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JR四国が運行する観光列車「四国まんなか千年ものがたり」は、四国の美しい自然景観と地元の食材を活かした食事を楽しむことができる人気列車です。
本記事では、「四国まんなか千年ものがたり」の予約方法やおすすめの座席について調べている方に向けて、「四国まんなか千年ものがたり」の列車紹介からモデルコース、運転日や時刻表、座席表、食事、車内販売、予約方法、料金、ツアーまで詳しく解説します。
そして最後に、初めての方でも安心して楽しめるよう、筆者が実際に乗車して体験した乗車記もご紹介します。この記事を参考に、「四国まんなか千年ものがたり」の旅を存分に楽しんでください。
- 本記事で説明するポイント
- • 「四国まんなか千年ものがたり」の予約方法とおすすめの座席選びについて理解できる
•「四国まんなか千年ものがたり」の運転日や時刻表、モデルコースについて理解できる
• 「四国まんなか千年ものがたり」の車内で提供される食事や車内販売について理解できる
• 「四国まんなか千年ものがたり」に乗車できるツアーの利用方法や筆者の乗車記紹介
「四国まんなか千年ものがたり」の列車紹介・おすすめ座席

ここでは、「四国まんなか千年ものがたり」の列車紹介、「そらの郷紀行」と「しあわせの郷紀行」の説明とモデルコース、運転日と時刻表、座席表とおすすめ座席、食事の楽しみ方、車内販売のメニューなどについて詳細に解説し、特に「四国まんなか千年ものがたり」の概要とそのおすすめ座席を理解できるように説明を行います。
JR四国「四国まんなか千年ものがたり」: 公式サイト
「四国まんなか千年ものがたり」の列車紹介

JR四国が運行する観光列車「四国まんなか千年ものがたり」は、香川県の多度津駅から徳島県の大歩危駅までの間を往復する観光列車です。この列車は、キハ185形気動車特急車両をリニューアル改装したもので、上品な和風調でありながら豪華な内装と、高級ホテルのレストランのような座席、そして車窓を楽しみやすく作られた広い大きな窓を備えた列車です。大歩危・小歩危など四国の美しい自然景観を車窓から楽しみながら、高級レストラン監修の地元の食材を活かした食事(要別途料金)を味わうことができるため、多くの観光客に人気があります。
この「四国まんなか千年ものがたり」は、JR四国が運行する観光列車「ものがたり列車」シリーズの一つにあたり、他にも「伊予灘ものがたり」と「志国土佐時代の夜明けのものがたり」があります。「四国まんなか千年ものがたり」で使用する車両はキハ185形気動車特急車両を改造したキロ185形気動車3両編成です。1号車、2号車、3号車とも座席は全てグリーン車指定席となっています。
モデルコース:「そらの郷紀行」と「しあわせの郷紀行」

「四国まんなか千年ものがたり」は一日一往復の運行となっており、午前に多度津駅から土讃線で大歩危駅まで所要時間約2時間半かけて向かい、午後は大歩危駅から折り返して多度津駅まで所要時間約3時間かけて戻ります。午前の下り便は「そらの郷紀行」という便名で、午後の上り便は「しあわせの郷紀行」という便名がそれぞれついており、「そらの郷紀行」と「しあわせの郷紀行」の両方に乗車することもできるし、「そらの郷紀行」または「しあわせの郷紀行」のどちらか一方だけ乗車することもできます。
「四国まんなか千年ものがたり」のモデルコースとしては、「そらの郷紀行」と「しあわせの郷紀行」とを往復で乗車し、大歩危で約2時間の待ち時間を利用して、大歩危峡付近を散策したり、観光遊覧船に乗るなどして、大歩危峡の絶景を堪能するといったコースになります。「そらの郷紀行」か「しあわせの郷紀行」のどちらか一方のみ乗車する場合には、下りまたは上りを特急南風などに変更し、大歩危駅での待ち時間を確保するようにして、大歩危の観光をするのがモデルコースになるでしょう。
運転日と時刻表
「四国まんなか千年ものがたり」の運転日は、主に土日祝日を中心に運転日が設定されており、土日祝日の前後にあたる平日(金曜日や月曜日など)にも運転日が設定される場合があります。「四国まんなか千年ものがたり」の運転日詳細については、公式サイトのほうでご確認ください。
下り便「そらの郷紀行」時刻表
多度津 | 10:19発 |
善通寺 | 10:26着/10:26発 |
琴平 | 10:34着/10:48発 |
坪尻 | 11:28着/11:34発 |
大歩危 | 12:34着 |
上り便「しあわせの郷紀行」時刻表
大歩危 | 14:19発 |
小歩危 | 14:34着/14:38発 |
阿波川口 | 14:46着/15:01発 |
阿波池田 | 15:17着/15:25発 |
坪尻 | 15:46着/15:51発 |
琴平 | 16:31着/16:59発 |
善通寺 | 17:07着/17:13発 |
多度津 | 17:21着 |
「四国まんなか千年ものがたり」の時刻表(2025年3月15日以降)は上の表のとおりです。列車は各運転日に一日一往復の運行で、午前の下り便「そらの郷紀行」は、多度津駅を10:19に出発し、途中、善通寺、琴平、坪尻などに停車して大歩危駅に12:34に到着します。午後の上り便「しあわせの郷紀行」は、大歩危駅を14:19に出発し、途中、小歩危、阿波川口、阿波池田、讃岐財田、琴平、善通寺などに停車して多度津駅に17:21に到着します。
途中駅で10分以上の長時間停車をするのは、下り便「そらの郷紀行」では、琴平駅で14分停車、上り便「しあわせの郷紀行」では、阿波川口駅で15分停車と琴平駅で28分停車です。「しあわせの郷紀行」では、阿波川口駅停車中に狸たちのお出迎えや記念写真撮影、そして地元の物産販売などの催しがあります。また、車内での食事を予約した人に限定ですが、「そらの郷紀行」では、琴平駅停車中に、駅構内にある専用待合室でウェルカムサービス(スープなどの提供)があり、「しあわせの郷紀行」では、琴平駅停車中に専用待合室でフェアウェルサービス(アイスクリームなどの提供)があります。
運行ダイヤは季節や特別なイベントにより変更されることがありますので、事前にJR四国の公式サイトや駅の案内で最新の情報を確認することをおすすめします。また、人気列車であり運行日も限られているため、早めの予約が必要です。
座席表とおすすめ座席

「四国まんなか千年ものがたり」の座席は、2人掛けテーブル席や4人掛けテーブル席、カウンター席、ベンチソファー席など多様なタイプが用意されています。「四国まんなか千年ものがたり」の座席表は上の図に示す通りです。大歩危側1号車と多度津側3号車は、大歩危方面に向かって左側に4人掛けテーブル席、右側に2人掛けテーブル席が並び、左右両側に3席ずつのカウンター席が配置されています。まん中の2号車は、大歩危方面に向かって左側を向いたベンチソファー席が一列に並んでいます。ベンチソファー席は4人・4人・3人と3つのブロックに分かれています。
おすすめの座席ですが、吉野川沿いの渓谷は列車の右に左に変化するので、車窓を楽しむという観点からは、列車の右側か左側かのどちらかが特に有利というわけではありません。そこで、おすすめの座席としては、人数に合わせて選ぶことがポイントになります。例えば、2人での利用なら2人掛けテーブル席かカウンター席、3人以上のグループでの利用なら4人掛けテーブル席かベンチソファー席がおすすめです。一人旅の場合は、やはりカウンター席が気兼ねなくすごせるのでおすすめです。
ただし、「四国まんなか千年ものがたり」は人気列車であるため、予約受付が開始される乗車日一ヶ月前の午前10時にあわせて予約をしたとしても、確実に希望する座席で予約をとれるかどうかはわかりません。予約はできるだけ早めにするとともに、100%希望通りでなかったとしても、どこまでなら妥協できるかを決めたうえで、予約するようにしましょう。
食事の楽しみ方
「四国まんなか千年ものがたり」では、別途予約・別途料金が必要ですが、高級レストラン監修の地元の食材を活かした食事を車内で楽しむことができます。下り便「そらの郷紀行」と上り便「しあわせの郷紀行」とで、それぞれ異なるメニューが提供されており、どちらも当日の注文はできず、事前予約が必要です。例えば、「そらの郷紀行」では、さぬきこだわり食材の洋風料理が楽しめますし、「しあわせの郷紀行」では、おとなの遊山箱という和風の料理が提供されます。
食事は見た目にも美しく、地元の特産品をふんだんに使用しているため、四国の味覚を堪能することができます。また、食後にはコーヒーとお菓子なども提供され、旅の締めくくりにぴったりです。なお、食事の予約は、乗車日の一ヶ月から4日前までに予約・購入を済ませておく必要があります(予約方法は後述します)。また、事前予約による食事および車内販売による飲食類以外は、お水やお茶を除いて一切持ち込み禁止です。「四国まんなか千年ものがたり」では、自分で準備したお弁当その他の飲食類などを持ち込めないのでご注意ください。
車内販売のメニュー

「四国まんなか千年ものがたり」の車内では、さまざまなドリンク、スイーツ、おつまみ、お土産、記念グッズなどが販売されています。例えば、ビールやレモンサワー、ワイン、ウイスキー、地酒などのアルコール類が豊富に揃っています。また、ノンアルコールの飲み物も充実しており、コーヒーや紅茶、緑茶、ジュースなどが楽しめます。軽食としては、徳島で有名なフィッシュカツを使ったバーガーやアヒージョ、ケーキなどが提供されています。オリジナルグッズも販売されており、キーホルダーやグラスなども購入できます。
車内販売のメニューは、公式サイトの「旅のしおり」(乗車時に配布されるものと同じ)で事前に確認することができるため、乗車前にチェックしておくと便利です。また、「四国まんなか千年ものがたり」乗車時の車内販売の利用方法は、「旅のしおり」を見て自分の座席からアテンダントさんに注文して品物を運んできてもらう方法となります。代金の支払いは、下車前にアテンダントさんが伝票を座席まで持ってきてくれるので、そのタイミングで座席にて支払いをします。
「四国まんなか千年ものがたり」 予約方法・乗車記紹介

次にここでは、「四国まんなか千年ものがたり」の予約方法の詳細と料金、食事の予約方法、パッケージツアーの利用方法と、筆者による乗車記の紹介を行い、特に「四国まんなか千年ものがたり」の予約方法を理解して、乗車することでどのような体験ができるのかのイメージをつけることができるように説明を進めます。
予約方法の詳細と料金
「四国まんなか千年ものがたり」のグリーン車指定席特急券の予約方法は、全国駅のみどりの窓口にて自分で直接予約するか、または主な旅行会社を通じて予約するかのいずれかとなります。「四国まんなか千年ものがたり」は、JR西日本の「e5489」やJR東日本の「えきねっと」などのインターネットによる予約サービスでは予約できないので注意が必要です。予約は乗車日の一ヶ月前の午前10時から開始されます。「四国まんなか千年ものがたり」は人気列車であるため、確実に乗車するためには予約開始のタイミングを狙って予約を行うことが肝心です。
おすすめは、JR四国ツアーが提供する「駅長推薦 あじな散歩道 四国まんなか千年ものがたりきっぷ」という「四国まんなか千年ものがたり」に片道乗車する日帰りツアーを利用して予約する方法です。ツアーとはいえ、「四国まんなか千年ものがたり」の乗車と食事、四国内の出発地と「四国まんなか千年ものがたり」の乗車駅・下車駅までのJR四国による移動がセットになったもので、余計な宿泊や観光などは一切含まれないシンプルなものであり、値段も自分で直接手配するのとそれほどかわりません。
「駅長推薦 あじな散歩道 四国まんなか千年ものがたりきっぷ」のいいところは、予約・購入がすべてネット上で完結するので便利であるという点、発券されたきっぷは簡易書留で自宅に届けてくれる点、そして、予約開始である乗車日の一ヶ月前よりもずっと手前から予約申し込みができるという点です。なお、乗車日の一ヶ月前よりもずっと手前から予約申し込みを受け付けておき、乗車日の一ヶ月前の午前10時のタイミングでJR四国ツアーの担当の方が実際に予約を入れて確定するという仕組みです。筆者の感想にすぎませんが、予約を自分でやるよりも、JR四国ツアーの担当の方にお任せしておいたほうが確実なように思います。
「四国まんなか千年ものがたり」に乗車するための料金についてです。「四国まんなか千年ものがたり」に乗車するためには、他のJR特急と同様に、乗車券とグリーン車指定席特急券の2枚が必要です。例えば、多度津~大歩危の区間で乗車する場合、乗車券は大人1,430円、グリーン車指定席特急券は大人2,900円で、合計大人4,330円となります。ツアー等は利用せず、乗車券とグリーン車指定席特急券を自分で直接手配するとこの金額になります。なお、これまでは「四国グリーン紀行」や「バースデイきっぷ(グリーン車用)」などのグリーン車が利用可能なフリーきっぷを利用して、「四国まんなか千年ものがたり」に割安で乗車する方法がありましたが、2025年4月以降はこれらフリーきっぷがあっても、「四国まんなか千年ものがたり」に乗車するためには別途グリーン車指定席特急券が必要となるので、おいしい方法ではなくなりました。
食事の予約方法
「四国まんなか千年ものがたり」の車内でいただく食事の予約は、「四国まんなか千年ものがたり」のグリーン車指定席特急券を予約・購入完了後、JR四国のみどりの窓口、全国の主な旅行会社、JR四国旅の予約センター、JR四国ツアー(WEB申込)、tabiwa by WESTER(アプリ)で予約・購入します。おすすめは、tabiwa by WESTER です。アプリ上ですべて完結し、デジタルチケットで発券されるので便利です。「駅長推薦 あじな散歩道 四国まんなか千年ものがたりきっぷ」で予約している場合は、食事も含まれているため、食事の予約を別途する必要はありません。JR四国ツアーより、後日、乗車券やグリーン車指定席特急券といっしょに食事券も簡易書留で自宅に届きます。
食事の予約を自分で行う場合、予約期間は乗車日の一ヶ月前から4日前までとなっている点に注意が必要です。座席の予約とは違い、基本的に売り切れはありませんが、あまり後回しにして、うっかり予約し忘れることがないようにしてください。食事を予約する際に、「四国まんなか千年ものがたり」の号車番号と座席番号を伝えているので、乗車当日には、自分の座席のテーブルには食事用のセッティングがなされていますが、一応、車内でアテンダントに食事券を渡す、またはデジタルチケットを提示することで、予約していた食事が提供されるルールとなっています。
パッケージツアーの利用方法

「四国まんなか千年ものがたり」を予約する際には、JR四国ツアーの「駅長推薦 あじな散歩道 四国まんなか千年ものがたりきっぷ」という日帰りツアーを利用するのが便利だと説明しましたが、その他の旅行会社各社が企画する、「四国まんなか千年ものがたり」の乗車とホテルの宿泊や観光などをセットにしたパッケージツアーを利用するのも選択肢のひとつとして考えてみてもいいでしょう。
例えば、東京などの遠方から「四国まんなか千年ものがたり」に乗車しに行く場合、飛行機での往復や四国での宿泊などが必要になってくるでしょう。「四国まんなか千年ものがたり」に乗車するだけでなく、四国での観光などもする場合があるでしょう。これらを自分で手配するのは大変ですし、バラバラで手配すると結果的に割高になってしまうことがあります。パッケージツアーを利用すると、予約や手配の手間が省けて、トータルで見た場合、割安になる可能性が高いです。
「四国まんなか千年ものがたり」に乗車できるパッケージツアーは、いろいろな旅行会社から提供されていますが、筆者がおすすめなのは、鉄道ファンに寄り添った内容のパッケージツアーを多く提供しているクラブツーリズムです。下記ボタンからアクセスして、「キーワード検索」に「四国まんなか千年ものがたり」と入力して検索してみてください。ニーズにあったツアーが見つかるかもしれません。
パッケージツアーの利用がお得
乗車記の紹介
2025年に筆者は一人旅で「四国まんなか千年ものがたり」の下り便「そらの郷紀行」に多度津から大歩危まで乗車しましたので、そのときの乗車記を簡単にご紹介します。これから「四国まんなか千年ものがたり」に乗車してみようかと考えている人にとっては、この列車についてのイメージをより具体化することができ、検討するうえでの参考になるでしょう。
多度津駅から乗車
「四国まんなか千年ものがたり」の乗車前日に四国に入り、多度津駅前のビジネスホテルに宿泊しました。「四国まんなか千年ものがたり」は多度津10:19発ですが、30分ほど前に改札を入りホームに行って見ました。するとホームの向こうにある留置線に「四国まんなか千年ものがたり」が停車していました。どうやら列車は約1時間前の09:15頃に多度津駅に回送されてきたらしいです。そのあと、10時ちょうどくらいに列車は4番ホームに入線してきました。多度津駅では「四国まんなか千年ものがたり」の列車をじっくり見る時間があるので、列車の撮影チャンスだと思います。

早速、列車に乗り込みます。私の座席は1号車6Dで、4人掛けテーブル席の窓側、進行方向に向かった座席だったのでラッキーでした。一人旅でしたので、ほんとうはカウンター席がよかったのですが、予約をとるのも難しかったので贅沢は言えません。相席したのは、お父さんと小学生くらいのお嬢さんの親子連れお二人と、鉄道ファンらしい男の人でした。それぞれ好きなように旅を楽しむ感じで、お互い気兼ねなく過ごせたのでよかったです。
ちなみに、座席はリクライニングのない椅子が床に固定されたものですが、広くゆったりした椅子で座り心地は悪くなかったです。高級レストランのような広いテーブルは、窮屈することなく食事をとることができました。なお、座席の上方には荷物棚は無く、手荷物は椅子の下にある箱に入れるようになっていました。この箱は手提げカバン程度のサイズしか収納できないのがちょっと難点です。私の手荷物はリュックでしたが、座席の背後の床の上に置いていました。
琴平駅でウェルカムサービス
「四国まんなか千年ものがたり」の「そらの郷紀行」は、多度津駅を定刻10:19に出発し、途中、善通寺駅に停車した後、琴平駅に10:34に到着。琴平駅では10:48まで14分間の長時間停車となりました。琴平駅の構内には「四国まんなか千年ものがたり」専用の待合室が設けられており、この待合室では、「四国まんなか千年ものがたり」の車内での食事を予約していた人対象に、「ウェルカムサービス」として、かぼちゃのスープの提供がありました。

ただ、「ウェルカムサービス」とは言ってもサービスでいただくものではなく、食事の「おしながき」にしっかり記載されているので、食事コースの中の一品となっています。もちろん私は食事を予約していたので、スープをいただきました。なかなか美味しかったです。
スープをいただいた後、まだ少し時間があったので、跨線橋を渡って反対側のへ行き、そこから「四国まんなか千年ものがたり」を写真撮影しました。そして跨線橋の上の窓からも列車の写真を格好よくとれました。この琴平駅でも列車の写真撮影には、なかなか良いチャンスだと思いました。
車内で食事の提供が始まる

「四国まんなか千年ものがたり」が琴平駅を出発して間もなくの11:00頃より食事の提供が始まりました。まず飲み物が来た後、メインディッシュとなる大きな重箱タイプの食器に入った洋風のお料理がやってきました。金刀比羅宮が運営する「神椿(かみつばき)」の調理長が監修した「さぬきこだわり食材の洋風料理」です。厳選した香川県の地元食材を使ったお料理だそうです。たしかに上品でしかも文句なしに美味しかったです。食事が5,600円と結構なお値段なので迷いましたが、実際そのお値段以上の価値はあるかもしれません。食事を頼んでおいて正解だったと思います。
坪尻駅ではスイッチバック体験
どんどん箸が進みメインディッシュも20分足らずで完食。一方、車窓は深い山間になってきました。いよいよ「四国まんなか千年ものがたり」でのハイライトのひとつ坪尻駅でのスイッチバック体験です。坪尻駅は徳島県と香川県の県境猪ノ鼻峠付近にある秘境駅で、勾配がきついためスイッチバック駅になっています。

「これからスイッチバックを行います」という車内アナウンスのあと、まず列車はゆっくりと坪尻駅の前を通過して、その先で停車。運転手さんがご挨拶しながら客室を通り反対側の運転席へ移動。その後、列車はゆっくりと反対方向へバックして、坪尻駅のホームに停車しました。列車のスイッチバックは何度か経験していますが、運転手さんが客室でご挨拶されるというのは初めての体験でした。
坪尻駅では、11:28から11:41までの13分間停車。ここは無人の駅舎を出ても何もない山の中という超秘境駅。あまり見るものはなかったし、列車の撮影にも適していない駅でしたが、普段なかなかできない体験ができたように思います。
阿波池田駅で「つたはーん」がお出迎え
坪尻駅を出発した後、一口サイズのハヤシライスが食事の締めで出されました。そうこうしているうちに「四国まんなか千年ものがたり」は吉野川の見える平地に出てきました。ここから車窓は吉野川沿いの風景に変わります。列車は定刻の12:00に阿波池田駅に到着。この阿波池田駅では12:10まで10分間停車しました。なお、2025年3月15日のダイヤ改正以降は、下り便「そらの郷紀行」の阿波池田駅での停車時間は1分間に短縮され、残念ながらドア扱いも無くなります。

阿波池田駅のホームでは、阿波池田のまちおこしキャラクター「つたはーん」がお出迎えしてくれました。昔、池田高校野球部を率いて高校野球全国制覇を成し遂げた名物監督の故・蔦文也監督をモチーフに、蔦監督の愛称「つたはん」にちなんで「つたはーん」と命名されたキャラクターだそうです。このキャラクターのことは全く知りませんでしたが、楽しい雰囲気でよかったです。
吉野川渓谷の絶景を堪能
阿波池田駅を出発した後、車内販売が終了し、伝票が各座席に届けられました。このあとアテンダントさんが各座席をまわって、飲み物やグッズなどの代金の支払いとなりました。また、食事のコース最後のお茶(私はコーヒー)とお菓子が出されました。車窓は吉野川渓谷の絶景となり、ここからが旅のクライマックスです。

絶景が見える方向は、列車の右になったり左になったりと、ときどき移り変わるので、どちら側の座席が有利というわけではありませんでした。私は席を立って、車内を右に左に移動したり、1号車先頭部分から前面展望も楽しんだりしました。
終着の大歩危駅に到着

阿波池田を出て30分ほど絶景が連続したあと、定刻12:47に大歩危駅に到着しました。所要時間2時間半弱ありましたが、あっという間のような印象でした。なお、「四国まんなか千年ものがたり」は大歩危駅で折り返しまで2時間弱停車しているので、列車の撮影はゆっくりできます。大歩危駅は構内踏切がありますので、この構内踏切のところから列車を撮影すると格好よく写真がうつせます。大歩危駅も列車の撮影には適した駅となります。
まとめ:「四国まんなか千年ものがたり」予約方法とおすすめ座席・乗車記紹介
本記事の内容をまとめると次のとおりです。
- 「四国まんなか千年ものがたり」は徳島県の大歩危駅から香川県の琴平駅、多度津駅を結ぶ観光列車である
- 四国の美しい自然景観や地元の食材を活かした食事が楽しめる
- 車内は高級レストランさながらの内装が施されている
- 午前の下り便「そらの郷紀行」と午後の上り便「しあわせの郷紀行」の往復2便がある
- 午前の下り便「そらの郷紀行」は多度津駅から大歩危駅まで運行される
- 午後の上り便「しあわせの郷紀行」は大歩危駅から多度津駅まで運行される
- 運転日は主に週末や連休を中心に設定され、その前後の平日にも設定される場合がある
- 座席は2人掛けテーブル席や4人掛けテーブル席、カウンター席、ベンチソファー席など多様なタイプがある
- 窓側のカウンター席は一人旅にも最適である
- 地元の食材を活かした豪華な食事は事前予約が必要である
- 車内販売ではドリンクやスイーツ、おつまみ、記念グッズなどが販売されている
- 「四国まんなか千年ものがたり」の予約は駅のみどりの窓口やJR四国ツアーの日帰りツアーで行うことができる
- 「四国まんなか千年ものがたり」の予約は乗車日一ヶ月前の朝10時から開始される
- 料金は、乗車券とグリーン車指定席特急券の合計金額が必要となる
- パッケージツアーを利用することで、「四国まんなか千年ものがたり」のきっぷの手配やホテル、観光などの予約が一度に完了する
- 乗車記を読むことで、「四国まんなか千年ものがたり」の具体的イメージを得ることができる
「四国まんなか千年ものがたり」に乗車できるパッケージツアーを利用すると便利でお得な場合があります。筆者がおすすめなのはクラブツーリズムです。下記ボタンからアクセスして、「キーワード検索」に「四国まんなか千年ものがたり」と入力して検索してみてください。ニーズにあったツアーが見つかるかもしれません。
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