「網走流氷観光砕氷船おーろら号」の予約方法と流氷遭遇率アップの秘訣

2023年12月16日

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流氷観光砕氷船おーろら号

北海道網走の冬の風物詩、流氷の幻想的な世界を間近に体験できる「網走流氷観光砕氷船おーろら号」が人気です。ただし、おーろら号を予約して乗船するとともに、実際に海に出て流氷に遭遇できるかというと、そう簡単な話ではありません。

そこで本記事では、おーろら号を最大限に楽しむための予約方法と、流氷に遭遇できる確率を上げるための秘訣などについて、私の体験も交えて紹介いたします。

詳細は以下の記事本文をご覧いただければと思いますが、結論から言うと、最もお手軽で無難なのはツアーに参加することです。各旅行会社からは、おーろら号に乗船する流氷観光が組み込まれたツアーが提供されています。

各旅行会社のツアーに参加する人はこちら
⇒ 読売旅行、 クラブツーリズム、 日本旅行
*サイト内にてフリーワード「流氷」等で検索

網走流氷観光砕氷船おーろら号の予約方法

おーろら

おーろら号の予約は、各旅行会社が提供するツアーとして予約できるほか、インターネット、電話、あるいは現地のチケットカウンターにて、自分で直接予約することも可能です。各方法には異なるメリット・デメリットがあるため、ご自身に適した方法を選択することが重要です。以下、それぞれについて説明します。

おーろら号に乗船できる旅行会社のツアーを予約

かもめと流氷

各旅行会社からは、おーろら号に乗船する流氷観光が組み込まれた冬の北海道ツアーが提供されています。これらツアーでは、おーろら号の乗船だけでなく、出発地から北海道までのフライト往復、北海道内でのツアー専用バス等を使った移動・観光、そして宿泊するホテルなどの手配がセットになっています。

おーろら号にツアーを利用して乗船する場合のメリットは以下のとおりです。

★ツアー利用の5つのメリット

① 流氷遭遇率が高くなる2月中旬での予約が取りやすい。つまり、流氷に遭遇できる可能性が高いと言える。
② フライト往復、北海道内での移動、ホテルの手配等を旅行会社がまとめてやってくれるのでお手軽。
③ フライト往復、北海道内での移動、ホテルの手配等をバラバラで手配するより、トータルでの費用は割安になることが多いのでお得。
④ 北海道内では空港からツアー専用バスで移動し観光もするので、寒い冬に重い荷物をかかえて鉄道やバスに乗り換えることがないので快適。(特に家族連れには便利)
⑤ 悪天候や交通障害などの急なアクシデントにも柔軟に対応してもらえるので安心。

以上に述べたメリットから、最もお手軽で無難なのは、各旅行会社から提供されているツアーに参加し、おーろら号に乗船して流氷観光をする方法であると言えます。

各旅行会社のツアーに参加する人はこちら
⇒ 読売旅行、 クラブツーリズム、 日本旅行
*サイト内にてフリーワード「流氷」等で検索

 

なお、以下のような場合はツアー利用がおすすめでないかもしれません。このような場合、おーろら号の予約は、後述するように自分で直接行うことになります。

★ツアー利用がおすすめでない場合

おーろら号に何度も乗船して流氷遭遇率を上げたいため、おーろら号を一日に複数回予約する、あるいは2日以上連続で予約する場合。
ツアーの日程、観光スポットやホテルなどが、どうしても自分の好みや都合にあっていない場合。

おーろら号を自分で直接予約

おーろら号のりば

旅行会社が提供するツアーを利用しない場合は、おーろら号を自分で直接予約することになります。この場合、おーろら号の予約方法は、公式サイトからのインターネット予約、電話予約(TEL:0152-43-6000/受付時間9:00~17:00)、あるいは現地のチケットカウンターの3通りになります。おすすめはPCやスマホで24時間いつでも予約可能なインターネット予約です。

公式サイトのインターネット予約

インターネット予約は公式サイトより行います。まず「ご予約」のページにアクセスします。ページの中ほどにある「新規ご予約の方はこちら」をクリックします。

するとカレンダーが表示されますので、各日付で「〇」または「△」の表示があるところは予約可能なので、希望する日付のところをクリックします。

ページが切り替わり、その日付で運行予定の便(9:00発、11:00発、13:00発、15:00発など)が表示され、それぞれの便の「空席状況」も表示されます。空席状況が「〇」または「△」の表示がある便は予約可能です。

予約可能な便の右端にある「予約」ボタンを押すと、利用人数や連絡先などを入力するページになるので、必要事項を入力し、ページ下の「利用規約に同意する」にチェックを入れて「入力内容の確認」をクリック。ページが切り替わり内容を確認して予約完了です。

予約が完了すると連絡先で入力したメールアドレスに控えが届きます。当日は出航20分前までに、網走流氷観光氷砕氷船おーろら乗船場(道の駅「流氷街道網走」内)のチケットカウンターで控えメールを提示して代金を支払いチケットを発券します。支払いは現金のみです。クレジットカードなどは使用できないので注意が必要です。

VELTRAから予約するとお得

おーろら号の直接予約は、公式サイトだけでなくVELTRAからも可能です。しかもキャンペーン中ならVELTRAから予約するほうが400円お得だったりもしますのでチェックしてみてください。

⇒ Veltra Top Page にアクセスして「おーろら号」で検索!

その他、往復のフライトやホテルの手配

ツアーには参加せず、おーろら号を自分で直接予約する場合、現地までの往復のフライトや現地で宿泊するホテルの手配も自分で行わなければなりません。

一般的には、フライト往復と宿泊するホテルの手配は、バラバラで予約するよりも、じゃらん.net、HIS、楽天トラベルなどから提供されているダイナミックパッケージ、つまり「航空券+宿泊」のセットで予約・購入するのがお得になる場合が多いです。じゃらん.netでは「JR列車+宿泊」のセット(ただし道内移動で設定可)も選ぶことができます。

ダイナミックパッケージの利用はこちら
⇒ じゃらんパックHIS楽天トラベル

 

「航空券+宿泊」のセットや「JR列車+宿泊」のセットを利用する場合、宿泊するホテルを予算とニーズにあった様々な候補から選ぶことができるとともに、交通手段であるフライトやJR列車も出発地やどの便にするかなども選択できるので便利です。

流氷遭遇率を上げるための秘訣

流氷の中を進む

オホーツク海に面する網走沿岸に流氷が訪れる時期は毎年一定しており、一般的に1月下旬から3月中旬までとなっています。特に、網走沖で流氷に遭遇する確率が高まるピークシーズンは2月中旬から下旬にかけてであり、この時期にはたくさんの観光客が流氷を求めて網走に訪れます。

秘訣その1:2月中旬から下旬に予約

従って、おーろら号での流氷遭遇率を上げるための秘訣その1は、網走沖で流氷に遭遇する確率が高まるピークシーズン2月中旬から下旬を狙って、おーろら号の予約をとるということになります。

もちろん、流氷遭遇率の高い時期だからこそ予約もすぐに一杯になりますので、自分で直接予約をとる場合には早期に予約しておく必要があります。

例えば、インターネット予約は前年の11月に開始するので、前年の10月中には旅行の計画を立てて、11月になったらすぐに予約できる準備をするのがおすすめです。

あるいは、おーろら号に乗船できる旅行会社のツアーに参加するのであれば、もう少し時間の余裕はあると思います。

秘訣その2:なるべく午前中の便を予約

流氷遭遇率は、特に朝方が高いとされます。これは、早朝の気温が最も低い時間帯に流氷が再凍結して固まり、分散しにくくなって一定の場所に留まりやすいためです。また、朝の航行では風が弱く、波が穏やかで船の安定性が高まり、航行しやすい状況にあり欠航にもなりにくいからです。

従って、おーろら号での流氷遭遇率を上げるための秘訣その2は、流氷遭遇率の比較的高いとされる午前便を狙って、おーろら号の予約をとるということになります。ツアー参加の場合は、おーろら号の便を自分では選べませんが、一般的には午前便に設定されていることが多いようです。

ただ注意すべきは、午後に比べて午前のほうが流氷に遭遇できる確率が高いということであり、午前便であれば必ず流氷に遭遇できるわけではありません。あくまで確率の話です。

逆に、網走沖から遠くはなれたところにあった流氷が、太陽の影響で気温が上昇して動き出し、午後になって網走沖にやってくるというケースもあります。

秘訣その3:時間帯や日をずらして複数予約

おーろら号での流氷遭遇率を上げるための秘訣その3は究極の方法です。時間帯や日をずらして、おーろら号の予約を複数とってしまう方法です。例えば、午前1便と午後1便の計2便を予約したり、1日目は午前1便と2日目も午前1便の計2便を予約するといった方法です。乗船する数を増やすのですから当然おーろら号での流氷遭遇率は乗船する数に比例して高くなります。

この秘訣その3の方法が流氷遭遇率を上げるには最も効果的な方法ではあります。もちろん、ツアー参加ではこの方法をとることは不可能なので自分で直接おーろら号を予約し、旅行全体のスケジュールやフライトとホテルの手配を自分でしなければなりません。

下手をすると流氷観光だけで他の観光は全くできない旅行となり、結果的に満足度の高い旅行でなくなる可能性もあるので慎重に検討してから実施するようにしましょう。

網走流氷観光砕氷船おーろら号の簡単な紹介

おーろら号が停泊

おーろら号は、網走港から網走沖のオホーツク海に出て流氷を観光できる450人乗りの大型観光砕氷船です。氷海中を航行できる特殊な砕氷機能を有しているため、流氷の中でも安全に航行し、流氷の景色を楽しむことができます。

おーろら号の船内は、1階客室、2階客室、3階展望デッキからなり、1階と2階の客室は暖房のきいた室内、3階展望デッキは屋外から流氷を鑑賞できるスペースとなっています。

トイレは1階と2階にそれぞれ配備、2階客室には飲み物やお菓子、限定グッズなどを販売する売店と、追加料金400円で前面展望が楽しめる特別客室(当日先着順)も設けられています。

上記おーろら号以外にも流氷観光で使用される観光船があります。2023年3月に運行開始した30人乗り(冬期定員)の小型船「おーろら3」です。おーろら3は砕氷機能をもたない観光船であるため、通常は4月~10月の知床観光で運用されていますが、流氷の量が少ないときなど、流氷の隙間をぬって航行できる場合には流氷観光でも運用される可能性があります。

おーろら号の乗船体験記

遠くに見えるおーろら号

私は2019年3月4日に網走流氷観光砕氷船おーろら号に乗船して流氷観光を行いました。網走沖では3月に入ると流氷遭遇確率がぐんと下がります。3月に流氷を見に行くなんて、どうなることかと直前まで不安でしたが、運よく流氷観光ができました。

おーろら号乗船ターミナルへのアクセス

おーろら号の乗船ターミナルは、網走駅から2kmほど離れた網走川河口付近にある道の駅「流氷街道網走」の中です。

道の駅「流氷街道網走」までは、網走駅から路線バスが運行されています(運賃200円)。

網走駅前のロータリーにあるバス停より、おーろら号各便の出発時間にあわせて、各出発時間の約30分前にバスが発車しています。バス停はすぐにわかりました。

網走駅から道の駅「流氷街道網走」までの所要時間は約10分です。公式サイトでは出航の20分前までには発券及びチェックインを済ませるようにと書かれていたので、ギリギリかなと焦っていましたが、バス到着後すぐにチケットカウンターへ並んで発券及びチェックインすれば十分間に合いました。実際は出航の10分前ぐらいまでに行けば余裕だったようです。

おーろら号への乗船と流氷見物

まず、道の駅「流氷街道網走」の1階にあるチケットカウンターで、公式サイトで事前にインターネット予約した旨と名前を告げ、料金3,300円(当時)を支払いました。メールは見せなくてもよかったようです。

すると乗船券を発券してくれます。パンフレットももらえます。チェックインの手続きは簡単に済みました。

そのあとは、乗船券をもってチケットカウンターの隣にある乗船口より、おーろら号に乗船します。

この時すでに、おーろら号は桟橋に停泊していました。思ったよりも大きく頑丈そうな船でした。

船内の客席は全て自由席なので早い者勝ちなのですが、迫力ある流氷を鑑賞するには、やはり室外の展望デッキがお勧めです。皆さん、展望デッキのいいポジションを確保しようと一目散でした。

最上階の展望デッキには温風ヒーターが設置された場所(煙突の横あたり)がありますので、その場所を確保できればベストです。私も温風ヒーターの近くに陣取りました。

おーろら号は定員450名の比較的大きな観光船ですが、展望デッキは屋上3階しかなく、船体の大きさに比べると意外に狭いです。そのため、出航時はかなりの混雑になりますので、早めに良い場所の確保をいたしましょう。

なお、追加料金400円を払うことで、2階客室にある「特別客室」という、進行方向前方の窓に面した、いい感じで流氷を見ることができる席に座ることもできます。私は利用しませんでしたが、利用している人も結構いるようでした。

屋外はマイナス10度くらいになる日もあり風も吹きますので、屋外はどうしても辛いという場合は特別客室を選ぶのもありかもしれません。追加料金なしの客室もありますが、流氷を楽しむことは難しそうでした。

今回は沖合3kmに流氷帯があるとのことで、港からしばらくは氷の無い普通の海を航行しました。

網走港の先端付近には帽子岩という独特な形をした岩があります。可愛いですね。

そして10分ほどの航行の後、流氷帯へ突入です。

あたり一面、氷が浮かんでいます。とても神秘的です。

鳥たちもたくさんいました。残念ながらアザラシは見られませんでした。

船が押し下げた氷がものすごい勢いで浮かんできます。かなり大きな氷の塊です。

展望デッキにいる人たちは、私も含めてみんな寒さを忘れて流氷に見入っています。皆さん写真を撮るのに忙しいです。船が揺れますのでカメラやスマホを海に落とさないように注意。

船の上にカモメがやってきました。みんな写真を撮りまくっているのに動かずにじっとしています。人に慣れているのでしょうか。

そうこうしているうちに約30分間の流氷帯での航行を終え、帰路につきます。

流氷帯から出ると見物するものも無いので、皆さん暖房のきいた客室にどっと入ってきて、今度は客室が大混雑。

船室の片隅にはクリオネが展示されていました。流氷の海からとれたのでしょうか?

おーろら号での流氷観光は、忘れられない感動の1時間となりました。

まとめ

冬の網走で一度は体験したい網走流氷観光砕氷船おーろら号。予約はインターネットや電話などで自分でも行うことができますが、最もお手軽で無難なのは各旅行会社から提供されているツアーに参加することです。

各旅行会社のツアーに参加する人はこちら
⇒ 読売旅行、 クラブツーリズム、 日本旅行
*サイト内にてフリーワード「流氷」等で検索

 

流氷遭遇率を上げたい場合は、ピークシーズン2月中旬から下旬のできれば午前便を狙って、おーろら号の予約をとるといいでしょう。ただし、最も混雑する時期でもあるので、ツアー参加でない場合は前年11月には予約できるように準備すべきです。

冬の北海道の大自然を間近に感じたい方、流氷の特別で神秘的な経験をお探しの方には、おーろら号での流氷観光がおすすめです。ぜひこの情報を参考に、流氷観光を楽しんでください。

Have a nice trip!