卑弥呼のお墓かもしれない「箸墓古墳」の行き方

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卑弥呼のお墓かもしれない「箸墓古墳」の行き方

奈良県桜井市のJR巻向駅の周辺には古墳や遺跡がたくさんあります。「纒向遺跡」(まきむくいせき)と呼ばれ、三輪山の北西麓一帯にある弥生時代末期から古墳時代前期にかけての集落遺跡があり、国の史跡にも指定されています。ここは邪馬台国の中心地とも言われており、なかでも規模の大きな「箸墓古墳」は卑弥呼のお墓かもしれないと言われています。

今回はそんなロマン溢れる巻向にある「箸墓古墳」への行き方と、「纒向遺跡」を見物した際のレビューなどをご紹介したいと思います。

JR巻向駅へのアクセス方法

纒向遺跡、箸墓古墳などを見に行くには、公共交通機関を利用する場合、JR巻向駅で下車するのが唯一のアクセス方法となります。主だった見どころはJR巻向駅から半径1.5km以内にありますので、JR巻向駅から徒歩で十分まわれます。

JR巻向駅は、JR奈良駅からJR桜井線に乗って7駅目25分(330円)です。日中は1時間に2本の割合で電車がありますので、スケジュールは立てやすいほうだと思います。ちなみに、京都駅からはJRみやこ路快速からJR桜井線に乗り継いで1時間10分ほど、大阪駅からはJR大和路快速からJR桜井線に乗り継いで1時間半ほどになり、関西圏からの日帰り観光なら全然問題なさそうです。

東京駅からの場合、京都駅まで新幹線を利用して、JR巻向駅まで4時間半ほどとなります(のぞみ自由席利用で片道総額14,090円)。強行軍で日帰り観光も可能ですが、折角お金をかけるのであれば、せめて一泊してほかの場所も観光しないと勿体ないように思います。

JR巻向駅から箸墓古墳へ

下の地図のとおり、JR巻向駅の改札を出てすぐ前の道を右手側に踏切を渡って進み、最初の角を左へ曲がって道なりに進みます。道の右側にある原っぱは「メクリ1号墳跡」という遺跡だとのことです。

この道は国道169号線に突き当たるので、そこを右手に進み、「箸中」という大きな交差点に来たら、そこが箸墓古墳の北端にあたります。箸墓古墳の拝所は南端の位置にありますが、おすすめは交差点「箸中」から左手に曲がって箸墓古墳を北側から東周りでグルっと回る経路となります。箸墓古墳の北隣には箸中大池という大きな池があって、北側からだと古墳の全貌が見えやすいので、こちらがより楽しめます。

箸墓古墳の南側に着いたら、田んぼの横にあるあぜ道のようなところを通って拝所まで行くことができます。拝所には「大市墓」という表示がありました。「卑弥呼」という表示はありませんでしたが、ここがそうなのでしょう。

JR巻向駅から纒向遺跡・居館域へ

箸墓古墳を見物した後は、纒向遺跡・居館域へ行ってみたいと思います。実は、巻向にはほかにも小さな古墳がいくつも散在しており、それらを訪ねてみるのもいいと思いますが、私が行ってみた感じでは、どれもただの原っぱのようで、あまり印象的なものではありませんでした。ですので、特に時間のない方は、箸墓古墳と纒向遺跡・居館域の2ヶ所だけでも十分かと思います。

纒向遺跡・居館域はJR巻向駅のすぐ北側にあり、駅からでも見える場所に位置しています。箸墓古墳から直接行くのではなく、一旦JR巻向駅に戻って、そこから向かったほうがわかりやすいです。JR巻向駅からの経路は、以下の地図のとおりです。350m、徒歩5分足らずと、とても近い場所にあります。

ここでの注意点として、この遺跡の入口は踏切のすぐ横、私有地のようなところを入っていくのですが、入口に看板のようなものが無いので見落とさないようにしてください。中に入っていくと、すぐに遺跡が見えてきます。中には遺跡を解説する看板などが建っているので、立入禁止の私有地というわけではなさそうです。誰でも自由に見学できるようになっています。

ここは広い敷地に多数の柱が建っている場所です。こんな感じで高床式住居がたくさん建っていたのかもしれません。かつて邪馬台国の集落があった場所なのでしょう。多数の柱でも想像は膨らみますが、できれば将来的には当時の建物の復元などができたら面白いのにな、と思いました。

まとめ

邪馬台国がどこなのか、まだまだ決着はついていませんが、箸墓古墳に足を運んでみると、やっぱりここが卑弥呼のお墓なんだなという気持ちになりました。巻向の観光は、ちょっとしたロマンを感じることのできる楽しい旅となりました。

ここは歴史に興味のある方にはとくにおすすめです。奈良観光のおまけとして立寄ってみてもいいのではないかと思います。
【c】【公式】トリップアドバイザー
Have a nice trip!

コメント一覧

裕華

太古の昔に思いをはせる。なんて素敵なんでしょう
考古学はロマンですね。

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