ロンドン―パリが2時間15分、国際列車「ユーロスター」のネット予約・乗車方法と乗車レビューをご紹介

2019年5月11日

英仏海峡トンネルを通ってロンドン―パリ/ブリュッセル、アムステルダム間を運行する国際列車「ユーロスター」。最高時速は300km/h、ロンドンからパリまでは2時間15分、またロンドンからブリュッセルまでは約1時間50分と、ヨーロッパ内の移動手段としても大変便利です。

今回は、このユーロスターのネット予約方法と、乗車駅でのチェックインや乗車レビューなどを紹介します。

ユーロスターのネット予約・購入方法はいろいろある

日本語サイトでのネット予約・購入も可能

ユーロスターの予約で日本語検索すると「レイルヨーロッパ」「H.I.S.」などいくつかの日本語サイトがヒットします。これらのサイトのメリットは、日本語でユーロスターの予約及び購入ができるという点と、料金が日本円建てになっているのでわかりやすいという点になります。

しかし、デメリットとしては、ユーロスターの公式サイト(英語サイト)で直接予約・購入するのに比べて、どうしても割高になってしまうという点でしょう。

その中でも「レイルヨーロッパ」は、予約クラス、運賃、片道/往復、人数などに関係なく1回の購入について1,500円の発券手数料しかチャージされず、チケットの価格自体もユーロスターの公式サイトとほぼ同じ(日本円建て/英ポンド建ての違いから若干の差はある)であることから、どうしても日本語サイトでの予約・購入をしたいのであれば、私は「レイルヨーロッパ」をおすすめします。

ただ、「レイルヨーロッパ」に関する評判はネット上を見る限りあまり良くないようなので、一応注意してください。詐欺にあったとか、そういうレベルの話はさすがにないですが、トラブル時の対応がまずいとか、問合せへの回答が遅いとか、サービス面での不備が指摘されていますので、利用する際は自己責任でお願いいたします。

おすすめは公式サイトからのネット予約・購入

ユーロスターの公式サイトは、英語表記(フランス語などには切替可能だが日本語はない)であり、料金も英ポンド建て(米ドル建てやユーロ建てには切替可能)であるため、日本人にとっては親切ではありませんが、発券の手数料等はかからないので費用的には最も安く済み、信頼性についても問題なさそうなので、公式サイトからの予約・購入にチャレンジされることをおすすめします。

公式サイトからユーロスターをネット予約・購入する方法

ユーロスターの公式サイトからの予約・購入方法について、手順を追って簡単に解説いたします。

予約と支払

  1. まず公式サイトのトップページにアクセスします。
  2. ページ中段あたりに、予約を希望する列車に関する情報を入力する欄がありますので、そこで希望する項目を入力します。「Return/One way」:往復/片道を選択します。「From」:始発駅をプルダウンから選びます。「To」:目的地の駅をプルダウンか入力します。「When」:乗車日をカレンダーから選択、往復なら行きと帰りの日にちの2つを、片道なら乗車する日にち1つを選択します。「Passengers」:人数を「+」と「―」で調整、「Adult」は26歳以上、「Youth」は12歳から25歳までとなっています。以上が入力できたら、右端の「SEARCH」ボタンを押します。
  3. 空席照会の処理が行われ、ページが切替わります。予約可能な列車便が上下に並んで表示されます。往復の場合には、ページの前半が行きの便、ページの後半が帰りの便です。各列車の右側には、「STANDARD」(2等席)、「STANDARD PREMIER」(1等席スタンダード)、「BUSINESS PREMIER」(1等席ビジネス)と、クラスごとに料金が表示されています。ここで希望する列車の、希望するクラスの料金を選択します。往復の場合は、行きの便と帰りの便の両方について選択します。なお、イギリスとフランスには時差が一時間ありますのでご注意を。
  4. すると選択状態を示す画面になり、ページ下部に合計金額が表示されます。問題なければ、その下の「CONTINUE」ボタンを押します。
  5. 画面が切替わり、オプションで保険に加入するかどうかのページになります。「STANDARD」(2等席)と「STANDARD PREMIER」(1等席スタンダード)は予約便の変更や払戻ができないのですが(「BUSINESS PREMIER」(1等席ビジネス)については時間変更可)、この保険に入ることでキャンセル時の払戻が一定額まで補償されます。また、手荷物を紛失したような場合の補償もついてきます。保険は2,000円ほどするので、ちょっと高めですが、不安な人は入っておくのもアリかと思います。保険に入る場合は「+ADD」というボタンを押します。ページの下に行くと、合計金額(保険に入る場合はその金額を含む)が表示され、保険に入った場合は「CONTINUE」ボタンを、保険に入らなかった場合は「CONTINUE WITHOUT EXTRAS」ボタンを押します。
  6. ログインの画面になります。アカウントをもっている人はメールアドレスとパスワードを入力します。そうでない場合(そして今後頻繁に利用する予定もない場合)は、下の「CONTINUE AS GUEST」ボタンを押します。
  7. 「Checkout」という画面に切替わり、予約する列車の詳細が表示され、その下に「Passenger details」、「Contact details」、「Payment」という項目がありますので、それぞれ入力します。「Contact details」では、メールアドレスと電話番号を入れますが、メールアドレスはチケット情報などが配信されるのでスマホでも受信できるものがおすすめです。「Payment」は、「New card」を選ぶと、支払に使うクレジットカードの情報を入力する欄が表示されます。これらを入力し、ページの下の方にある利用規約への同意、旅行情報などのメールを受信するかどうかのチェックボックスをチェックし、「BUY NOW」ボタンを押します。
  8. 決済画面に移行し、決済処理を行った後、「Your booking is confirmed」という画面が表示されれば予約・購入が完了です。続いてメールアドレスにeチケットを送信するため、「GET TICKETS」ボタンを押します。予約者の名前が表示されるので、確認したら「CONTINUE」ボタンを押します。
  9. 続いて表示される画面で、各搭乗者のメールアドレスを入力したら「SAVE AND CONTINUE」ボタンを押し、次の画面で「SEND」ボタンを押すと、さきほど入力したメールアドレスにeチケットが送信されます。
  10. メールボックスにはeチケットが届いています。「PRINT TICKETS」で印刷しておきましょう。

座席の指定

ユーロスターではeチケットを発券した後でないと、座席の指定ができません。送信されたメールの中に「Change seat」ボタンがありますので、これを押します。座席票が表示されますので、希望する席を選択し、「SAVE  & CLOSE」ボタンを押せば完了です。

座席クラスの説明

説明が前後しますが、3種類の座席クラスを説明します。

「STANDARD」(2等席)

  • 出発30分前までのチェックイン
  • オープンサロン形式のリクライニングシートで、2列+2列の並び
  • 食事のサービスはないが、バー車両の利用が可

「STANDARD PREMIER」(1等席スタンダード)

  • 出発30分前までのチェックイン
  • 車内は広々、シートはゆったり、2列+1列の並び
  • 車内での新聞、雑誌のサービスあり
  • 座席にテーブルあり、軽食と飲み物付き

「BUSINESS PREMIER」(1等席ビジネス)

  • 優先チェックイン、出発10分前までのチェックイン
  • 専用のチケットデスクとチェックインデスクあり
  • ユーロスターの専用ビジネスプレミアラウンジをご利用可能。
  • ラウンジ利用可
  • 座席にテーブルあり、本格的な食事と飲み物付き
  • 座席にはPC用の電源あり
  • 駅専用窓口にて利用便の変更(時間変更)が可能

私が利用したのもSTANDARD PREMIERクラスでしたが、コスパ的にはSTANDARD PREMIERあたりがおすすめです。

ユーロスターの乗車方法

ユーロスターの乗車方法について、ロンドンのセントパンクラス駅からの乗車を例に挙げて説明します。

乗車駅は「St. Pancras(セントパンクラス)駅」

ロンドン側のユーロスター始発駅は、ロンドン東部のSt. Pancras(セントパンクラス)という駅になります。地図は下のとおりです。

ハリーポッターの「PLATFORM 9 3/4」で有名な「Kings cross(キングスクロス)」という駅は、St. Pancras(セントパンクラス)駅のすぐ隣で、地下道ではつながっていますので間違えないでください。とくに地下道で駅へ向かう場合には迷わないように標識をよく見て進みましょう。

バーコードスキャンでチェックイン

ユーロスターでは飛行機と同様、チェックインのできる時間が決められています。早く着いても改札には入れないので、改札外にあるディスプレイ(空港の出発便リストのようなもの)の表示で該当列車が「Open」になっているかどうかを確認してから改札に向かってください。だいたい出発の1時間前くらいに「Open」になるようです。

なお、「出発30分前」までにはチェックインする必要があります(一番上のクラスのBUSINESS PREMIERの場合は、優先チェックインで、しかも出発10分前までのチェックインが可能)ので、早すぎず遅すぎない時間に駅に着けるよう計画してください。

次に、チェックインの方法です。私の場合、eチケットをA4の紙にプリントしたものを持参しました。eチケットにはQRコードがついているので、それを改札機でスキャンするとチェックインできます。

荷物検査と出入国審査

改札の直後にまずは荷物検査です。飛行機とは違って、重量は無制限、液体の持ち込みも可でした。ただし荷物の個数には制限があり、スーツケースなど大きな荷物は2個まで、それに加えてショルダーバックなどの小さな荷物が1個までです(注意:座席クラスにより違いあり)。

荷物検査が終わると英国の出国審査、さらにその先にフランス(EU)側の入国審査を受けます。入国カードなどは必要ありませんでした。

待合室からホームへ

入国審査の後は待合室となります。ここから各ホームには動く歩道のスロープで登って行きますが、各ホームのゲートは列車の発車直前まで閉まっています。ゲートが開くと掲示板に表示されるので、それまで待合室で待機します。

待合室にはカフェやお土産屋などがあります。あと、フリーWifiと電源もありました。時間の余った人は、コーヒーを飲みながらスマホでも見て時間をつぶしましょう。ちなみに、一番上のクラスのBUSINESS PREMIERの場合はラウンジの利用が可能です。私はこのクラスを利用しませんでしたが、ラウンジでは軽食や飲み物(お酒もあり)などが無料で提供され、空港のラウンジのような感じのようです。

ユーロスターの乗車レビュー

ロンドンからパリまで「STANDARD PREMIER」(1等席スタンダード)で乗車してみましたので、そのときのレビューをご紹介します。

ユーロスターの車内

STANDARD PREMIERクラスの客室に入ると、客室内の隅にスーツケース置き場がありました。収容能力的には十分な感じです。座席からも目の届く場所にあるので安心です。

客室の座席は、基本的に2列+1列の並びですが、1人席、テーブルを挟んだ対面型の2人席、同じくテーブルを挟んだ対面型の4人席といったバリエーションがあります。座席は回転したりしないので、4人席だと他の人との相席といった感じになります。また、1人席でも進行方向逆向きというのもあります。座席の指定をするときはよく見て選びましょう。ちなみに、私は進行方向に向いた1人席でした。

シートは革張りで、足置きがあり、リクライニング機能もあります。広々とし、かつゆったりした感じで、もしかすると飛行機のビジネスクラスより広いかもしれません。

食事のサービス

ロンドンを発車してしばらくすると英仏海峡トンネルにさしかかりました。すると食事の提供が始まりました。一番上のBUSIESS PREMIERクラスの場合は本格的な食事が提供されるようですが、私が利用したSTANDARD PREMIERクラスでは軽食と飲み物が提供されました。

その時間帯などによって食事内容は違うらしいのですが、私の場合は朝の時間帯であったので朝食っぽい内容でした。クロワッサン、ごまパン、デニッシュ、ヨーグルト、ベリージャム、飲み物(オレンジジュース、コーヒーまたは紅茶)でした。軽食ですが、味はよかったです。クオリティは高い感じでした。

乗り心地など

シートが快適だからかもしれませんが、最高時速300km/hとは思えないほど静かで振動もほとんど感じませんでした。ロンドンから英仏海峡トンネルまでは短く、車窓の風景を楽しんでいる間もなくトンネルに入ります。トンネルを出てフランスに入国してからは、フランスの田舎の景色を楽しむことができます。とにかくパリまで2時間15分と、東京―大阪よりも短いので、体感的には食事を終えた後、それほど車窓を楽しむ間もなくすぐに到着といった感じでした。快適な旅でした。

まとめ

ロンドン―パリの移動は飛行機よりも断然ユーロスターがおすすめです。料金もリーズナブル、移動時間も短く快適、そしてチケットの予約・購入も難しくありません。

快適な鉄道の旅を楽しんでください。

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Have a nice trip!