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尾道といえば風情ある路地や坂道、そして「ネコ」ですよね。なかでも“ネコのパワースポット”と言われる「猫の細道」は、猫好きで尾道に行くなら必ず訪れるべき場所です。
今回は、そんな「猫の細道」をご紹介するとともに、実際にネコと出会えるかどうかについてもレポートしてみたいと思います。
「猫の細道」への行き方
「猫の細道」は、下の地図にあるとおり、千光寺山ロープウェイ山麓駅の隣、艮(うしとら)神社の境内脇から天寧寺の三重塔の北側に続く約200mの細い路地のことです。作家の園山春二先生が作った「福石猫」(石に猫の絵を描いたオブジェ)を1998年よりこの路地に置きはじめたため、この愛称で呼ばれるようになったそうです。
まずJR尾道駅から千光寺山ロープウェイ山麓駅を目指します。距離的には1kmほどなので線路沿いの国道2号線を歩けば15分程度です。あるいは、JR尾道駅の南口側にある「尾道駅前」バス停から出ている長江経由のバスに乗り、3つ目の「長江口」バス停で下りると千光寺山ロープウェイ山麓駅のすぐ近くまで行くことができます(運賃150円)。
ここから「猫の細道」への行き方は2通りあります。千光寺山ロープウェイ山麓駅から艮神社の境内脇より直接「猫の細道」へ入っていく方法と、一旦ロープウェイ(片道320円)で千光寺公園に上り千光寺の脇を下って天寧寺の三重塔の北側に降りて「猫の細道」へ入る方法のいずれかとなります。どちらの方法でも構いませんが、千光寺にも参拝したいという場合には、千光寺公園から降りてくる方法がおすすめかもしれません。
「猫の細道」を歩いてみた
私は、艮神社の境内脇より直接「猫の細道」へ入っていく方法で「猫の細道」を歩いてみました。
「猫の細道」はどんな路地?
道幅1mにも満たない狭い路地です。猫のオブジェである「福石猫」が路地のあちこちに置かれています。
「猫の細道」には全部で108個の「福石猫」があるそうで、これを優しく3回なでると願いが叶うのだとか。それぞれ表情が違っていて、眺めているだけでも楽しくなります。
艮神社の横の路地には、路面にネコたちの可愛い肉球のあとがくっきり。これは、道路のセメント舗装をした際に、セメントが乾く前に猫が歩いてしまって足跡が残ったものだそうです。
そういった、猫にちなんだ路地であることから、ここは「ネコのパワースポット」と呼ばれているそうです。そのパワーにあやかろうと、多くのネコたちがここにやってくるとのことです。
ネコに出会えるか?
ネットの情報からは、かなりの数のネコたちがこの「猫の細道」にやってくるそうです。ただ、ネコたちは常にウロウロしており同じ場所にはじっとしていないため、実際に何匹に出会えるかはそのときの運次第かもしれません。
私は、10月のまだ温かい時期に、朝10時頃、艮神社の横から「猫の細道」に入りました。「福石猫」があるあたり、途中まで全然ネコに出会えず焦りましたが、天寧寺の三重塔の北側から尾道共楽園にかけての陽当たりのいい場所で数匹のネコに見事出会うことができました。どのネコも近づいて触っても逃げたりせず、とても人なつっこく可愛いネコたちでした。
たしかに、「猫の細道」でネコたちに出会うのは運次第ではありますが、出会える可能性はかなり高いように思いました。
「猫の細道」の見どころは?
「福石猫」やネコちゃんたちのほか、以下のような見どころがあります。
・招き猫美術館in尾道
艮神社の境内脇あたりにあります。「福石猫」の作者である招福絵師の園山春二先生が空き家を再生して作った招き猫の美術館。館内には数千もの招き猫たちが所狭しと並べられています。招き猫好きの方は必見です。入場料300円、営業時間(平日)13:00〜17:00、(土・日・祝日)10:00〜17:00、木曜定休。
・尾道アート館
招き猫美術館から「猫の細道」をちょっと進むと左側にあります。ここは明治後期の建物を修復利用したアートスペースになっています。ミニシアターを上映する日本一小さな映画館や、尾道を題材とする作品が展示されたギャラリー、そして福石猫神社などがあります。この福石猫神社では「福石猫みくじ」(1回100円)もひけます。入館料200円、営業時間(平日)10:30〜日没まで、(土・日・祝日)10:00〜日没まで、水曜定休。
・梟(ふくろう)の館
尾道アート館のほぼ向かい側にあります。大正時代の古民家を改修したカフェ。ランチもやっています。店内には梟のコレクション約1,500体が展示されています。営業時間(平日)10:30〜日没まで、(土・日・祝日)10:00〜日没まで、水曜定休。
まとめ
尾道の路地裏散策に出かける際には、ネコのパワースポット「猫の細道」に是非立寄ってみてください。可愛いネコちゃんに出会えるかもしれませんよ。
東京から尾道へ格安運賃で行ける「エトワールセト号」に関する記事『新宿―尾道・三原が片道1万円以内、高速バス「エトワールセト号」のお得な利用方法と乗車レビュー』もよろしくお願いします。
尾道始発の観光列車「etSETOra(エトセトラ)」とあわせて「猫の細道」を楽しむのもいいかもしれません。ご参考にしてみてください。
Have a nice trip!