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台湾では、日本のソーメンに似た「麺線」という麺料理が美味しくて人気があります。そして、台湾の離島である金門島でも、この麺線「金門麺線」が名物とされています。今回は、金門島の金城にある、名物「蚵仔麺線(カキ入り麺線)」のおすすめ店をご紹介したいと思います。
金門麺線について
金門麺線と台湾本島の麺線との最大の違いは、金門麺線の製作過程において塩を加えず、金門島の天然の太陽光と風で自然乾燥させ、かつ防腐剤を使っていない点。なので、金門麺線は特別香り高くコシがあり、健康にも良く、味もしょっぱくないそうです。
中でも、金門島の名物である「石カキ」(小粒の牡蠣だが美味しい)が入った「蚵仔麺線(カキ入り麺線)」は絶品です。金門島に近い中国側のアモイ(厦門)でも牡蠣が名物で、牡蠣を使った料理が多いですが、牡蠣の入った美味しい麺料理といえば、やはり金門島の蚵仔麺線に軍配が上がりそうです。
金門島の中心地「金城」へ
金門島へは台湾本島から飛行機を利用するか、中国アモイからフェリーを利用するかの2択ですが、片道1時間でアクセスできるフェリーをおすすめします。アモイからのフェリーについては、こちらの記事『アモイ(厦門)と金門島とを結ぶフェリーのチケットをネット予約・購入する方法及びフェリーの乗り方をご紹介』もご参考にしてください。
金門島でフェリーを降りると、ターミルの建物の横にバス停があります。金城行きのバスは7番です。バス運賃(12元)の支払いは現金または悠遊カードが使えます。金門島でも悠遊カードはかなり普及しているようです。バスに乗ること20分ほどで終点の金城バスターミナルに到着です。
おすすめの麺線店「珍香小吃店」への行き方
事前のネット調査では「榕榕園金城店」というお店が有名のようでした。金城バスターミナルのすぐ近くにあるようで、まずはその場所へ向かいました。ところが、「榕榕園」という看板は見つかりましたが、シャッターが下りており閉店していました。お昼時のど真ん中なので開店時間前という訳はなく、休業日なのか、あるいはつぶれてしまったのか。。。
仕方がないので、別のお店を探すことにし、見つけたのが金城老街にある「珍香小吃店」でした。下の地図のとおり、金城バスターミナルからは歩いて5分(約300m)ほどという近いところにあります。
模範街の端からT字路に伸びる通りを右手方向に向かうと、牌楼「邱良功母節孝坊」が見えますので、その牌楼の少し手前に「珍香小吃店」があります。
珍香小吃店で「蚵仔麺線(カキ入り麺線)」を食べる
珍香小吃店は通りに面した小さなお店です。店内にはテーブルが5つほど、店の前(屋外)にもテーブル2つがあり、店内2階(私は2階に上がってませんが)にも席があるようでした。お昼にしてはちょっと遅い時間でしたが、見たところ超満員でした。ちなみにこの店の隣にも麺線のお店があったのですが、全くお客がいない様子。明暗の差は大きく、現実は厳しいようです。可哀そうですが、私も珍香小吃店の一択です。
ところで、珍香小吃店では日本のレストランように、案内されるまで待機列をつくって順番を待つといったシステムではなく、どうしようかと悩んでいましたが、店の外にいても仕方がないので、とにかくお店の中へ入ることにしました。そして、店のおばさんに「麺線、麺線」と叫んでいたところ、察してくれたようで、店の片隅にあるテーブルへ案内されました。正確に言うとお客が座るテーブルではなく、作業台のようなところでしたが、まあ座れただけラッキーでした。言葉の通じない国では、とにかく躊躇せず何かを言い続けること。黙っていても埒があきません。
待つこと10分ほどで「蚵仔麺線(カキ入り麺線)」が出てきました。スープはとろみのある感じで、味はカツオ味っぽいものであっさりしています。麺のゆで具合もちょうどよく、熱々でした。具には小粒の石カキがふんだんに入っており、カキの風味も最高でした。麺の量もわりと大盛な感じでしたが、美味しさのあまり、スープも残さずあっという間に完食。代金は70元ととてもリーズナブルです。
まとめ
金門島に行ったら蚵仔麺線(カキ入り麺線)はおすすめです。金城バスターミナル付近には意外と麺線店が少ないので、あてもなしに行くのはやめたほうがいいでしょう。事前に行きたいお店を調査してから行く方がいいと思います。今回ご紹介した「珍香小吃店」なら、きっと満足いただけると思います。
金門島の一日観光については、こちらの記事『アモイ(厦門)から金門島への日帰り観光、おすすめ観光スポットのご紹介』もありますので、よろしければご参考にしてください。
Have a nice trip!