泰緬鉄道の名所「クウェー川鉄橋」や「アルヒル桟道橋」をバンコクから日帰りで観光する方法

2024年5月6日鉄道旅行タイ,日本統治時代,戦跡

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「泰緬鉄道(たいめんてつどう)」とは、タイの首都バンコクの西約130kmにあり、現在タイ国鉄の南本線ナムトック支線として運行されている区間を言います。その起源は太平洋戦争中に旧日本陸軍によって建設されたタイとビルマ(ミャンマー)を結ぶ鉄道で、ジャングル奥地の難所を通る鉄道景観や、映画「戦場にかける橋」で紹介され世界的に有名となった「クウェー川鉄橋」など、見所が多く、観光客にも人気の路線となっています。

今回は、泰緬鉄道の名所「クウェー川鉄橋」や「アルヒル桟道橋」をバンコクから日帰りで観光する方法についてご紹介してみます。

バンコクから泰緬鉄道までの移動手段について

バンコクから泰緬鉄道の始点「カンチャナブリ(Kanchanaburi)駅」及び終点「ナムトック(Namtok)駅」までは鉄道が、またバンコクからカンチャナブリまではバス(大型バスまたはロットゥーというミニバン)もあります。鉄道は、片道につき毎日2便しかないというのが最大の欠点。しかし、泰緬鉄道の名所となる部分では鉄道の利用は必須ということもあり、鉄道とバスをうまく組み合わせた利用がおすすめとなります。

パターン1「泰緬鉄道区間のみ鉄道利用」

まず、泰緬鉄道区間のみ鉄道利用する方法です。バンコク~カンチャナブリ間をバスで往復する方法ですが、これが時間的に最も効率が良くおすすめできます。

バンコク側のバス乗り場は、下の地図にある「バンコク南バスターミナル」となります。バンコクの中心部分のアソークあたりからなら511番バスで1時間ちょっと(約20バーツ)と、やや不便な位置にあります。タクシーなら30分くらいだと思いますが、300バーツほどかかってしまうと思います。

このバスターミナルからは、カンチャナブリ行きの大型バスだけでなくロットゥー(ミニバン)も出ています。大型バスのチケットはバスターミナルの2階で購入します。カンチャナブリまで110バーツでした。20分間隔で出ているようで結構便利です。

ロットゥーのほうは、1階の駐車場に面したところにチケットブースが並んでおり、そこでカンチャナブリ行きのチケットを購入することになります。値段は100バーツで、大型バスより少し安くなっています。ロットゥーも大型バスも、どちらもエアコンが効いていて快適です。

なお、乗車時間は、大型バスもロットゥーも約2時間となります。大型バスもロットゥーも、いずれも下の地図にあるカンチャナブリバスターミナルに到着します。大型バスやロットゥーでバンコクへ戻る場合も、このカンチャナブリバスターミナルでチケットを購入して乗車することになります。

カンチャナブリバスターミナルからは、泰緬鉄道の駅である「カンチャナブリ(Kanchanaburi)駅」または、その次の「クウェー川鉄橋(River Kwai Bridge)駅」のどちらかに向かいます。移動手段は、ソンテウ(小型トラックの荷台を改造したバス)が一番安いようですが、希望する目的地へ向かうかどうか、どこで降りればいいかを聞かないといけないので、ちょっと難易度が高いかもしれません。モーターサイ(オートバイの二人乗り)か、サイドカータクシー(トゥクトゥクの簡易版のような乗り物)を利用するのがおすすめです。ちなみに、ソンテウは20バーツ均一、モーターサイとサイドカータクシーは、カンチャナブリバスターミナルからクウェー川鉄橋駅までは100バーツ前後、カンチャナブリ駅ならその半額くらいです。

帰りもカンチャナブリ駅またはクウェー川鉄橋駅のどちらかからカンチャナブリバスターミナルに戻ることになります。ちなみに、クウェー川鉄橋駅では、最大の見どころの1つであるクウェー川鉄橋の見物のほか、近くにあるJEATH戦争博物館の見学など、必ず立ち寄る必要があります。

カンチャナブリ駅もまた、近くにある国連軍共同墓地など見るべきポイントがあります。そうすると、行きと帰りで、カンチャナブリ駅とクウェー川鉄橋駅とを一回ずつ利用するのがおすすめです。

ところで、カンチャナブリ駅からカンチャナブリバスターミナルまでは2km弱で歩いても20分ですから、駅前でモーターサイやサイドカータクシーがなかなかつかまらない場合には、そのまま歩いて行くことも可能です。とすると、行きはカンチャナブリバスターミナルからクウェー川鉄橋駅へ、帰りはカンチャナブリ駅からカンチャナブリバスターミナルへ移動するのが最もおすすめできると思います。

次に、クウェー川鉄橋駅から列車で約1時間移動し、アルヒル桟道橋のある「タム・クラセー(Tham Krasae)駅」で下車します(カンチャナブリ駅から乗ってもOK)。運賃は、クウェー川鉄橋駅、カンチャナブリ駅、どちらから乗っても100バーツです。ちなみに、クウェー川鉄橋駅からタム・クラセー駅へ行く列車は1日3便しかなく、バンコクからの日帰りで利用する場合は、クウェー川鉄橋駅AM11:08発(カンチャナブリ駅AM11:01発)の便一択となります。つまり、この時間までにかなり余裕をもって駅に到着しておき、切符を買って、駅での観光を済ませたうえで、この列車に乗れるように予定を組まなければなりません。

列車に乗ってタム・クラセー駅で下車します(12:14着)。タム・クラセー駅の手前300mほどの区間がアルヒル桟道橋といわれる見どころです。帰りの列車は、タム・クラセー駅をPM13:38発なので、あらかじめ切符を購入しておき、アルヒル桟道橋を見物しましょう。近くにバイキング形式のレストランもあるようなので、ここで昼食をとってもいいと思います。

以上のとおり「パターン1」でいくと、バンコクのホテルAM6:00発-(路線バス20バーツ)-(ロットゥー100バーツ)-(モーターサイ100バーツ)-クウェー川鉄橋AM10:00着+観光-クウェー川鉄橋駅AM11:08発―(列車100バーツ)-タム・クラセー駅12:14着+観光―タム・クラセー駅PM13:38発―(列車100バーツ)-カンチャナブリ駅PMAM15:48着+観光-(モーターサイ50バーツ)-(ロットゥー100バーツ)-(路線バス20バーツ)-バンコクのホテルPM21:00着といったスケジュールとなり、交通費は計590バーツ(約2,000円)といった感じとなります。

パターン2「バンコク~泰緬鉄道の片道を鉄道利用」

上記のパターン1のうち、タム・クラセー駅までの旅程をバンコクから鉄道利用する、またはタム・クラセー駅からバンコクまでの旅程を鉄道利用する方法です。もっと鉄道に乗ってみたいという方にはおすすめです。バンコク側の鉄道駅は、下の地図にある「トンブリー(Thonburi)駅」です。

トンブリー駅もあまりアクセスの良い場所にはありませんが、アソークあたりからなら、アソーク駅からBTSスクムビット線でサイアム駅、BTSシーロム線に乗り換えてサパーン・タクシン駅で下車、そこからチャオプラヤーエクスプレスに乗り「Thonburi Railway Station Pier」で下船、ここから徒歩10分でトンブリー駅。BTSが44バーツ、チャオプラヤーエクスプレス15バーツであわせて約60バーツ、所要時間は約1時間です。

タム・クラセー駅までの行きの旅程をバンコクから鉄道利用する場合は、ホテルをAM6:30頃に出て、トンブリー駅AM7:45発の列車に乗ります。そのままタム・クラセー駅まで乗って12:14に到着(運賃は均一料金なので100バーツ)。その後は、タム・クラセー駅PM13:38発―(列車100バーツ)-クウェー川鉄橋駅PMAM15:41着+観光-(モーターサイ100バーツ)-(ロットゥー100バーツ)-(路線バス20バーツ)-バンコクのホテルPM21:00着といったスケジュールとなり、交通費は計490バーツ(約1,700円)といった感じとなります。

逆に、タム・クラセー駅からバンコクまで帰りの旅程を鉄道利用する場合は、バンコクのホテルAM6:00発-(路線バス20バーツ)-(ロットゥー100バーツ)-(モーターサイ100バーツ)-クウェー川鉄橋AM10:00着+観光-クウェー川鉄橋駅AM11:08発―(列車100バーツ)-タム・クラセー駅12:14着+観光―タム・クラセー駅PM13:38発―(列車100バーツ)-トンブリー駅PMAM18:10着-(チャオプラヤーエクスプレス+BTS 60バーツ)-バンコクのホテルPM19:30着といったスケジュールとなり、交通費は計490バーツ(約1,700円)といった感じとなります。

なお、このパターン2では、カンチャナブリ駅周辺での観光が省かれていますので、その分、全行程の所要時間が短縮されています。しかし、エアコンの効いた柔らかいシートのロットゥーや大型バスとは違い、列車はエアコンが無くシートも硬いので、約4時間半の乗車には覚悟が必要です。

パターン3「バンコク~泰緬鉄道の往復とも鉄道利用」

あまりおすすめではありませんが、上記のパターン2のうち、行きのタム・クラセー駅までの旅程をバンコクから鉄道利用するとともに、帰りのタム・クラセー駅からバンコクまでの旅程も鉄道利用する方法です。鉄道に乗りつくしたいという方にはいいかもしれませんが、カンチャナブリ駅周辺での観光及びクウェー川鉄橋周辺での観光がなくなります。クウェー川鉄橋を車窓からだけの見物となってしまう点は注意が必要です。

「パターン3」では、バンコクのホテルAM6:30発-(チャオプラヤーエクスプレス+BTS 60バーツ)-トンブリー駅AM7:45発―(列車100バーツ)-タム・クラセー駅12:14着+観光―タム・クラセー駅PM13:38発―(列車100バーツ)-トンブリー駅PMAM18:10着-(チャオプラヤーエクスプレス+BTS 60バーツ)-バンコクのホテルPM19:30着といったスケジュールとなり、交通費は計320バーツ(約1,200円)といった感じとなります。

参考例:ツアーの利用

金額は多少かかりますが、日帰りツアーを利用するのも一つの選択肢かもしれません。1人2,200バーツ(約8,600円)あたりからと、上でご紹介したパターンに比べて4~6倍とかなり高くはなりますが、クウェー川鉄橋駅からタム・クラセー駅までの鉄道乗車が含まれているのはもちろん、ホテルへの送迎、昼食込み、ナコンパトム寺院などの観光もプラスされており、かなり便利でお得かもしれません。

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カンチャナブリ観光ツアー

「クウェー川鉄橋」と「アルヒル桟道橋」をご紹介

最後に、クウェー川鉄橋とアルヒル桟道橋の様子を少しご紹介してみたいと思います。どちらも列車に乗って通過することもできますし、線路に降りて歩いて見学することも可能となっています。

まずはクウェー川鉄橋ですが、この鉄橋はとても美しい形をしています。まずは、少し離れたところから眺めてみましょう。

そのあとは、橋を渡って向こう岸まで歩いてみます。列車は1日3本なので、線路上を歩いても危険はありません。

下は、クウェー川鉄橋駅から列車に乗って橋を渡るシーンの動画です。なかなか迫力がありますよね。

アルヒル桟道橋のほうは車窓からの眺めが最高です。その300mの区間にさしかかると列車の速度が時速5kmほどまで減速され、バランスを保ちながらトコトコと動きます。スリル満点です。下はそのシーンの動画です。

まとめ

いかがでしたでしょうか?泰緬鉄道の名所「クウェー川鉄橋」と「アルヒル桟道橋」は一見の価値ありです。バンコクから日帰りでも十分観光できますので、バンコク旅行に行かれる際には是非ご検討してみてください。

Have a nice trip!

Posted by mikeneko