【2025年】観光列車エトセトラの予約方法とおすすめ座席の選び方

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【2025年】観光列車エトセトラの予約方法とおすすめ座席の選び方

瀬戸内海沿いの美しい景色を楽しむことができる観光列車エトセトラ(etSETOra)。この記事では、エトセトラの予約方法や料金、時刻表、座席表、おすすめ座席の選び方について詳しく解説します。エトセトラの予約ができない場合の対処法や空席状況の確認方法、そして筆者による乗車レビューと、乗車時の注意事項として持ち込み可能なアイテムについても触れています。エトセトラの予約を検討している方は、ぜひ参考にしてください。

本記事で説明するポイント
•エトセトラの予約方法と料金について理解できる
•エトセトラの座席表とおすすめ座席の選び方について理解できる
•エトセトラの時刻表と運行日について理解できる
•エトセトラの予約ができない場合の対処法や空席状況の確認方法について理解できる

エトセトラの基本情報と予約方法

尾道駅のエトセトラ

観光列車エトセトラ、正式名称「etSETOra(エトセトラ)」は、JR西日本が呉線経由で広島と福山との間で運行している人気の観光列車です。以前は広島と尾道との間での運行でしたが、2025年3月度からは福山まで延長運転されることとなりました。 列車名の「etSETOra」は、ラテン語で「その他、いろいろ」の意味を持つ「エトセトラ」、また、広島弁で「たくさん」の意味を持つ「えっと」、さらに「瀬戸内」の魅力を感じる列車であることから名づけられました。

観光列車エトセトラの魅力、エトセトラ の料金、エトセトラの予約・購入方法、エトセトラ の運行日と時刻表、エトセトラの座席表と座席配置、エトセトラのおすすめ座席の選び方について詳しく解説し、エトセトラの基本情報と予約方法についての理解を深めます。

観光列車 etSETOra(エトセトラ): 公式サイト

観光列車エトセトラの魅力

観光列車エトセトラは、豪華な車内でスイーツやお酒を楽しみながら、瀬戸内海沿いの美しい景色を楽しむことができる全車グリーン指定席の臨時快速列車です。広島から福山までを呉線経由で一日一往復します。呉線は海岸沿いを走行する路線であり、線路のすぐ目の前にまで砂浜が迫っている場所があるなど、海辺のテラスにいるような気分で車窓を楽しめます。

エトセトラは、ディーゼルエンジンで走行する気動車2両編成(キロ477000番台)となっています。軽いエンジン音を響かせながら海岸沿いをトコトコ走る様子は、ちょっと昔懐かしく、ノスタルジーを感じる旅を演出してくれます。

一方、エトセトラの車内は、ホテルのラウンジを思わせるような豪華な内装で、車窓を楽しみやすい大きな窓と、お洒落な座席やテーブルが特徴的です。列車内のデザインは瀬戸内の風景をイメージしており、旅の雰囲気を盛り上げてくれます。また、車内ではスイーツセットを注文できたり、バーカウンターで沿線の地酒を楽しんだりと、グルメでも楽しめる要素が満載です。

エトセトラ の料金

エトセトラに乗車するには、乗車券と普通列車指定席グリーン券の2種類のきっぷが必要です。きっぷの料金は乗車する区間により異なりますが、例えば、広島~福山の全区間(片道)を乗車する場合の料金は、大人3,680円(うち乗車券1,980円、普通列車指定席グリーン券1,700円)、小人2,690円(うち乗車券990円、普通列車指定席グリーン券1,700円)です。

エトセトラの予約・購入方法

エトセトラの座席の様子

エトセトラには自由席が設けられておらず、全車グリーン車指定席のため、乗車するには普通列車指定席グリーン券が必要です。そして、普通列車指定席グリーン券は乗車前に予約・購入する必要があります。

エトセトラの普通列車指定席グリーン券の予約・購入は、一般的なJR各社の列車と同様、全国JR各駅の「みどりの窓口」、おもな旅行会社などで、乗車1ヶ月前の午前10時から予約・購入が可能です。

ネット予約が便利

そのほか、JR西日本「e5489」、JR東日本「えきねっと」など、JR各社のオンラインサイトでも乗車1ヶ月前の午前10時からエトセトラの普通列車指定席グリーン券を予約・購入できます。オンラインサイトでのネット予約なら「みどりの窓口」へ出かけて並ぶ必要がなく、自宅にいながら予約・購入ができるので便利です。またエトセトラを管轄するJR西日本の「e5489」を利用すれば、紙のきっぷでの発券が不要なチケットレスで予約・購入できるので便利です。

注意点としては、JR東日本「えきねっと」などJR西日本以外のオンラインサイトでエトセトラのネット予約をする場合、チケットレスでの発行ができないため、紙のきっぷでの発券が必要です。そして、「えきねっと」であればJR東日本の管轄する駅の券売機でなければ発券できないので注意が必要です。例えば、大阪在住の人が「えきねっと」を使ってエトセトラをネット予約しても、関西圏内にある駅では紙のきっぷを発券できないのです。

ネット予約は事前の予約受付も可能

また、「e5489」や「えきねっと」などのネット予約独自のサービスとして、乗車1ヶ月前の更に1週間前より予約の受付ができる「事前予約」や「事前受付」などと呼ばれるサービスがあります。事前に予約を受け付けておいて、乗車1ヶ月前の午前10時のタイミングで実際の予約・購入の処理をしてくれるものです。

ただし、「事前予約」や「事前受付」は、乗車1ヶ月前の午前10時で申し込む人に優先して予約を取るというものではなく、たとえて言うなら、乗車1ヶ月前の午前10時のタイミングで「みどりの窓口」に並ぶのを代行してくれるサービスといったものになります。

人気列車であれば乗車1ヶ月前の午前10時のタイミングで「みどりの窓口」に並んでも予約がとれないことは多々あるのと同様、「事前予約」や「事前受付」でも予約がとれないことはよくあります。筆者もこの事前受付を利用して席が取れなかったことは何度もあります。

シートマップによる座席の選択

なお、エトセトラをネット予約する場合、事前の予約受付ではシートマップによる座席の選択ができません。乗車1ヶ月前の午前10時以降であれば、JR東日本「えきねっと」ではシートマップによる座席選択が可能です。なぜか、おひざ元であるJR西日本「e5489」では、「座席表から選ぶ」が使えず、「窓側」、「通路側」、「A,B,C,D」といった選択しかできず、確実に海側を選択することができない点、注意が必要です。

「えきねっと」で予約してもお住いの地域では紙のきっぷを発券が使えない西日本エリア等の方は、どうしても座席を選びたいという場合、エトセトラの予約に「えきねっと」は使えないので、「みどりの窓口」やおもな旅行会社などで予約・購入することをおすすめします。

エトセトラ の運行日と時刻表

エトセトラの運行日は、おもに金・土・日・月曜および祝日に設定されています。運行区間は広島から福山までで、各運行日には、下の表にあるとおり、午前に広島を出発して福山まで運行する上り便と、午後に福山から折り返して広島まで戻る下り便との一日一往復となっています。上り便、下り便ともに呉線経由の運行です。

午前の上り便

広島

09:32

10:21着/10:23

安芸津

11:06着/11:13

竹原

11:26着/11:31

忠海

11:41着/11:42

三原

12:17着/12:18

尾道

12:33着/12:35

福山

12:53

*上り便では、安芸津駅で7分間、竹原駅で5分間の停車時間があります。

午後の下り便

福山

14:17

尾道

14:36着/14:38

三原

14:53着/14:54

忠海

15:18着/15:19

竹原

15:29着/15:30

安芸津

15:43着/15:44

16:36着/16:37

広島

17:22着(平日)・17:25(土日祝日)

*下り便では、いずれの駅でも1~2分間しか停車時間がありません。

注意:運転日、運転経路、時刻などは20254月時点の情報となります。

エトセトラの座席表と座席配置

エトセトラの座席表
エトセトラ公式サイトより引用:https://www.jr-odekake.net/railroad/kankoutrain/etsetora/

エトセトラの座席表は、、エトセトラの公式サイトより引用した上の図のとおりとなります。なお、エトセトラの車両の向きは、上り便・下り便ともに同じ向きとなり、広島側に向かって左手側が海側、 広島側に向かって右手側が山側となります。以下、エトセトラの座席表をもとに、座席配置について詳細に説明します。

1号車の座席配置については、海側には、真ん中にテーブルをはさんで向かい合った2×2の4人用ボックス席2組と、窓に向かって並んだカウンター席が4席+2席の計6席とが設けられています。山側には、真ん中にテーブルをはさんで向かい合った1×1の2人用ボックス席が3組設けられています。

2号車の座席配置については、海側には、窓沿いに設置されたテーブルを囲んで「コの字」形に並んだ4人席2組と、窓に向かって並んだカウンター席2席と、そして真ん中にテーブルをはさんで向かい合った1×1の2人用ボックス席1組とが設けられています。山側には、真ん中にテーブルをはさんで向かい合った1×1の2人用ボックス席が4組設けられています。

エトセトラのおすすめ座席の選び方

瀬戸内海の眺め3

エトセトラの魅力は、瀬戸内海沿いの美しい景色を楽しむことができる点にあります。そのため、基本的には海側に面した座席がおすすめと言えます。ただ、エトセトラの窓は眺望の良い大きなサイズになっているので、山側の座席からでも通路を挟んで海側の眺望を十分楽しめるようにはなっています。また、ビュースポットなどで車窓を写真撮影したい場合には、席を立って通路の海側にある窓から写真撮影することも可能です。

一方、何人で乗車するか、人数別のおすすめ座席については、ひとり旅で乗車する場合はカウンター席が気兼ねなく過ごせるのでおすすめです。また、2人での乗車なら2人用ボックス席が、3人や4人での乗車なら4人用ボックス席または「コの字」形4人席がおすすめとなります。

以上のとおり、エトセトラの座席は、乗車する人数にあったタイプの座席を選ぶことを優先したうえで、可能なら海側に面した座席を選ぶという考え方で予約をするといいでしょう。ただ、エトセトラは人気の観光列車であるため、早めの予約であっても希望する座席で予約できないことも多いです。どの座席までなら妥協できるかを考えて予約するようにしましょう。

エトセトラ予約のコツと乗車レビュー

竹原駅のエトセトラ2

次に、エトセトラ予約のコツ、キャンセル待ちなどで役に立つエトセトラ空席状況の確認方法、エトセトラの予約がとれない場合の対処法と、筆者が実際にエトセトラに乗車したときの乗車レビューを紹介します。

エトセトラ予約のコツ

エトセトラの予約を成功させるためには、いくつかのコツがあります。まず、希望する座席がある場合には、予約開始時間である、乗車1ヶ月前の午前10時にあわせて駅の「みどりの窓口」で予約をすることが重要です。エトセトラは人気の観光列車であるため、たとえ平日の便であったとしても、予約開始すぐに予約を行わなければ希望する座席を確保できる可能性はとても低くなるからです。

希望する座席でより確実にエトセトラの予約をする方法としては、いわゆる「10時打ち」という方法があります。これは駅の「みどりの窓口」に午前10時前から並んでおいて、予約開始時刻である乗車1ヶ月前の午前10時ぴったりのタイミングで予約・発券してもらうように係りの人にお願いする方法になります。チャレンジしてみたい場合には、事前に「みどりの窓口」の係りの人に相談してみるといいでしょう。

ところで、列車の予約はネット予約を利用するのが便利ですが、エトセトラの予約をする場合、上でも触れたように、JR西日本の「e5489」ではシートマップによる座席選択ができません。どの席でもいいからエトセトラに乗りたいというのであれば構いませんが、座席にこだわりがある場合には「e5489」の利用はおすすめできません。

一方、JR東日本の「えきねっと」ではシートマップによる座席選択ができるので、「えきねっと」でネット予約したあと、紙のきっぷを発券できる駅が近くにある人については、乗車1ヶ月前の午前10時にあわせて「えきねっと」よりエトセトラの予約をするのがおすすめです。

ネット予約をする際に注意点があります。乗車駅と降車駅を入力しても検索結果の列車にエトセトラが表示されない場合があります。このような場合には、「えきねっと」では「検索オプション」から、「新幹線を利用」のチェックを外し、「乗り換えなし(直通列車のみで検索)」にチェックを入れて再検索するとエトセトラが表示されるはずです。また、「e5489」では「乗り換え指定」のところで「一度も乗り換えしない」にチェックを入れ、「利用列車」のところで「新幹線を利用」のチェックを外して再検索するとエトセトラが表示されるようになります。

エトセトラ空席状況の確認方法

広島駅7番線ホームのエトセトラ

乗車1ヶ月前の午前10時にあわせて予約がとれなかった場合でも、日にちが過ぎるとキャンセルが発生して希望する座席が予約可能になることもあります。このようなキャンセル待ちをする場合には、エトセトラの空席状況をちょこちょこと確認できる方法が必要です。

上でも説明した通り、乗車1ヶ月前の午前10時を過ぎていて予約期間中にある場合、エトセトラの空席状況はJR各社のオンライン予約サイトを利用すれば、スマホなどで手軽に確認できます。なかでも、JR東日本の「えきねっと」はシートマップで空席状況が表示されるので、希望する座席に空席ができたかどうか確認できるので便利です。

なお、JR東日本エリアにお住いの方以外は、「えきねっと」で空席が確認できた場合、そのまま「えきねっと」で予約しても発券できないので、すぐに最寄りの「みどりの窓口」などで予約・購入するようにします。

エトセトラの予約がとれない場合の対処法

現状では乗車1ヶ月前の予約開始すぐに予約をすればエトセトラの予約が全く取れないということは少ないかもしれません。しかし、希望の座席で確実に予約をとりたいという場合は、JR東日本エリアにお住いの方なら「えきねっと」に乗車1ヶ月前の10時ぴったりにアクセスして予約をするとか、そうでない場合は、JR東日本エリア以外の方でも対応可能な最寄りの「みどりの窓口」での「10時打ち」という方法が有効です。

ただし、これらの方法を駆使しても、エトセトラの予約がとれない場合もあります。そのような場合の対処法のひとつとしては、上でも紹介したキャンセル待ちを狙う方法が有効です。筆者自身も、このキャンセル待ちで予約が困難な人気列車を何度も予約できた経験があります。

また、エトセトラの乗車が組み込まれたパッケージツアーに参加するというのも選択肢に入れていいでしょう。例えば、このようなパッケージツアーは、エトセトラの乗車以外に、東京など出発地から広島への往復交通手段、エトセトラ乗車前後の宿泊ホテル、広島や福山などでの観光が含まれているものがあります。

通常はエトセトラの一般予約受付が開始するよりも何ヶ月も前から予約受付しているので、ツアーの定員が満席になっていない限りはエトセトラに乗車できます。旅行代金の総額は高価に見えますが、それがかえって競争相手を少なくして予約しやすくしていると言えます。しかし実際、バラバラで予約するよりも割安になっている場合は多いようです。

エトセトラの乗車が組み込まれたパッケージツアーは、たとえば、クラブツーリズム読売旅行などで紹介されています。クラブツーリズムでは、サイトにアクセスし、「キーワード検索」に「エトセトラ」と入力して検索すると候補となるツアーが表示されます。

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読売旅行では、サイトにアクセスし、「フリーワード」に「エトセトラ」と入力して検索すると候補となるツアーが表示されます。

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人気列車に乗車できるツアーの参加方法については以下の記事でも詳しく紹介していますので、ご参考にしてください。

エトセトラの乗車レビュー

筆者は、ひとり旅でエトセトラに広島~尾道の間を往復乗車しましたので、そのときの乗車レビューを紹介します。なお、筆者は東京在住ですが、往路は東京から前日夜のサンライズ出雲・瀬戸で岡山06:27着、岡山から新幹線に乗り換えて広島に午前9時前に到着、広島09:32発の上り便エトセトラに乗車しています。また、復路は折り返してきた下り便エトセトラが広島17:22着で、そこから広島18:43発の新幹線のぞみで東京22:33着となりました。

広島駅ではエトセトラの入線シーンを撮影

サンライズ出雲・瀬戸が定刻に岡山に到着し、そのまま新幹線に乗り継いで、広島駅には午前9時前に到着しました。広島09:32発のエトセトラは広島駅の7番線ホームに09:20頃入線しますので、余裕をもっての到着です。早速、広島駅の在来線7番線ホームの向かい側となる5番線ホームで待っていると、920分ちょっと前に、尾道・福山方面側からエトセトラが入線して来ました。

広島駅に入線するエトセトラ

あいにくこの日の天気は雨だったため、上の写真のとおり、あまり綺麗な写真は撮れませんでしたが、天気のいい日であれば広島駅への入線時が撮影のチャンスだと思います。なお、広島駅の在来線ホームは中央部分全体が大きな天井で覆われているため、雨の影響は受けませんが停車位置に入ってしまうと光の関係であまり綺麗には撮影できないようです。

エトセトラの車内の様子(上り便)

撮影後、早速、エトセトラに乗車。私の座席は2号車4Aという座席で、海側の「コの字」形に並んだ4人席の端のうち、進行方向に向いて座るほうの座席でした。この4人席のほかの3人はご家族のようでしたが、4人用ボックス席のように対面して座る感じではなかったので、2時間ほどの乗車でしたが、気兼ねするとか、気まずさなどはほとんどありませんでした。「コの字」形に並んだ4人席がひとり旅の人向きだと感じた点は、席を立つときに、隣の人に気兼ねする必要がないという点です。どの位置に座っていても、隣の人に声をかけることなく席を立てるようになっています。

エトセトラのシート2

車内の装飾はとても豪華でした。どの座席にも大きな木目調のテーブルがあります。座席はリクライニングのない椅子ですが、ホテルのラウンジにあるソファのような座り心地のよい座席でした。2時間以上の乗車でしたが、疲れることは全くありませんでした。

あと、観光列車では座席の上の荷物棚が無いものも多いですが、エトセトラの場合は、どの座席の上にも荷物棚があるので、ちょっとしたバッグなどを置けて便利でした。なお、スーツケースなどの大型の荷物は、車両内にある大型荷物置き場に収納できます。

車窓の眺めとスイーツの楽しみ

瀬戸内海の眺め1

列車が呉線に入ると、とにかく海岸線の近くを走行することが多いので、瀬戸内海の美しい景色を長時間楽しむことができました。乗車した日の天気は残念ながら雨でしたが、逆に島々に雲がかかったような幻想的な景色になり、これはこれでラッキーだったような気がしました。特に忠海駅を出て少し行くと、海岸線が目の前に迫っているところを通過します。ビューポイントでは徐行運転もしてくれましたので、車窓の眺めを堪能できました。

ところで、上り便・下り便のエトセトラでは、要予約・要追加料金ですが、車内でスイーツを食べることができます。こちらのページにあるように、上り便エトセトラでは3種類のスイーツセットから選べるようになっており、私は「瀬戸の小箱〜洋〜」(2,250円)というのを注文しました。3種類のケーキやババロアと飲み物(コーヒーまたは煎茶)のセットでした。ちなみに、スイーツセットの注文は乗車の4日前までに、JR西日本のアプリ「tabiwa by WESTER」から注文しておく必要があります。

エトセトラのスイーツセット

スイーツセットは上の写真のようなものでした。アテンダントさんがスイーツセットを運んできてくれるタイミングは、呉駅を出て5分くらいたったころでした。車窓に海が見えだした頃なので、タイミングとしては丁度よかったと思います。お値段はちょっと高めでしたが、味はお値段相応にとても美味しかったです。美しい瀬戸内海の海を見ながら食べるスイーツは格別でした。

なお、スイーツセットはちょっと高いから嫌だなあという場合は、車内販売を利用するのもいいでしょう。ホットコーヒー、サイダー、ビールなどの飲み物のほか、レモンケーキやお饅頭、かりんとうなどのおやつ類が、予約不要で、しかもリーズナブルな値段で提供されていました。メニューの詳細はエトセトラの公式サイトにあるので、気になる人は確認してみてください。

途中停車駅での楽しみ

上り便エトセトラでは、安芸津駅で7分間、竹原駅で5分間の停車時間がありました。なお、下り便エトセトラでは、途中停車駅で2分以上の停車時間はないので、途中停車駅を楽しみたいなら上り便のエトセトラに乗車しなければなりません。

安芸津駅でのエトセトラ

最初は安芸津駅です。安芸津駅は緩いカーブになった2面2線の駅で、地下道を通って反対ホームに移動し、そこからいい感じでエトセトラの写真撮影ができました。一時的にですが、幸運にも雨が止んでいたので良い具合で撮影できました。ちなみに呉線では、駅名標にイラストが描かれていて見ていて面白かったです。

安芸津駅の駅名標

次は竹原駅です。竹原駅は、1面線の駅のため、私が好む反対側ホームからの撮影はできませんでしたが、とりあえずホームに降りてみて写真撮影しました。

観光列車では、途中停車駅で横断幕や着ぐるみキャラなどによるお出迎えや、土地の物産品を販売するなどのイベントがあることも多く、それが観光列車に乗車する楽しみのひとつにもあるのですが、エトセトラではこういった途中停車駅でのお出迎えやイベントが一切なかった点がちょっと残念でした。

尾道からの折り返し

上り便エトセトラは定刻の12:32に終着の尾道に到着しました。折り返しの下り便エトセトラは尾道14:38発なので、尾道では2時間ほどの時間があります。私は駅前のお店で尾道ラーメンを食べた後、千光寺をお参りして時間をつぶしました。

ちなみに、エトセトラが福山まで延長運転される場合は、福山での待ち時間は1時間半弱しかないのですが、昼食をとって駅前の福山城を見るとちょうどいい時間つぶしになるかと思います。

尾道駅には発車時刻の10分前くらいにホームに入りました。尾道始発で運転されるときは、エトセトラは発車時刻の5分ほど前に東尾道駅側から尾道駅に入線して来ます。尾道駅での停車時間は数分しかないので、尾道駅での車両の撮影や記念撮影の時間はほとんどありませんでした。

エトセトラの車内の様子(下り便)

早速、エトセトラに乗車。下り便の座席は2号車6Aという座席で、上り便のときの座席と同様、海側の「コの字」形に並んだ4人席の端のうち、進行方向を背にして座る座席でした。この4人席のほかの3人は、高齢のご夫婦とひとり旅の方でしたが、今回も気兼ねするとか、気まずさなどはほとんどなく、快適に過ごせました。

下り便エトセトラからの眺め

ひとつ気になったことは、濡れた傘を置く場所(傘立て)が無いということでした。私の場合、尾道で雨の中を観光してきたので、濡れた傘を持っていたのですが、傘を置く場所が無く、アテンダントさんにも相談しましたが、結局、傘を床に置くという方法となりました。

車窓の眺めと利き酒の楽しみ

下り便でもまた尾道駅を出発すると、ほどなく車窓から海が見えてきます。その後も終始海が見え隠れして楽しませてくれます。基本的には来た時と同じ景色ではありますが、午前と午後では太陽の方向も違うので、見える景色の印象も少し違うような気がしました。下り便でもまた、ビューポイントではアナウンスがあり徐行運転もしてくれましたので、そこでもまた車窓の眺めをじっくり堪能し、写真撮影もできました。

下り便エトセトラのバーカウンター

下り便エトセトラでは、こちらのページにあるように、上り便エトセトラとは異なる内容の2種類のスイーツセットから選んで事前予約し注文できるようになっており、見たところ半分以上の人が注文しているようでしたが、私は、下り便エトセトラではスイーツセットは注文しませんでした。地酒を狙っていたからです。

地酒と牡蛎せんべい

下り便エトセトラ限定ですが、車内のバーカウンターが営業され地酒などが販売されます(予約不要)。私はバーカウンターで地酒とおつまみ「牡蠣せんべい」を購入して座席でゆっくりいただきました。呉線沿線の竹原の地酒でしたが、美しい海の景色を見ながらのお酒はとても美味しかったです。

エトセトラ乗車で気づいた注意点

以上のとおり、午前の上り便と午後の下り便との往復でエトセトラに乗車しました。上り便と下り便とでは、どちらも瀬戸内海の美しい景色を楽しめることと、豪華な車内でリッチな気分でのんびりとした列車旅を楽しめることは共通しています。一方、上り便または下り便でしか味わえない楽しみもあるので、どちらか一方のみ乗車する際には注意が必要です。

瀬戸内海の眺め2

まず途中駅で5分以上の長時間停車があるのは午前の上り便だけです。安芸津駅で7分間停車し、竹原駅で5分間停車します。特に、安芸津駅ではエトセトラの車両を撮影するには絶好の場所となります。途中停車駅でエトセトラの撮影をしたいと考えている場合は、上り便に乗車する必要があります。

一方、車内のバーカウンターは午後の下り便のみ営業されます。バーカウンターでは、ビールやカクテルのほか、呉線沿線の地酒などが販売されますので(予約不要)、筆者のような地酒ファンの場合は、下り便に乗車する必要があります。

また、上でも触れましたが、上り便・下り便ともにスイーツセットを食べたい場合には、乗車の4日前までにJR西日本のアプリ「tabiwa by WESTER」から注文しておく必要があります。当日の注文はできません。

最後に、飲食持ち込みの可否ですが、注文したスイーツや車内販売の飲食以外に、自分で購入した飲食をエトセトラの車内に持ち込むことについて禁止している記載は公式サイトには見当たりませんでした。匂いのきつい食べ物は控えるなど、公衆マナーを守っての持ち込みであれば特に問題ないものと思われます。

まとめ:観光列車エトセトラの予約方法とおすすめ座席

本記事の内容をまとめると次のとおりです。

  • エトセトラはJR西日本が運行する観光列車である
  • 広島から福山までの区間を呉線経由で運行する
  • 全車グリーン指定席の臨時快速列車である
  • 車内ではスイーツやお酒を楽しむことができる
  • 広島から福山までの料金は大人3,680円、子供2,690円である
  • 予約は全国のJR各駅の「みどりの窓口」で可能である
  • ネット予約はJR西日本「e5489」やJR東日本「えきねっと」で可能である
  • ネット予約は乗車1ヶ月前の午前10時から開始される
  • e5489」ではチケットレスでの予約が可能である
  • 「えきねっと」ではシートマップによる座席選択が可能である
  • 事前予約サービスも利用できるが、確実に予約が取れるわけではない
  • エトセトラの運行日は金・土・日・月曜および祝日である
  • 上り便は広島9:32発で、下り便は福山14:17発である
  • 座席は海側と山側に分かれており、海側の座席がおすすめである
  • 早めの予約が必要であるが、希望する座席が取れないこともある
  • 旅行会社のパッケージツアーを利用すると予約は取りやすい

 エトセトラの乗車が組み込まれたパッケージツアーで予約すると、予約の難易度は下がりますので、検討してみてはいかがでしょうか?

たとえば、クラブツーリズムでは、サイトにアクセスし、「キーワード検索」に「エトセトラ」と入力して検索すると候補となるツアーが表示されます。

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読売旅行では、サイトにアクセスし、「フリーワード」に「エトセトラ」と入力して検索すると候補となるツアーが表示されます。

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 人気列車に乗車できるツアーの参加方法については以下の記事でも詳しく紹介していますので、ご参考にしてください。

 Have a nice trip!

 

 

 

 

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