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日光・鬼怒川は、世界遺産の日光東照宮や鬼怒川温泉をはじめ、見どころや楽しめる要素ががたくさんつまった観光地です。しかも、鉄道を使えば東京都心から2時間程度で行くことができるという手軽さからも、一泊二日の旅行から日帰り旅行まで人気が高いです。
東京から日光・鬼怒川への交通手段としては鉄道を利用するのが一般的ですが、利用できる鉄道会社としては、「東武(東武鉄道)」と「JR(JR東日本)」との2つがあります。本記事では、東京から日光・鬼怒川へ鉄道を使っていくには、「東武」と「JR」のどっちがおすすめなのか悩んでいる方に向けて、それぞれのニーズに合った最適な選択ができるためのヒントを提供します。
具体的には、東京から日光・鬼怒川へのアクセスでは、「東武特急」(東武だけ)を利用する方法、「JR―東武直通特急」(JRと東武混在)を利用する方法、そして「新幹線+JR普通」(JRだけ)を利用する方法と、主な方法にも3種類あります。これらについて、所要時間、運賃、車両の快適性、利便性と柔軟性などについて比較します。
東京から日光・鬼怒川への「東武」と「JR」の概要
まず、東京から日光・鬼怒川への鉄道アクセスで利用できる「東武(東武鉄道)」と「JR(JR東日本)」の概要を説明します。具体的には、「東武特急」、「JR―東武直通特急」そして「新幹線+JR普通」の3つを紹介します。
1.「東武特急」

1つ目の移動手段「東武特急」は、東京側の浅草駅から東武日光駅までの間で運行されている「特急スペーシアX」(東武N100系)、「特急けごん」(東武100系スペーシア)や「特急リバティけごん」(東武500系リバティ)と、同じく浅草駅から鬼怒川温泉駅駅までの間で運行されている「特急スペーシアX」(東武N100系)、「特急きぬ」(東武100系スペーシア)、「特急リバティきぬ」(東武500系リバティ)、「特急リバティ会津」(東武500系リバティ)があります。東武鉄道線内で完結する特急列車なので本記事では「東武特急」と呼んでいます。
2.「JR―東武直通特急」

2つ目の「JR―東武直通特急」は、東京側のJR新宿駅から東武日光駅までの間で運行されている「特急日光」(JR東日本253系)または「特急スペーシア日光」(東武100系スペーシア)と、同じくJR新宿駅から鬼怒川温泉駅までの間で運行されている「特急きぬがわ」(JR東日本253系)または「特急スペーシアきぬがわ」(東武100系スペーシア)を利用する方法です。
これら「JR―東武直通特急」は、JR新宿からJR湘南新宿ラインを通り、池袋、浦和、大宮と停車したあと、栗橋駅(乗降は不可)から東武鉄道線内に入り、栃木や下今市などに停車して東武日光あるいは鬼怒川温泉に至るルートをとります。JR線と東武線との間を乗り換えなしで直通するので本記事では「JR―東武直通特急」と呼んでいます。
3.「新幹線+JR普通」

「新幹線+JR普通」は、JR東京駅から日光側のJR日光駅までJR線のみを利用するルートとなります。東京から宇都宮までは東北新幹線「やまびこ」または「なすの」を利用し、宇都宮でJR日光線の普通列車に乗り換えてJR日光まで行く方法です。新幹線とJR普通列車を利用するので本記事では「新幹線+JR普通」と呼んでいます。
なお、「新幹線+JR普通」だけで鬼怒川へ行く方法はありません。この方法で鬼怒川温泉に行くには、JR日光駅に着いた後、東武日光駅に徒歩で移動し(5分くらい)、そこから東武鉄道の普通列車を使って鬼怒川温泉駅に行くことになります。
東京から日光・鬼怒川への「東武」と「JR」の比較
それでは次に、東京から日光・鬼怒川への「東武」と「JR」の比較として、上で紹介した3つのアクセス方法、「東武特急」(東武だけ)を利用する方法、「JR―東武直通特急」(JRと東武混在)を利用する方法、そして「新幹線+JR普通」(JRだけ)を利用する方法について、所要時間、運賃、車両の快適性、利便性と柔軟性などについて比較します。
1.所要時間を比較

「東武特急」、「JR―東武直通特急」そして「新幹線+JR普通」の3つの移動手段について所要時間を比較すると以下のとおりです。
区間 | 所要時間 | |
東武特急 | 浅草~東武日光/鬼怒川温泉 | 約1時間50分/約2時間 |
JR―東武直通特急 | 新宿~東武日光/鬼怒川温泉 | 1時間56分/約2時間15分 |
新幹線+JR普通 | 東京~JR日光 | 1時間50分~2時間 |
以下、それぞれの詳細について説明します。
「東武特急」を利用した場合の所要時間
「特急スペーシアX」、「特急けごん」や「特急リバティけごん」を利用して浅草駅から東武日光駅まで移動する場合の所要時間は1時間50分くらい、また「特急スペーシアX」、「特急きぬ」、「特急リバティきぬ」、「特急リバティ会津」を利用して浅草駅から鬼怒川温泉駅まで移動する場合の所要時間は2時間くらいになります。
始発駅となる浅草駅には、上野から地下鉄の東京メトロ銀座線で浅草まで3駅(約5分)ですので、それほど不便ではありません。池袋や新宿方面からは、「東武特急」の途中停車駅である北千住駅を利用するほうが便利かつ時短になる場合も多いかと思います。
「JR―東武直通特急」を利用した場合の所要時間
「特急日光」または「特急スペーシア日光」を利用してJR新宿駅から東武日光駅まで移動する場合の所要時間は1時間56分です。また、「特急きぬがわ」または「特急スペーシアきぬがわ」を利用してJR新宿駅から鬼怒川温泉駅まで移動する場合の所要時間は2時間15分になります。これら「JR―東武直通特急」は、新宿駅を出た後、池袋、浦和、大宮などの都心の主要な駅に停車するので、これら途中停車駅を利用するほうが便利かつ時短になる場合も多いでしょう。
「新幹線+JR普通」を利用した場合の所要時間
上でも述べた通り「新幹線+JR普通」だけでは鬼怒川へはいけないので、「新幹線+JR普通」を利用して日光へアクセスする場合の所要時間についての説明となります。
まず、東北新幹線「やまびこ」または「なすの」で東京駅から宇都宮駅まで移動する場合の所要時間は50分程度になります(停車駅の数により48分~54分)。宇都宮で日光線に乗り換えて、宇都宮駅から日光駅までの所要時間は42分(快速では39分)です。
宇都宮駅での乗り換え時にかかる時間については、20~30分程度はみておいたほうがいいでしょう。というのも、JR日光線の運行本数が、朝夕で1時間に2本、日中は1時間に1本と少ないからです。
以上より、「新幹線+JR普通」を利用した場合の東京~JR日光の所要時間は乗換時間を入れて、1時間50分~2時間となります。
ちなみに、東武日光駅とJR日光駅との間の距離は250mしかないので、ゆっくり歩いて5分ほどです。やはりJR日光駅のほうは利用者が少ないため閑散としており、東武日光駅周辺のほうがお店も多く栄えています。食事やショッピングは東武日光駅周辺がおすすめです。
2.運賃を比較

「東武特急」、「JR―東武直通特急」そして「新幹線+JR普通」の3つの移動手段について運賃を比較すると以下のとおりです。運賃には乗車券と特急料金との合計を記載しています。
区間 | 運賃(合計) | |
東武特急 | 浅草~東武日光/鬼怒川温泉 | 3,050円から/3,240円から |
JR―東武直通特急 | 新宿~東武日光/鬼怒川温泉 | 4,090円/4,090円 |
新幹線+JR普通 | 東京~JR日光 | 5,150円 |
以下、それぞれの詳細について説明します。
「東武特急」を利用した場合の運賃

「特急スペーシアX」、「特急けごん」や「特急リバティけごん」を利用して浅草駅から東武日光駅まで移動する場合の運賃についてですが、乗車券が1,400円、そして指定席特急券が1,940円(特急スペーシアXのスタンダードシート)または1,650円(特急けごん、特急リバティけごん)となります。
「特急スペーシアX」、「特急きぬ」、「特急リバティきぬ」、「特急リバティ会津」を利用して浅草駅から鬼怒川温泉駅まで移動する場合の運賃についてですが、乗車券が1,590円、そして指定席特急券が1,940円(特急スペーシアXのスタンダードシート)または1,650円(特急けごん、特急リバティけごん、特急リバティ会津)となります。
ちなみに、東武特急は全車指定席なので自由席というものはありません。また「特急スペーシアX」のほうが、他の特急に比べて新しい車両で車内設備も充実しているので、指定席特急券の金額が少し高めになっています。
以上より「東武特急」を利用した場合の乗車券と指定席特急券を合計すると、浅草~東武日光では、3,340円(特急スペーシアX)または3,050円(特急けごん、特急リバティけごん)となり、浅草~鬼怒川温泉では、3,530円(特急スペーシアX)または3,240円(特急きぬ、特急リバティきぬ、特急リバティ会津)となります。
「JR―東武直通特急」を利用した場合の運賃

「特急日光」や「特急スペーシア日光」を利用して、JR新宿駅から東武日光駅まで移動する場合の運賃についてですが、乗車券が1,990円、そして指定席特急券が2,100円となります。ちなみに、「特急日光」と「特急スペーシア日光」どちらも全車指定席なので自由席はありません。
また、「特急きぬがわ」や「特急スペーシアきぬがわ」を利用して、JR新宿駅から鬼怒川温泉駅まで移動する場合の運賃についても、乗車券が1,990円、そして指定席特急券が2,100円となり、日光へ行く場合と同額です。「特急きぬがわ」と「特急スペーシアきぬがわ」についても、どちらも全車指定席なので自由席はありません。
以上より「JR―東武直通特急」を利用した場合の乗車券と指定席特急券を合計すると、新宿~東武日光/鬼怒川温泉どちらも4,090円となります。
なお、JR東日本のオンライン予約サイト「えきねっと」の「トクだ値20%OFF」で購入できると、乗車券と指定席特急券との合計金額の20%OFFで購入できるので3,270円(JR新宿から)となります。ただし、「トクだ値20%OFF」が設定されている座席数は少ないので、土日祝日などはすぐに売り切れとなってしまうため注意が必要です。
「新幹線+JR普通」を利用した場合の運賃

東北新幹線で東京駅から宇都宮駅まで移動し、宇都宮で日光線に乗り換えて、宇都宮駅から日光駅まで移動する場合の乗車券は2,640円。これに加えて、東北新幹線「やまびこ」または「なすの」で東京駅から宇都宮駅まで乗車するには特急券が追加で必要となります。最も安い自由席特急券の値段が2,510円です。
以上より「新幹線+JR普通」を利用した場合の乗車券と自由席特急券を合計すると、5,150円となります。なお、「えきねっと」の「トクだ値30%OFF」を利用して購入できると、東京から宇都宮までの新幹線(乗車券と指定席特急券)の部分が30%OFFとなり3,360円。これに宇都宮から日光までの普通列車の乗車券770円を加えて、合計4,130円となります。ただし、「トクだ値30%OFF」が設定されている座席数も少ないので、土日祝日などはすぐに売り切れとなってしまうため注意が必要です。
3.車両の快適性を比較

続いて、「東武特急」、「JR―東武直通特急」そして「新幹線+JR普通」の3つの移動手段について、使用されている車両の快適性などを比較します。
「東武特急」の車両の快適性

「特急スペーシアX」の使用車両である東武N100系、「特急けごん」「特急きぬ」の使用車両である東武100系スペーシア、「特急リバティけごん」「特急リバティきぬ」「特急リバティ会津」の使用車両である東武500系リバティは、いずれの車両も快適です。
まず、「特急スペーシアX」の使用車両である東武N100系は、東武鉄道のフラッグシップとなる新型特急車両。座席の種類は、スタンダードシート、コンパートメント、プレミアムシート、ボックスシート、コックピットラウンジ、コックピットスイートの6種類があります。
6種類の座席のうち最もエコノミーで予約の取りやすいスタンダードシートは、特急型車両では一般的な2×2のクロスシート。リクライニング、座席の背面とひじ掛けには折りたたみ式テーブルが設けられています。また、各座席には電源コンセントも装備されています。
トイレは、バリアフリートイレ、洋式トイレ、男性トイレのほか、洗面設備もあります。バリアフリートイレや洋式トイレには、おむつ交換台も設置されています。また、1号車に車内カフェがあるのもスペーシアXの特徴です。

次に、「特急けごん」「特急きぬ」の使用車である東武100系スペーシアは、特急型車両では一般的な2×2のクロスシート。リクライニング、座席の窓際または通路側ひじ掛けには折りたたみ式テーブル、足元にはフットレストが設けられています。なお、残念ながら電源コンセントは装備されていません(追加料金にて予約が必要な「個室」には電源コンセントがあります。)。
東武100系スペーシア全6両編成のうち1号車、4号車、6号車にはトイレ(和式と洋式)があり、清潔感のあるものとなっています。東武100系スペーシアは、特急スペーシアXの前世代車両であることから古さはありますが、それでも東武のフラッグシップ車両として長年活躍していただけあり快適さに不足はありません。

「特急リバティけごん」「特急リバティきぬ」「特急リバティ会津」の使用車両である東武500系リバティですが、2017年にデビューした比較的新しいタイプの車両になります。こちらも特急型車両では一般的な2×2のクロスシート。リクライニング、各座席の背面テーブルと電源コンセントが設けられています(足元のフットレストはなし)。
トイレは2号車と5号車(3両編成の場合は2号車のみ)にあり、車いす対応およびオストメイト付多機能トイレとなっています。そのほか、AED・医療支援器具の搭載、車いすスペースの設置など、今どきのサービスとバリアフリー化がなされています。非常に快適な車両であると言えます。
「JR―東武直通特急」の車両の快適性

「特急日光」「特急きぬがわ」の使用車両であるJR東日本253系は、昔「成田エクスプレス」として使用されていた古い車両ではありますが、今どきの装備にリニューアルされており、快適さには問題ありません。
「特急日光」のJR東日本253系も、特急型車両では一般的な2×2のクロスシート。リクライニング、各座席の背面テーブル及びひじ掛けテーブルが設けられています。足元のフットレストや電源コンセントはありません。
全6両編成のうち、トイレがあるのは2号車、4号車、6号車。各号車のトイレは男女兼用の洋式トイレ、男性用トイレ、洗面室が備わっています。とくに2号車のトイレは、車いす対応の大型トイレと間口の広い洗面台になっており、バリアフリー化がなされています。
このほか、スーツケースなどの大型荷物を収納できるスペース、パウダーコーナー、AED、そして2号車には、赤ちゃんへの授乳や気分が悪い時の休憩スペースとして利用できる「多目的室」も設置されています。
「特急スペーシア日光」「特急スペーシアきぬがわ」の使用車は、上で紹介した「東武特急」の「特急けごん」や「特急きぬ」で使用されているものと同じ東武100系スペーシアです。今どきの電源コンセントなどは装備されていませんが、東武のフラッグシップ車両として長年活躍していただけあり快適さに不足はありません。
「新幹線+JR普通」の車両の快適性

東北新幹線「やまびこ」や「なすの」の使用車両であるE2系新幹線またはE5系新幹線については快適さには問題ありません。しかし、宇都宮~日光の日光線普通列車については、E131系電車という通勤電車タイプの車両となるので、観光旅行で利用するには快適さに劣ります。
まず、東北新幹線「やまびこ」や「なすの」の使用車両であるE2系新幹線やE5系新幹線の普通車は、新幹線では一般的な2×3のクロスシートで、リクライニング、各座席の背面テーブルが設けられています。足元のフットレストはありません。電源コンセントについては、E2系新幹線の普通車では装備されていないものがほとんど(一部の車両を除く)、E5系新幹線の普通車では、一部の車両では全席に電源コンセントが装備されているものもありますが、多くの車両では窓際の席(座席Aと座席E)にのみ電源コンセントが装備されています。
トイレについては、E2系新幹線とE5系新幹線のいずれも一両おきに設置されており、車いす対応のトイレもありますので問題はないでしょう。
一方、宇都宮~日光の日光線普通列車で使用するE131系電車という車両については、ロングシートという通勤電車で一般的な座席になっており、全3両編成中1両に車いす対応のトイレはあるものの、快適さには劣ります。
4.駅へのアクセスや乗り換えの有無など利便性を比較
次に、「東武特急」、「JR―東武直通特急」そして「新幹線+JR普通」の3つの移動手段を利用するあたり、乗車駅へのアクセスや乗り換えの有無などの利便性を比較します。
「東武特急」を利用した場合の利便性
所要時間のところでも言及しましたが、始発駅である浅草駅へのアクセスが人によっては不便に感じるかもしれません。ただ、時間的には上野から地下鉄の東京メトロ銀座線で浅草まで3駅(約5分)ですので、大きな荷物があったり、小さな子供連れでなければ、それほど不便ではないでしょう。
また、新宿や池袋方面から利用する場合なら、浅草駅ではなく、東武特急の途中停車駅である北千住駅を利用してもいいでしょう。東武日光までの全体の所要時間は北千住から乗車することで少し短縮することが可能です。「東武特急」に乗ったあとは、基本的に乗り換えの必要はないので、とても便利です。
「JR―東武直通特急」を利用した場合の利便性
「JR―東武直通特急」は、東京都心側の主要ターミナルである新宿駅、池袋駅、浦和駅、大宮駅と停車するので、新宿や池袋方面から利用する人にとってはとても便利です。しかも、JR―東武直通ですから、「JR―東武直通特急」に乗ってしまえば、あとは乗り換えの必要はなく日光・鬼怒川に行けるので利便性は高いです。
「新幹線+JR普通」を利用した場合の利便性
東北新幹線「やまびこ」や「なすの」は、東京駅、上野駅、大宮駅と停車しますので、乗車駅までのアクセスは便利です。新宿や池袋方面からなら、大宮までJR湘南新宿ラインで移動して、大宮から東北新幹線に乗車したほうが、運賃も所要時間も節約できるでしょう。
「新幹線+JR普通」の利用では、宇都宮駅での乗り換えが発生します。上でも言及しましたが、宇都宮駅での乗り換え時に20~30分程度はみておかねばなりません。新幹線ホームから日光線ホームへの移動は簡単ではありますが、無駄に待ち時間が発生するのが難点と言えるでしょう。
また、「新幹線+JR普通」の方法だけでは鬼怒川には行けないという点で、鬼怒川方面を目的地とする人にとっては残念ながら、あまりおすすめはできません。
5.運行本数などスケジュールの柔軟性を比較
最後に、「東武特急」、「JR―東武直通特急」そして「新幹線+JR普通」の3つの移動手段について、運行本数などスケジュールの柔軟性を比較します。
「東武特急」の運行本数
浅草~東武日光の間で、「特急スペーシアX」「特急けごん」「特急リバティけごん」をあわせて1日18往復程度の本数が出ています。日中1時間に1、2本と頻繁に運行しているので非常に使いやすいと言えるでしょう。また、浅草~鬼怒川温泉の間でも、「特急スペーシアX」「特急きぬ」「特急リバティきぬ」「特急リバティ会津」をあわせて1日12往復程度の本数が出ています。こちらも日中1時間に1、2本と頻繁に運行しているので使いやすいと言えるでしょう。
「JR―東武直通特急」の運行本数
「JR―東武直通特急」については、毎日運行する定期列車は「特急スペーシア日光」と「特急きぬがわ」が、どちらも1日に1往復のみの運行です。その他の、「特急日光」と「特急スペーシアきぬがわ」とは、土日祝日などに臨時列車として運行されます。従って、「JR―東武直通特急」については運行本数が非常に少ないと言えます。
上でも紹介しましたが、「JR―東武直通特急」には「えきねっと」での「トクだ値20%OFF」を利用して安く乗車できる可能性がありますが、そもそも本数が少ないため、「トクだ値20%OFF」に設定された座席はすぐに満席になってしまうことも多いです。
なお、東武日光に行く場合には、乗り換えなしの「特急スペーシア日光」か「特急日光」の利用が基本となりますが、鬼怒川温泉行きの「特急きぬがわ」や「特急スペーシアきぬがわ」で下今市まで行き、下今市で普通列車に乗り換えて東武日光に行く方法を使えば、「JR―東武直通特急」の選択肢は2倍になるので、裏技的な方法として使えます。逆に、鬼怒川温泉に行く場合にも、乗り換えなしの「特急きぬがわ」や「特急スペーシアきぬがわ」の利用が基本となりますが、東武日光行きの「特急スペーシア日光」や「特急日光」で下今市まで行き、下今市で普通列車に乗り換えて鬼怒川温泉に行く方法を使えば、こちらも「JR―東武直通特急」の選択肢は2倍になります。普通列車で、下今市~東武日光の所要時間は約10分、下今市~東武日光の所要時間は約25分です。
「新幹線+JR普通」の運行本数
宇都宮駅に停車する東北新幹線「やまびこ」や「なすの」は1時間に3本程度あります。日光線の運行本数は、朝夕で1時間に2本、日中は1時間に1本と多くはありませんが、柔軟な旅行スケジュールが組めるという点では十分であるとも言えます。
新幹線を自由席の利用にすれば、自由席特急券の有効日であれば好きな時間の新幹線に乗車できるので、日光での観光が予定より長引いて帰る時間が遅くなったといった場合でも、とにかく帰ることができるというのは「新幹線+JR普通」のメリットだと言えます。
「東武特急」、「JR―東武直通特急」、「新幹線+JR普通」の比較結果一覧
日光が目的地になる場合の比較結果は以下のとおりです。
東武特急 | JR―東武直通特急 | 新幹線+JR普通 | |
所要時間(片道) | 2時間以内 | 2時間以内 | 2時間以内 |
運賃(片道) | 3,240円
*スペーシアX不使用 | 3,270円
*トクだ値20%OFF | 5,150円
*自由席利用 |
車両の快適性 | 快適 | 快適 | JR普通はダメ |
利便性 | 便利 | とても便利 | 乗り換え不便 |
柔軟性 | 高い | なし | とても高い |
鬼怒川が目的地になる場合の比較結果は以下のとおりです。
東武特急 | JR―東武直通特急 | 新幹線+JR普通 | |
所要時間(片道) | 2時間以内 | 2時間15分 | ― |
運賃(片道) | 3,050円
*スペーシアX不使用 | 3,270円
*トクだ値20%OFF | ― |
車両の快適性 | 快適 | 快適 | ― |
利便性 | 便利 | とても便利 | ― |
柔軟性 | 高い | なし | ― |
以上のとおり、目的地が日光である場合、所要時間については3種類どの移動手段でもほぼ同じですが、運賃では「東武特急」または、トクだ値20%OFFを利用した「JR―東武直通特急」が断然お得です。目的地が鬼怒川である場合は、「新幹線+JR普通」は比較から除外したうえで、所要時間については「東武特急」と「JR―東武直通特急」でほぼ同じで、運賃でも「東武特急」とトクだ値20%OFFを利用した「JR―東武直通特急」でほぼ同じです。もちろん、トクだ値20%OFFで予約できなければ、運賃では「東武特急」がダントツに有利です。
ちなみに、有効な「大人の休日倶楽部パス」や「JAPAN RAIL PASS」などのフリーパスを持っている場合なら、実質的に追加料金なしで「新幹線+JR普通」を利用できるので、「新幹線+JR普通」の選択肢をとるのが有利と言えます。
また、車両の快適性や利便性の点では、乗り換え無しで利用できる特急型車両の「東武特急」や「JR―東武直通特急」が便利であり、とくに新宿や池袋で乗降できる「JR―東武直通特急」がおすすめです。特に「東武特急」の中でも「特急スペーシアX」の快適性は非常に高く、この「特急スペーシアX」に乗車することが旅の目的になる人も多くいます。
一方、スケジュールの柔軟性では、運行本数の多い「東武特急」や「新幹線+JR普通」がよく、とくに指定席を予約しなくても、どの列車でも自由に乗車できる「新幹線+JR普通」が柔軟性がとても高いという結果になりました。「指定席の予約がとれないけど、どうしても日光に行きたい」という場合には「新幹線+JR普通」が有効です。「新幹線+JR普通」なら予約不要なので、どんなに混雑した時期でも日光に行くことが可能です。
以上の比較結果からは、所要時間、運賃、車両の快適性、利便性、柔軟性のすべてについて問題ない「東武特急」を選択するのが、安く予約がとれるかどうかの「運」にも左右されず、安定面でもおすすめとなります。
まとめ:東京から日光・鬼怒川に行くには「東武」と「JR」どっちがおすすめ?

東京から日光・鬼怒川へ鉄道を使って移動するにあたって、「東武」と「JR」どっちがおすすめか?について、代表的な移動手段となる「東武特急」、「JR―東武直通特急」そして「新幹線+JR普通」の3つを比較しましたが、その比較結果からは、所要時間、運賃、車両の快適性、利便性、柔軟性のすべてについて問題ない「東武特急」を選択するのが最も無難であり、おすすめだということがわかりました。私からのおすすめは「東武」です。
もちろん人それぞれ、どういった点を重視するのかによって別の選択もあり得ます。例えば、新宿や池袋からアクセスする人で、利便性を重視したいのなら、「JR―東武直通特急」のトクだ値20%OFFを狙ってみるのがおすすめとなります。
また、「指定席の予約がとれないけど、どうしても日光に行きたい」とか、「帰りの時間は何時になるのかわからない」といった場合には「新幹線+JR普通」を選択するのも全然ありだと思います。
皆さんにあった東京から日光への鉄道旅行を計画するうえで、本記事が少しでも参考になれば幸いです。
東武特急を使って日光・鬼怒川で一泊する場合は、東武トップツアーズのパッケージツアーで申し込むのがお得ですし、しかも予約もとりやすいです。スペーシアXを利用することもできますよ!(スペーシアX以外の東武特急も利用可)
東武特急を使ったお得なツアー
Have a nice trip!