小江戸「川越」の観光に便利なのはJRか東武か西武か?

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首都圏で江戸の情緒ある蔵造りの町並みを手軽に楽しめるスポットとしておすすめするのは、何といっても小江戸「川越」です。都内から川越までは交通の便も悪くありませんが、電車は東武、西武、そしてJRもあるため迷ってしまうかもしれません。今回は、川越観光に便利でお得なアクセス手段についてご紹介いたします。

川越へのアクセス方法は3通り

下の観光マップ(小江戸川越観光協会の「散策ガイドMAP」より引用)にあるとおり、川越の玄関口となる鉄道の駅は、東武とJRの川越駅、西武の本川越駅、そして東武の川越市駅の3つとなっています。駅が3つもありますが、レンタサイクルや路線バスを利用して観光する場合、どの駅から川越に入っても特に不便はありません。

そして、都心からこれら3つの駅のいずれかにアクセスできる鉄道路線は、下の路線図(川越市公式サイトより引用)にあるとおり、JR川越線、東武東上線、西武新宿線と3通りあります。以下、1つずつ見ていくことにしましょう。

JR川越線でのアクセス

JR川越線の場合は、埼京線で大宮を経由する埼京線快速の利用となります。渋谷からの所要時間は1時間8分、運賃は858円、新宿からの所要時間は1時間3分、運賃は770円、池袋からの所要時間は54分、運賃は682円です。川越行きの埼京線快速なら乗り換え無しで行ける点が最大のメリットになります。

東武東上線でのアクセス

東武東上線の場合は池袋を始点とした東武東上線のほか、東京メトロ副都心線や有楽町線からの乗り入れも利用できるので大変便利です。渋谷からは副都心線急行+東上線急行の利用で所要時間は45分、運賃は597円、新宿からは乗車駅が新宿三丁目になり副都心線急行+東上線急行の利用で所要時間は39分、運賃は556円、池袋からは直接東上線急行を利用して所要時間は30分、運賃は471円です(いずれも東上線内で乗り継ぎがある場合は3分ほどプラスになる)。JRに比べると所要時間が短く運賃も安い点がメリットになります。

西武新宿線でのアクセス

西武新宿線の場合は、渋谷からの直接利用が出来ません。新宿からは乗車駅が西武新宿になり西武新宿線急行の利用で所要時間は1時間2分、運賃は503円です。池袋からは西武池袋線急行で所沢に出て、所沢で西武新宿線に乗り換えて本川越に向かいます。所要時間は約50分(乗り換え時間含む)、運賃は471円です。なお、西武新宿から本川越まで46分で走るレッドアロー号「特急小江戸」が1時間に1~2便出ています。乗車券503円のほかに指定席料金500円がかかりますが、必ず着席できますし、2×2のクロスシートで旅情もありますので、興味のある方には悪くない選択でしょう。

タイプ別おすすめのアクセス方法

以上ご説明したとおり、JR川越線、東武東上線、西武新宿線は、それぞれメリット・デメリットがありますので、どういったことを重視するのかによって、おすすめとなるアクセス方法が違ってきます。以下、タイプ別に説明します。

「早さ」と「安さ」にこだわる場合

渋谷からは、副都心線急行+東上線急行で所要時間が45分、運賃が597円となる東武東上線が「早さ」と「安さ」ともに優れていますので、東武がおすすめです。また、池袋からも、東上線急行の利用で所要時間が30分、運賃が471円となる東武が「早さ」と「安さ」ともに優れており、おすすめとなります。

新宿からは、乗車駅が新宿三丁目になり副都心線急行+東上線急行の利用で所要時間が39分、運賃が556円となる東武か、あるいは乗車駅が西武新宿になり西武新宿線急行での所要時間が1時間2分、運賃が503円となる西武か、このどちらかで迷いそうですが、新宿三丁目からの乗車が不便でなければ所要時間の点で優れた東武のほうがいいのかもしれません。

乗り換え無しにこだわる場合

JRの埼京線快速なら、渋谷、新宿、池袋などから乗り換え無しで川越まで行けます。東武も、渋谷(副都心線経由)、新宿三丁目(副都心線経由)、池袋などから乗り換え無しで川越や川越市まで行けます。西武の場合は、西武新宿からなら乗り換え無しで本川越まで行けますし、指定席料金500円を追加してレッドアロー号「特急小江戸」を利用すれば確実に着席もできます。

このように乗り換え無しの選択肢は複数ありますが、着席保証まで含めると西武のレッドアロー号「特急小江戸」が唯一となります。

楽しい電車にこだわる場合

楽しい電車に乗って旅情を味わいたいような場合には、上でご紹介している西武のレッドアロー号「特急小江戸」が1つ目のおすすめとなりますが、次におすすめできるのは、東武の「川越特急」となります。

川越特急は、東武東上線の池袋から下りが毎日AM10:00とAM11:00の2便出ており、上り(戻り)は夕方のPM4時台以降3便が出ています。通勤ライナーである「TJライナー」と同じ内装でロングシートに転換可能なクロスシート(「マルチシート」と呼ぶらしい)であり、外装は可愛いイラストのラッピングが施されているので、レッドアロー号ほどではありませんが、それなりにワクワク感を味わうことができます。

川越特急の最大の魅力は、乗車券のほかに追加料金が不要であるにもかかわらず、追加料金が必要なTJライナーと同等の所要時間で川越に着ける点にあります(所要時間27分)。とても得をした気分になりますが、追加料金が不要ということは着席保証も無いということなので、満員で座れないというリスクはありますから注意は必要です。

まとめ

以上のとおり、タイプ別におすすめのアクセス方法は複数選択できますが、「早さ」と「安さ」、「乗り換え無し」、「楽しい電車」と、実はこれら全ての条件を満たしているのが東武東上線の「川越特急」です。ということで、個人的には池袋経由が可能であるなら川越特急を利用して川越へアクセスすることをおすすめします。

オマケのお得情報として、東武東上線から川越観光に行く場合には、池袋駅をはじめ東上線の各駅で販売している「小江戸川越クーポン」を購入しましょう。池袋駅(または乗車駅)から川越駅または川越市駅までの往復と、「小江戸名所めぐりバス&東武路線バス」が1日乗り放題になります。例えば、池袋発の「小江戸川越クーポン」は1,020円なのですが、池袋・川越の通常往復運賃が942円、「小江戸名所めぐりバス&東武路線バス」の1日乗り放題チケットが400円ですから、322円もお得になります。

東武東上線を利用して、小江戸「川越」の観光をお得に便利に楽しんでください。

Have a nice trip!