【北海道観光】JR釧網本線「北浜駅」、海岸の流氷やトウフツ湖の白鳥に出会う

2019年3月16日

JR釧網本線の網走駅~知床斜里駅の間を1日2往復する観光列車「流氷物語号」が、今年(2019年)も2月2日(土)~3月3日(日)の約1カ月間運行されました。

オホーツク海沿岸を走るこの区間では、海岸に接岸した流氷を車窓から見物できるということで大変人気があります。

実は今回、「流氷物語号」の運行終了後となってしまい、網走駅~北浜駅の間を通常の普通列車で往復してみました。通常の列車との違いは、ラッピングがされているかどうか、だけなので、「流氷物語号」と同じ雰囲気は十分味わえたのではないかと思います。あと、北浜駅での見どころなどを、少し紹介してみようと思います。

網走駅で釧路行き普通列車に乗車

釧網本線のターミナル駅である網走駅は、女満別空港からバスでちょうど30分(910円)と非常に便利のよいところにあります。

駅舎前の階段を下りた門柱には「網走駅」と縦書きで書かれた大きな木の看板があります。なぜ縦書きなのかと言うと、網走刑務所から出所してくる人が二度と「横道」に反れないようにという願いからなのだそうです。面白いですね。

網走駅には待合室があり、その片隅に「キッチンモリヤ」という駅弁屋さんがあります。「かにめし弁当」(900円)が名物です。

私は、網走駅15:10発の釧路行き普通列車に乗車しました。改札は発車の約20分前に開始、プラットホームにはすでに列車が入線していました。

私が乗車したのは小さな1両編成のワンマン列車。早めに乗り込み、すぐに座席を確保しました。平日にもかかわらず、続々と乗客が乗り込み、発車5分前くらいには満席となりました。

進行方向に向かって左側に海岸が見えますので、できれば座席は左側の窓際を確保しましょう。実は私は、よく考えずに右側を確保してしまいました。皆さんは、失敗しないように、お気をつけください。

海岸線を眺めつつ網走駅から北浜駅へ

網走駅から北浜駅までは、4駅で所要時間17分という、あっという間の旅でした。網走駅の次の桂台駅を過ぎ、その次の鱒浦駅に行く途中あたりから海岸線に沿って走りますので、とてもいい眺めです。

ちょうど桂台駅と鱒浦駅との中間あたりで、海岸に接岸する流氷が見えました。ただ、海岸とは反対側の席に座ってしまったことと、桂台駅から高校生が大勢乗車して来て車内が超満員になっていたこととにより、写真が撮れなかったことが残念です(帰りも同様に海側の席に座れず、写真を撮れませんでした。残念)。

そうこうしつつ、北浜駅まであと1駅となりました。ワンマン列車であることから、運転席側の扉からしか乗降できません。超満員の列車の中をあらかじめ移動して、無事に北浜駅で下車しました。

北浜駅の見どころ

「海の見える駅」である北浜駅は、その名のとおり、北の果ての海岸沿いにポツンと建っている小さな無人駅です。

そんな情緒ある駅であるからか、中国映画のロケ地にもなっているそうで、中国からの観光客も少なくありませんでした。

まずは、プラットホームに建てられたやぐら「北浜駅展望台」に登ってみましょう。

眼前に広がるオホーツク海とどこまでも続く海岸線が一望できます。海に流氷はありませんでしたが、なかなかの絶景でした。

残念ながら当日の天気は曇りだったので見ることができませんでしたが、海に向かって右手方向に、晴れた日には遠く知床連山が一望できるようです。

 

北浜駅にやって来る列車も、この「北浜駅展望台」の上からいい感じで撮影できました。

駅舎の中には「停車場」という小さな喫茶店が併設されています。

 

店内はアンチークな感じに装飾。窓側の席は列車のボックスシートを模した作りになっており、網棚(実際に使用はできない)もあって本格的でした。旅情を感じさせるお店です。

 

たぶん「停車場」で飼っている猫だと思いますが、駅にはちょっと太めの白い猫が住んでいます。駅舎のまわりを探してみると出会えるかもしれませんよ。

北浜駅を出て散策、海岸やトウフツ湖(濤沸湖)へ

まずは海岸に出てみます。北浜駅を出ると目の前に国道244号線がありますので、左手方向に歩きます。そのまま300mほど歩くとセイコーマートがあり、その手前を左に入るとすぐに線路を渡る踏切が見えます。この踏切を渡ると砂浜の海岸に出ることができます。

私が行ったときは海に流氷は来ていなかったのですが、少し前に接岸し砂浜に打ち上げられた流氷の残骸が、所々にまだ残っていました。触ったり、味見したりと、多少は流氷の雰囲気を味わえたように思います。

 

続いてトウフツ湖(濤沸湖)に行ってみます。海岸から再び踏切を渡って国道244号線に出て、更に左手方向に400mほど進みます。すると道が二股に分かれていますので、右側の道を進みます。

この道を更に200mほど進むとトウフツ湖に出ます。湖畔は「白鳥公園」となっています。

白鳥公園からはトウフツ湖が観察できます。私が行ったときは、湖面が凍ってないにところで泳いでいるオオハクチョウを見ることができました。

 

白鳥を観察したあとは、白鳥公園内にある「濤沸湖水鳥・湿地センター」(入場無料)で展示などを見て北浜駅に戻りました。この施設でトイレが使えますので便利でした。

まとめ

行きは北浜駅15:27着の列車で来て、帰りは北浜駅17:00発の列車で網走駅に戻りました。北浜での滞在時間は約1時間半でしたが、北浜駅展望台での見物、海岸での散策、トウフツ湖での白鳥観察、そして駅に戻って喫茶店「停車場」でコーヒーを飲む、というスケジュールで時間的にはちょうどぴったりでした。

ここでの観光の目的は、北浜駅展望台から流氷や知床連山を眺めることが一番だと思います(ロケ地の探訪は別として)。その点では、今回は空振りだったかもしれません。しかし、情緒ある駅舎と喫茶店、味のあるローカル列車などの体験は、それなりに満足度は高いものでした。季節を問わず、訪ねて行って損はないと思います。

網走での観光については、こちらの記事もどうぞ

→ 【北海道観光】流氷観光砕氷船「おーろら」、流氷の中の航行は神秘体験

→ 【北海道観光】網走でお勧めの観光スポット「網走刑務所」は2ヶ所ある?

 

Have a nice trip!