もあったので街を歩きながら水頭フェリーターミナルに戻りました。

帰りは17:30発の便のフェリーでしたが、16:00頃にはフェリーターミナルに到着し、ゆっくりお土産を見ながら余裕でチェックインし、アモイへ向かいました。

まとめ

アモイ(厦門)からフェリーを利用した金門島への日帰り観光がおすすめです。今回は、小金門島の九宮坑道、金城の金城旧街、水頭集落などをゆっくり観光し、蚵仔麺線(カキ入り麺線)やカフェを楽しむコースをご紹介しましたが、金門島の魅力を十分楽しめるコースなのではないかと思います。

フェリーのチケットの予約・購入についてはこちらの記事『アモイ(厦門)と金門島とを結ぶフェリーのチケットをネット予約・購入する方法及びフェリーの乗り方をご紹介』をご参照ください。

また、蚵仔麺線(カキ入り麺線)についてはこちらの記事『金門島の金城で名物「蚵仔麺線(カキ入り麺線)」のおすすめ店をご紹介』でも詳しく紹介していますので、よろしければご参考にしてください。

Have a nice trip!