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旅行に出かける前には、無事で楽しい旅になるようにと神様にお願いしておきたいものですよね。空の旅ともなるとなおさらではないでしょうか。皆さんのご自宅の近くには、出発前にちょっと立ち寄ることのできる神社やお寺がありますか?
今回ご紹介するのは、羽田空港から旅行に出かける際、出発前にちょっと立ち寄ることのできる羽田空港付近のおすすめ神社をご紹介したいと思います。また、それら神社で御朱印など頂けるかどうかの情報も簡単に紹介いたします。
国内線第1ターミナルビル内にあってとても便利な「羽田航空神社」
羽田空港の国内線第1ターミナルビルの1階に「羽田航空神社」があります。この神社は東京都港区新橋にある「航空会館」の屋上に鎮座する「航空神社」より1963年(昭和38年)に分霊され建立された神社です。航空神社のもともとの由緒は「航空界の発展の礎となられた諸々の御霊をお祀する」ものであったのですが、現在は航空安全輸送を祈願する神社となっているそうです。旅行前にお参りするにはぴったりで、ご利益のありそうな神社のようです。
場所は、羽田空港の国内線第1ターミナルビルの1階到着ロビーです。位置的には南ウイングと北ウイングの中間あたり。細い通路を奥に入って行ったところの一室が神社になっています。通路の入口には「航空神社」という表示も出ていますので、それを目印に進んでください。国際線を利用される場合は、一旦、電車やバスで国内線第一ターミナルまで来て、航空神社でお参りをした後、無料連絡バスで国際線ターミナルに行くのがおすすめです。無料連絡バスは4分間隔で運行しており、国内線第1ターミナルから国際線ターミナルまでの所要時間は10分もかかりませんので便利です。なお、参拝時間は8:00~19:00とのことなので、早朝便や夜の便を利用される場合は注意が必要です(時間外は扉が閉まっていて祠のある部屋に入れません。)。
このように羽田航空神社は、空港のターミナルビル内にあるため、お参りに立寄るのにとても便利で、しかも屋内なので雨の日のお参りでも問題ないし、良いことずくめのように思えますが、ちょっと残念な点もあります。それは、オフィスのような殺風景な部屋に小さな祠が置いてあるだけの神社ということです。社務所がありませんので、お守りや御朱印をいただくこともできません。鳥居や狛犬もありませんので、誰もが想像する神社らしさがなく、もしかすると、ちょっとがっかりされる人がいるかもしれません。ですが、だからと言ってご利益がない、というわけではないと思いますが。
昔からの羽田の守り神「旧穴守稲荷神社の大鳥居」
「旧穴守稲荷神社の大鳥居」とは、羽田空港のはずれにある多摩川縁にポツンと建っている赤い大鳥居のことです。下の地図にあるとおり、国際線ターミナルからは2km弱なので歩いて20分ほどかかります。京急またはモノレールの「天空橋駅」からだと300mほどなので、歩いてすぐのところにあります。天気のいい日なら天空橋駅で降りて、大鳥居でお参りをし、国際線ターミナルまでは歩いて行く、といったルートでもいいと思います。ちなみに、下でも紹介する京急「大鳥居駅」という駅がありますが、ここで降りても「旧穴守稲荷神社の大鳥居」はありませんので、ご注意ください。
戦前までは穴守稲荷神社(本記事の後半でご紹介)は現在の羽田空港の場所にありました。戦後、GHQが羽田空港を接収し、付近の住民を強制退去させるとともに、そこにあった穴守稲荷神社も羽田空港外に移設させました。その際に、この大鳥居も移設されるはずだったのですが、撤去しようとすると不思議な事故が起こったため、そのまま残されていたそうです。占領終了後、羽田空港が返還されてからも、この大鳥居の移転話が持ち上がるたびに航空事故などが起こったことから、長い間、大鳥居はもとの場から動くことはありませんでした。そんなこんなで20年前までは空港ターミナルビルの前の駐車場のど真ん中に大鳥居が建っていたのですが、滑走路拡張に伴い、ついに1999年に大鳥居は現在の場所に移設されました。移設以降はとくに大きな事故など起こっていないようですので、安心してもよさそうですね。
そんな不思議な大鳥居、もちろん拝殿などはない訳ですが、鳥居の梁のちょうど真ん中あたり、「平和」と書かれた額縁の下あたりに、鈴のついたヒモ(鈴緒)が吊り下げられています。お賽銭を入れる箱などはありませんが、この鈴を鳴らして参拝することができます。もちろん社務所などはありませんので、お守りや御朱印をいただくことはできません。
本格的な神社なら「穴守稲荷神社」がおすすめ
上でご紹介した穴守稲荷神社の現在の場所が、京急「穴守稲荷駅」からすぐのところにある穴守稲荷神社です。下の地図のとおり、穴守稲荷駅から300mほどなので歩いてすぐです。もしかすると上でご紹介した「旧穴守稲荷神社の大鳥居」よりも、羽田空港からは遠いこちらの「穴守稲荷神社」のほうがアクセスが便利で、結果的に参拝に必要な時間も少なくて済むかもしれません。改札口も羽田空港方面行きのホーム(地上にある)すぐ横に設置されているので、電車を降りて、お参りに行って戻って電車に乗るのに、反対側のホームに渡らずに済みますから便利です。
まず穴守稲荷駅の改札を出て駅前の赤い鳥居に向かう通路の途中(鳥居に向かって右手側)に、「コンちゃん」というキツネの石像があります。お地蔵様ではないでしょうけど、穴守稲荷神社とは関係がありそう。わたしはここでも一礼していきました。
赤い鳥居をくぐって通りに出てから、右に左に何度か角を曲がりますが歩いて5分もせず神社の入口に到着です。境内は通路状になっており、意外と広く、少し歩いて拝殿前の鳥居に到着です。
最後の鳥居をくぐると一対の立派な狛キツネ様。その先にはとても立派な拝殿があります。稲荷神社といえば千本鳥居が見どころですが、拝殿に向かって右奥にある「奥之宮」に続く参道に千本鳥居があります。残念ながら、わたしが訪れたときには改修工事中であったため、千本鳥居を見ることができませんでした。2020年の春ごろまでは改修工事が終わるそうなので、その頃にもう一度訪れてみようと思います。
穴守稲荷神社では、社務所(8:30 – 17:00)でお守りや御朱印(300円)をいただくことができます。旅先までお守りや御朱印をもって行きたいという方は、この穴守稲荷神社がおすすめです。また、奥之宮(改修工事中は仮殿)では「御神砂(招福砂)」をいただくこともできます。この御神砂を持ち帰って撒くと、商売繁盛をはじめとしたご利益が得られるそうですので、お参りされる際には是非いただいていきましょう。羽田の町を守ってきた神社ですから、羽田空港からの旅の安全祈願にも、きっとご利益は抜群だと思います。
ちょっと遠いが、“空の安全”祈願で名高い「羽田神社」
羽田総鎮守である羽田神社は、羽田の氏神様として羽田全域から羽田空港まで広い氏子区域を有しています。特に“空の安全”祈願で名高く、航空会社各社が年間を通じて運航安全・航空安全祈願の参詣をしていることでも知られています。上でご紹介した穴守稲荷神社が羽田空港の地から強制退去された際に、移転先が決まるまでの仮住まいとしてこの羽田神社に合祀されたこともあるそうで、何かと羽田空港とのご縁は深いようです。
この羽田神社へのアクセスですが、これまでご紹介した神社に比べると「ちょっと遠い」ところにあります。下の地図にあるように京急「大鳥居駅」から距離的には700m弱ですが、大鳥居駅のホームは地下にあるため、一旦地上に出て来なければならず、電車から降りて神社まで行くのに最低20分は見ておいたほうがいいと思います。道順は大通りに沿って真っすぐなので迷うことはありません。
大鳥居駅から地上に出て、大きな交差点に続く大通り(産業道路)に沿って南側(多摩川の方向)に700mほど行くと向かって右手側に神社の入口があります。ちなみに「大鳥居駅」付近には”大鳥居”はありません。名前の由来は、昔、穴守稲荷神社の大鳥居がここにもあったからだそうです。
入口の鳥居をくぐって境内に入ります。広い境内の奥には立派な造りの拝殿があり、とても荘厳な雰囲気が漂っています。歴史ある神社の貫禄を感じます。社務所(9:00 – 17:00)では、お守りや御朱印(500円)がいただけます。羽田神社の御朱印には飛行機のスタンプが押されているのが可愛いです。そのほかにも、さすが“空の安全”祈願で名高いだけあって、飛行機の絵の付いた絵馬、お守り、御朱印帳などの授与品を授かることができます。空の安全祈願という点では、羽田神社のお守りや御朱印をもって行くのが最強かもしれませんね。
まとめ
以上ご紹介しましたとおり、天気がよく、多少の時間的余裕があるのであれば、穴守稲荷神社への参拝が最も現実的でおすすめです。あいにく雨の日であるとか、あまり時間的余裕がない場合には国内線第1ターミナルビル内にある羽田航空神社に参拝されるのがいいでしょう。ただし、羽田航空神社の参拝時間は8:00~19:00で、時間外は扉が閉まっていて参拝できませんのでご注意ください。皆さんの旅が、無事で楽しいものになるようお祈りしています。
Have a nice trip!