【後編】東京からの箱根ゴールデンコース日帰り旅行―「箱根海賊船」で芦ノ湖縦断

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【後編】東京からの箱根ゴールデンコース日帰り旅行―「箱根海賊船」で芦ノ湖縦断

【前編】に続きまして、今回は【後編】として、大涌谷から桃源台へ移動し、桃源台から「箱根海賊船」で芦ノ湖を縦断して箱根登山バスで箱根湯本へ戻る部分の記事になります。

もし【前編】のほうをまだお読みになっていないのでしたら、先に【前編】を読んでからのほうがいいかもしれませんよ。

箱根ゴールデンコース日帰り旅行のレビュー(後編)

前回は、大涌谷で名物「大涌谷カツカレー」と「黒たまご」を食べて満腹になり、寿命も大幅にアップしたというところまででした。続いて箱根ゴールデンコース後半の記事になります。

大涌谷から箱根ロープウェイで桃源台へ

大涌谷では昼食や黒たまごなどで1時間ほど滞在し、13:00ちょうどくらいに再び箱根ロープウェイで芦ノ湖湖畔の桃源台へ向かいます。箱根ロープウェイは、早雲山と桃源台との間を結ぶ路線になっており、大涌谷はその中間の中継・乗り継ぎ地点です。

大涌谷から桃源台へ向かうロープウェイも、早雲山から大涌谷に来るときに乗車したものと基本的には同じ種類の車両が使われているようです。

ここでも改札は箱根フリーパスを見せるだけ。ゴンドラは次から次へとやって来ますので、それほど混雑は発生しなさそうです。わたしが乗車した際も、ほとんど待ち時間なしで乗車できました。

ロープウェイの所要時間は、大涌谷から途中駅の姥子までが8分、姥子から更に桃源台までが8分となります。姥子駅ではゴンドラが停車するので下車も可能ですが、そのまま乗車して桃源台まで乗ることも可能です。ロープウェイでこういった途中の停車駅があるのは珍しいですね。

桃源台まで車窓からは箱根の山並みが楽しめます。天気が良ければ富士山が見えますが、残念なことにわたしが乗ったときは曇りがちで見えませんでした。

姥子駅ではゴンドラが駅舎の中に入っていってホームでしばらく停車。係の人がドアを開けてくれます。下車しなければそのまま乗車していればOK。再び係の人がドアを閉めてくれ、すぐに発車。

この姥子駅の中でロープが「くの字」に曲がっており、ロープウェイの進行方向を変えているようです。曲がるために駅を作ったのかもしれません。不思議な感じです。

姥子駅から出発すると、桃源台に近づくにつれて前方に美しい芦ノ湖が見えて来ます。ここもなかなかいい景色です。できればゴンドラでは前方の席に座って正面前方の景色を楽しむのがいいと思います。

桃源台港から箱根海賊船で箱根町港へ

桃源台で箱根ロープウェイを降りて、駅建物の中を階段で降りていくと箱根海賊船の乗り場になります。シーズンなどにより運行ダイヤが異なるので事前に調べる必要がありますが、わたしが利用したときは約40分間隔で運行していました。乗船したのは、これぞ海賊船といった感じの「ロワイヤルII」という船で、桃源台13:35発の便でした。

この箱根海賊船は、芦ノ湖北部に位置する桃源台港を出て芦ノ湖を南へ縦断し、25分で箱根町港へ到着、そこから更に10分で少し東の元箱根港へ寄港、そして再び芦ノ湖を北へ縦断して25分で桃源台港へ戻るという反時計回りの航路で運航されています。

桃源台港を出て箱根町港か元箱根港か、どちらまで乗るのか、という問題があります。しかし、箱根海賊船から乗り継ぐ箱根湯本行きの箱根登山バスは、箱根町港でも元箱根港でもどちらからでも乗車できますので、結論的にはどちらで下船しても後の行程には支障がありません。

箱根海賊船を箱根町港で下船するか、あるいは元箱根港まで乗ってから下船するかは、どこで何を観光するのかによって決めればいいと思います。わたしの場合は、箱根町の近くにある「箱根関所」に行きたかったので、箱根町港で下船することにしました。

箱根海賊船は出発の10分前くらいに桟橋へ出るゲートが開き改札が始まります。いい席をとるためにも少し早めに待機列にならんでおいたほうがいいでしょう。箱根海賊船では、悪天候や寒い日は別として、屋外デッキにある席をとることをおすすめします。

そして、富士山や逆さ富士(逆さ富士はなかなか見れないようですが)、よく写真で見かける九頭竜神社や箱根神社の赤い鳥居といった撮影ポイントは、桃源台港を出発して進行方向に向かって左手側にありますので、そちらに向いた席をとるのがいいでしょう。

ちなみに、桃源台港の桟橋に停まっている海賊船は船首を陸に向けています。陸に向かう方向が進行方向なので、左右間違えないように注意してください。

箱根海賊船の乗り心地は良かったです。時間も25分というあっという間ですし、波もなく揺れることもないので、船酔いしやすい人でも、まず大丈夫だと思います。

わたしは撮影に夢中になって、結局、席にはほとんど座らずにカメラを持ってデッキを行ったり来たりしていました。乗り過ごすことは無いと思いますが、目的地に近づいたら下船口近くに移動して待機し、すみやかに下船できるように準備しましょう。

箱根関所と箱根神社を徒歩で観光

箱根町港には14:00頃到着。箱根関所はそこから徒歩5分です。箱根関所は有料ですが、箱根フリーパスを見せると入場料500円が100円引きの400円になるのでお得です。

江戸時代にあった関所が復元展示されており、小さいながら博物館もありましたので、なかなか興味深かったです。まあ、ここは30分くらいあれば十分見ることができました。

思っていたよりも時間が余ったので、更にここから箱根神社まで歩いて行ってみました。元箱根港の前を通過して計2kmほど、約30分かかり、良い運動になりました。

箱根神社は縁結びのご利益があることで有名。当日、まあまあ混雑しておりました。やはりというか、参拝客は女性やカップルばかりでした。しかし、歴史のある良い雰囲気の神社なので、ここまで足を運んだ価値はあったと思います。

その後、元箱根のバス停まで徒歩で戻って、10分くらいで到着。ちょっと歩きすぎたので、結構疲れてしまいました。今考えると、箱根関所から箱根神社へ行くには、箱根関所の近くのバス停「箱根関所跡」から箱根登山バスに乗車して、バス停「箱根神社入口」で下車するほうがよかったかもしれません(箱根フリーパスがあればバスの乗車も追加料金不要です)。

元箱根港から箱根登山バスで箱根湯本へ

元箱根港のバス停からは箱根湯本に行くバスが頻繁に出ているようです。系統により走行ルートに違いがあるようですが、所要時間はどれも30分前後です。わたしは、元箱根港15:35発の箱根湯本行きバスに乗り、箱根湯本には16:10くらいに到着できました。

無理して歩き疲れたせいか、バスに乗るなり爆睡してしまい、残念ながら車窓の風景を楽しむことができませんでした。山道なので森の中を駆け抜ける風景だったのではないかと思います。

日が短い季節になると箱根湯本に戻る時間は既に暗くなっている可能性があります。箱根ゴールデンコースを反対周りにした場合、箱根登山電車からの風景が暗くて見えないといったことにならないよう、スケジュールには注意してください。

もう1つの注意点ですが、わたしの乗ったバスは箱根湯本が終点だったので爆睡していても箱根湯本で下車できましたが、系統によっては箱根湯本から更にその先まで行くバスもあります。その場合には居眠りして乗り過ごさないように注意が必要です。

最後は箱根湯本からロマンスカーで新宿へ

箱根湯本でバスを降りて箱根湯本駅の切符売り場へ。一番早いロマンスカーで予約をとったところ、運よく間もなく発車する16:29発の「はこね28号」でしたので、早速、改札を入ってホームへ下ります。

「はこね28号」はすでにホームに停まっていました。GSE(70000形)という流線形の格好いい車両で、先頭と最後尾には展望席がついているやつです。

ロマンスカーと言えば展望席というイメージですよね。わたしの座席は展望席ではありませんでしたが、最後尾の車両で展望席の隣の座席でした。この車両もシートピッチがゆったりしていて、座り心地が良く、電源はひじ掛けについていました。

最後のしめくくりもロマンスカーの格好いい車両に乗ることができて、ほんとうに運が良かったです。定刻18:05に新宿駅に到着し、約9時間半におよぶ箱根ゴールデンコース日帰り旅行が無事に終了です。

先を急いだせいで、思ったよりも早く着きすぎたかもしれません。最後の箱根湯本では、お土産ショッピングや夕食など、もうちょっとゆっくりしていってもよかったかなあ。

まとめ

前編と後編にわたる記事になりましたが、最後まで読んでいただき有難うございました。

箱根ゴールデンコースで乗ることのできる6種類の乗り物はどれもワクワクするものばかりでした。車窓から見える箱根の風景も、乗り物によって違った趣があり、どの瞬間も感動的なものばかり。さすがは日本の誇る名所「箱根」。まさしくゴールデンコースです。

最後につまらない一言。なぜ箱根で「海賊船」なんだろうと考えましたが、いまだにその謎が解けません。芦ノ湖の九頭竜伝説にちなんで「ドラゴンボート」にでもしたほうがよかったんじゃないのかな、とくだらないことを考えています。もちろん、箱根海賊船での船旅は最高でしたよ。

それでは、皆様の箱根旅行に少しでも参考になれば幸いです。

Have a nice trip!

コメント一覧

ネコシバ

こんばんわ!
箱根の日帰り旅行、懐かしいです。
確か6年ほど前にお友達と、箱根行きのパスを使って、電車やバス、
ロープカーなどを乗り継いで
芦ノ湖へ行ったことを思い出します。
ありがとうございます。

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mikeneko

ネコシバさん、みけねこです。記事を読んでいただきありがとうございました。

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