韓国ソウルの玄関口「仁川国際空港」からソウル市内へのおすすめアクセス方法をご紹介

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韓国ソウルの玄関口「仁川国際空港」からソウル市内へのおすすめアクセス方法をご紹介

ソウル駅行き

2019年夏現在、不買運動のあおりを受けて日韓路線の運行中止なども出てきていますが、日本からの韓国旅行の人気はまだまだ衰えてはいないようです。

今回は、韓国ソウルの玄関口となる仁川国際空港からソウル市内へのおすすめアクセス方法についてご紹介したいと思います。

準備編:「アクセス方法の種類」と「T-moneyカード」

仁川国際空港からソウル市内中心部までは約70kmあります。これは成田国際空港から東京駅までとほぼ同じ距離になりますので、どちらかと言えばちょっと遠い空港のようです。仁川国際空港からソウル市内へのアクセス方法としては、空港鉄道(A’REX)、リムジンバス、タクシーの3種類があります。以下でこれらについて説明していきますが、運賃で比較すると、空港鉄道が最も安く、次いでリムジンバス、タクシーの順となっており、便利さ・快適さで比較すると、タクシーが最も便利かつ快適で、次いでリムジンバス、空港鉄道の順となります。

また、韓国での旅行中に地下鉄やバスを一切使わないという人以外は、仁川国際空港で「T-moneyカード」を購入しておくことをおすすめします。T-moneyカードは、日本のスイカやパスモのような交通系ICカードのことで、お金(ウォン)をチャージしておくと、タッチするだけ、キャッシュレスで地下鉄やバスに乗車できるので大変便利です。しかも、現金で乗車するのに比べて多少割引もあってお得です。下で紹介する空港鉄道の一部、リムジンバス、一部のタクシーでもT-moneyカードで乗車することができます。

T-moneyカードは、仁川国際空港内にあるコンビニや空港鉄道の駅で購入することができます。カード本体の代金は2,500ウォンで、それにプラスして任意の額をチャージします。ちなみに、コンビニなどの店舗では、ラインフレンズなどのキャラクターがデザインされたT-moneyカードも販売されています。値段はカード本体の代金が3,0004,000ウォンと通常のカードより高めですが、旅の記念にもなりますので、気に入ったデザインがあれば購入しておくのもおすすめです。ちなみに、500ウォンの手数料がかかりますが、帰国時に残額の払戻も可能です。カード本体の代金は払戻できません。

空港鉄道(A’REX)でソウル駅まで行く方法

空港鉄道(A’REXとは、仁川国際空港からソウル駅までを結ぶ空港アクセス用の鉄道です。ソウル駅から先、目的のホテルまでは、さらに地下鉄、路線バス、タクシーに乗り継ぐ必要があります。ホテルの場所にもよりますが、ソウル駅からならタクシーでもそれほど金額はかからないと思います。

空港鉄道での所要時間と運賃

空港鉄道のソウル市内方面行きは「仁川国際空港2ターミナル駅」→「仁川国際空港1ターミナル駅」→「ソウル駅」の順で運行されており、列車の種類は、「仁川国際空港1ターミナル駅」~「ソウル駅」の間がノンストップの「直通列車(Express Train)」と、すべての駅に各駅停車する「一般列車(All stop Train)」の2種類があります。

直通列車

直通列車は、3045分間隔で運行されており、仁川国際空港2ターミナル駅~ソウル駅の間の所要時間は51分(仁川国際空港1ターミナル駅からなら43分)、運賃は仁川国際空港2ターミナル駅~ソウル駅の間が9,000ウォン(仁川国際空港1ターミナル駅からも同額)となります。一般列車は、1215分間隔で運行されており、仁川国際空港2ターミナル駅~ソウル駅の間の所要時間は66分(仁川国際空港1ターミナル駅からなら59分)、運賃は仁川国際空港2ターミナル駅~ソウル駅の間が4,750ウォン(仁川国際空港1ターミナル駅からなら4,150ウォン)となります。

直通列車と一般列車のメリット・デメリット

一般列車のメリットとしては、運賃面では直通列車の約半額と非常に安く、しかも運転本数が多いのでタイミングによっては直通列車を待つよりも早くソウル駅に着くことができます。また、一般列車では上でご紹介したT-moneyカードが使えるので、T-moneyカードを持っている人は券売機で切符を買わなくてもよく便利です。直通列車ではT-moneyカードの利用ができません。

直通列車のメリットは、ソウル駅までの所要時間が短いので、いいタイミングで乗車できればソウル駅にとても早く到着できます。また、全席指定席なので切符を購入できれば必ず座ることができますし、通路を挟んで2×2席のゆったりしたシートなので快適です。更に、直通列車の場合は車両の入口付近にスーツケースを収納する棚と、各座席の上に大きな荷物も入る網棚がありますので非常に便利です。ちなみに一般列車は、通勤列車タイプのロングシートで、もちろん自由席なので混雑時には立つこともあります。また、スーツケースなどの収納棚はなく、網棚もありませんので、スーツケースは座席に座って膝の前で押さえておく、といった対応が必要です。

空港鉄道の乗り場

空港鉄道の乗り場ですが、仁川国際空港1ターミナル駅及び2ターミナル駅、ともに、地下1階にありますので、到着ロビー(1階)に出たら「電車マーク」の案内板を目印に地下1階に降りてください。空港鉄道の乗り場は、直通列車と一般列車とで別々になっています。直通列車はオレンジ、一般列車はブルーで色分けされているので分かりやすいです。それぞれの乗り場に券売機があります。券売機の操作は、日本語表示も選べるので落ち着いてやれば大丈夫だと思います。直通列車の場合は、対人販売のカウンターもありますので、心配な方はカウンターで切符を購入するという手もあります。一般列車でT-moneyカードで乗車する場合は、そのまま改札に進み、カードをタッチして入場すればOKです。

リムジンバスで目的地近くまで行く方法

リムジンバスは高級リムジンバスと一般リムジンバスの2種類があります。すべてのリムジンバスを合わせると路線の種類も多く、宿泊先のホテルがバス停になっている場合もあるでしょうし、そうでない場合も大体は宿泊先のホテルの近所まで行ける路線があります。空港鉄道のようにソウル駅から別の交通手段に乗り換える手間も基本的には不要なので、大きな荷物がある場合にも大変便利です。それに運賃もタクシーほど高額にはならないので、私個人的にはリムジンバスがちょうどいい具合の交通手段のように思います。ちなみに、いずれのリムジンバスでもT-moneyカードで乗車できます。

高級リムジンバス

KALリムジン」をはじめとする数社が運営するリムジンバスです。通路を挟んで1×2席のゆったりしたシート、大きな荷物は車体の横に収納してくれるので快適です。ソウル市内方面は多数の路線があります。始発は第1ターミナル、次に第2ターミナルに止まってから、ソウル市内方面へ向かいます(空港鉄道は第2ターミナルが始発でしたので逆)。

乗り場については、第1ターミナルでは、到着ロビー(1階)から屋外に出ると道路沿いに各リムジンバスの乗り場があり、チケット売場もその近くにあります。一方、第2ターミナルでは、到着ロビー(1階)から地下1階に下りると各リムジンバスの乗り場とチケット売場があります。なお、ソウル市内から空港に戻って来るリムジンバスは、第1ターミナル、第2ターミナルともに、出発ロビーのある3階に到着します。

目的地によって異なりますが、だいたいの目安として、仁川国際空港からソウル市内までにかかる時間は1時間~1時間30分くらい、運賃は約15,000ウォンです。

一般リムジンバス

Airport Limousine社が運営するリムジンバスです。通路を挟んで2×2席のシートで、これも悪くはないのですが、上でご紹介した高級リムジンバスに比べるとやや快適さに劣ります。こちらも大きな荷物は車体の横に収納してくれます。一般リムジンバスも、ソウル市内方面は多数の路線があります。始発は第2ターミナル、次に第1ターミナルに止まってから、ソウル市内方面へ向かいます(高級リムジンバスは第1ターミナルが始発でしたので逆)。

乗り場については、高級リムジンバスと同じで、第1ターミナルでは、到着ロビー(1階)から屋外に出たところ、第2ターミナルでは、到着ロビー(1階)から地下1階に下りたところに、乗り場とチケット売場があります。なお、ソウル市内から空港に戻って来るリムジンバスは、第1ターミナル、第2ターミナルともに、出発ロビーのある3階に到着します。

目的地によって異なりますが、だいたいの目安として、仁川国際空港からソウル市内までにかかる時間は途中停車が多い分、高級リムジンバスよりも若干かかり気味、運賃は約10,000ウォンと高級リムジンバスに比べて格安です。

タクシーで目的地のホテルまで一気に行く方法

タクシーは、空港鉄道やリムジンバスに比べて、料金は高くなるものの、直接目的地のホテルまで行けるのが魅力です。大きな荷物があっても心配ありません。韓国のタクシーには2種類あり、1つは一般のタクシー、もう1つは模範タクシーといって、政府公認の外国人接客講習を受けたタクシーです。一般のタクシーは、シルバー、白、オレンジの車体、模範タクシーは黒塗りの車体が目印です。

料金の目安としては、仁川国際空港からソウル市内まで乗車した場合、模範タクシーでは約70,000ウォン、一般のタクシーでは約45,000ウォンです。もともとは、外国人が利用してもボラれない安全なタクシーというコンセプトで始まった模範タクシーですが、最近では一般のタクシーも適正料金で乗車できるようになっています。もともとの料金設定がかなり高めの模範タクシーを敢えて利用するメリットはあまりないように思います。

タクシーの乗り場は、第1ターミナル及び第2ターミナルともに、到着ロビー(1階)から屋外に出ると道路沿いにあります。なお、なかにはT-moneyカードで支払いができるタクシーもあるようですので、十分な金額がチャージされたT-moneyカードを持っている場合は試してみてもいいと思います。

まとめ

仁川国際空港からソウル市内までのアクセスをご紹介しましたが、目的地の場所や大きな荷物の有無などによって、空港鉄道+タクシー、またはリムジンバスあたりがおすすめだと思います。

また、T-moneyカードは仁川国際空港とソウル市内との往復でも使えるほか(ただし一部交通機関は除く)、ソウル市内の地下鉄やバスにも使え、しかも料金の割引もありますので、空港到着後すぐに購入するのがいいと思います。 

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