東京―大阪・片道3,500円からの格安高速夜行バス、ネット予約方法と乗車レビュー

[アフィリエイト広告を利用しています]

時期や車種にもよりますが、東京-大阪の移動が片道3,500円からという格安な高速夜行バスがあります。

東京から大阪方面への交通手段として最もオーソドックスな新幹線利用では、東京―新大阪をのぞみ号で利用して片道13,870円(自由席)となりますから、これと比較してもかなり安い移動手段であることがわかります。

このような格安高速夜行バスを予約するのは簡単なのでしょうか?

このような格安高速夜行バスは快適に移動できるのでしょうか?

今回は、8月の夏休み期間中に、東京から大阪まで片道4,000円の高速夜行バスをネット予約し、実際に乗車したので、ネット予約方法と乗車レビューについて、簡単にご紹介してみたいと思います。

東京―大阪の格安高速夜行バスのネット予約・購入について

東京―大阪の格安高速夜行バスを予約するには、高速バスの予約サイトを利用します。高速バスの予約サイトでは、東京―大阪以外の路線でも予約できますし、格安~高級、昼行や夜行など、様々なタイプのバスを検索して予約・購入することができるので便利です。

高速バスの予約サイトはいくつかありますが、シンプルで見やすい 高速バス比較サイト【バスブックマーク】 がおすすめです。私も「バスブックマーク」をいつも利用しています。



なお、「バスブックマーク」以外にも、高速バス・夜行バスの格安予約【バスのる.jp】 や日本旅行の 夜行バス予約は「バスぷらざ」楽天トラベル の「高速バス・バスツアー」などでも高速夜行バスの予約・購入は可能です。

以下、「バスブックマーク」を利用した、東京―大阪の格安高速夜行バスのネット予約・購入について詳細に説明します。

乗車するバスを検索

「バスブックマーク」のサイトにアクセスし、トップページにて「出発地」と「到着地」、そして乗車日を選択します(画像はPCサイトの例です)。

例えば、「出発地」に「東京都」、「到着地」に「大阪府」を選択し、「乗車日」のところをクリックすると、カレンダーが表示されるので、そこから「乗車日」をクリックして選択します。

ちなみに、カレンダーには各日にちの最安値が表示されているので、乗車日が決まっていない場合にはこの最安値を見て、なるべく値段の安い日にちから乗車日を決めるというのもおすすめの方法です。

「乗車日」を選択して検索実行。そして画面の下のほうにスクロールしていくと検索結果が表示されます。

検索結果から条件にあったバスを選ぶ

検索結果には、いろいろな種類のバスが表示されますので、バスのタイプ(3列シートor4列シート)、出発時間や到着時間、料金などで条件に合うものを選択し、「予約する」ボタンから予約へ進みます。

なお、「プラン詳細」を見ると、トイレ、電源コンセント、無料Wifiなどの設備の有無なども確認できます。

ところで、乗車の快適性にかかわる最も重要なポイントとしては「3列シート」なのか「4列シート」なのかという点があげられます。

「3列シート」というのは1×1×1の座席で、両窓際席が1席ずつあり、2本の通路を挟んで真ん中に1席あるタイプ。「4列シート」というのは、1本の通路を挟んで2×2の座席のタイプです。

「3列シート」であれば隣の席との間に必ず通路があります。これによりプライバシーが確保できるし、トイレに行く場合も隣の人に気兼ねしなくて済むので、「4列シート」に比べるとかなり快適となります。もちろん、「4列シート」よりも「3列シート」のほうが料金は高くなります。

予約の実行・購入

「予約する」ボタンから予約へ進むと、「乗車人数」、「乗車地」、「降車地」を選んで「次へ」を押します。すると、選択した条件の詳細が表示されるので、間違いなければ「予約に進む」を押します。「ログイン・アカウント登録」という表示が出ますが、「アカウント登録せずに予約」というのもありますので、そこから先に進みます。

次に個人情報を入力すると、「国内旅行傷害保険」と「キャンセル費用保険」に加入するかどうかを選びます。私はどちらも「いいえ」(加入しない)にしました。そして、「お支払い方法の選択に進む」を押して支払い方法の選択をします。

支払い方法はクレジットカード決済とコンビニ・ネットバンク決済が選択できます。コンビニ・ネットバンク決済では、ファミリーマート、ローソン、ミニストップなどでのコンビニ支払いのほか、PayPay銀行、楽天銀行、じぶん銀行からのネットバンク決済も可能となっています。

支払い方法のところに「PayPay」のロゴが表示されていますが、PayPayのQRコード支払ではないので注意が必要です(PayPay銀行からのネットバンキング決済のことです)。

支払いの手続きを完了すると予約及び購入が完了します。予約及び購入が完了するとメールで「予約ID」が通知されますので、乗車当日はこの「予約ID」を控えていくことになります。

ところで、座席位置は乗車当日に運行会社側で決められることが一般的ですので、予約・購入が完了しても指定された座席がどこになるのかは決まっていません。バスに乗車する際のチェックイン時に一人ひとり「何番の席」になるかが教えられます。複数人で予約した場合は席がなるべく隣どうしになるように調整されるようです。

東京―大阪の格安高速夜行バスの乗車レビュー

私は、8月の夏休み期間中に、東京から大阪までを「杉崎高速バス」が運行する片道4,000円の高速夜行バスでネット予約し、実際に乗車しました。乗車5日前に予約をしたのですが、予約はそれほど難しくありませんでした。

バスのスケジュールについて

今回利用したのは杉崎高速バスが運行する「SG301鳥取・大阪行き」という高速夜行バス。東京(八重洲口鍛冶橋駐車場)21:30発、続いて横浜22:25発と秦野23:40発でそれぞれ乗客を乗せて大阪に向けて出発し、大阪(梅田プラザモータープール)06:00着というものでした。大阪は途中停車で、大阪を出たあとは最終目的地の鳥取まで向かうものでした。

車内にトイレが無いタイプのバスだったので、秦野を出たあとは1時間半~2時間おきに高速途中のSAやPAで10分程度のトイレ休憩がありました。長時間の乗車でしたが、こまめに休憩があったのでトイレで苦しむこともなくよかったです。

途中までは予定通り順調な走りでしたが、岐阜県あたりで道路工事のための渋滞にあたってしまい、結局、大阪に到着したのは30分遅れの06:30頃となってしまいました。どの交通手段でも長距離になると予定の時間に遅れることはよくありますので、こればかりは仕方ありませんね。

車内は快適だったか?

東京―大阪4,000円の格安高速夜行バスでしたので、もちろん2×2の「4列シート」タイプ。私は窓側の席でした。

座席シートは意外とゆったりした感じで、リクライニングを深く倒して足を延ばせるくらいの余裕がありました。長時間の乗車でしたが、おしりが痛くなるようなことはありませんでした。隣の席との間には顔が見えないように小さなカーテンがついているので、最小限のプライベート空間は確保できるようになっていました。

たしかに想像していたよりは快適かもしれませんが、当日はほぼ満席の状態で私の隣にも人が座っていましたし、途中こまめに休憩があり、熟睡もできず、9時間に及ぶ長時間の乗車はなかなか大変ではありました。国際線飛行機のエコノミークラスよりは少しマシというのが私の感想です。

バスの設備は?

各座席には、USB電源と読書灯が設置されていました。無料Wifiは無く、毛布やスリッパ、おしぼりなどの提供もありませんでした。ちなみに、私の座席のUSB電源の差込口が壊れており、ケーブルを差せない状態になっていました。念のためにモバイルバッテリーを持って行ったのは正解でした。

一般的なバスと同様、車体腹部のトランクに大きな荷物を収納できます。車内の各座席上にも網棚がありますが、普通サイズのバックパック1個程度しか収納できないので注意が必要です。

そのほか、車内にはトイレが無く、飲み物などのサービスコーナーも設けられていません。

車内の雰囲気は?

乗車した後、しばらくは車内も明るいまま走行しますが、秦野で乗客を乗せたあとは消灯となりました。運転手さんのアナウンスでは、就寝の邪魔になるのでスマホを見るのも控えるようにとのことでしたが、見た感じいつまでもスマホを見ている人は結構いたように思います。

途中数回あるトイレ休憩では車内の灯りがともり、半分くらいの人がバスを降りてトイレへ行ったりタバコを吸ったりして休憩していました。私は窓側の席だったので、席を立つときに隣の人に声をかけて外に出させてもらいましたが、何度も席を立つとなると、ちょっと気兼ねしてしまいますね。

車内での飲食についてですが、特に飲食禁止とはされていませんでしたが、お弁当やスナック菓子など音や匂いが出るものはNGといった雰囲気でした。水分補給のための飲み物程度にとどめておいたほうがいいでしょう。

まとめ

東京-大阪の移動をとにかく安く済ませたいなら、片道3,500円からという格安な料金の高速夜行バスがおすすめです。連休など混雑の予想される時期でなければ、乗車日の一週間前くらいなら予約するのはそれほど難しくありません。

格安高速夜行バスなので、ほとんどが2×2の「4列シート」タイプにはなりますが、国際線飛行機のエコノミークラスよりは少しマシですから、我慢できる程度の快適性はあります。値段が値段ですので、コスパはかなり高いほうだと思います。

Have a nice trip!

国内旅情報

Posted by mikeneko