【台湾観光】台湾の離島・金門島で名物「カキ入り麺線」を味わう

2018年11月18日

台湾では、日本のソーメンに似た「麺線」という麺料理が美味しく人気もありますが、台湾の離島・金門島でも麺線が名物とされています。

金門麺線と台湾本島の麺線との最大の違いは、金門麺線の製作過程において塩を加えず、金門島の天然の太陽光と風で自然乾燥させ、かつ防腐剤を使っていない点。なので、金門麺線は特別香り高くコシがあり、健康にも良く、しょっぱくないそうです。

中でも、金門島の名物である「石カキ」(小粒の牡蠣だが美味しい)が入った「蚵仔麺線(カキ入り麺線)」は絶品です。今回は、金門島旅行で蚵仔麺線を食べに行ったお話と、周辺の観光ネタをご紹介したいと思います。

小金門島の九宮坑道へ

アモイ9:00発のフェリーで金門島に到着、入国審査を経て到着ロビーに出たのが10:00ちょうど。アモイから1時間以内で到着するとは意外な早さでした。まだ麺線を食べに行くには早い時間でしたので、小金門島に行ってみることにしました。小金門島行きのフェリーは、アモイ行きのフェリーのすぐ横に乗場があるので便利です。

小金門島へのフェリーは30分に1本の間隔で運行しているようで、待つこと約15分でフェリーが到着し乗船。料金は60元で、現金か悠遊カードでの支払となります。私は、以前台北で買った悠遊カード(300元ほど残額あり)をもってきていましたので、その悠遊カードで難なく支払いができました。ちなみにフェリーの船体には風獅爺のエンブレムが。

フェリーは15分ほどで小金門島に到着。10月半ばで天気は晴れ、気温も25度ほどで、過ごしやすくいい天気なのですが、風がとても強いのにびっくりでした。離島なので風が強いのかもしれません。

九宮坑道は小金門島のフェリーターミナルから150mほど。国共内戦時に作られた水路を備えた軍事用トンネルのことで、小型船舶で戦備補給品を輸送するために利用されていたどうです。小金門島の観光名所のひとつになっています。入場料は無料です。

入口でヘルメットを着用、中に進むと、真っ暗なトンネルの中を巨大な水路添いに200~300mほど歩くようになっています。まだ朝早かったこともあり、観光客は私ひとり。ちょっと怖かったです。足元を見るとすぐ横に水路があり、引き込まれそうな感覚になるので、なるべく水路は見ないよう最後は速足で駆け抜けました。

九宮坑道の出口近くにはお寺があり、風獅爺(沖縄のシーサーみたいな守り神)を発見してほっと一息。その後、町を歩きながら小金門島のフェリーターミナルに戻り、再び金門島へ向かいました。

金城バスターミナルの「金城民防坑道」に立ち寄る

金門島でフェリーを降りると、ちょうど目の前に金城行きのバス(7番バス)が止まっていたので乗車。バスの支払いも悠遊カードでOKでした。金門島でも悠遊カードはかなり普及しているようです。

バスに乗ること20分ほどで終点の金城バスターミナルに到着。時間もちょうど12時なので麺線店に行くにはいい感じの時間でした。ですが、バスターミナルの横に何やら気になるものがありました。「金城民防坑道」という施設です。ちょっと覗いてみることにしました。

入口の写真や説明(中国語)、坑道全体の模型などから、国共内戦時代に作られた巨大な防空壕(地下トンネル)のようでした。入場料も無料なので少し見学していこうと思いましたが、入口のゲートで係のおじさんに止められました。どうやら、「今は昼休みなので13:30以降に来て欲しい」ということのようです。見学はあきらめて、麺線店を目指すことにしました。

いよいよ麺線店へ

事前のネット調査では「榕榕園金城店」というお店が有名のようでした。金城バスターミナルのすぐ近くにあるようで、早速その場所へ向かいました。ところが、「榕榕園」という看板は見つかりましたが、シャッターが下りており閉店していました。お昼時のど真ん中なので開店時間前という訳はなく、休業日なのか、あるいはつぶれてしまったのか。。。

仕方がないので、別のお店を探すことにしました。とりあえず金城の観光名所でもある模範街の方へ向かうことにしました。ちなみに模範街とは、1924年、当時の金門県商會會長の傅錫琪氏が、地方紳士である翁同文氏とともに、この美しい通りを模範に足る街道にしよう、ということで「模範街」と命名したもので、75mほどの短い通りではありますが、両側を赤レンガで統一されたデザインの美しい通りです。

模範街まで歩きましたが麺線店らしきお店は見当たりませんでした。模範街の突き当りからT字路に伸びる通りは金城老街。そのT字路の右手方向には清朝時代の高官”邱良功”の母を讃える牌楼「邱良功母節孝坊」が見えます。その牌楼の少し手前を見ると何やらとても繁盛しているお店「珍香小吃店」がありました。麺線のお店でした。

店内にはテーブルが5つほど、店先にもテーブル2つがあり、店内2階もあるようで、見たところ超満員でした。ちなみにこの店の隣にも麺線のお店があったのですが、全くお客がいない様子。明暗の差は大きく、現実は厳しいようです。可哀そうですが、私も「珍香小吃店」の一択です。

ところで、「珍香小吃店」では日本のように待機列をつくって順番を待つといったシステムではないらしく、どうしようかと悩んでいましたが、店の外にいても仕方がないので、とにかくお店の中へ入ることにしました。そして、店のおばさんに「麺線、麺線」と叫んでいたところ、察してくれたようで、店の片隅にあるテーブルへ案内されました。正確に言うとお客が座るテーブルではなく、作業台のようなところでしたが、まあ座れただけラッキーでした。

待つこと10分ほどで「蚵仔麺線(カキ入り麺線)」が出てきました。スープはとろみのある感じで、味はカツオ味っぽいものであっさりしています。麺のゆで具合もちょうどよく、熱々でした。具には小粒の石カキがふんだんに入っており、カキの風味も最高でした。麺の量もわりと大盛な感じでしたが、美味しさのあまり、スープも残さずあっという間に完食。代金は70元ととてもリーズナブルです。

麺線を食べた後は、清金門鎮総兵署(清朝の時代の警察?のようなところ)など付近の名所を見学したり、カフェでコーヒーを飲んだりして、金城バスターミナルに戻りました。金城バスターミナルからはバスでフェリーターミナルの手間にある水頭集落に向かいました。

水頭集落を観光

金城バスターミナルから7番バスに15分ほど乗って「水頭円環」というバス停で下車。乗車時に運転手さんに紙に書いた行先を見せていたので、「水頭円環」のバス停に着いたら声をかけてもらい、おかげで無事に下車できました。ここが水頭集落の入口となります。

水頭集落は水頭埠頭に隣接しており、かつては金門とアモイの貿易の中心だったそうです。そのため、貿易を営んでいた人々が水頭に多くの洋館を建設したそうで、水頭集落は閩南風の家屋とともに洋館に溢れた集落となっています。

水頭集落では、得月楼などの洋館群や、周辺の閩南風の家屋を歩いて見学しました。得月楼の横には古い洋館を利用した「風獅爺文物坊」という雰囲気の良さそうなお店があり、店内には風獅爺も一体置かれていました。店外の壁には毛沢東の肖像画がありましたが、このお店で「毛沢東ミルクティ」なるものを提供しているからのようです。残念ながら時間がなかったため「毛沢東ミルクティ」を飲んでいくことはできませんでしたが、なぜ蒋介石でなくて毛沢東なのか、というのは謎のままです。

水頭集落の観光を終え、水頭フェリーターミナルに戻り、帰りは17:30のフェリーでアモイへ向かいました。金門島での滞在は7時間ほど。あっという間でしたが、美味しい麺線にも巡り合え、観光も楽しめました。

まとめ

金門島に行ったら蚵仔麺線(カキ入り麺線)はお勧めです。金城バスターミナル付近には意外と麺線店が少ないので、事前に行きたいお店を調査してから行く方がいいと思います。今回私が行った「珍香小吃店」はお勧めです。

今回、金門島のほんの一部しか観光できませんでしたが、水頭集落は金門島の文化を感じることができとてもよかったと思っています。金城とフェリーターミナルを結ぶ路線の途中に位置し交通の便もいいので、金門島に行かれる際は、観光コースに加えることをお勧めします。

 

Have a nice trip!