【北海道観光】網走でお勧めの観光スポット「網走刑務所」は2ヶ所ある?

網走と言えば、高倉健さん主演の映画「網走番外地」シリーズで有名になった網走刑務所を思い浮かべる方も多いことでしょう。網走では、是非とも訪れてみたい観光スポットです。

網走刑務所は1890年(明治23年)に開設された歴史ある刑務所です。当時、ロシアからの脅威に備えるため、囚人を労働力として使い、北海道における道路建設などの開拓を進めることを目的としていたそうです。

ところで、網走の地図には「網走刑務所」らしき施設が2ヶ所あることをご存知でしょうか?1つは天都山の中腹にある「博物館網走監獄」、もう1つは網走駅方面にある「網走刑務所」です。「網走刑務所」は、開設当時から現在に至るまで、この場所で刑務所として運営されている施設です。「博物館網走監獄」は、網走刑務所で使用されていた古い建造物を移築・再現し、博物館として公開している施設です。

今回は、この2ヶ所の「網走刑務所」についてご紹介いたします。

はじめに「博物館網走監獄」のほうから行ってみましょう

「博物館網走監獄」は一般に公開された博物館となっており、網走刑務所の歴史や施設についての詳しい説明などが豊富ですので、まずこちらから見学したほうがいいと思います。

「博物館網走監獄」へのアクセス

約30分間隔で運行している網走バスの「市内観光施設めぐり」という路線バスに乗車し、バス停「博物館網走監獄」で下車。このバス停は博物館網走監獄の駐車場内にあります。

バス停「網走駅」からの所要時間は7分(240円)です。ちなみに、オホーツク流氷館や北方民族博物館もこの路線バスを利用し、それぞれバス停は博物館網走監獄の先にあります

女満別空港からアクセスする場合は、まず空港から網走バスの「女満別空港線」に乗車し、天都山入口で下車(720円、25分)。ここで「市内観光施設めぐり」のバスに乗り換えます。バスの本数が少ないので、少々待つ場合もあります。ちなみに、ここから博物館網走監獄までは1.2kmなので歩くと20分ほどかかります。

「博物館網走監獄」を見学

バス停「博物館網走監獄」から坂を上がって橋を渡ります。この橋は「鏡橋」といって、もともとの網走刑務所の横にある網走川に掛かっていた橋を再現構築したものです。

「鏡橋」という名前には、「流れる清流を鏡として、我が身を見つめ、自ら襟をただし目的の岸にわたるべし」との思いが込められているのだそうです。

鏡橋を渡ると正面に入場ゲートがあり、その横にチケット売り場があります。入場料は大人1,080円です。インターネット割引券のページをスマホで見せると10%の割引があります。

入場ゲートを入ると、正面に正門が見えます。通称「赤レンガ門」と呼ばれる網走刑務所正門は、重厚で威厳のある造りとなっています。

正門の左右には部屋が設けられ、一方は、正門担当看守が受け付けとして使い、もう一方は、面会に来た家族の待合室に使われたそうです。なお、ここにある正門は再現構築であり、実物は後述する現在の網走刑務所のほうで見学ができます。

正門をくぐると庁舎があります。この建物は移築復元されたもので、重要文化財に指定されています。

庁舎は、刑務所管理部門の主軸となる建物で、最高責任者の典獄室をはじめ、会議室、総務課、戒護課、用度課、教育課、作業課などが設けられていたそうです。庁舎の中には、網走刑務所の歴史や各施設を説明したパネルなどが多数展示されていました。

こちらは裏門。通称「通用門」と呼ばれたそうです。移築復元なので当時のレンガでできています。

次に、重要文化財に指定されている建物としては、「旧網走刑務所二見ヶ岡刑務支所」(移築復元)があります。

 

館内には蝋人形が設置され、当時の様子が再現されていました。

さらに進むと、重要文化財に指定されている「舎房及び中央見張所」(移築復元)があります。この博物館での最大のみどころです。

この建物は中央見張所を中心に側面から後方に放射状に建つ五つの舎房からなり、間を渡り廊下で接続しているため五翼放射状房と呼ばれています。

 

中央見張所は、中央八角形の哨舎を置き各舎房の渡り廊下を見通すようになっています。

 

各舎房の長さがとても長いです。端まで歩くのに結構時間がかかりました。

最後に、出口近くにある「教誨堂」(移築復元)も重要文化財に指定されている建物です。

 

全体を見るのに1時間半~2時間くらいは見ておいたほうがいいと思います。

次は「網走刑務所」にも行ってみましょう

現在刑務所として運用されている「網走刑務所」は、観光目的で中に入ることはできませんが、正面である「赤レンガ門」と、その左右の部屋は自由に見学できるようになっています。

「網走刑務所」へのアクセス

博物館網走監獄から行く場合は、バス停「博物館網走監獄」から網走バスの「市内観光施設めぐり」に乗り、バス停「刑務所前」で下車(140円、5分)。網走駅から行く場合は、西方向へ行くバスならどれでもいいと思いますが、3つ目のバス停「刑務所前」で下車します(160円、5分)。

網走刑務所「正門」の見学

バス停「刑務所前」の近くにある信号のところに「オホーツク産直市場かにや」というお店が見えますので、その正面の道を進みます。すると網走川を渡る橋「鏡橋」があります。こちらが現役の「鏡橋」となります。

 

「鏡橋」を渡ると網走刑務所の赤レンガ塀が見えてきます。その道を少し進むと網走刑務所「正門」です。

やはり実物が醸し出す雰囲気は重みがありますね。

左右の部屋もこんな感じです。

外周の赤レンガ塀は背が高いですね。4m 65cmもあるそうです。

まとめ

「博物館網走監獄」を訪れることで、網走刑務所というのが北海道と日本の近代化に大きく貢献したということを知りました。保存されているこれら施設は重要な歴史的文化財であり、一見の価値があります。

網走に行かれる際には、網走バスの「市内観光施設めぐり」を利用して「博物館網走監獄」と「網走刑務所」をセットで見学されることをお勧めします。

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